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健康

睡眠を考える Think about sleep

脳の働きと深く関係する睡眠

人間は夜になると、睡眠をとります。睡眠は、成人で平均すると毎日7〜8時間程度の睡眠をとることが基準といわれていますが、これには特別な根拠はなく、睡眠時間は人によって大きな個人差があるようです。統計を見ても、日本人の大部分の睡眠時間は6〜9時間の間にありますが、6時間以下の人も5%います。
睡眠は以前、心や体の疲れを癒すための休息状態とされてきましたが、今日では脳の働きによって起こる積極的な休息活動の1つと考えられています。
眠りと脳の機能とは密接な関係があるとされ、これは起きている時の脳波と眠っている間の脳波が違うことからもわかります。一般に眠るのは体の疲労を回復させるためと考えられていますが、実はそうではありません。1日中、部屋にいて体は疲れていなくても、夜になると眠くなりますが、これは脳が疲労を取るために、自分自身を休息させようとするためです。これが睡眠の本質といわれています。このように考えれば、不眠とは何らかの原因で、脳に備わった眠りのメカニズムがうまく働かなくなった時に現われる症状と考えられます。
規則正しい生活は睡眠のリズムを整えるなど、脳の正常な働きにも深く関係してきます。なぜなら、間脳にある視床下部という部位には『生体リズム』が組み込まれており、朝型、夜型の多少のズレはあるにしても、ほぼ1日の周期で外界の昼夜リズムと同調した生活リズムを作り出しているためです。人間の体は、昼間は交感神経が優位で、体温が高めなのに対して、夜は副交感神経が優位で体温が低めにセットされ、眠りやすくなっているのは、この生体リズムのなせるわざなのです。
睡眠をコントロールする脳は、睡眠不足量を基にして、眠りの質を決定しています。連続して起きている時間が長いほど、深い眠りが多量に出現します。これが睡眠不足の埋め合わせに大きな役割を果たしています。睡眠不足があれば、それが夜の眠りに反映されて、深い眠りがいつもより多く出現し、不足分を質で補ってくれます。そのため、意識的にわざわざ長く寝なくても、うまく帳尻合わせができるわけです。

ノンレム睡眠とレム睡眠

睡眠にはノンレム睡眠(脳波は徐波を示し、体も脳も睡眠状態)とレム睡眠(脳波は覚醒に近い所見を示すが、体の緊張はとれている睡眠)の2種類があります。ノンレム睡眠からレム睡眠が約90分で1サイクルになって一晩で4〜5回、繰り返され、睡眠の1つの周期を作っています。
ノンレム睡眠には深く脳を休息させる働きがあります。またレム睡眠には脳を目覚めさせ筋肉を弛緩(しかん)させて、体を休ませる働きがあります。ちなみにレム睡眠の状態にある人を起こしてみると、大抵の人が夢を見ており、夢と関係の深い睡眠と考えられています。
就寝直後のノンレム睡眠は深いですが、サイクルを繰り返し、明け方になるにつれて浅い睡眠となります。一方でレム睡眠は間延びしてきます。これは脳が「もう起きるんだよ」と全身に向かって指令を出しているという解釈もできます。
一般に長時間の睡眠の場合は、浅い眠りと中途覚醒の割合が高く、質の悪い眠りを継続させていることになり、その分だけ、昼間にも眠気が残ります。そんな時、居眠りや昼寝をすると、その分だけ夜間に熟睡しにくくなります。

睡眠の深さ睡眠の深さグラフ

睡眠の質は加齢とともに低下

生まれたばかりの赤ん坊は、3時間から4時間おきにミルクを飲んだり、ウンチをしたりして、あとはほとんど眠っています。このように1日に何回も眠ったり、起きたりする睡眠を「多相性睡眠」といいます。このような乳幼児期の多相性睡眠も成長するにつれ、集中的に夜だけ眠るようになります。このように夜1回だけ集中して眠ることを「単相性睡眠」といいます。
一般に睡眠の質は加齢とともに低下するといわれています。高齢者になると昼間でも居眠りをしたり、夜間に目が覚めやすくなったりしますが、これは脳の働きが低下するために起こる老化現象の1つと考えられています。高齢者で不眠を訴える人が多くなるのは、睡眠が途中で中断されてしまうのと関係があるようです。睡眠の質が低下しているので、量でカバーすることも必要であり、例えば早く就寝するとか、長く布団の中にいるなどの工夫をすることも大切でしょう。
それでは一体、どれくらい不眠を訴える高齢者がいるのでしょうか。ある県の在宅の高齢者を対象にした調査によると、全体の6分の1が不眠を訴えているようです。またアメリカでは60歳以上では全体の25%以上、70歳以上になると、その60%が満足に眠れない悩みを抱えているという報告も発表されています。

Sleep deeply related to brain activity

Humans sleep at night. It is said that the average sleep in adults is about 7 to 8 hours of sleep every day, but there is no special basis for this, and it seems that sleep time varies greatly from person to person. According to statistics, most of the Japanese sleep between 6 and 9 hours, but 5% of people sleep less than 6 hours.
Sleep has long been regarded as a state of rest to relieve mental and physical fatigue, but is now considered one of the active resting activities caused by the work of the brain.
Sleep is said to be closely related to brain function, as evidenced by the difference between EEG when awake and EEG while asleep. Sleeping is generally thought to help relieve body fatigue, but it is not. Even though you are in your room all day and not tired, you will fall asleep at night, because your brain will try to take a rest and relieve fatigue. This is called the essence of sleep. Given this, insomnia is considered to be a symptom that appears when, for some reason, the sleep mechanism in the brain fails.
Regular life is closely related to the normal functioning of the brain, such as regulating sleep rhythms. Because the body’s hypothalamus in the diencephalon incorporates “biological rhythm”, it is synchronized with the outside day-night rhythm in a cycle of almost one day, even if there is some deviation between morning type and night type Because it creates a life rhythm. In the human body, the sympathetic nerve is dominant during the day and the body temperature is high, whereas the parasympathetic nerve is dominant at night and the body temperature is set low, and it is easy to sleep. is.
The brain that controls sleep determines sleep quality based on sleep deprivation. The longer you stay awake, the more deep sleep you will see. This plays a major role in making up for sleep deprivation. If you have a lack of sleep, it will be reflected in your night’s sleep, with deeper sleep appearing more often than usual and making up for the lack. Therefore, you can adjust your balance well without having to sleep long.

Non-REM sleep and REM sleep

There are two types of sleep: non-REM sleep (brain waves show slow waves, body and brain are asleep) and REM sleep (brain waves show findings close to awakening, but the body is relaxed). From non-REM sleep to REM sleep is a cycle in about 90 minutes, repeated four to five times a night, making one cycle of sleep.
Non-REM sleep has the function of deeply resting the brain. REM sleep also has the function of awakening the brain and relaxing muscles, resting the body. By the way, if you wake a person who is in REM sleep state, most people dream and it is thought that sleep is closely related to dreams.
Non-REM sleep immediately after going to bed is deep, but it repeats its cycle and becomes lighter at dawn. On the other hand, REM sleep is prolonged. This can be interpreted that the brain is issuing a command to the whole body, “I’m up now.”
In general, when sleeping for a long time, the rate of light sleep and awakening during sleep is high, which means that poor sleep is continued, and that much sleepiness remains during the day. In such a case, if you take a nap or take a nap, it will be difficult to sleep well at night.

Sleep depth
Sleep quality declines with age

Newborn babies drink milk and poop every three to four hours and are almost asleep. Sleeping and waking up several times a day in this way is called “polyphasic sleep”. As this kind of polymorphic sleep in infancy grows, it sleeps intensively only at night. Concentrated sleep only once in this way is called “monophasic sleep”.
It is generally said that the quality of sleep decreases with age. Older adults may fall asleep during the day or wake up at night, but this is considered to be one of the aging phenomena caused by the impaired brain activity. More elderly people complaining of insomnia seem to be related to their sleep being interrupted prematurely. As the quality of sleep has deteriorated, it is necessary to cover the amount, for example, to sleep early or stay in the futon for a long time.
So how many elderly people complain of insomnia? According to a survey of elderly people living at home in a prefecture, one-sixth of them reported insomnia. In the United States, it has been reported that over the age of 60, more than 25% of the total, and over the age of 70, 60% have trouble sleeping comfortably.

野菜不足の現代人に 驚異のベジタブルパワー

果菜

「医者いらず」の緑黄色野菜

トマト

[主な栄養素](可食部100g中の含量)カロテン…540μg
ビタミンC…15mg
ビタミンB1…0.05mg
カリウム…210mg

西洋では、『トマトが赤くなると医者が青くなる』ということわざがあるように、トマトは栄養価に満ちた野菜で、ベータカロテンが豊富に含まれていることから緑黄色野菜の一つに数えられています。

トマトは南米が原産。初めて日本に渡来したのが17世紀頃といわれ当時は主に鑑賞用として栽培されていたようです。明治以降に食用として用いられるようになり、洋食化の進展の中で、トマトケチャップの普及とともに広まって行きました。

トマトの赤い色は、リコピンというカロチノイド系の色素で、近年では抗酸化物質として注目を集めてきており、生活習慣病や老化促進などの原因となる活性酸素を取り除く働きがあります。リコピンの抗酸化力はベータカロテンの抗酸化力を遥かに上回っています。

またトマトにはビタミンCが豊富に含まれており、トマト1個で1日所要量の約半分のビタミンCが摂取できるともいわれています。中でも日光をたくさん浴びて熟したトマトは、うま味成分のグルタミン酸などのアミノ酸が多く含まれ、果物のような美味しさがあり、ビタミンCの含有量も増えています。さらにビタミンCはコラーゲンの形成に役立ち細胞を活性化させ、骨や歯、血管を丈夫にする働きがあります。

トマトの酸味は胃液の分泌を促しタンパク質などの消化を助けます。またカリウムも含んでいるので、体内の余分な塩分を排泄し、高血圧の予防に効果があるほか、ビタミンB6が血液を浄化してくれます。トマトは生で食べることが多く、効率良く栄養素を摂取できるのがメリットでもありますが、加熱しても安定した効果が得られるのも特徴でパスタや煮込みなどにトマトをたくさん使用するイタリア料理は栄養的にも優れているといわれています。

トマトについては昨今、さまざまな加工食品がありますが、トマト自身が熱処理に強いため、いずれも生に近い栄養価を有しています。ただトマトジュースに関しては、塩分が多く含まれているものが多いので、塩分制限をしている高血圧症の人などは注意が必要です。

豊富なカロテン

かぼちゃ

[主な栄養素](可食部100g中の含量)西洋かぼちゃ
カロテン…4000μg
ビタミンC…43mg
ビタミンE…5.1mg

かぼちゃが日本に渡来したのは、今から約450年ほど前で、カンボジアから入ってきたため、カンボジアがなまってカボチャになったともいわれています。かぼちゃには西洋かぼちゃと日本かぼちゃがあり、栄養価的には西洋かぼちゃの方が優れているようです。

かぼちゃはベータカロテンを豊富に含んでいるほか、ビタミンCやビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムなども含んでいます。

ベータカロテンは粘膜を丈夫にするため、かぜに対する抵抗力をつける効果、目の疲れを癒す働きなどがあり、体の抵抗力を高めて病気にかかりにくくする効果があります。

またベータカロテンの抗酸化作用によって、活性酸素を除去し、ガン細胞の発生を防ぐとともに、免疫機能を高めてくれます。

豊富に含んだビタミンCは体内で発ガン物質が作られるのを防ぐ働きを担っています。このほか、野菜の中でもビタミンEの含有量はトップクラスを誇り、ガンの原因となる過酸化脂質の増加を防ぐとともに、血流改善や冷え性の改善、さらには肌荒れの予防などに働きます。

また食物繊維も多く含んでいるので、便秘の予防にも有効とされています。

かぼちゃには、ほどよい甘味があるので、調理の際には砂糖を控えめにして、かぼちゃの持つ本来の甘味を生かすとよいでしょう。

私たちはかぼちゃの果肉を食することが一般的ですが、わたや種子の部分にも栄養価があります。

わたには、果肉の5倍のベータカロテンが含まれており、できる限り、わたの部分を取り除かずに料理に生かしたいものです。

また、かぼちゃの種子にはリノール酸が多く含まれており、動脈硬化の予防に効果があります。あぶって殻を割って食べるとよいでしょう。

なお西洋かぼちゃは、炭水化物や糖質が多いので、カロリー制限している人は、食べ過ぎや油の摂り過ぎなどに注意が必要です。

カロテンやビタミンCたっぷり

ピーマン

[主な栄養素](可食部100g中の含量)カロテン…400μg
ビタミンC…76mg
カリウム…190mg

ピーマンは唐辛子の一種で甘味型に属する栄養価抜群の緑黄色野菜です。フランス語でこの野菜のことをピマンと呼ぶことから、ピーマンと名づけられました。

ピーマンには、ベータカロテンとビタミンCがたっぷり含まれており100g中にカロテンを400μg、ビタミンCを76mg含有。一般的にビタミンCは熱に壊れやすいとされていますが、ピーマンの場合は果肉が厚く、しっかりとした組織に守られているので、加熱しても壊れにくいのが大きな特徴です。

ビタミンCは活性酸素の発生を予防してガンの発生を防いだり、かぜや夏バテの予防、疲労回復、肌のトラブル防止などに働きます。

このほかピーマンには、ビタミンCの吸収を助け毛細血管を丈夫にするビタミンP、血液中のコレステロールを浄化する葉緑素なども含んでいます。

ピーマンは生で食べるのが最適といわれていますが、風味の問題などから生のままたくさん食べるのは困難。そこで前述したように熱に強いというピーマンの特性が生きてきます。加熱してもビタミンCが失われないだけでなく、かさが減ってたくさん食べることが可能になるので、焼いたり煮たりと、さまざまな用い方ができます。またベータカロテンは脂溶性なので、油で調理するとカロテンの吸収率が高まります。

味や臭いを嫌がる子供には、細かく刻んで、ピーマンが入っているのがわからないように他の具材と混ぜたり、あるいはハンバーグやオムライスなどの中身が見えない料理に使うとよいでしょう。

ピーマンには緑のピーマンと赤のピーマンがありますが、緑のものが完熟した赤ピーマンは緑ピーマンに比べて栄養価が高く、肉厚で甘味があります。

野菜の色の違いをご紹介

野菜の色は大きく赤色、黄色、緑色、紫色、白色の5色に分けられます。それぞれの色を代表する野菜と特徴を見ていきましょう。

<赤色系>

  • 代表的な野菜
    リコペンを含むトマト、スイカなど
    カプサイシンを含むパプリカ、とうがらしなど
  • 特徴
    リコぺンや、カプサイシンといった色素成分によって赤色になります。

<黄色系>

  • 代表的な野菜
    カロテンを含むニンジン、かぼちゃなどの緑黄色野菜
    フラボノイドを含む玉ねぎ、レモンなど
    ルテインを含むとうもろこし、かぼちゃなど
  • 特徴
    リカロテン、フラボノイド、ルテインなどの色素成分によって黄色になります。

<緑色系>

  • 代表的な野菜
    ほうれん草やブロッコリーなどの葉物野菜
  • 特徴
    葉緑素クロロフィルによって緑色になります。

<紫色系>

  • 代表的な野菜
    なす(皮)、赤しそ、紫キャベツなど
  • 特徴
    ポリフェノールの一種アントシアニンによって紫色になります。

<白色系>

  • 代表的な野菜
    イソチオシアネートを含む大根、キャベツなど
    硫化アリルを含むねぎ、にんにくなど
  • 特徴
    白色系の野菜は、土の中で育つものが多い傾向にあります。

バランスよくたくさんの色の野菜を摂る方法

健康的な身体づくりを目指すなら、毎日たっぷり野菜を摂りたいもの。先ほど紹介した5色の野菜を各色まんべんなく摂るようにすれば、栄養を偏りなく摂取できます。市販のお弁当を買うときやサラダバーなどを利用する際も、野菜の色に注目して選ぶとよいでしょう。またブレンダーを使って野菜スープやスムージーにしたり、電子レンジで蒸し野菜にしたりすれば、時短になるうえ、たくさんの野菜を一度に摂りやすくなります。もっと簡単に野菜の栄養を摂りたいときは、サプリメントや粉末状のものを利用してもよいでしょう。

老化や生活習慣病などを予防するには、1日の摂取量を目安に毎日色とりどりの野菜を摂ることが大事です。野菜の色を意識して摂るようにすれば、バランスよくファイトケミカルスを摂取できますよ。












完全栄養食品 牛乳の基礎知識

はるか悠久の昔から世界各地で人々の食生活と深く関わり合い、日本では明治に入ってから急速に普及した『牛乳』。今日では完全栄養食品とも呼ばれ、学校給食のメニューに必ず登場するなど、現代人の食生活に深く浸透しています。牛乳は良質なタンパク質や脂質、カルシウム等が豊富で、栄養価が高いことから、健康維持には不可欠な食材です。

人類と牛乳の関わり

1万年前から利用されてきた牛乳

人類は古くから牛乳を食用として利用してきました。人類が牛や山羊などの乳を飲み始めたのは今から約1万年前頃ではないかといわれています。紀元前4000年頃のエジプトやメソポタミアでは、発掘された壁画などから、すでに当時の人が牛乳を飲んでいたことが分かっています。中でもエジプトでは、世界三大美人の1人とされているクレオパトラ女王が牛乳風呂に入り、その美しさに磨きをかけていたと伝えられています。

その後、世界各地で利用されるようになってきますが、おもしろいのは宗教と牛乳との関わりで、最初は上層階級の飲み物だった牛乳が、次第に一般庶民に広まって行ったことが窺えます。

キリスト教では、聖書の中に「乳と蜜の流れる土地」「滋養に富んだ大切な飲み物」といった、牛乳を貴ぶ表現が散見されます。

仏教では、断食修行で衰弱したお釈迦様が、スジャータという娘が捧げた1杯の牛乳を飲んだところ、その美昧しさに驚き、再び修行する力を得て、ついに悟りをひらいたとされています。仏教の教典『涅槃経』には、修行の過程を乳製品の製造過程に例えています。その一つが「醍醐」。私たちは深い昧わい、本当の楽しみに接した時に「醍醐味」という言葉を使いますが、この言葉の本当の意昧は「仏教における仏の最高の教え」なのです。イスラム教では開祖・マホメットが「神から賜った霊薬」として乾燥した発酵種を病気に苦しむ人に渡して、これで発酵乳を作って飲むように勧めたと言われています。


人類は有史以来、牛乳から多くの恩恵を受け、今日でも世界各地で酪農が盛んである

 

 

日本の牛乳の始まり

日本の最も古い記録では、大和時代の紀元560年頃に帰化人の知聡が搾乳の技術を伝え、645年には善那(福常)が考徳天皇に牛乳を献上したとされています。

701年に大宝律令が制定され、その中に「乳の戸」という記述がありますが、これは官制の酪農家のことで、毎日一定量の牛乳を皇族用に収めていました。713年に山背国(京都府)に乳戸五十戸置く−と記されています。

平安時代になると、法典『延喜式』に「諸国貢酥(こうそ)の番次」が定められます。これは諸国が牛乳を煮詰めて作る「酥(チーズのようなもの)」を朝廷に献上する順番、数量等を決めたものです。ただし、この頃に牛乳や乳製品を食べることができたのは、皇族や貴族などの一部の上流階級のみで、一般庶民には広がりませんでした。貢酥の儀は武士が台頭してきた平安末期にはすたれ、鎌倉時代になると完全になくなりました。

その後、安土桃山時代にはキリスト教宣教師が貧民の幼児を集めて、牛乳を飲ませる乳児院を長崎に設立しますが、キリシタン弾圧のために廃止されます。

再び、牛乳が歴史の表舞台に現われるのは江戸時代に入ってからのこと。8代将軍・吉宗はインドから輸入した牛を使って、馬の医療用として「白牛酪」という乳製品を作りましたが、やはり一般の人々の間には普及しませんでした。

日本での牛乳の普及

幕末の開国により、日本に在住の外国人の間で牛乳が飲まれていました。そんな中で、千葉県の農夫・前田留吉がオランダ人・スネルから牛の飼育・搾乳技術を学び、牛乳の生産・販売が始まりました。

明治政府は酪農を殖産興業の1つと位置づけ、牛乳の栄養価の高さを啓蒙しました。販売方法も規定され、1889年(明治22年)の『牛乳搾取規則』により、それまでのブリキ缶による量り売りに代わり、ガラス瓶での販売となりました。1900年(明治33年)には『牛乳営業取締規則』が施行され、牛乳を加熱殺菌した上で、販売するようになりました。

このように牛乳の生産体制が整っていく中で、新聞や雑誌に「明治天皇は毎日2回ずつ牛乳を飲む」という記事が掲載されたこともあり、一般の間にも徐々に広がり始めます。

牛乳の生産・販売には殺菌や充填の衛生的な設備を必要としたため、昭和初期から個人企業は会社形態をとるようになりました。

戦後は学校給食に牛乳が取り入れられたこともあり、消費量は急速に伸びました。1950年(昭和25年)以降は、新しい殺菌技術の開発や紙パックの登場により、生産性・品質管理などが向上しています。

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牛乳の種類

私たちが普段、飲んでいる牛乳にはいろいろな種類があります。生産方法により大きく次の5つに分けられます。

牛乳
生乳(牛からしぼったままの乳)を加熱殺菌したもので、水や他の原料は入っていません。乳脂肪分3%以上、無脂乳固形分8%以上の成分を含むものです。
部分脱脂乳
生乳から乳脂肪分の一部を取り除いたもの。タンパク質やカルシウムはほぼ牛乳と同じ。
脱脂乳
生乳からほとんどすべての乳脂肪分を取り除いたもの
加工乳
生乳または脱脂粉乳やバターなどの乳製品を原料に、乳成分を増やしたものや、乳脂肪分を減らしたものなどがあります。濃厚ミルクまたは低脂肪乳などです。
乳飲料
生乳または乳製品を主原料に、乳製品以外のものを加えたもの。カルシウムやビタミンなどを強化したものやコーヒー・果汁などを加えたものなどがあります。

 

はるか悠久の昔から世界各地で人々の食生活と深く関わり合い、日本では明治に入ってから急速に普及した『牛乳』。今日では完全栄養食品とも呼ばれ、学校給食のメニューに必ず登場するなど、現代人の食生活に深く浸透しています。牛乳は良質なタンパク質や脂質、カルシウム等が豊富で、栄養価が高いことから、健康維持には不可欠な食材です。

人類と牛乳の関わり

1万年前から利用されてきた牛乳

人類は古くから牛乳を食用として利用してきました。人類が牛や山羊などの乳を飲み始めたのは今から約1万年前頃ではないかといわれています。紀元前4000年頃のエジプトやメソポタミアでは、発掘された壁画などから、すでに当時の人が牛乳を飲んでいたことが分かっています。中でもエジプトでは、世界三大美人の1人とされているクレオパトラ女王が牛乳風呂に入り、その美しさに磨きをかけていたと伝えられています。

その後、世界各地で利用されるようになってきますが、おもしろいのは宗教と牛乳との関わりで、最初は上層階級の飲み物だった牛乳が、次第に一般庶民に広まって行ったことが窺えます。

キリスト教では、聖書の中に「乳と蜜の流れる土地」「滋養に富んだ大切な飲み物」といった、牛乳を貴ぶ表現が散見されます。

仏教では、断食修行で衰弱したお釈迦様が、スジャータという娘が捧げた1杯の牛乳を飲んだところ、その美昧しさに驚き、再び修行する力を得て、ついに悟りをひらいたとされています。仏教の教典『涅槃経』には、修行の過程を乳製品の製造過程に例えています。その一つが「醍醐」。私たちは深い昧わい、本当の楽しみに接した時に「醍醐味」という言葉を使いますが、この言葉の本当の意昧は「仏教における仏の最高の教え」なのです。イスラム教では開祖・マホメットが「神から賜った霊薬」として乾燥した発酵種を病気に苦しむ人に渡して、これで発酵乳を作って飲むように勧めたと言われています。


人類は有史以来、牛乳から多くの恩恵を受け、今日でも世界各地で酪農が盛んである

 

 

日本の牛乳の始まり

日本の最も古い記録では、大和時代の紀元560年頃に帰化人の知聡が搾乳の技術を伝え、645年には善那(福常)が考徳天皇に牛乳を献上したとされています。

701年に大宝律令が制定され、その中に「乳の戸」という記述がありますが、これは官制の酪農家のことで、毎日一定量の牛乳を皇族用に収めていました。713年に山背国(京都府)に乳戸五十戸置く−と記されています。

平安時代になると、法典『延喜式』に「諸国貢酥(こうそ)の番次」が定められます。これは諸国が牛乳を煮詰めて作る「酥(チーズのようなもの)」を朝廷に献上する順番、数量等を決めたものです。ただし、この頃に牛乳や乳製品を食べることができたのは、皇族や貴族などの一部の上流階級のみで、一般庶民には広がりませんでした。貢酥の儀は武士が台頭してきた平安末期にはすたれ、鎌倉時代になると完全になくなりました。

その後、安土桃山時代にはキリスト教宣教師が貧民の幼児を集めて、牛乳を飲ませる乳児院を長崎に設立しますが、キリシタン弾圧のために廃止されます。

再び、牛乳が歴史の表舞台に現われるのは江戸時代に入ってからのこと。8代将軍・吉宗はインドから輸入した牛を使って、馬の医療用として「白牛酪」という乳製品を作りましたが、やはり一般の人々の間には普及しませんでした。

日本での牛乳の普及

幕末の開国により、日本に在住の外国人の間で牛乳が飲まれていました。そんな中で、千葉県の農夫・前田留吉がオランダ人・スネルから牛の飼育・搾乳技術を学び、牛乳の生産・販売が始まりました。

明治政府は酪農を殖産興業の1つと位置づけ、牛乳の栄養価の高さを啓蒙しました。販売方法も規定され、1889年(明治22年)の『牛乳搾取規則』により、それまでのブリキ缶による量り売りに代わり、ガラス瓶での販売となりました。1900年(明治33年)には『牛乳営業取締規則』が施行され、牛乳を加熱殺菌した上で、販売するようになりました。

このように牛乳の生産体制が整っていく中で、新聞や雑誌に「明治天皇は毎日2回ずつ牛乳を飲む」という記事が掲載されたこともあり、一般の間にも徐々に広がり始めます。

牛乳の生産・販売には殺菌や充填の衛生的な設備を必要としたため、昭和初期から個人企業は会社形態をとるようになりました。

戦後は学校給食に牛乳が取り入れられたこともあり、消費量は急速に伸びました。1950年(昭和25年)以降は、新しい殺菌技術の開発や紙パックの登場により、生産性・品質管理などが向上しています。

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牛乳の種類

私たちが普段、飲んでいる牛乳にはいろいろな種類があります。生産方法により大きく次の5つに分けられます。

牛乳
生乳(牛からしぼったままの乳)を加熱殺菌したもので、水や他の原料は入っていません。乳脂肪分3%以上、無脂乳固形分8%以上の成分を含むものです。
部分脱脂乳
生乳から乳脂肪分の一部を取り除いたもの。タンパク質やカルシウムはほぼ牛乳と同じ。
脱脂乳
生乳からほとんどすべての乳脂肪分を取り除いたもの
加工乳
生乳または脱脂粉乳やバターなどの乳製品を原料に、乳成分を増やしたものや、乳脂肪分を減らしたものなどがあります。濃厚ミルクまたは低脂肪乳などです。
乳飲料
生乳または乳製品を主原料に、乳製品以外のものを加えたもの。カルシウムやビタミンなどを強化したものやコーヒー・果汁などを加えたものなどがあります。

 

Unknown miso effect. Why daily miso soup accelerates health

 

日本の伝統食 豆類・豆製品を見直そう

日本人は昔から豆類を常食としてきました。豆類には、良質のタンパク質をはじめ、ビタミンや食物繊維など、私たちの健康維持に欠かせない栄養素が豊富に含まれており、コレステロールの低下や免疫力向上、さらには生活習慣病の予防と、何ともありがたい働きをしてくれます。
そうしたことから今一度、大豆をはじめとする豆類や豆腐、納豆などの豆製品の良さを見直し、積極的に毎日の食事に取り入れたいもの。奈良時代にはすでに味噌や豆腐などの加工食品を食べていたとされるほど、日本の食生活の中で長い歴史を培ってきた豆類、そして豆製品。今回は、そんな日本の伝統食の素晴らしさにスポットを当ててみました。

むくみを取り除くのに有効

あずき

あずきあずきは食物繊維も豊富なので、便秘の解消にもお勧め

ポリフェノールが赤ワインの1.5倍

消費量の約8割が和菓子のあんこなどに利用されているあずきは、炭水化物のでんぷんを主成分としており、ほかの豆類と比べて脂肪分はそれほど多くはありません。ですから、甘いお菓子の中でも、あんこを使った和菓子の方が、カロリーは低いのです。

含まれる栄養素としては、ビタミンB1、カリウムなどがありますが、このうちビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える時に必要な補酵素の役割を果たしています。そのため、糖質が筋肉内にたまって疲労物質に変わるのを防いでくれるのです。

またカリウムには、体内にたまった余分なナトリウム(塩分)の体外への排出を促す働きがあるので、ナトリウムによる血圧の上昇を抑えるのに役立ちます。

さらに不溶性の食物繊維も豊富。この水に溶けない食物繊維は腸内で水分を吸収して大きく膨らむため、腸内が刺激されて蠕動運動が盛んになるほか、水分を含んでいるので便を軟らかくしてくれます。したがって、便秘の解消に有効。しかも、あずきは煮てないものより煮たものの方が、食物繊維の含有量が倍近くに増えると指摘されています。

このほか、活性酸素の除去に働くポリフェノールが、かつて多く含まれているとして注目を集めた赤ワインでは100ml中、300mg含まれているのに対し、あずきでは100g中、460mgと約1.5倍も多く含まれているのです。ただ、ゆでたり、つぶあんやこしあんに加工したりすると、その量は半分以下になってしまうものの、加工する際に加える熱によって、メラノイジンという抗酸化物質が生まれることも明らかにされています。

一方、皮の部分には、血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させたり、あるいは動脈硬化等の原因の1つとされる過酸化脂質の生成や増加を抑えたりするサポニンが含まれています。と同時に、サポニンには体内にたまった余分な水分を排出して、体内の水分量のバランスを保つという、利尿作用の働きもあります。そうしたことから、あずきはむくみを取り除くのにも役立つ食品といえます。

“良質のタンパク質”を含有

大豆

大豆大豆には、女性ホルモンと似た働きを持つイソフラボンなども含まれる

コレステロール、中性脂肪を除去

大豆は昔から「畑の肉」と呼ばれるほど、良質なタンパク質を豊富に含んでいます。

タンパク質は、私たちの筋肉や骨、皮膚、臓器、毛髪などをつくる原料として欠かせない栄養素で、約20種類のアミノ酸が結合してできていますが、そのうち体内では合成することができないために、食品から摂取しなければならないのが必須アミノ酸。成人では10種類、子供では11種類が必要とされる必須アミノ酸を、大豆はバランス良く含んでいることから、大豆のタンパク質は「良質」だといわれているのです。

一般的に、タンパク質の供給源としては、肉や卵などの動物性食品が知られています。実際、穀類や豆類などの植物性食品にはタンパク質が少なく、必須アミノ酸のバランスもよくありません。

しかし、動物性食品を食べ過ぎると、脂肪の摂り過ぎを招くことに。その点、大豆なら、含まれるタンパク質の半分以上が「コレステロールの排出を促す」「中性脂肪の血中濃度を下げる」などの作用を有するグリシニンという成分で占められているので、安心して食べられます。

その一方で、大豆には、酸化されやすいという特徴を持ったリノール酸と呼ばれる脂質が含まれていますが、過酸化脂質の生成や増加を抑えるサポニンも同時に含まれているので大丈夫。

さらに、血管壁に沈着した中性脂肪やコレステロールを取り除いてくれるレシチンに加え、女性ホルモンと同じような働きをするイソフラボンが含まれている点も見逃せません。

このうちレシチンには、脳の機能を調整する働きを持った成分が含まれているため、認知症予防の効果が期待されているほか、記憶力や学習能力の向上にも役立つとされています。

またイソフラボンは、女性ホルモンの1つであるエストロゲンとよく似たような作用を持っていることから、生理不順や更年期障害など女性特有の体の不調を改善するのに有効。加えて、骨の中のカルシウムを逃すことなく、しっかりと骨密度を維持してくれるので、骨粗鬆症の予防に役立ちます。

“ネバネバ”で血液サラサラ

納豆

納豆納豆には、ビフィズス菌を増やして腸内環境を整えるといった整腸作用の働きも

豊富なビタミンK2が骨粗鬆症を予防

納豆と言えば、まず思い浮かべるのが、あのネバネバ。これが苦手で納豆は嫌いだという人も少なくないようですが、このネバネバの部分には、血栓を溶かして血液の流れをサラサラにする働きを持ったナットウキナーゼという酵素が存在しているのです。

血栓とは、血液中にできる血の固まりのことで、心筋梗塞や脳梗塞の原因の1つとされているもの。病院では、心筋梗塞の患者に対し、血栓を溶解する作用を持ったウロキナーゼという医薬品を投与することがありますが、納豆1パック(100g)から得られるナットウキナーゼには、ウロキナーゼを1回投与するのと変わりないくらいの血栓溶解作用があるとさえいわれているのです。

納豆には、これ以外にも多くの酵素が含まれていますが、そのうち、整腸作用があることで知られるのがアミラーゼやプロテアーゼと呼ばれるもの。この2つの酵素が腸内に入ると、それぞれがでんぷんやタンパク質を分解することで、やがて乳酸菌が増殖します。それによって、腸内の善玉菌であるビフィズス菌も増え、腸内環境が整えられるのです。

またSODやカタラーゼと呼ばれる酵素も含まれており、これらには活性酸素を分解する作用があります。

一方、納豆に含まれる主な栄養素としては、ビタミンKやイソフラボンなどがあります。ビタミンKには、K1とK2の2種類がありますが、納豆の場合はK2の方が圧倒的に豊富。ビタミンK2には、カルシウムが骨に沈着するのを助ける作用があるほか、骨からカルシウムが放出されるのを抑える働きもあります。つまり、骨がもろくなるのを防いでくれるわけで、こうしたことから骨粗鬆症の予防に役立つ成分として注目されているのです。

イソフラボンは、先にも述べたように、女性ホルモンと似たような働きをする成分ですが、その表面に付着している糖の影響により、消化吸収に時間がかかるのが難点。しかし、納豆の中に存在する納豆菌が、その糖を取り除いてくれるので、大豆よりも納豆を食べた方が、より早くイソフラボンは吸収されるようになります。

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味噌を食べればこんなに良い効果が!

ここまでは味噌に含まれる栄養成分をご紹介しましたが、具体的に身体にはどんな効果があるのでしょうか。

  • 味噌汁にすればカルシウムがたっぷり
    味噌を使う料理と言えば、味噌汁。味噌そのものにカルシウムが含まれていますが、味噌汁をつくる時にとるだしや、入れる具をカルシウムが豊富なものを選ぶことでさらに相乗効果が生まれます。だしを取る時の煮干しや、けずり節、また、具に豆腐やわかめ、菜っぱ類などもカルシウムが多く含まれる食材です。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素。骨元気にはかかせません。

味噌汁をよく飲んでいる人たちは、より健康的?!

味噌汁をよく飲んでいる人たちは、飲まない人たちと、どのような差があるのでしょうか。味噌が身体に良いということを証明する研究データを見てみましょう!

    • 胃がんの発生リスクが下がる
      国立がんセンター研究所は、男女いずれも味噌汁を飲む頻度が高い人ほど胃がんによる死亡率が低い、という結果を日本癌学会で報告しました。特に男性の場合、味噌汁を「毎日飲んでいる人」と「まったく飲んでいない人」とでは、「まったく飲んでいない人」のほうが、胃がんによる死亡率が48%も高くなっていることがわかりました。
  • 乳がん予防に期待
    厚生労働省の研究班は、味噌汁や豆腐、納豆の摂取量と乳がんの発生率の関係を10年間にわたって調査しました。その結果、味噌汁を摂取している人の乳がん発生率は「1日1杯以下」の人よりも、「1日2杯」の人で26%、「1日3杯以上」の人では40%も減少しているということがわかりました。

まずは一日一杯、味噌汁を飲む生活を始めてみませんか?

「おふくろの味」とも呼ばれる味噌。日本人は古くから、味噌を食べる文化を継承してきました。味噌汁とご飯を一緒にとることで必須アミノ酸がバランスよく摂取でき、栄養学的にもとてもよい組み合わせだと考えられるのです。

伝統的な日本食で健康効果。まずは一日一杯から、毎日の味噌汁生活をはじめてみませんか。

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The Japanese have been eating legumes since long ago. Legumes are rich in nutrients essential for maintaining our health, including high-quality proteins, vitamins and dietary fiber, which lower cholesterol, improve immunity, and prevent lifestyle-related diseases. He / she works very thankfully.
So, once again, we want to review the goodness of soybeans and other legumes, tofu, and natto, and actively incorporate them into our daily diet. Beans and bean products that have cultivated a long history in Japan’s diet so that they were already eating processed foods such as miso and tofu in the Nara era. This time, I focused on the splendor of such traditional Japanese food.

Effective for removing swelling

Azuki

Azuki is also rich in dietary fiber, so it is also recommended for relieving constipation

Polyphenol 1.5 times that of red wine

Azuki, which is used for Japanese sweets such as red bean, which accounts for about 80% of its consumption, is composed mainly of carbohydrate starch and has less fat than other beans. Therefore, among sweets, Japanese sweets using anko have lower calories.

Nutrients include vitamin B1 and potassium. Of these, vitamin B1 plays the role of coenzyme, which is necessary when converting carbohydrates into energy. This prevents carbohydrates from accumulating in the muscles and turning into fatigue substances.

Potassium also helps to remove excess sodium (salt) that has accumulated in the body from the body, thus helping to reduce blood pressure caused by sodium.

Also rich in insoluble dietary fiber. Dietary fiber that does not dissolve in water absorbs water in the intestine and swells greatly, stimulating the intestine to increase peristalsis, and because it contains water, it softens the stool. Therefore, it is effective in relieving constipation. In addition, it has been pointed out that the content of dietary fiber in azuki stew is nearly doubled compared to unboiled ones.

In addition, red wine, which once attracted attention because it contains a large amount of polyphenols that remove active oxygen, contains 300 mg in 100 ml, whereas Azuki contains 460 mg in 100 g, about 1.5 times as much It is being done. However, it has been clarified that when boiled or processed into tsubuan or koshian, the amount is reduced to less than half, but the heat applied during processing produces an antioxidant called melanoidin.

On the other hand, the skin contains saponin, which lowers cholesterol and triglycerides in the blood, or suppresses the production and increase of lipid peroxide, which is one of the causes of arteriosclerosis. At the same time, saponin also works as a diuretic, discharging excess water that has accumulated in the body and keeping the body’s water balance. As such, Azuki is a food that can help remove swelling.

Contains “good quality protein”

soy

Soybeans also contain isoflavones that work like female hormones

Removes cholesterol and neutral fat

Soybeans are rich in high-quality proteins, so called “field meat” since ancient times.

Protein is a nutrient that is indispensable as a raw material for our muscles, bones, skin, organs, hair, etc.It is made up of about 20 types of amino acids, but it cannot be synthesized in the body. Essential amino acids must be taken from food. Soybeans are said to be “good quality” because soybeans contain a balance of essential amino acids that are required by 10 types in adults and 11 types in children.

Generally, animal foods such as meat and eggs are known as protein sources. In fact, vegetable foods such as cereals and beans have low protein and poor balance of essential amino acids.

However, eating too much animal food can lead to too much fat. In that regard, soybeans can be eaten with confidence because more than half of the protein contained is glycinin, which has actions such as “promoting cholesterol excretion” and “reducing the concentration of neutral fat in the blood”. You.

On the other hand, soybeans contain a lipid called linoleic acid, which has a characteristic of being easily oxidized, but it is safe because it also contains saponin, which suppresses the production and increase of lipid peroxide.

Furthermore, in addition to lecithin, which removes triglycerides and cholesterol deposited on the blood vessel wall, it is worth noting that it contains isoflavones, which work like female hormones.

Among them, lecithin, which contains a component that regulates brain functions, is expected to be effective in preventing dementia and is also useful for improving memory and learning abilities.

In addition, isoflavones have an effect similar to that of estrogen, one of the female hormones, and are therefore effective in improving women’s unique physical disorders such as irregular menstruation and menopause. In addition, it helps maintain bone density without losing calcium in the bone, which helps prevent osteoporosis.

Blood sticky with “sticky”

Natto

Natto also has an intestinal function such as increasing bifidobacteria and improving the intestinal environment.

Abundant vitamin K2 prevents osteoporosis

Speaking of natto, the first thing that comes to mind is that sticky. It seems that many people are not good at this and dislike natto, but there is an enzyme called nattokinase in this sticky part that has the function of melting blood clots and smoothing blood flow.

A thrombus is a clot of blood in the blood that is one of the causes of myocardial infarction and cerebral infarction. In hospitals, patients with myocardial infarction may be given a drug called urokinase, which has the effect of dissolving blood clots. It is even said that it has a thrombolytic effect that does not change.

Natto contains many other enzymes, but amylase and protease are known to have an intestinal action. When these two enzymes enter the intestine, each breaks down starch and protein, which eventually causes lactic acid bacteria to grow. As a result, the number of bifidobacteria that are good bacteria in the intestine increases, and the intestinal environment is prepared.

It also contains enzymes called SOD and catalase, which have the effect of decomposing active oxygen.

On the other hand, the main nutrients contained in natto include vitamin K and isoflavones. There are two types of vitamin K, K1 and K2, but in the case of natto, K2 is overwhelmingly abundant. Vitamin K2 helps calcium deposits in bone and also helps prevent calcium from being released from bones. In other words, it prevents bone from becoming brittle, and for this reason, it is attracting attention as a component that helps prevent osteoporosis.

As mentioned above, isoflavone is a component that works in a similar manner to female hormones, but it is difficult to digest and absorb it due to the sugar attached to its surface. However, natto present in natto removes the sugar, so that isoflavones will be absorbed more quickly if you eat natto than soybeans.

Eating miso has such a good effect!

So far, we have introduced the nutrients contained in miso, but what are the specific effects on the body?

Plenty of calcium in miso soup
Speaking of dishes that use miso, miso soup. Miso itself contains calcium, but you can get a more synergistic effect by choosing a bar that is rich in calcium when you make miso soup or when putting miso soup. It is also a food that contains a lot of calcium, such as boiled dried soup stock, kuzuri-bushi, and tofu, wakame, and vegetables. Calcium is a nutrient required for bone and tooth formation. You can’t help your bones.
Are people who drink miso soup more healthy? !

What is the difference between those who drink miso soup often and those who do not? Take a look at the research data that proves that miso is good for your body!

Lower risk of developing stomach cancer
The National Cancer Center Research Institute reported at the Japan Cancer Society that the higher the frequency of miso soup in both men and women, the lower the mortality from gastric cancer. Especially for men, among those who drink miso soup every day and those who never drink miso soup, those who never drink miso have a 48% higher stomach cancer death rate. Was.
Expectations for breast cancer prevention
A research group from the Ministry of Health, Labor and Welfare has studied the relationship between the intake of miso soup, tofu, and natto and the incidence of breast cancer over a 10-year period. As a result, the rate of breast cancer among those who take miso soup is 26% for those who take 2 cups a day and 40 for those who take 3 cups or more a day, compared to those who take 1 cup or less per day. It turns out that the percentage has also decreased.
Why don’t you start living with a cup of miso soup every day?

Miso is also called “home taste.” Japanese people have inherited the culture of eating miso since ancient times. By taking miso soup and rice together, essential amino acids can be taken in a well-balanced manner, which is considered to be a very good nutritional combination.

Health benefits with traditional Japanese food. Why don’t you start your daily miso soup daily from a full cup?

ビタミンCや食物繊維がたっぷり 果物パワー

日本では古来からスイカやモモなど、主に夏場に穫れる果実を「水菓子」と呼んで来ました。果実の甘酸っぱい味と香りは、人々の心を豊かにして、暑さを和らげ、のどの渇きを癒してくれていたのです。

 

 

現在、日本で食することが可能な果物は、百五十種類以上もあるといわれていますが、日本人の果物消費量は諸外国と比べると、まだまだ低い水準です。果実には、われわれが日頃考えている以上に素晴らしい効用があるのです。

特に注目したいのは、果物の多くにビタミンCや食物繊維が豊富に含まれていることです。果物は生のまま食べられるので、手軽な上、ビタミンCを損なわずに摂ることができるのが何よりの特徴でもあります。

例えば、ビタミンCはかぜの予防や美肌、さらにガンの予防などにも有効とされ、一日の必要量は少なくとも健康を維持するために欠かすことのできない成分なのです。ビタミンCは何も果物だけに含まれているわけでなく、キャベツ、ほうれん草、ブロッコリーなどの野菜類にも豊富に含まれていますが、なぜ果物のビタミンCが注目されるのかといえば、その効果的な摂取に理由があるからです。

ビタミンCは、「熱に弱い」「水に溶ける」という欠点を持っています。ビタミンCを多く含む野菜は加熱を必要とするものが多く、加熱処理すれば50%以上のビタミンCが損失されてしまいます。さらに野菜には水洗いが不可欠。野菜を数分間、水につけただけでもビタミンCは流れ出してしまいます。つまり野菜からビタミンCを摂ろうとすると、相当量を食べないといけないのです。

これに対して、皮をむいてそのまま食べられる果物はビタミンCの損失が少なく、野菜より少量でビタミンCがたくさん摂取できるという利点があるのです。

一方、食物繊維には腸の活動を活発にして消化を助けるといった働きのほか、肥満や糖尿病の予防、コレステロールや血圧の低下、発ガン物質の排出といった重要な役割も発見されています。

果物の最大の効果はビタミンCによるさまざまな作用といわれていますが、それだけに止まらず、数多くの果物にはそれぞれ特有の働きを有しています。ここでは、日常、私たちが手軽に食することができる主な果物に含まれる栄養素やその働きをまとめてみました。

美肌効果抜群 かぜの予防にも

いちご

いちご

真っ赤な色と愛らしい形で親しまれている「いちご」は、果実の中で最も多くのビタミンCを含んでおり、大粒のいちご5つで1日の所要量を満たします。

ビタミンCは肌の新陳代謝を高めてくれるので、しみ、そばかす、吹き出物など、女性を悩ます肌のトラブル解消の強い味方です。また粘膜の抵抗力を促進してかぜを予防したり回復を早める作用があるほか、ストレスへの抵抗力を高めたり、歯槽膿漏などを予防したりします。

また「いちご」には、食物繊維や鉄分も含まれているので、胃腸が弱っている時やおなかが張って苦しい時、食欲不振の時にも有効です。

さらに食物繊維の一つであるペクチンも豊富に含まれています。このペクチンは、血中のコレステロール値を下げ、善玉コレステロールを増加させる働きがあるので、動脈硬化や心臓病、高血圧といった生活習慣病予防にもよいといわれます。

酸味にはメチルサリチル酸が含まれているので、頭痛や神経痛の痛み止めとしても有効とされています。

[含有量]ビタミンC 62mg 食物繊維 1.4g

免疫力をアップ 発ガン抑制効果も

みかん

みかん

「みかん」の主成分は、免疫力をアップさせるビタミンC。加えて酸味成分のクエン酸を豊富に含み、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、ペクチンなども含有しています。

体に水分を補給してほてりを冷ますほか、胃液の分泌をよくして食欲を増進させ、疲労を回復させたり、かぜを治したり、老化を防止するといったさまざまな働きがあります。また微熱、のどの渇きなどの症状にも有効です。

また「みかん」の袋には食物繊維のペクチンやへスペリジンといったビタミンPが含まれていますので、袋も残さず食べる方が、より効果的といえましょう。ペクチンはコレステロール値を下げて動脈硬化や高血圧症などを予防するほか、便秘にも効果があります。

近年の研究では、みかんのオレンジ色の色素の一種であるべータ・クリプトキサンチンに強い発ガン抑制効果があることが、明らかになっています。

[含有量]ビタミンC 35mg 食物繊維 0.7g

栄養満点 疲労回復の果物

バナナ

バナナ

「バナナ」は、栄養満点で消化吸収の良い果物です。果物の中でも、最も多くの糖質を含んでおり、バナナ2本でごはん1杯分のエネルギーが摂取できるので、主食代わりにもなります。

糖質は完熟すると消化吸収しやすいブドウ糖に変わります。ブドウ糖は体内に入ると、すぐエネルギーに変わるので、スポーツをする前後に食べると、疲れにくいという効果をもたらします。

また「バナナ」には、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンC、カリウム、カルシウム、食物繊維なども含まれています。

中でも、豊富に含んでいるのがカリウム。カリウムは体内の余分な塩分を排泄して血圧を下げる作用のほか、利尿作用、水分の代謝を助ける働きなどを有しています。

体の水分補給のほか、解熱作用もあるので、便秘や熱でのどが渇く時などにも有効とされています。

ナトリウムや脂肪が少ないため、不整脈に悩む心臓病の人でも安心して食べられます。