のかはっきりわからない。霊的障害は、霊的能力を持たないとわからないのです」
「なるほど」
「そのようにして、ここ十年ほどのあいだに急速に生じてきた四大悪因縁の増加は、その大半が
生まれついての因縁によるものではなく、生まれてからのちに生じたものであることがわかってきた。では、その原因はなにか?
霊的世界と現象世界のバランスが急激にくずれたためです。これは、ホロンの原理で説明すると一番よくわかる。先生は、さきほどホロンの説明の中で、こうおっしゃいましたね?
『ケストラーは、ホロンが構成する階層構造に、『ホラーキー』という名称をあたえました。
そしてあるホラーキーが健全に機能するかどうかは、それを構成しているホロンの二面性が、よくバランスをたもっているかどうかによる、としました。
たとえば、人体ホラーキーは細胞内小器官、細胞、組織、器官など、さまざまなホロンで構成されていますが、そのうちたとえば、細胞ホロンの二面性のバランスがくずれ、細胞が異常に自己主張傾向を強めたりすると、そこで細胞の異常増殖がおこり、ガンなどの病気がおこる、というわけです」
このケストラーの理論道り、それぞれヒト・ホラーキー、家庭ホラーキー、社会ホラーキーが
あるわけです。そのそれぞれが、震内ホロンと、現象的ホロンの二面から成り立っている。それが健全に機能するためには、この両ホロンがよくバランスをたもっていなければならない。それが、ここにきて急激に別れたわけです。新皮質脳による現象世界の発達が極限に達し、霊的世界、 霊的ホロンの崩壊という現象が起きた。それがいま一挙にこの社会を襲ったのですね。原因はここにあったのです。これを、わたくしはかねてから、『霊障』というわかりやすい言葉でいっているわけです」
「なるほど。そうですか」
「いまあげた四つの悪い因縁の急増は、この『霊障」から生じたものなのです。このままでは行
「ふうむ」 きつくところは知れていますね。ヒーの崩壊から、家庭の崩壊、そしてこの世界の崩壊です。そしてこの三つは、同時進行なのです」
霊的世界を認識するための器官・間脳現象世界を認識するための器官・新皮質脳
「結論を中しましょう。
97を認識するための現象を認識するための器官・皮質
人類は、新皮質世界にたいしては下型配となったが、間脳世界にたいしては盲目となってしまった。おそるべきアンバランスです。
われわれが住むこの世界は、霊的世界と現象世界が共存しているのです。そのためにこそ、霊的世界を認識するための器官として間脳があり、現象世界を認識するための器官として新皮質脳があった。この二つの世界は、共存しているけれども階層をなしているので次元がちがう。そのために一つの器官でその両方を認識することができないのです。そこで、問脳、新皮質脳と、べつべつの器官があったわけです。
ところが、その一方が失われてしまった。
その結果、どうなったか。
霊的世界を認識する器官が失われてしまったため、人類の多くは、霊的世界など『無い』と思うようになってしまったのです。それも無理はないことで、たとえその世界が眼前にあってもそれを感知する器官(能力)が全くないのだから、そんなものは『無いのだ」と思ってしまうわけです。しかし、その結果は、霊的世界への無知、霊性の欠如となってあらわれてきました。たいへんなアンバランスです。これがケストラーのいう『狂った状態』です。『理性と情緒、あるいは合理的な思考と感情に縛られた不合理な信念。その間の精神分裂症まがいの慢性的分離』です。 つまり、わたくしのいう霊性に根ざした叡智の欠如、ということです。
と
人気の中で
『人間性を同復せよ!』
だが、これほどおろかなことはないのです。
人間性の回復?
人間ほど残慮でおそろしい生物はいないのです。さきにあげた『変身の原理』でのべておりますように、“人。髪は、『おなじ種に属するものは殺さない』という本能が欠如している点で、 動物界でもきわめて特異な存在です。『ジャングルの掲」は、相手を殺すことの正当な動機として、前えた時の捕食の術動だけを許し、しかもその相手はかならず別な種に属するという前提があります。おなじ種どうしの一対一の闘い、あるいはグルーブ用の抗争は、象徴的な威嚇か、一方が逃げ、または降伏の意志を示す銀度で終りを告げ、相手に致命的な傷を負わせるということはほとんどないのです。おなじ人間という種どうしで殺し合う動物は、人間だけです。じつに、 永遠にくりかえされる同一種内の『戦争』こそ、人間の条件の中心的特徴というべきでしょう。
人間性の回復、など呼ぶのは、人間の本質をまったく知らぬひとのいうことです。
人間性を捨てろ!
でなければならぬのです。そして、
99
・霊的世界を認識するためこめの言間話/現象世界現象世界を認識するための器官
当性をとりもどせ!
と呼ぶべきなのです。
ところが、そう呼ばなければならぬ宗教家や、坊さんまでもが、霊的感性を失い、霊を否定して、物思思に走っているのです。もちろん、すべての宗教家や坊さんがそうだとは申しません。しかし、一生けんめい霊性の尊さを説く者を、迷信、邪教よばわりし、あるいは、写割、中傷のかぎりを尽くし、聖職者としてのみずからの欠陥を恥じることさえ知らぬ一部のひとのありさまは、表現することばさえ見あたりません。わたくしは、わたくしのいう「霊」ということばの中のいちばんの置障は、このひとたちのことではないかとひそかに思っております。
人間が異性を失ったとき、この世界がどうなるか、また、ひとはどのような状態になるか、む K先生、
かしから、聖者や霊覚者が、口をきわめて、つよい警告を発しております。
K氏はうなずいた。 その代表として、わたくしは、ぜひとも、大震覚者ゴータマ・ブッグ、すなわちシャカのお説きになったところのものを、読んでいただきたいと思うのです」
「わかりました。ぜひ、勉強させていただきましょう。しかし、そこで、その前におたずねしたいのは、いま、宗教ということばが出ましたが、宗教といえば、宗教こそ霊性と最もふかいかか
わりがあるものでしょう。なぜ、この世界にはかぞえきれないほどの宗教がありながら、人類は慣を失ってしまったのか、という経も根本的な問題です。先生のこれまでのご解説は、脳を理学の国からのもので、それはぼくにもまだよく理解できない点もありますけれども。一応,首育できるものでした。人間が異性を失って物的・物的になってしまったのは、新皮質が間弱の当性のせをしてしまったからだ、という理論、それはわかります。しかしながら、定数というものがありながら、なぜ、それを抑止することができなかったのか、ということです。いったい。これまでの宗教はなにをしていたのですか?」
わたくしはうなずいた。
大乗経典は新皮質脳の経典阿含経は間脳開発の経典
これまで数はなにをしていたのか、というご質問は、まことにきわまるものですが、それは、これまでの宗教のほとんどがみなその方向を誤っていたからです。
というのは、そのほとんどが、に訴えるものばかりだったからです。だから、すこし友にいえば、きです、第三の目を、 場を圧縮する方向に走るものだった
わけです。
すぐれた宗教の開祖は、みな、高い霊性の輝きをもって、その宗教をひらいたのですが、弟子たちがみな、それを、新皮質がなっとくする『教え』に変えてしまったのです。すぐれた開祖は、高い霊性の輝きと霊力を持っていた。それは、すぐれた間脳から発するもので、人間の間脳を刺激し、霊性の場を開発するものだったのです。ところが、弟子たちは、それを、新皮質脳に訴え、新皮質脳に追随する『教え』の宗教に変えてしまったのです。『力の宗教』を『教えの宗教」に変えてしまった」
「といいますと?」
「霊性を開発するためには、教えや理論ではだめなのです。『方法』でなければならぬのです。 いま有る宗教は、ほとんど、教義と理論から成り立っています。しかし、教養・理論はすべて新皮質と大脳辺縁系にたいするものばかりです。同脳を刺激し、霊性の場をひらくためには、それだけの力を持った『方法』でなければならぬのです。わかりやすくいえば、『技法』『技術』でなければならない。ところが、その『技法』『技術』を持つ宗教を、人類は失ってしまったのです」 「なるほど」
「最もすぐれた宗教であるシャカの仏教でさえ、そうでした」
「そうですか」
「そうなのです。阿含経というお経をご存じですね?」
「先生のご著書を読んで、存じております。シャカ直説の唯一の経典ですね?」
「そうです。仏教の経典といわれるものはおびただしい数にのぼっておりますが、その中で、ほんとうにシャカが説いた教えと法をしるしたお経は、阿含経ただ一つなのです。ほかのお経、たとえば有名な法華経、アミグ経などをはじめ、すべてのお経は、みな、シャカの説いた経典ではない。どこのなにものとも知れないひとたちの手になった、よくいえば創作経典、率直にいえば偽作経典なのです。シャカがじっさいに説いた経典は、阿含経だけです。
ところが、その阿含経は、これまで、『小乗経典』としていやしめられ、まったく世の中に出なかった。仏教の世界から抹殺されていたのです。仏教の開祖シャカが説いたただ一つの経典という、最も尊ばれなければならないこのお経が、なぜ、仏教の世界で抹殺されていたのか、まったく考えられないことなのですが、日本において、千数百年のあいだ、そうだったのです。いまでもそうです」
「ふしぎですね、ぼくなども、朝山先生のご著書を読んで、シャカの説いた経典が阿含経だけで、法京経もアミダ経も、その他の経典すべて、シャカの没後、何百年もたってどこのなにものとも知れぬ人たちの手によって創作されたものだとは、最初、信じられなかった。法華経、アミダ経、その他すべて大乗経典といわれる経典は、みな、シャカの説いたものだとばかり信じてい
「ふうむ、なるほど、そうですか。それで、阿含経にしるされている間脳開発の「方法」とは、 どういうものなのですか?」
間脳の霊性の場をひらく七つのシステム
三十七種のカリキュラム
「阿含経にしろされている『七科三十七道品」あるいは『三十七要提分法」とよばれるものが、 それです。これは、阿含経以外には、他のどんなお経にもしるされていない、七科目三十七種類の旅行法です」
「先生が、ご著書でいっておられる『成仏法」ですね?」
「そうです。ヒトが雪性を開発して高い霊能力を身につけ、ブッダ、ホトケとよばれる人にな
る七つのシステム・三十七種類のカリキュラムです」
「そんなすばらしい方法があったのですね?」
「あります。現実に、シャカ自身がブッダになり、その方法を弟子たちに教えた。それが、この七科三十七道品です。だから、これこそがほんとうのシャカの仏教であり仏法である、ということなのです。いや、これだけが、です。これだけが、ほんとうのシャかの仏教であり仏法なのです」
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のの場をひらく七つのシステム三十七種のカリキュラム
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103大東証は/阿含経は開発の経
第一章 「ホロン革命』と『密教・超能力の秘密』の対論・ -102
第一「ロン』との対
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第一章「ホロン革命』と『密数・超能力の』の対98
第一章ャン革命」と「秘密」の対・
第一章ャン革命」と「秘密」の対
第一章ャン革命」と「秘密」の対・
第一章ャン革命」と「秘密」の




