ど行照しつつ実践を重ねていくと、おのずから努衆と浮かんでくるものがあるのである。そしてさらに体験を重ね、錬磨し、修行を積んでいくと、突然、閃めきとともにかたちをあらわしてくるものがある。
わたくしは、三十にして仏道に志し、以来、ひとすじに仏陀の成仏法を求めつづけて四十年、ようやくこれをほぼ復肌し、体得したと確信するに至った。
そしてその瞬間、さとったのである。この法こそがいままさに壊滅せんとする地球を救済する、究極の救世主の法であったということを。
完璧な仏陀の気道法
ところで、わたくしは、前の節で、仏陀の気道の法は、クンダリニー・ヨーガの気
道法の不十分な部分を補足したものであるとのべた。
それはどういうことか?
クンダリニー・ヨーガの気道は三本ある。
一つはスジョムナー覧、他の二つは、ピンガライダーの気道である。
中心ど気道はスレョムナー管である。これは、さきにものべたように、尾骨から始まって、監督に至っている。
特殊な意念の力でクンダリニーが目ざめると、そのエネルギーは爆発的な勢いで、 ブショムナー皆を冠類まで上昇する。同時に、クンダリニーは、ピンガラ、イダーの気道をも上昇し、クンダリニーのエネルギー調節その他補助的なはたらきをする。
背盤の右側にあるピンガラは、太陽の気道と呼ばれ、熱を統御する気道とされる。 左側のイダーは、月の気道と呼ばれ、冷気の流れを統御する。もし誤ってピンガラを通ってクンダリニーが目ざめると、外から全くコントロールのきかないすさまじい体内熱のために、修行者は、最悪の場合、文字通り真っ黒になって焼け死んでしまうこどがあるという。
「クンダリニー」の著者、ゴービ・クリシュナは、この過ちのためにかれ自身、危うく死をまぬがれた体験を記している。
わたくしが、仏陀を、クンダリニー・ヨーガの完成者であると断定するのは、この
点からである。
さきにあげたミラクルの池の伝説や、雑阿含経に説かれる仏陀の奇蹟 上半身から火を出し、下半身から水を出すという奇蹟は、このピンガラとイダーを使ってのエネルギー放射なのである。この奇蹟は、クンダリニー・ヨーガ完成者独特のものなのだ。
さて、クンダリニーが目ざめ、スムーズにエネルギーが気道を上下するうちに、修行が順調に進むと、クンダリニーはサハスラーラ・チャクラに到達し、ここで修行が完成する。(ただし、ここまで到達できる修行者は、古今、稀である)
ではないのである。 びていこうこのように、クンダリニーは、尾獣骨から延髄にまで到達し、それからさらに上昇して、究極的には頭頂のサハスラーラ・チャクラにまで到達することになっているのだが、延髄からさきの、サハスラーラに至る経路がどのようになっているのか、明瞭
尾骶骨から延髄までは、脊柱が通っていて、いうならば一本道であるから、はっきりしている。しかし、延髄からさき、サハスラーラに至るルートは、一体どういう気
道を通るのか、明確ではないのである。クンダリニーが目ざめさえすれば、目ざめた
クンダリニーは、自動的にサハスラーラ・チャクラに到達することになっているのであって、修行者自身には、その経路はまったくわからないわけである。
これにたいし、仏陀の気道はどうであろうか。
仏陀の気道も、クンダリニー・ヨーガと共通する部分がある。
、尾性骨から延髄に至る脊柱の部分を通る気道である。スシュムナー管とほとんど変わらない気道である。しかし、クンダリニー・ヨーガのスシュムナー管は延側で終わっているが、仏陀の気道はさらに進んで、大脳の新皮質、旧皮質、古皮質をめぐって、間脳から視床下部にまで到達しているのである。そして、そのはっきりしたルートを持っているのである。
それだけではない。ルートはさらに前額部に進み、眉間から鼻柱の奥を通って顎から咽喉にくだる。つまり、サハスラーラからアージュニャー、そしてその周辺の神経経路をめぐって脳下垂体前葉、下垂体後葉に至っているのである。そしていまいったように、これらのルートは、明確に示されているのだ。熟達した導師の指導を受けれ
ば、初心の修行者でも把握が可能である。
どちらがすぐれているかは、いうまでもないことであろう。
これは、基本的に、クンダリニー・ヨーガの修行法と、仏陀の成仏法の、修行方法
の違いによるものである。
仏陀の方法は、ブラーナを「行らせる」という方法である。これは、修行者が自分の意念(意志)によっておこなうことを意味する。したがって、修行者は、プラーナを導いていくルートを知っていなければならないわけである。プラーナのいくさきを、 プラーナにまかせるのではなく、修行者が決定して進めていくのである。だから、修行者はその道すじを知っていなければならないのである。
クンダリニー・ヨーガの場合はこれとまったく違っている。
クンダリニーを目ざめさせるためには修行者の意念の力を必要とするが、一旦めざめたクンダリニーは、修行者の意志にかかわりなく、一気にスシュムナー気道を爆発的に上昇していくのである。それは、修行者が「めぐらす」などというものではない。 そしてそのあとも、クンダリニーまかせということになる。
わたくしは、ききに、仏陀が弟子たちにクンダリニー・ヨーガを用いさせなかった
のは、過激すぎるからだといったけれども、それはそれだけではなかったのである。
サンダリニー・ヨーガのチャクラ開発法は、不安定であり、不確実だったのである。
仏だは成仏法を作製して、弟子たちに教えたのである。
仏陀の修行法はまだつづく。
クンダリニー・ブラーナ
わたくしは、さきに、仏陀は修行法にクンダリニー・ヨーガをとり入れなかったといった
たしかにその通りである。仏陀は四神足法にクンダリニー・ヨーガをとり入れなかった。しかし、クンダリニー・エネルギーはとり入れていたのである。
人間の持つエネルギーで、クンダリニーほど強大なエネルギーはない。人間を改造する原動力として、これに匹敵するものはない。いや、このエネルギーを使わなかっ
仏陀の法 152
151
最上深秘の呼吸法
仏陀の法 150
149
最上深秘の呼吸法
仏陀の法 148




