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四神足法 ― クンダリニーを覚醒

四神足法 ― クンダリニーを覚醒

夜の山は、息をひそめていた。
月の光が、尾てい骨のあたりに微かに触れたとき、彼は静かに呼吸を整えた。

「クンダリニーとは、巻かれた蛇の名だ」――
師はそう言った。
「それは人の脊柱の最下に眠る。だが、決して軽々しくその眠りを破ってはならぬ。蛇は火であり、火は命を焦がす。」

青年は、心の奥にそれを刻みながら、座を組む。
ムーラーダーラ、スヴァーディシュターナ、マニプーラ――七つの光輪は、ひとつひとつ淡く灯り、生命の泉が脈打ちはじめた。
それはまるで、地下深くの岩の裂け目から吹きあがる炎の息のようであった。

だが、師は言う。
「チャクラをただ目覚めさせるだけでは、神通に至らぬ。
四神足法の目的は、力そのものではない。
その力を統合し、仏の意志を現すことにある。」

青年は理解できなかった。
目覚めるエネルギー、沸き立つ火、それを抑え、まとめ、導くとはどういうことか。
師は、黙してただ一点を見つめる――その眼差しの先には、人の脳の奥、見えざる光の網があった。

「四神足法には二つの技がある」と師は続けた。
「一つは、各チャクラの力を自在に制御し、脳をふくむ身体のどの部にも送る術。
もう一つは、新たな経路――神経の橋を生み出し、皮質と視床下部をつなぐことだ。」

青年は息を呑んだ。
「神経の橋を……つくる……?」

師は静かにうなずいた。
「そうだ。これは、古代インドのクンダリニー・ヨーガにはない。
彼らの道は炎の道。
覚醒したクンダリニーは、スシュムナー管を焼きつつ上昇し、サハスラーラに突き抜ける。
それは“蛇の火”――サーペント・ファイアと呼ばれる。」

その言葉に、青年の心にひとすじの恐れが走った。
スシュムナー、ピンガラ、イダー――三つの気道が脊柱を走り、蛇の火はその双旋を描いて昇る。
だが、師は低くつぶやく。

「それは、あまりにも激しすぎる。
その炎は肉を焼き、意識をも溶かす。
クンダリニーは、世界を越えるが、人間を完成させはしない。
それは欠陥を焼き払うことなく、ただ突き抜ける。」

青年は瞑目した。
彼の脊髄の奥では、かすかな光が震えている。
しかし、それはまだ眠りの呼吸であった。

師は言葉をつづける。
「仏陀は、炎ではなく光を選ばれた。
だれでもが歩める道、一心に修すれば成仏できる法を示された。
だから、チャクラを活かしながらも、クンダリニーの激流には身を投じなかった。
仏陀の道は、統合の道――四神足法なのだ。」

青年の胸に、ひとすじの理解が差す。
蛇を呼び覚ますのではなく、蛇の火を制する。
それは力の暴発ではなく、光の転化であり、智慧への上昇。

夜明けの気配が、山の端に滲んだ。
青年は深く息を吸う。
脊柱の底から、静かな波が昇る。
それはもはや炎ではなく、微光。

――それが、四神足の第一歩。
天地を貫く、覚醒への回路が、静かに形を取りはじめていた。

ムーラーダーラからサハスラーラまで蛇の火を制する者 ― スシュムナーの道》

夜明け前の空は、灰色の息を吐いていた。
鳥の声すらまだ眠り、世界の輪郭がかすかに溶けていく。
青年は静かに座を組み、呼吸の底に沈んでいった。

尾てい骨の奥――ムーラーダーラ。
そこに、ひとつの火がある。
長く眠っていた蛇が、ゆっくりと身じろぎするように、微かな熱を帯びはじめた。

師の声が、内なる耳に響く。
「恐れるな。その火は汝自身の生命。
だが、決して急かしてはならぬ。
クンダリニーは命の母、彼女はやさしく導かれねばならぬ。」

青年は、息を細く吐いた。
火はゆっくりとスシュムナー管へと流れ込み、第一の門を開く。


その感覚が、肉体という牢を超えて拡がっていく。

やがて火は上昇し、臍下の渦へと至る。
スヴァーディシュターナ――水の門。
そこには快楽と恐れ、欲望と悲しみが渦巻く。
青年は、己の記憶に潜む数多の影と向き合った。
過ぎた愛、逃げた夢、封じた痛み――それらが火に照らされ、融けていく。
涙がひとすじ、頬を伝った。

次に訪れたのは、マニプーラ――太陽の門。
臍の奥に、黄金の光輪が現れる。
火はここで真の炎となり、意志の剣を鍛える。
青年は、恐怖を越えようとする意志を見いだした。
「我は燃えよう。だが、誰も焼かぬために。」

心臓の奥――アナーハタ。
そこには、風が吹いていた。
火は風に抱かれ、やわらかく揺らめく。
愛と慈悲が息づき、肉体の輪郭が溶けていく。
青緑の光が胸から広がり、山も海も、その光に溶けこんだ。

喉の輪――ヴィシュッダ。
ここで火は音となる。
沈黙が言葉を超え、祈りが光に変わる。
青年の唇が微かに動いた。
「オン・サンマヤ・サトバン……」
真言は響き、スシュムナー管全体を震わせた。

眉間――アジナー。
二つの蛇がここで交わり、光の双眼が開く。
青年は自らの内と外とが一つの像であることを見た。
宇宙は彼の脳に映り、彼の意識が星々を貫く。
だが、師の声が再び響く。
「見ることに酔うな。観る者を観よ。」

最後の門――サハスラーラ。
頭頂に、白蓮の花が咲いた。
クンダリニーはついにそこへ昇り、火から光へと変わる。
音もなく、すべてが融ける。

青年は、もはや“彼”ではなかった。
ただひとつの呼吸、ひとつの光。
それが彼であり、宇宙であった。

そして、静寂の底に師の声が落ちる。
「よく聞け――
クンダリニーの目的は上昇ではない。
下降してこそ、覚者となる。
光をもって、再び人として歩むのだ。」

青年の眼がゆっくりと開く。
朝日が差し込み、山が金色に染まっていた。
光はもう、彼の中だけでなく、世界のすべてに宿っていた。

――蛇の火は昇り、そして降りた。
そのとき、仏陀の道は、彼の呼吸そのものとなった。

 

輪迴転生联想い

チャクラが生む奇蹟

クンダリニー・ヨーガが超常的能力を生み出す源泉は、「チャクラ」である。

クンダリニー・ヨーガは三千年の歴史を持つ。

づけた。 そんなにも古い時代に、クンダリニー・ヨーガは、人間の体の中に、七カ所の 「力の湧き出る泉」を発見し、この泉を自由に制御して、超人的能力を発生させる技術をつくり出した。そうして、この「力の湧き出る泉」を「チャクラ」と名

チャクラとは、どういう意味か?

英国、およびアメリカ、インドに本拠を持つ神智学協会発行の“The Chakras”

の中で、リードビーターは、それを“Force Center”と訳している。『力の中心である。そうして、つぎのように解説している。

Chakra という語はサンスクリット語で、輪を意味し、文学的な表現をす

れば、『法の輪の回転”である。

また、別なヨーロッパのヨーガの指導者は「幅」であるといっている。

わたくしの考えは、このほうに近い。

しかし、これを、輪といったり幅といってしまったら間違いであって、それは、車輪の中心から八方に放射状に出ている支柱、すなわち幅には似ているけれども、幅そのものではなく、また輪でもなく、幅の状態なのである。すなわち、 放射状の波動、というものが最も適切と思われる。

それは、もの、そのものではなく、もの、の状態を示すもので、”か”をあらわしているのである。それは、ある刺激によってひとつの力が生じた状態なのである。その状態が、幅のように放射されたかたちをとっているわけだ。

それは、力が充実したとき、さまざまな色をともなって、かすかに光って見える。霊光に似ているが、オーラは、チャクラのように多彩な色を発しな

 

チャクラが、どうして、超人的ともいうべき特殊な力を発生するのか?

長い間、それは神秘的な謎とされていたが、近代生理学の登場によって、その

謎は解けた。 ないよんぴつせんチャクラの場所は、すべて、内分泌腺と一致するのである。

クンダリニー・ヨーガの熟達者は、特殊な修行によって得た力でその場所を刺激し、ふつうの人間の持たない力を発生させるのである。内分泌腺がその力の発生源なのである。

これを、近代医学による内分泌腺と対照すると、表1(七三頁)のようになる。

ただし、この、チャクラと近代医学の解剖学的対照は、わたくしの修行体験に

よってわたくしが分類したもので、欧米のヨーガの指導者たち(およびその系統の人たち)の対照分類のしかたと、だいぶちがうところがある。わたくしは、わたくしの修行体験によって、このほうが正しいと信じているが、あるいは、これはリードビーター氏がいっているように、人種、民族別による体格、体質の相違によるものであるのかもしれぬ。氏はその著書の中で、チャクラの大小、色彩、

のろ楽しれめ、氏はその著書の中で、チャクラの大小、色彩、

位置、形状など、有色、白色、東洋、西洋の民族、人種の相違によってかなりちがうものがあり、また、おなじ民族、人種でも、多少の個人差が見られる、とのべている。たしかにそのとおりだと、わたくしも思っている。

チャクラの機能

チャクラは、ホルモンを分泌する内分泌腺と同一の場所にあり、ホルモンが持つ驚異的な力を発現させる場所であることをのべた。

では、各チャクラは、どのような力を発揮するのであろうか。

クンダリニー・ヨーガの秘伝として伝えるところのものを記してみよう。

1、ムーラーダーラ・チャクラ

内分泌腺の性腺、腎臓の部位である。

このチャクラを覚醒すると、体力が異常に増進して、ふつうの人の三~五倍の解力を持つようになる。三日、四日の徹夜くらい平気になる。いっさいの病気

5 第二章 クンダリニー・ヨーガと成仏法の真

 

サンヤマを受けつけず、健康体そのものとなる。病弱だった者は、その悪いところが、み

ななおってしまう。このチャクラに綜制 制 Samyama Samyama. を集中してそのエネルギーが発動したとき、瀕死の病人でも床を蹴って立ち上がるだろう。男女ともにじっさいの年齢より十歳以上若くなる。

そのかわり、強烈な性欲と生殖力を持つようになるので、そのエネルギーを、 オージャスという知能のエネルギーに変える方法をあわせもちいる。

2、スヴァーディシュターナ・チャクラ

ゆうしゅつ闘いのホルモン、英雄ホルモンを湧出させる副腎の部位である。

まどかかんこのチャクラが覚醒してエネルギーが発動すると、気力が充実し、勇敢になって、積極果敢な行動力を発揮するようになる。なにものをも恐れず、なにごとにも惑わず、大胆不敵、不動の信念を持ってどんな困難にもひるまない。生死を超越した超人的手腕力量を発揮する。

 

3、マニブーラ・チャクラ (ナービ・チャクラ)

ヨーガの奥義書である「ヨーガ・スートラ」にこうある。

勝輪に綜制をほどこすことによって、体内の組織を知ることができる。

(自在力 第20節)

この章について、佐保田鶴治博士は、

臍輪というのは、実際の臍の孔ではなくて、そのあたりにありと想像される神秘な車輪状の部位のことで十六の幅をもっていると言われる。一説では、後世のハタ・ヨーガで説く六つのチャクラの中の下から三番目にあるマニブーラ・チャクラのことであるともいう。いずれにせよ、肉眼で見える部分ではなく、幽体に属するものとされている。臍輪は気体(生命エネルギーからなる身体)の中央にあるから、これに綜制を行なうと、身体内の組織が

 

わかる、というのである。

(「解説ヨーガ・スートラ』平河出版社)

と解説されておられるが、これは、多少ともちがう。

博士は、「そのあたりにありと想像される神秘な」といわれるが、この部位は、決して空想的な場所ではない。たしかに神秘的とも思われる偉大な力を発揮するけれども、医学的にはっきり確認されているのである。 チャクラ

それは、医学的には、ソーラー・プレクサスと名づけられた「太陽神経叢」のことである。腹腔神経叢、内臓動脈軸叢ともいわれ、腹腔動脈より出る上腸間膜動脈の起始部にある交感神経の大きい神経叢である(図2、七五頁参照)。胃の裏側にあって、さながら太陽の光線のごとく各臓器に神経を送っているので、この名前がつけられた。 しんけいそう

よくじんすなわち、ここから出る神経は、食道、胃、腹部血管、肝臓、輸胆管、膵臓、 副腎、腸等に分布している。また、この神経叢は大小内臓神経、迷走神経、第

なである。 などが集まっており、内臓の神経としては最も重要

チャクラというのは、いずれも、いままで、空想的、神秘的場所とのみ考えられてきた。これらの部位は、決してそういうものではなく、さきにのべたよう求などに深い関係があり、じっさいに、医学的見地から見ても非常に重要な場所であり、大切なはたらきをする場所なのである。

「経をほどこすことによって、体内の組織を知ることができる」とあるが、このよいうのは、特別な修行を経た特殊な集中力をいう。この組織を知る、というのは、単に組織を知るだけではなく、組織を自由にコントロールすることができるという意味である。じっさいにこの臍輪に綜制を集中すると、この太陽神にする内臓器官それは食道から、胃、肝臓、原臓、脚臓、副腎、腸に至るまで、すべてを自分の思うようにコントロールできるのである。これらの内器官が、どんな状態にあるかをすぐ知り、少しでも異常があるようであれば直

ちに正常に戻してしまう。そういう力の訓練が、この臍輪のトレーニングであ

る。

また、それは、自分の体だけではなく、他人の体も自由にコントロールする力を持つから、人の病気なども即座に癒してしまうのである。

4、アナーハタ・チャクラ

胸腺・心臓・肺臓の部位である。

このチャクラの体現により、いちじるしい感覚器官の増幅が見られる。

究極の力では、不可視光線(赤外線、紫外線)を見ることができ、超音波を聞 「くことができる。その結果、天災地変を予知することができるようになる。

C それは、その超感覚と高度の知能の結合によるものである。それらは、自分の肉体を思うままに統御する能力から来る。マニプーラ・チャクラとの結合であ

5、ヴィシュッダ・チャクラ

甲状腺・唾液腺の部位である。

感覚器官の増幅が、高い次元に向かってなされる。

聖霊と交流し、聖なるものの声を聞くことができるようになる。

また、自分にとって不可解な、理解できぬことなどを、天地にみちた、すぐれた心、智慧のエネルギーに同化して、そこから聞くことができる。つまり、人の肉体はほろびても、その人の持っていた心のエネルギーは、この空間に痕跡をとどめているので、このチャクラでその心の波動と同じになれば、その心が持っていたすべてのもの、意識も知能もみな自分と同化して、自分のものになるということである。 こんせき

つまり、それは、霊界(四次元の世界)との交通の道が開けることを意味するのである。

6、アージュニャー・チャクラ

脳下垂体の部位である。

 

※度に発達した知能を持つ。

一度、目にふれ、一度、耳にしたことは、ぜったいに忘れることのない記憶

どのように複雑な構造でも組織でも、瞬間的に分析し、推理し、理解して、十

質を把握してしまう演輝と帰納の力。

コトバという間接思考を経ない純粋思考から発する超飛躍的な創造力。

究極には、仏教でいう「常楽我浄」の四徳を完成し、仏陀の感性に到達する。

7、サハスラーラ・チャクラ

松果腺,松果体、視床下部の部位である。

これを体現すると、仏陀の覚醒に到達する。すなわち、霊性の完成である。

このチャクラは、「頭の中の光明」(Mūrdha-jyotis)とよばれる。このチャクラが目ざめた利那、この部位に光明があらわれて、燦然とかがやくからである、という。(口伝あり)

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仏仏

千手観音

千の手と千の目で一切の衆生を救う観音菩薩

千手観音(せんじゅかんのん)とは?

別名 千手千眼観自在菩薩(せんじゅせんげんかんじざいぼさつ)とも言い、生きとし生けるものすべてを漏らさず救う、大いなる慈悲を表現する菩薩です。千の手と手のひらの千の眼によって悩み苦しむ衆生を見つけては手を差し伸べる広大無限な功徳と慈悲から「大悲観音」、または観音の王を意味する「蓮華王」とも称されます。阿修羅や金剛力士などが属する二十八部衆を配下とします。

 

観音の中でも功徳が大きく、観音の中の王という意味で「蓮華王」と呼ばれることもあります。阿修羅や金剛力士などの二十八部衆を配下にしています。また六観音の一つに数えられ餓鬼道に迷う人々を救うといわれています。

ご利益

災難除け、延命、病気治癒などあらゆる現世利益を網羅し、特に夫婦円満、恋愛成就に功徳があるとされています。子年の守り本尊でもあり、子年生まれの人の開運、厄除け、祈願成就を助けるとされます。

千手観音(せんじゅかんのん)の像容

十一面四十二臂(ひ)で表されることが多く、四十二本の手のうち四十本それぞれが二十五の世界を救うことを示します。手には宝剣、髑髏杖、水瓶など実に様ざまな持物(じもつ)を持ち、多種多様な徳を表しています。

有名寺院と像

・奈良:唐招提寺
・京都:三十三間堂

千手観音(せんじゅかんのん)の真言

オン・バザラ・タラマ・キリク

 

 

虚空蔵菩薩 無限の智慧と慈悲の心を人々に与える菩薩

虚空蔵菩薩 無限の智慧と慈悲の心を人々に与える菩薩

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)とは?
虚空蔵とは宇宙のような無限の智慧と慈悲の心が収まっている蔵(貯蔵庫)を意味し、人々の願えを叶えるために蔵から取り出して智慧や記憶力、知識を与えてくれるとされています。

真言宗の開祖・弘法大師は虚空蔵菩薩の真言を100万遍唱えるという虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)を行ったそうですよ。無限の記憶力がつき、仏の智慧を体得することができるといわれています。求聞持法の本尊像のほかに、増益(ぞうやく)や除災を願って行う修法の本尊である五大虚空蔵菩薩があります。これは虚空蔵菩薩の持つ智慧を5方に配し、金剛界五仏の変化した姿としたものです。

ご利益

成績向上、記憶力増進、頭脳明晰、商売繁盛、技芸向上のご利益があります。また、丑・寅年の守り本尊です。丑・寅年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の像容

1つの顔に2本の腕を持つ、菩薩形の像です。右手に剣、左手に如意宝珠を持っているのが一般的です。五仏宝冠を戴いた坐像として表現されます。

 

 

 

 

 

 

文殊菩薩 智慧を司る学問の神様として有名な菩薩

 

文殊菩薩

智慧を司る学問の神様として有名な菩薩

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とは?

正式名称は文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)といいます。「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名な菩薩です。モデルとなった人物が存在し、古代インドにあるコーサラ国の首都・舎衛国(しゃえこく)のバラモン階級の者だったといわれています。仏教の経典を書物にまとめる作業などに関わったといわれていますよ。ただし、本来は学問などの知恵を司るのは虚空蔵菩薩であり、文殊菩薩は物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味する「智慧」を司っています。

釈迦如来の左脇侍として普賢菩薩と共に三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られることもあります。

ご利益

智慧明瞭、学業成就のご利益があるとされています。また、卯年の守り本尊です。卯年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の像容

左手に剣と右手に経巻を持ち、獅子の上に置かれた蓮華台の上に座るのが一般的です。梵篋、金剛杵を立てた蓮台などを持つこともあります。

有名寺院と像

・奈良県:安倍文殊院

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の真言

オン・アラハシャ・ノウ

文殊菩薩(もんじゅぼさつ、: mañjuśrī〈マンジュシュリー〉、: mañjughoṣa[1]〈マンジュゴーシャ〉、: ‘jam dpal〈ジャンペル〉)は、大乗仏教の崇拝の対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる[2]。その他、非人救済などの慈善事業を司るほか、日本真言律宗では慈母供養の象徴としての一面も重視された。

文殊は文殊師利(もんじゅしり)の略称。また妙吉祥菩薩(みょうきっしょうぼさつ)などともいう。曼殊室利等とも音写し、妙徳菩薩(みょうとくぼさつ)、妙首菩薩などとも訳す。文菩薩とも書く。三昧耶形は青蓮華(青い熱帯睡蓮の花)、利剣、梵篋(椰子の葉に書かれた経典)など。種字はマン (मँ maṃ) 。

AI による概要

文殊菩薩は、

仏教で「智慧」を象徴する菩薩です。釈迦如来の脇侍(わきじ)として普賢菩薩とともに祀られるほか、単独でも信仰されます。一般的には、右手には智慧の象徴である剣、左手には経巻(またはそれを載せた蓮華)を持ち、獅子(ライオン)に乗った姿で描かれます。

主な特徴

智慧の菩薩: 「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、学業成就や合格祈願にご利益があるとされています。

姿:

代表的な姿: 右手に剣、左手に経巻(または蓮華)を持ち、獅子に乗っています。

童子形: 密教では、純粋無垢な子どもの姿で表される「五髻文殊(ごけいもんじゅ)」も一般的です。

役割: 釈迦如来の左脇侍(わきじ)として、仏の智慧を象徴する存在です。

聖地: 中国の五台山や、日本では葛城山などが聖地とされています。

信仰と文化

学問の神様: 知恵を司ることから、学業成就を願う人々に広く信仰されています。

仏像: 興福寺や法隆寺など、各地に有名な文殊菩薩像があります。奈良の安倍文殊院の像も有名です。

日本への伝来: 平安時代前期に伝わりました。

文殊菩薩(モンジュボサツ)とは? 意味や使い方 – コトバンク

文殊菩薩 もんじゅぼさつ 仏の知恵を象徴する菩薩。 インドに実在した人ともいわれる。 普賢(ふげん)菩薩とともに諸菩薩の…

コトバンク

文殊菩薩 – 仏像

文殊菩薩(もんじゅぼさつ、mañjuśrī〈マンジュシュリー〉、mañjughoṣa[1]〈マンジュゴーシャ〉、‘jam dpal〈ジャンペル〉)は、大乗仏教の崇拝の対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる[2]。その他、非人救済などの慈善事業を司るほか、日本真言律宗では慈母供養の象徴としての一面も重視された。

 

 

文殊菩薩

智慧を司る学問の神様として有名な菩薩

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とは?

正式名称は文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)といいます。「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名な菩薩です。モデルとなった人物が存在し、古代インドにあるコーサラ国の首都・舎衛国(しゃえこく)のバラモン階級の者だったといわれています。仏教の経典を書物にまとめる作業などに関わったといわれていますよ。ただし、本来は学問などの知恵を司るのは虚空蔵菩薩であり、文殊菩薩は物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味する「智慧」を司っています。

釈迦如来の左脇侍として普賢菩薩と共に三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られることもあります。

ご利益

智慧明瞭、学業成就のご利益があるとされています。また、卯年の守り本尊です。卯年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の像容

左手に剣と右手に経巻を持ち、獅子の上に置かれた蓮華台の上に座るのが一般的です。梵篋、金剛杵を立てた蓮台などを持つこともあります。

 

文殊菩薩(もんじゅぼさつ、mañjuśrī〈マンジュシュリー〉、mañjughoṣa[1]〈マンジュゴーシャ〉、‘jam dpal〈ジャンペル〉)は、大乗仏教の崇拝の対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる[2]。その他、非人救済などの慈善事業を司るほか、日本真言律宗では慈母供養の象徴としての一面も重視された。

文殊は文殊師利(もんじゅしり)の略称。また妙吉祥菩薩(みょうきっしょうぼさつ)などともいう。曼殊室利等とも音写し、妙徳菩薩(みょうとくぼさつ)、妙首菩薩などとも訳す。文菩薩とも書く。 三昧耶形は青蓮華(青い熱帯睡蓮の花)、利剣、梵篋(椰子の葉に書かれた経典)など。種字はマン (मँ maṃ) 。

文殊菩薩は卯年生まれの守護本尊で、あなたを守り生きるための智慧を授ける!

卯(ウサギ)年生まれの方の守護本尊である文殊菩薩は、悟りの智慧と困難を克服する智慧を授けることで幸せへの道筋を示してくださいます。智慧は、受験や昇進試験などに臨む時の大いなる力となり、手に持つ五智の宝剣は、あなたに害をなす苦労や災難を断ち切る力を持ち、立ち塞がる困難を打破する助けとなるのです。

 

文殊菩薩

智慧を司る学問の神様として有名な菩薩

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とは?

正式名称は文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)といいます。「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名な菩薩です。モデルとなった人物が存在し、古代インドにあるコーサラ国の首都・舎衛国(しゃえこく)のバラモン階級の者だったといわれています。仏教の経典を書物にまとめる作業などに関わったといわれていますよ。ただし、本来は学問などの知恵を司るのは虚空蔵菩薩であり、文殊菩薩は物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味する「智慧」を司っています。

 

釈迦如来の左脇侍として普賢菩薩と共に三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られることもあります。

ご利益

智慧明瞭、学業成就のご利益があるとされています。また、卯年の守り本尊です。卯年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の像容

左手に剣と右手に経巻を持ち、獅子の上に置かれた蓮華台の上に座るのが一般的です。梵篋、金剛杵を立てた蓮台などを持つこともあります。

有名寺院と像

・奈良県:安倍文殊院

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の真言

オン・アラハシャ・ノウ

 

普賢菩薩

あらゆる場所に現れ、命あるものを救う慈悲を司る菩薩

普賢菩薩(ふげんぼさつ)とは?

普賢とは「全てにわたって賢い者」という意味で、あらゆるところに現れ命ある者を救う行動力のある菩薩です。

 

文殊菩薩とともに釈迦如来の右脇侍として三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られる場合もあります。文殊菩薩の智慧とともに修行を司る菩薩として、明晰な智慧で掴み取った仏道の教えを実践していく役割を果たすとされています。また、女性の救済を説く法華経の普及とともに女性に多く信仰を集めました。

 

ちなみに普賢菩薩から派生した仏に延命のご利益のある普賢延命菩薩があります。

ご利益

女性守護、修行者守護、息災延命、幸福を増やす増益のご利益があるとされています。また、辰・巳年の守り本尊です。

普賢菩薩(ふげんぼさつ)の像容

白象に乗っている姿が一般的です。3つや4つの頭の象に乗っている場合は普賢延命菩薩像の可能性が高いです。

有名寺院と像

・京都府:岩船寺

普賢菩薩(ふげんぼさつ)の真言

オン・サンマイヤ・サトバン

普賢菩薩(ふげんぼさつ、 समन्तभद्र [samantabhadra, サマンタバドラ]、: ཀུན་ཏུ་བཟང་པོ་ [kun tu bzang po])は、大乗仏教における崇拝の対象である菩薩の一尊。文殊菩薩とともに釈迦如来脇侍として祀られることが多い[1](参照:釈迦三尊)。法要では四七日の仏とされる。

普賢菩薩(ふげんぼさつ)は、文殊菩薩と共に釈迦如来の脇侍(わきじ)として仕える菩薩であり、「すべてにわたって賢い」という意味を持つ存在です。特に、人々を救済し、実践を重んじる「慈悲と理知」を司り、延命の徳を備えるとされています。仏像では、6本の牙を持つ白い象に乗る姿で表現されることが多く、法華経では特に女性の救済と悟りの道を説いたことから、女性からの信仰も集めています。 
役割と象徴
  • 慈悲と知恵の実践: 普賢菩薩は、仏の慈悲や知恵を実際に人々へ施す役割を持ち、それを実践する菩薩とされます。 
  • 白象に騎乗: 6本の牙を持つ白い象に乗る姿は、清らかな悟りや、あらゆる困難を乗り越えて悟りへ進む精進を表します。 
  • 法華経の守護者: 法華経(ほけきょう)では、普賢菩薩勧発品(かんぱつぼん)に登場し、法華経を護る人々を守護することを誓っています。 
  • 女性の救済: 法華経の教えにおいて、女性も悟りに至れることを説いたことから、女人往生(にょにんおうじょう)や女性の精神的な成長を促す菩薩としても崇拝されています。 
ご利益と信仰
  • 延命・長寿: 延命の徳を備えているとされ、健康運や長寿への願いが込められています。 
  • 開運・厄除け: 総合的な開運、運気上昇、および厄除けの願いも叶えるとされています。 
  • 守り本尊: 辰(たつ)年と巳(み)年の守り本尊とされており、これらの干支生まれの人の信仰を集めます。 

 

 

 

普賢菩薩 あらゆる場所に現れ、命あるものを救う慈悲を司る菩薩

 

勢至菩薩  偉大な智慧の光を持つ菩薩

 

勢至菩薩

偉大な智慧の光を持つ菩薩

勢至菩薩(せいしぼさつ)とは?

正しくは大勢至菩薩といいます。智慧の光ですべてのものを照らし、人々を迷いや苦しみから救うとされています。大勢至菩薩と表記されることもあります。智慧とは物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味します。

 

阿弥陀如来の右脇侍として観音菩薩と共に三尊で表され、独尊で祀られることはほとんどありません。

 

浄土信仰の高まりとともに流行する来迎形式の阿弥陀三尊の場合、観音菩薩が死者の霊をのせる蓮台を持ち、勢至菩薩が合掌をする姿でつくられます。その姿勢は、立像・坐像のほかにひざまずいた姿の跪像もみられます。

ご利益

智慧明瞭、家内安全、除災招福のご利益があるとされています。午年の人々を守る守護本尊であり、午年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるともいわれています。

勢至菩薩(せいしぼさつ)の像容

手を合わせているか水が入っている水瓶(すいびょう)を持っている姿が一般的です。

有名寺院と像

・京都府:清水寺
・奈良県:法隆寺

勢至菩薩(せいしぼさつ)の真言

オン・サンザンサク・ソワカ

 

 

 

 

 

 

 

大日如来 すべての生き物の根本となる仏

 

 

大日如来

大日如来

大日如来

すべての生き物の根本となる仏

大日如来(だいにちにょらい)とは?

大日とは「大いなる日輪」という意味です。太陽を司る毘盧舎那如来がさらに進化した仏です。密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指します。また、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。

 

大日如来には悟りを得る為に必要な智慧を象徴する金剛界大日如来と、無限の慈悲の広がりを象徴する胎蔵界大日如来という2つの異なる捉え方があります。金剛とはダイヤモンドのことを指し、智慧がとても堅く絶対に傷がつくことがないことを意味しています。また、胎蔵とは母親の母胎のようにすべての森羅万象が大日如来の中に包み込まれている様を意味しています。この2つが揃って大日如来を本尊とする密教の世界観が出来上がるのです。

ご利益

現世安穏、所願成就。また、未・申年生まれ守り本尊です。

大日如来(だいにちにょらい)の像容

本来、如来は出家後の釈迦の姿をモデルとしているため装飾品は身に付けていませんが、大日如来だけは別格で豪華な装飾品や宝冠を付けています。また、螺髪(らほつ)ではなく、髪を結い上げています。

 

金剛界、胎蔵界の姿でそれぞれ印の形が違います。金剛界の大日如来は、左手の人差し指を立て、その人差し指を右手で包みこむ智拳印の印相をしています。一方、胎蔵界の大日如来は、腹の前で両手の全指を伸ばして組み合わせる定印です。

有名寺院と像

・奈良県:円成寺

大日如来(だいにちにょらい)の真言

金剛界:オン バサラダトバン
胎蔵界:オン アンビラウンケン

大日如来(だいにちにょらい、サンスクリット: Mahāvairocana[1])は、大乗仏教における信仰対象である如来の一尊。真言密教の教主たるで、密教本尊である[2][3]。日本密教においては[4]一切の諸仏菩薩本地とされる[5][注 1]

胎蔵曼荼羅の胎蔵界大日如来(中央)

名称

Mahāvairocanaマハーヴァイローチャナ摩訶毘盧遮那まかびるしゃな音写し、大遍照[2][3]、大日遍照、遍一切処などと漢訳する[3]。摩訶毘盧遮那如来、遍照如来とも呼ばれる[6]

概説

胎蔵曼荼羅
金剛界曼荼羅

大乗仏教では三身説をとるが、姿・形をもたない宇宙の真理たる法身仏、有始・無終の存在で衆生を救う仏である報身仏(人間に対する方便として人の姿をして現れることもある)、衆生を救うため人間としてこの世に現れる応身仏釈迦如来)と説明される。大日如来は法身仏であるとされる。台密では釈迦如来は人間を救うために現世に現れた大日如来の化身であると解釈する。東密では、顕教釈迦如来と大日を別体としている[5]

大日(だいにち)」は、仏教の「大日如来」を指すことが多いですが、その他にも、企業名や地名としても使われています 
大日如来
大日如来(だいにちにょらい)は、密教における最高位の仏です。 
  • 「大日」の意味: 「大いなる日輪(太陽)」を意味し、宇宙そのものを表すとされます。
  • 真言密教: 真言宗では最高位の仏であり、宇宙の真理そのものを体現する存在として、中心的な信仰の対象です。
  • ご利益: 現世安穏、諸願成就のご利益があるとされています。
  • 梵字(ぼんじ): 大日如来を表す梵字は「バン」で、未年と申年の守り本尊です。 
企業名
  • ダイニチ工業株式会社: 新潟県に本社を置く暖房機器や生活家電のメーカーです。石油ファンヒーターや加湿器で高いシェアを誇ります。
  • 大日産業株式会社: 自転車の企画から製造、卸売までを行う会社です。
  • 株式会社大日製作所: 金属部品加工などを行う会社です。 
地名・施設名
  • 大日駅: 大阪府守口市にある大阪メトロ谷町線と大阪モノレールの駅です。
  • イオンモール大日: 大日駅に隣接する大型商業施設です。 
その他
  • 日輪: 仏教では、民間信仰の太陽神(天照大神)と同一視されることもあります。 
AI は不正確な情報を
炎の守護者 ― 不動明王の誓い 『倶利伽羅の焔(ほのお)』 “Flame of Kurikara”

不動明王(ふどうみょうおう、अचलनाथ acalanātha[2])は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。大日如来の化身とも言われる。また、五大明王の中心となる明王でもある。

真言宗をはじめ、天台宗禅宗日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されている。大日如来降三世明王軍荼利明王大威徳明王金剛夜叉明王、金剛愛染明王らと共に祀られる。

概要

密教の根本尊である大日如来の化身であると見なされている。「お不動さん」の名で親しまれ、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれる。アジアの仏教圏の中でも特に日本において根強い信仰を得ており、造像例も多い。真言宗では大日如来脇侍として、天台宗では在家の本尊として置かれる事もある。縁日は毎月28日である。

真言・種子・三昧耶形

真言

不動明王の真言には以下のようなものがある。 一般には、不動真言の名で知られる、小咒(しょうしゅ)、一字咒(いちじしゅ)とも呼ばれる真言が用いられる。

「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」
(namaḥ samantavajrānāṃ hāṃ)
(すべての諸金剛に礼拝する。ハーン。)

また、長い真言には、火界咒(かかいしゅ)と呼ばれる真言がある。

「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン」
(namaḥ sarvatathāgatebhyaḥ sarvamukhebhyaḥ sarvathā traṭ caṇḍamahāroṣaṇa khaṃ khāhi khāhi sarvavighanaṃ hūṃ traṭ hāṃ māṃ)

その中間に位置する、慈救咒(じくじゅ)と呼ばれる真言も知られる。

「ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」[3]
(namaḥ samantavajrānāṃ caṇḍa-mahāroṣaṇa sphoṭaya hūṃ traṭ hāṃ māṃ. [4])
(すべての諸金剛に礼拝する。怒れる憤怒尊よ、砕破せよ。フーン、トラット、ハーン、マーン。)

種子

種子(種子字)はカン (हांhāṃ)、あるいはカンマン (ह्म्मांhmmāṃ)

印相

  • 不動根本印 – 右指を左指の上に交互に乗せていき、掌の内で十指を交叉させる。この状態で人差し指を立てて合わせて、親指で薬指の側を押さえる。
  • 不動剣印

三昧耶形

三昧耶形は利剣(倶利伽羅剣)、あるいは羂索。

不動明王

破壊と再生を司り、悪を滅する

不動明王(ふどうみょうおう)とは?

語源は「動かない守護者」を意味し、インド神話のシヴァ神の別名です。シヴァは暴風雨の威力を神格化したもので、破壊的な災害を起こす半面、雨によって植物を育てます。その破壊と恵みの相反する面は不動明王にも受け継がれているのです。不動明王は仏法の障害となるものに対しては怒りを持って屈服させますが、仏道に入った修行者には常に守護をして見守ります。

 

大日如来の化身として、どんな悪人でも仏道に導くという心の決意をあらわした姿だとされています。特に日本で信仰が広がり、お不動様の名前で親しまれています。そして、五大明王の中心的存在です。五大明王とは、不動明王を中心に降三世明王(ごうざんぜみょうおう)・軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)・大威徳明王(だいいとくみょうおう)・金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)の5体のことを指し、不動を中心に東西南北に配されます。不動明王の脇侍として八大童子のうちの矜迦羅(こんがら)・制多迦(せいたか)の2童子が配されることも多いです。ちなみに不動明王の持っている龍が巻きついている炎の剣が単独で祀られている場合があります。不動明王の化身とされ、倶利伽羅竜王(くりからりゅうおう)などと呼ばれています。

ご利益

除災招福、戦勝、悪魔退散、修行者守護、厄除災難、国家安泰、現世利益のご利益があるとされる。また、酉年生まれ守り本尊です。酉年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

不動明王(ふどうみょうおう)の像容

背の低い、ちょっと太めの童子型の造形が多く、怒りの表情をしています。目は天地眼(てんちげん)といって右目を天に向けて左目を地に向けていますよ。口は牙上下出といって右の牙を上に出して左の牙を下に出しています。炎の光背を背にし、手には剣と羂索(けんじゃく)を持っています。剣は大日如来の智慧の鋭さを表現しています。羂索とは煩悩を縛り悪の心を改心させる捕縛用の縄のことです。

有名寺院と像

・京都府:教王護国寺(東寺)
・千葉県:成田山新勝寺
・神奈川県:浄楽寺

不動明王(ふどうみょうおう)の真言

ナウマク・サマンダ・バザラ・ダン・カン

起源

AI による概要

不動明王は、密教における明王の一尊で、大日如来の化身とされています恐ろしい形相で描かれることが多いですが、これは煩悩を断ち切り、人々を救済しようとする慈悲の現れとされています。日本でも広く信仰されており、「お不動さん」「不動尊」として親しまれています。

不動明王について
    • 密教の明王:

      不動明王は、密教における明王の一尊で、大日如来の化身とされています。明王は、仏法を破壊や煩悩から守り、人々を救済する役割を持つとされています。

    • 忿怒相:

      不動明王は、右手に剣、左手に羂索(けんさく、縄)を持ち、炎を背負った忿怒の相で表現されることが多いです。これは、煩悩を断ち切るための力強い姿を表しています.

  • ご利益:

    不動明王は、厄除け、煩悩退散、学業成就、立身出世、商売繁盛、健康祈願、修行者守護など、現世利益をもたらすと信じられています.

  • 信仰:

    不動明王は、真言宗、天台宗、日蓮宗など、日本仏教の様々な宗派で広く信仰されています。特に日本では「お不動さん」や「不動尊」として親しまれています.

  • 起源:

    不動明王の起源は、インド神話のシヴァ神であるという説があります。シヴァ神は破壊と創造を司る神であり、不動明王にもその両面が受け継がれているとされます.

  • 不動明王の真言:

    不動明王を拝む際には、真言を唱えるのが一般的です。代表的な真言には、慈救呪(じくしゅ)や火界呪(かかいしゅ)などがあります.

不動明王の象徴的な要素

  • 剣:

    右手に持つ剣は、煩悩や障害を断ち切ることを象徴しています.

  • 羂索:

    左手に持つ羂索は、人々を救い、迷いや苦しみから引き上げることを象徴しています.

  • 炎:

    背後に燃え盛る炎は、不動明王の強い意志と、煩悩を焼き尽くす力を表しています.

不動明王の

 

 

無量の光、無量の命 ― 阿弥陀如来の誓い

 

阿弥陀如来

命あるものすべてを救うべく誓いを立て、極楽浄土に導く

阿弥陀如来(あみだにょらい)とは?

無限の寿命を持つことから無量寿如来ともいいます。限りない光(智慧)と限りない命を持って人々を救い続けるとされており、西方極楽浄土の教主です。四十八願(しじゅうはちがん)という誓いを立て、その中には「南無阿弥陀仏」と唱えたあらゆる人々を必ず極楽浄土へ導くとあり、広く民衆から信仰されました。ちなみに他力本願も四十八願の誓いから来ており、本来は阿弥陀様にすがって極楽に行こうという意味です。

 

阿弥陀三尊として聖観音と勢至菩薩と並ぶ姿が多いです。さらに二十五菩薩を従え、雲に乗って往生者を迎えにやってくるといわれています。そのほか来迎の様子をあらわす場合もあります。

ご利益

極楽往生、現世安穏のご利益があります。また、戌・亥年生まれ守り本尊です。

阿弥陀如来(あみだにょらい)の像容

釈迦如来と同じく装飾品は一切ないです。来迎印という印は、極楽浄土に迎えに来たことを意味していますよ。この印相は施無畏・与願印に似ていますが、第1指ともう1本の指をねじるのが特徴です。

 

特殊な例としては、宝冠阿弥陀像、裸形阿弥陀像、斜めうしろを振り返る姿をしている見返り阿弥陀などがあります。

有名寺院と像

・神奈川県:高徳院
・京都府:浄瑠璃寺
・京都府:平等院

阿弥陀如来(あみだにょらい)の真言

オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン

阿弥陀如来の真言は「オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン」です。この真言は、阿弥陀如来の光明と慈悲を象徴し、唱えることで現世安穏や極楽往生のご利益があるとされています。

阿弥陀如来真言(おん あみりた ていせい から うん)

    • オン (oṃ):帰命、帰依を表す聖音。
    • アミリタ (amṛta):不死、甘露を意味し、阿弥陀如来の功徳を象徴。
    • テイ (te):神聖な光、輝きを意味する。
    • ゼイ (je):浄化、清浄を意味する。
    • カラ (kara):行為、働きを意味する。
  • ウン (hūṃ):仏の種子字で、真言の締めくくり。

この真言を唱えることで、阿弥陀如来の加護をいただき、心の平安や幸福を得られるとされています。また、極楽浄土への往生を願う信仰とも深く結びついています。

阿弥陀如来(あみだにょらい)は、大乗仏教における重要な仏の一尊で、西方極楽浄土の教主とされています念仏を唱えることで人々を極楽浄土に導くと信じられています。

阿弥陀如来について:
    • 西方極楽浄土:

      阿弥陀如来は、西方にあるとされる極楽浄土という理想郷の教主です。この浄土は、苦しみのない平和な世界とされています。

    • 衆生救済:

      阿弥陀如来は、すべての生きとし生けるものを救済する誓願を立てたとされ、特に念仏を唱える人々を極楽浄土へ導くとされています。

    • 無量寿仏、無量光仏:

      阿弥陀如来は、梵語のアミターバ(無量光)やアミターユス(無量寿)を漢字で表したもので、「無限の光」「尽きない寿命」という意味を持ちます。

    • 念仏:

      阿弥陀如来への信仰は、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と念仏を唱えることで、極楽浄土への往生を願う「念仏信仰」として広まりました。

  • 浄土宗、浄土真宗、時宗:

    念仏信仰は、鎌倉時代に浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派の成立に繋がりました。

阿弥陀如来の姿:
  • 立像、坐像:

    阿弥陀如来の像は、立像と坐像があります。立像は、人々をすぐに救済するために、空中に立っている姿で現れるとされます。

  • 来迎印:

    阿弥陀如来は、来迎印という手の形を結ぶことがあります。これは、亡くなる人を極楽浄土へ迎えに来る姿を表しています。

  • 印相:

    阿弥陀如来は、印相と呼ばれる手の形で、その人の信仰の深さや往生の仕方を示すとも言われます。

阿弥陀如来と日本:
  • 奈良時代:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十二支

種類

十二支は、「」の12種類からなっている。

西暦2025年の十二支は巳である。

十二支

各国での名称

十二支 日本語 中国語 広東語 台湾語 韓国語 ベトナム語 植物的解釈[4]
音読み[注 1] 訓読み 拼音 粤拼 白話字 ハングル 字国語
シ( zi2 chú 자 (ja) 「孳」(し:「ふえる」の意味)。新しい生命種子の中に萌し始める状態を表しているとされる。
チュウ(チウ/漢・呉) うし chǒu cau2 thiú 축 (chuk) sửu 「紐」(ちゅう:「ひも」「からむ」の意味)。芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態を表しているとされ、 指をかぎ型に曲げて糸を撚ったり編んだりする象形ともされる。
イン(漢・呉) とら yín jan4 în 인 (in) dần 「螾」(いん:「動く」の意味)。が来て草木が生ずる状態を表しているとされる。
ボウ(バウ/漢) mǎo maau5 báu 묘 (myo) mão/mẹo 「冒」、『史記』律書によると「茂」(ぼう:「しげる」の意味)。草木が地面を蔽うようになった状態を表しているとされる。
シン(漢) たつ chén san4 sîn 진 (jin) thìn 「振」(しん:「ふるう」「ととのう」の意味)。草木の形が整った状態を表しているとされる。
シ(漢・呉) zi6 chī 사 (sa) tỵ 「已」(い:「止む」の意味)。草木の成長が極限に達した状態を表しているとされる。
ゴ(漢・呉) うま ng5 ngó͘ 오 (o) ngọ 「忤」(ご:「つきあたる」「さからう」の意味)。草木の成長が極限を過ぎ、衰えの兆しを見せ始めた状態を表しているとされる。
ビ(漢) ひつじ wèi mei6 미 (mi) mùi 「昧」(まい:「暗い」の意味)。植物が鬱蒼と茂って暗く覆う状態を表しているとされる。 『説文解字』によると「味」(み:「あじ」の意味)。

果実が熟して滋味が生じた状態を表しているとされる。

シン(漢・呉) さる shēn san1 sin 신 (sin) thân 「呻」(しん:「うめく」の意味)。果実が成熟して固まって行く状態を表しているとされる。
ユウ(イウ/漢・呉) とり yǒu jau5 유 (yu) dậu 「緧」(しゅう:「ちぢむ」の意味)。果実が成熟の極限に達した状態を表しているとされる。
ジュツ( いぬ seot1 sut 술 (sul) tuất 「滅」(めつ:「ほろぶ」の意味)。草木が枯れる状態を表しているとされる。
ガイ(