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健康に好いサプリメント

健康 CoQ10は体内で作られますが、十分な量を生成できないこともあります。

2022年4月更新 / 2017年7月初出掲載

コエンザイムQ10(CoQ10)は体内の全細胞に存在し、エネルギー生成工場であるミトコンドリアに不可欠な構成成分であり、体がエネルギーを作り出すために利用するATP(アデノシン三リン酸。エネルギーの貯蔵・利用にかかわる分子)の生成にも関与しています。CoQ10の役割は、車のエンジンの点火(スパーク)プラグの役割に似ています。つまり、この最初の点火なくして人体は機能しません。

CoQ10は体内で作られますが、十分な量を生成できないこともあります。心臓は体内で最も代謝が活発な器官の一つであるため、CoQ10が欠乏すると心臓が最も影響を受け、深刻な問題につながることもあります。CoQ10欠乏の原因としては、栄養バランスの悪い食事をはじめ、CoQ10合成を制限する遺伝的または後天的欠陥や、組織によるCoQ10の需要増加などが挙げられます。高コレステロールや高血圧を含む心血管疾患にかかると、組織によるCoQ10の必要性が高まると考えられます。さらに、CoQ10濃度は年齢と共に低下することが知られているため、50歳以上の方はCoQ10の摂取量を増やす必要があるかもしれません。

CoQ10を含む食品はあるのでしょうか。

ありますが、食事から摂取できるCoQ10は1日せいぜい3~5mg程度で、血中と組織中の濃度を大幅に上昇させるのに必要な量には到底及びません。CoQ10を含む食品群の大部分は、肉類(牛、豚、鶏)や魚類などの動物性食品で占められています。

CoQ10の主な用途

CoQ10のサプリメントは、主に高コレステロール、高血圧、うっ血性心不全、心筋症、僧帽弁逸脱症(そうぼうべんいつだつしょう)、冠動脈バイパス手術、狭心症といった心血管疾患の治療や予防に使用されています。多くの科学研究でこれらの用途が検証されている他、CoQ10は糖尿病、歯周病、免疫不全、がん、肥満、筋ジストロフィー対策としても役立つことが示されています。

ただし、このような疾患で顕著な改善が見られるようになるには、8週間以上にわたってCoQ10を毎日摂取する必要があることにご注意ください。

CoQ10が心機能を改善する仕組み

CoQ10は心筋のエネルギー生成を促進し、還元成分として機能します。CoQ10欠乏は心疾患患者によく見られる症状であり、さまざまな心血管疾患を抱える患者の心臓組織の生検(バイオプシーとも呼ばれ、臓器組織の一部を採取して顕微鏡などで調べる検査)結果では、全症例の50~75%でCoQ10欠乏が認められました。CoQ10欠乏を改善することにより、あらゆる種類の心疾患患者に劇的な臨床結果をもたらすことも珍しくありません。

CoQ10には血圧を下げる作用があるのでしょうか。

研究では、高血圧患者の39%がCoQ10欠乏であることが示されています。CoQ10サプリメントが高血圧患者の血圧を下げることは複数の研究で示されていますが、その効果は通常8~10週間後まで現れません。一般に、CoQ10による低下率は収縮期血圧・拡張期血圧ともに10%台です。

CoQ10による免疫強化

免疫機能に関与する組織や細胞はエネルギー依存性が高いため、その機能を最大限に発揮するには十分なCoQ10の供給が必要です。CoQ10の免疫力向上効果は研究で実証されていることもあり、がん患者がアドリアマイシンやアントラリンのような心臓毒性を伴う化学療法薬を服用した後はCoQ10を使用すべきでしょう。

CoQ10は減量を促進できるのでしょうか。

CoQ10はエネルギー生成に不可欠な補酵素であるため、CoQ10欠乏が一部の肥満例の要因である可能性は確かにあります。肥満者を対象とした研究では被験者の52%に低濃度のCoQ10が見られましたが、1日100mgのCoQ10を投与したところ体重が大幅に減少しました。

最適なCoQ10の形態

市販されているCoQ10のほとんどは、主に酵母の発酵過程を経て生産されています。CoQ10には、体内で相互変換可能な化学形態であるユビキノン(酸化型)とユビキノール(還元型)があります。この2つの形態は栄養補助食品としても販売されていますが、一旦吸収されると酸化型から還元型に変換されます。もともと体内で作られるCoQ10の約95%はユビキノール型すなわち還元型です。ユビキノールは最も高活性の形態ですが、ユビキノンを摂取しても通常は体内ですぐにユビキノールに変換されます。つまり、どちらの形態も最終的には血中ユビキノール濃度を上昇させることになります。ユビキノンを摂取する場合は、吸収を高めるために食品(特に油分)と共に摂ることをお勧めします。

CoQ10の推奨摂取量

スタチン製剤を服用中の方や総合的な還元成分サポートを図りたい方のCoQ10の摂取量は、ユビキノン、ユビキノールともに100mgが目安です。一方、心臓のストレス、加齢、肥満、糖尿病などでCoQ10の必要性が高まっている方には、ユビキノン150~200mg、ユビキノールなら100~150mgをお勧めします。なお、CoQ10の吸収を最大限に高めるために、必ず食事と共に摂取することをお忘れなく。

CoQ10の安全性

コエンザイムQ10は非常に安全であり、長期使用の場合でも深刻な副作用は報告されていません。ただし、妊娠中および授乳中の安全性は証明されていないため、(医師の指示による)潜在的な臨床効果がリスクを上回らない限り、妊婦・授乳婦の方はCoQ10を摂取しないでください。

CoQ10は薬物相互作用があるでしょうか。

CoQ10と薬剤または栄養素との間に有害な相互作用は報告されていませんが、薬剤の多くがCoQ10の濃度に悪影響を及ぼす可能性もあれば、CoQ10が一部の薬剤の副作用を軽減することもあるかもしれません。例えば、CoQ10を補給することで、アドリアマイシンの他にも、特定のコレステロール低下薬、β遮断薬(ベータブロッカー)、向精神薬などの副作用の一部を打ち消すことが示されています。また、ロバスタチン(商品名 メバコール)、プラバスタチン(プラバコール)、アトルバスタチン(リピトール)、シンバスタチン(ゾコール)といったスタチン系製剤は、肝臓でコレステロールを作るのに必要な酵素(HMG-CoA還元酵素)を阻害することにより、血中コレステロール値を下げる目的で使用されています。問題は、これらの薬剤が身体機能に必要な(CoQ10を含む)他の物質の生成までも阻害してしまうことです。そのため、上記のような薬剤を服用中の方は、体内組織でCoQ10が枯渇しないように1日50mgの補給が欠かせません。

 

 

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健康  GABAの働き 

GABA and Sleep Quality

を用いた研究で、この成分が安眠促進に優れた効果を発揮することが明らかになりました。

γ(ガンマ)-アミノ酪酸(GABA)

γ‐アミノ酪酸(GABA)は、中枢神経系に広く豊富に分布している主要な神経伝達物質であり、脳を正常に機能させる最も重要な調節因子の一つとして機能しています。

GABAが不足すると、睡眠の質の低下をはじめ、不安や抑うつ気分を引き起こしたり、場合によってはてんかんなどの脳や神経系障害につながることがあります。1

GABAの異なる形態

不安や睡眠対策として処方される一般的な薬剤は、脳内でのGABAの作用を高めることで効果を発揮するのが狙いです。ただし、こうした薬剤の多くは習慣性があり、多数の副作用を生じるため、継続的な使用には不向きなものも少なくありません。

GABAの脳内作用を高めたい方がGABAのサプリメントを摂取するのは当然のことですが、実はそれほど単純なことではありません。というのも、まずはGABAの形態を知ることが重要であり、合成GABAではPharmaGABA™などの天然型GABAと同様の効果が得られないことが示されているためです。1,2

合成型GABAは、人体に安全ではないピロリジノンという工業用溶剤を原料として製造されています。一方、PharmaGABA™は、キムチの生産に用いられるプロバイオティクス細菌であるラクトバチルス・ヒルガルディー(Lactobacillus hilgardii)を使用して自然発酵で作られたものです。

GABAの働き

詳細な臨床試験により、PharmaGABA™は気持ちを落ち着かせながら集中力や思考力を高めるなど、さまざまな効果を発揮することが示されています。1

PharmaGABA™は、次のような作用でリラックス効果を促します。

  • 副交感神経の活性化
  • 脳のβ(ベータ)波に対するα(アルファ)波の比率を増加。
  • コルチゾール濃度などのストレスマーカー(指標)を減少。

PharmaGABA™は副交感神経を活性化させます。摂取されたPharmaGABA™は容易に吸収され、消化管にあるGABA受容体に結合します。そうして末梢神経系に送り込まれ、その情報を脳に伝達します。脳は、副交感神経の活性化につながるようにこの情報を処理します。交感神経が活性化するとストレスを感じ、よく言われる闘争・逃走反応(別名、戦うか逃げるか反応)が起こる一方で、副交感神経が活性化するとリラックス反応が生じます。PharmaGABA™を摂取すると、5~30分以内に副交感神経が活性化されることがわかっています。3 この効果は、ストレス対処や快眠のための準備に役立ちます。

 

 

 

 

PharmaGABA™と睡眠改善に関する研究

PharmaGABA™は、特に継続的に使用することで、睡眠の改善を促進する効果があることが明らかになっています。PharmaGABA™を用いたある研究では、38人の高齢者にPharmaGABA™100mgまたはプラセボを4週間にわたって投与しました。ストレス指標として唾液中コルチゾール濃度が測定され、睡眠と生活の質(QOL)に関するアンケート調査が行われた結果、2週間後と4週間後に、PharmaGABA™群のコルチゾール濃度上昇はわずかでしたが、プラセボ群で有意な上昇が認められました。

また、アンケート調査では睡眠の質の向上が示され、PharmaGABA™群の被験者から、入眠がスムーズになったという回答や、夜中の目覚め(中途覚醒)や朝の眠気が減ったり、回復力が高まったとの報告がありました。加えて、PharmaGABA™群では夜間頻尿の回数も減少しました。4

その上、PharmaGABA™は1回の投与でも睡眠を改善することが確認されています。別の二重盲検試験(医師・患者ともに、誰が本物のサプリメント・薬剤かプラセボを摂取しているかわからないように進行して効果を客観的に判定する方法)では、PharmaGABA™100mgまたはプラセボを投与して脳波(EEG)が測定されました。5 その結果、PharmaGABA™はプラセボよりも入眠に要する時間を5分短縮し、質の高い睡眠時間を増やすことが実証されました。さらに、アンケートでも、PharmaGABA™を摂取した被験者の睡眠が改善され、特に覚醒時のエネルギースコアが高くなったことが認められました。

同試験ではPharmaGABA™投与後のGABAの血中濃度も測定され、GABAが速やかに吸収され、経口投与後30分で血中濃度が最も高くなることが示されました。このことから、安眠を促すには就寝30分前にGABAを摂取するのが最も効果的であると研究者らは考えています。

睡眠改善効果をはじめとして、PharmaGABA™には複数のメカニズムが提案されていますが、最も有力なのは副交感神経の活性化を介したメカニズムでしょう。別の研究では、PharmaGABA™が副交感神経の活性化を介して中核体温をわずかに低下させることがわかっています。中核体温を下げることも睡眠改善を促す要因となるものです。1

まとめ

GABAは睡眠の質を向上させるだけでなく、ストレスを感じた際にも使用できます。より良い睡眠を促すには、就寝時に100~200mgを摂取することが推奨されています。 

PharmaGABA™には既知の薬物相互作用はありません。なお、一般的なガイドラインとしては、6時間以内に600mg、24時間以内に1,200mgを超えないように摂取することが推奨されています。

 

 

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健康  マルチビタミンを選ぶ際のポイント

市場に無数のマルチビタミンが出回っている中、真に自分に合ったものを見つけるのは至難の業ではないでしょうか。そこで、この記事では、広大なマルチビタミン業界に一歩踏み込み、自らの栄養ニーズに合った最適な製品を選ぶ際に重視すべき点についてご説明します。

マルチビタミンの歴史的背景

20世紀初頭、食品に含まれる必須栄養素として認識されていたのは、炭水化物、タンパク質、脂質のみでした。衛生状態が悪い当時は、さまざまな病気が蔓延していたため、病原菌対策として食品が殺菌消毒されていたのですが、穀物の精製や牛乳の殺菌といった衛生管理を経て、食品に含まれる多くのビタミンが破壊されていました。その結果、ビタミンB欠乏による神経障害やビタミンC欠乏を原因とする壊血病(かいけつびょう)が世界中で増加の一途をたどっていました。

1912年、食品に炭水化物、タンパク質、脂質以外の成分が含まれていることが研究で明らかになると、その追加栄養素が補助物質と呼ばれるようになり、「生命のアミン」(Vitamine。ビタミンとして最初に見つかった物質がアミンという化合物だったことから)と名付けられ、最終的にビタミン(Vitamin)と呼ばれるようになった経緯があります。ビタミンを発見・命名したポーランドの生化学者カシミール・フンクは、食品に含まれるビタミンで多くの病気が治る見込みがあるという理論を立てました。

1915年には、アメリカ人医師フォレスト・C・シャクリーが世界初のマルチビタミンを処方しましたが、1929年にビタミンという言葉を使い始めるまで、シャクリー博士はこの製品を「Shaklee’s Vitalized Minerals」という商品名で販売していました。その後、1943年に1日1回服用のマルチビタミンが市場に初めて登場し、1950年代半ばには、アメリカの家庭で食事を補うものとしてマルチビタミンが広く宣伝されるようになりました。

以降、マルチビタミンは、ビタミンやミネラルを摂取するためにさまざまな原料が用いられ、多種多様な製剤に発展していきました。1973年に、合成成分を使用せずに食物からビタミンを抽出する方法を開発したMegaFood社を皮切りに、1970年代には植物由来の成分を使用した自然派マルチビタミンの製造が始まりました。

現在の市場では、グルテンフリーを筆頭に、大豆や乳成分を含まない製品や、オーガニック、ヴィーガン処方はもちろん、さらに革新的なマルチビタミンの選択肢もあります。そんなマルチビタミンの最近の傾向の一つに「高力価ビタミン」がありますが、高力価ビタミンとは具体的にどういうもので、その見分け方はあるのでしょうか。

高力価ビタミンとは

1997年、FDA(米国食品医薬品局)によって定義された「High potency」は、通常の基準摂取量である推奨食事摂取量(RDI)に個々のビタミンやミネラルが100%以上含まれている場合、アメリカでは製品ラベルへの記載が認められています。要は、ビタミンがRDIを100%満たしていれば高力価と表示できるということです。

高力価ビタミンを摂取することは、その補助的役割から考えて重要と言えるでしょう。つまり、必要なビタミンやミネラルを毎日の食事から十分に摂れていない場合、マルチビタミンを摂取することで栄養を補給できるのです。このように、不足しがちなビタミンやミネラルを補うのであれば、各栄養素のRDIを満たす良質なマルチビタミンを選びたいものです。

マルチビタミンを選ぶ際のポイント

さて、表示成分がRDIの100%以上含まれていれば高力価製品と呼べることがわかったところで、他にもマルチビタミンを選択する際に注目したいポイントを見ていきましょう。

1. 体が必要とする栄養素を含むマルチビタミンであること

ビタミンB欠乏やビタミンD欠乏と診断された方がマルチビタミンを摂取する場合は、自分に不足している栄養素が高力価として含まれていることを確認しましょう。

また、健康目標や生活習慣をサポートするビタミンであることも重視したいポイントです。例えば、目の健康が気になる方は、ビタミンAは欠かせませんし、糖尿病がある方はビオチンなどが含まれるマルチビタミンを選んではいかがでしょうか。もう一つ、糖尿病患者にとって理想的な成分といえばクロムです。クロムは微量ミネラルの一種で、インスリン感受性と糖質代謝を改善する可能性があります。

なお、妊娠中の方や妊娠を計画中の方には、先天性異常の予防に不可欠な葉酸(別名ビタミンB9)とB12を多く含むマルチビタミンをお勧めします。

2. 良質なマルチビタミンの決め手となるのは還元成分

強力な還元成分であるビタミンEやビタミンCなどのビタミン類は、体を保護する働きで知られています。

ビタミンEも、視力、脳、皮膚、生殖器の健康などに深く関与しています。一方、体組織の適切な成長と修復に必要なビタミンCは、正常な免疫機能と創傷治癒(そうしょうちゆ=傷を治すこと)と関連しており、歯、骨、コラーゲン、軟骨の発達と維持にもなくてはならないビタミンと言われています。

α-リポ酸も優れた還元成分であり、神経機能を改善し、炎症を抑え、記憶障害の進行を遅らせ、心疾患のリスクを低下させる可能性があるとされています。

同じく強力な還元成分であるリコピンも、高力価マルチビタミンの成分表示に含まれているでしょう。リコピンの効能としては、日焼け防止が挙げられる他、メタボリックシンドロームと診断された方には早期死亡のリスク減少に役立つ可能性があり、心疾患のリスクを下げる効果も期待できそうです。

3. エネルギー生成を助けるマルチビタミンを選ぶ

ビタミンB5とも呼ばれるパントテン酸は、食物をエネルギーに変換させやすくしたり、脂肪代謝を促す働きもあります。

ビタミンB12もエネルギー増進に優れ、マルチビタミンに含まれるべき栄養素です。B12は赤血球の形成に不可欠で、倦怠感などの症状に代表される貧血を予防するのに役立ちます。ビタミンB12は、エネルギーを刺激する効果に加え、先天性異常を予防することで妊娠期の健康もサポートします。B12の摂取量が十分であれば、うつ病をはじめ、黄斑変性症(おうはんへんせいしょう。網膜の中心部である黄斑に障害が生じる眼疾患で、ものがゆがんで見えたり、ぼやけて見える)や骨がもろくなる骨粗しょう症のリスクを抑えやすくなるでしょう。

また、クロムは、タンパク質、炭水化物、脂質を、体内で利用できるエネルギーに変換させやすくすることで活力をサポートします。

ホウ素は微量ミネラルの一種で、丈夫な骨を促進し、男性ホルモンとして知られるテストステロンの濃度を高め、運動能力を向上させるのに役立ちます。

4. プラスアルファがあるマルチビタミンを選ぶ

最近のマルチビタミンには、さらに効果を高めようとハーブのようなビタミンやミネラル以外の成分を配合した製品が増えています。

高品質のマルチビタミンに含まれるキク科の植物マリーゴールドがその好例でしょう。マリーゴールドは、血流の改善、健康な組織の成長、炎症抑制などを助けるだけでなく、感染予防にも一役買います。

この他、ケルセチンのようなフラボノイド(植物性色素)が含まれるマルチビタミンもお勧めです。強力な還元成分であるケルセチンはアレルギーを緩和する作用があり、神経障害、心疾患、感染症の発症リスクを下げることでも知られています。

アピゲニンを配合したマルチビタミンであれば、鎮静効果も期待できるでしょう。アピゲニンは、ポリフェノールの一種であるフラボンの一つで、カモミールティーに含まれる活性成分であり、抗炎症・抗酸化作用に加えて、鎮静効果を発揮する可能性があります。ちなみに、このアピゲニンは、オレガノ、パセリ、アーティチョーク、ホウレンソウなどにも自然に含まれています。

5. 年齢・性別に合ったマルチビタミンを選ぶ

年齢や性別によって、マルチビタミンに含まれる微量栄養素(ビタミンやミネラルなど)の必要量が異なる場合があります。

例えば、閉経前の女性は、男性や閉経後の女性よりも鉄分の必要量が多い傾向がありますし、高齢者はカルシウムとビタミンDの摂取量を増やす必要があるかもしれません。また、男性は、ビタミンA、B、E、K、亜鉛の必要摂取量が女性よりも多いのが一般的です。

さらに、幼年期〜少年期には食事とおやつから十分な栄養を摂ることが理想ですが、現代の食生活では健康な発育に必要なビタミンやミネラル量に満たない場合があります。そのため、お子様の骨の成長にはカルシウムを、正常な腸の運動性には食物繊維を、それぞれしっかり摂ることが大切です。

マルチビタミンに見られる副作用

正しい用法用量を守る限り、マルチビタミンが重大な副作用を引き起こすことはないと考えられています。

マルチビタミンを摂取することで起こり得る副作用には、吐き気、胃のむかつき、顔面紅潮(赤面)、気になる後味、下痢などがあります。

また、ミネラルを大量に摂取した場合、不整脈、精神錯乱、筋力低下、歯の黄ばみ、排尿量の増加などの副作用が生じる可能性があります。

正しいマルチビタミン選びのまとめ

自分に合った製品を選ぶ際は、高力価マルチビタミンを最優先した上で、年齢・性別や生活習慣の他、ビタミン・ミネラル欠乏の有無などを考慮することも重要です。

また、ハーブやフラボノイドといった補助的な成分がマルチビタミンの効果を後押しするケースもあるかもしれません。

なお、マルチビタミンに限らず、特に妊娠中・授乳中の女性や何らかの疾患がある方が新たなサプリメントを取り入れる際は、事前に必ず主治医にご相談ください。

 

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