徳の炎 ― 斯陀含
山の朝に 闇は残り
光の中へ 溶けていく
消えぬままに 変わる影
我はただ 見つめている
流れに触れ 戻らぬと知り
それでもなお 波は揺れる
掴む手は ほどけはじめ
我という影 薄れていく
Namosattanan
sanmyaksanmodaktinan
taniyata
on shaley shurei juntei
sowaka
断ち切るのでは 終わらない
残る火種が 道を照らす
消えぬままに 弱くなる
それが次の 門となる
変えようとする その力を
そっと手放し ただ在ればいい
奪わず 裁かず 押さえずに
すべては静かに 還っていく
Namosattanan
sanmyaksanmodaktinan
taniyata
on shaley shurei juntei
sowaka
燃えぬ炎が 胸に灯る
奪わぬままに すべて鎮める
怒りは今 光へ変わり
還る道さえ やさしくなる
もう一度だけ この世に還る
未練ではなく ぬくもりとして
終わりを急ぐ 心を越えて
歩むそのまま 道は満ちる
Namosattanan
sanmyaksanmodaktinan
taniyata
on shaley shurei juntei
sowaka
消えぬ灯火 静かに抱き
世界の中で ほどけていく
離れぬままに 執らわれぬ
それが徳という 炎のかたち




