心もフレッシュにする ビタミンCの意外な役割

ビタミンCはストレスにも抗える!

ビタミンCが不足すると免疫力が下がるため、病気にかかりやすくなったり、治るまでに時間がかかったりすることがあります。疲れやすくなり、だるい状態が長引く原因も、ビタミンCが足りないのかも。

また、ビタミンCは体だけでなく、心の健康にも必要です。興奮したり緊張したりするときに出る「アドレナリン」はストレスに対抗するための大切なホルモン。アドレナリンがつくられるとき、ビタミンCは大量に使われます。いらいらしたり、気力がわかないときはビタミンCが足りているかチェックしてみて。

1日に必要なビタミンCはレモン1個分!

ビタミンCを含む代表的な果物、レモン

ビタミンCの1日の摂取基準は成人男女ともに100mgとなっています。わかりやすく表せば、レモン1個がちょうど100mg。そのほか赤ピーマン1/2個で128mg、柿1個で140mgと、野菜や果物に多く含まれています。ビタミンCは尿や汗として排出されるようになっているので、日常の食生活でどんなにとっても、とり過ぎで悩むことは、まずないでしょう。逆にいえば、体外に出やすいので、こまめな摂取が必要です。

水にも熱にも弱いビタミンC!調理方法にひと工夫

ビタミンCを効率良く取り入れる方法

ビタミンCは水に溶けやすく、また、熱にも弱い栄養素だとされています。そのため、「ゆでる」料理の場合ビタミンCは半分以下になってしまったというデータも…

一番いいのは生で食べること。ただ、カットした野菜を冷水にさらすとビタミンCが溶け出してしまいます。シャキッとさせるために水にさらしたいときは「切る前」にしましょう。そのほか、空気に触れると酸化してビタミンCの効力が弱まってしまうので、食べる直前の調理を心がけて。

組み合わせて効果倍増!
ビタミンCは他の栄養素とタッグでとるのがオススメ!

ビタミンCは他の栄養素との摂取で効果促進

ビタミンCは、ほかの栄養素と一緒にとることでより効果が大きくなります。たとえば「鉄分」。食品に含まれる鉄分には肉や魚などに含まれる「ヘム鉄」と、野菜などに含まれる「非ヘム鉄」があります。もともと体に吸収されやすいのはヘム鉄のほうですが、非ヘム鉄もビタミンCと一緒にとれば吸収率はアップします。

骨を強くしたいときは、カルシウムとビタミンCを一緒に。骨は、コラーゲンとカルシウムなどのミネラルとの組み合わせでできています。そして、コラーゲンの生成にビタミンCは欠かせないからです。

適量を守り、効果的な調理方法で、ビタミンCを上手にとっていきましょう。

 












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