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カメラ

キヤノン「EOS RP」レビュー、魅力的な価格のフルサイズミラーレスの気になるポイント

フルサイズ機ながらボディ単体で約13万円(価格.com最安価格、2019年6月11日時点)という手ごろな価格が魅力のキヤノン「EOS RP」。発売から約3か月が経ち、価格も落ち着いてきている。そこで改めて、カメラマンの吉村永氏にレビューしてもらった。

約485gの小型・軽量ボディを実現したEOS RP(装着しているレンズはレンズキットの「RF35 MACRO IS STM」)

約485gの小型・軽量ボディを実現したEOS RP(装着しているレンズはレンズキットの「RF35 MACRO IS STM」)

EOS RP ボディの製品画像
  • CANON
  • EOS RP ボディ
  • 最安価格129,928 ( 発売日:2019年 3月14日 )

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フルサイズ機としては安くて軽い

EOS RPは35mm判フルサイズセンサーを搭載するレンズ交換式ミラーレスカメラ。昨秋発売された「EOS R」の下位機種にあたるモデルだ。有効2620万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーと最新の映像エンジン「DiGIC 8」を搭載している。

このモデルの一番の特徴は、なんといってもその価格。今年3月の発売日の量販店価格でも税込17万円前後。価格.comの最安価格では約13万円と、旧モデルを除くとフルサイズ機の中ではダントツの安さが目を引く。

有効2620万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載

有効2620万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載

また、小型・軽量ボディも特徴で本体重量は約440gと、同社のデジタル一眼レフカメラの入門機でベストセラーの「EOS Kiss X9i」の約485gよりも大幅に軽量化されている。小型で安価なフルサイズ機として定評のあるソニー「α7III」と比べてもボディ単体の実売価格は6万円ほど安く、重量は125gも軽いのだからその徹底ぶりがわかるだろう。それでいて、本体は防塵・防滴を考えた設計になっているので天気が少し心配な梅雨時期も安心だ。

本体は、レンズの真上にファインダーを装備した一眼レフスタイルなのだが、ファインダーの高さを極力抑えたデザインとなっている。バッグへの収納性もよく、普段使いのバッグに入れて連れ出す機会も多くなりそうだ。グリップは深めに取られており、手にするとEOSシリーズ共通の安心感を得られる点には感心した。

ただし、ボディの高さを抑えた設計なので右手小指が余ってしまうように感じる人もいるだろう。そういった人向けには、別売りでボディ底面に取り付けることで高さ方向を数cmだけ長くする「エクステンショングリップEG-E1」が用意されている。純正のグリップアクセサリーでカラーバリエーションが用意されるのは世界初で、ブラック/レッド/ブルーの3色の展開。このグリップはバッテリーやボタンを追加するものではなく、純粋にボディの高さを増すことによってホールディングをよくする目的のもの。取り付けてもあまり重量が増えず、バッテリーやSDメモリーカードの交換、三脚への取り付けも可能なので気軽に使える。

ボディ下部に装着する専用の「エクステンショングリップ EG-E1」。ブラック、レッド、ブルーの3色のカラーバリエーションを選べる(写真はレッド)。キヤノンオンラインストアでの価格は9,500円(税別、2019年6月11日時点)

ファインダーとシャッターをチェック

ファインダーだが、約236万ドットの有機ELとスペックとしては低価格クラスミラーレスの標準的なものだが、画面の部分によって明るさ、色むらを感じた。また、ファインダー光学系の内面反射も多めで、夜景などの撮影時には内面反射によるゴーストが発生することも多かったが、作画や露出判断が不自由になるような印象はなかった。

それよりも特徴的なのがシャッターを押した時のファインダー像で、多くのミラーレスカメラがシャッターを押した瞬間、ファインダーがブラックアウトするのに対しEOS RPはブラックアウトフリー。シャッター音はするが、視界はずっとライブビューが見えているのだ。一眼レフもミラーレスも、基本的に「撮影した瞬間」はブラックアウトして見えないのがカメラの基本。本モデルはブラックアウトがないので撮影の瞬間が見えているのかと期待したが、じっくりと使ってみると、シャッター直前の映像が数十分の一秒だけ固定して表示され、撮影した瞬間は見られないことがわかった。動きものを撮影すると、ファインダー像がシャッターと同時に一瞬だけ静止するのだが、その直後が写っていると考えればいいだろう。

上位機種のEOS Rでは電源オフでメカニカルシャッターが閉まり、レンズ交換時の埃混入などを防ぐ仕様だったがEOS RPではこれが省略され、レンズ交換時もセンサーが見える他社と同じ方式になった。先幕シャッターは完全に電子化され、後幕はメカシャッターというシンプルな構成にしたためだろうと考えられる。また、完全電子シャッターによるサイレント撮影も行えるが、これはスペシャルシーンモードの中のサイレントモードという位置付けなので、露出モードはPに固定される。

コントロールダイヤルは便利だが……

操作系はシンプルな入門機といった印象。上級機のEOS Rで象徴的だった撮影モードの電子ダイヤルは入門機で一般的なメカニカルダイヤルに改められ、横スライド&プッシュの「マルチファンクションバー」も省略されている。デジタル一眼レフカメラ「EOS」の象徴とも言えた、背面の大型ホイールもEOS Rに引き続き採用されず、十字キーの装備となっている。絞りとシャッター速度、露出補正などは前後の電子ダイヤルで操作できるという基本思想だ。

上部に撮影モードダイヤルを搭載

上部に撮影モードダイヤルを搭載

背面に十字キー

背面に十字キー

3.0型・104万ドットのバリアングル液晶モニターを搭載

3.0型・104万ドットのバリアングル液晶モニターを搭載。前方向約180°、後ろ方向約90°、水平方向約175°動く

そしてEOS Rシリーズの特徴とも言える操作系が、レンズ先端部に装備された「コントロールダイヤル」。撮影時に使う、第3のダイヤルとして用意されたものだ。さまざまな機能をここに割り当てることができるのだが、自分は頻繁に変える「ISO感度」を設定した。こうすると露出の三要素である「絞り/シャッター速度/ISO感度」のすべてがダイレクトにダイヤル操作だけで変更できるので快適。

RFレンズ(写真はRF35 MACRO IS STM)には、ISO感度や露出補正、絞りやシャッタースピードを割り当てられるコントロールリングが搭載される

だが、一眼レフのEOSのレンズ資産を持っている人にとっては少々の問題が残っていることも確か。レンズマウントアダプターとして「マウントアダプターEF-EOS R」を使うと、コントロールリングがないために一気に不便に感じるのだ。EOS RPには個別のISO感度ボタンはないので、液晶画面に設定項目すべてを一覧表示する「クイック表示画面」にて設定するか、一部のキーに「押しながらダイヤル操作でISO感度変更」を設定するしかない。前者はわかりやすい表示だが設定の迅速性に欠け、後者はボタンを押してから操作することはできず、押しながらのダイヤル操作なのでカメラのホールディング状態によっては操作しづらい。そして多くの場面でなんの機能も割り振られていない十字キーにはISO感度を割り当てることが不可能。初級モデルに複雑なカスタマイズは不要とも考えられるが、あまりにも限定された使い勝手ではもったいない気がしてしまう。

この一眼レフ用EFレンズ使用時の問題は、アダプターを「コントロールリングマウントアダプターEF-EOS R」にすれば解決しそうに思える。だが、EOS R用RFレンズはすべてコントロールリングがレンズ先端に装備されているのに対し、このアダプター使用時には当然、リングは根元に装備される形になる。素早く、感覚的に操作できることを売りにした装備だが実使用時にはレンズを交換するごとにリングの位置が変わるのでストレスを感じた。

「コントロールリングマウントアダプターEF-EOS R」を介してデジタル一眼レフ用レンズ「EF24-70mm F2.8L USM II」を装着。コントロールリングがレンズ根元に位置してしまう

AFや画質は?

世界最速0.05秒とキヤノンが謳うAF(オートフォーカス)は、レンズにより条件が変わるので、今回試したRF35mm F1.8 IS USMでは特別に速くはないものの、ストレスを感じさせないレベル。ピント合焦の精度は十分に高かった。また、うれしいのは従来のEFレンズをアダプターで装着した時にもそれほど速度が落ちない点。前述のコントロールリングの問題以外は、RFレンズとEFレンズを混在させて使ってもそれほど違和感を覚えないで済むだろう。

人物の顔や瞳を自動的に認識して合わせる瞳AF機能も搭載し、サーボAFにも対応しているので、動いている人物の瞳に常にピントを合わせながらの撮影も可能だ。縦位置バストアップぐらいの大きさで人物をとらえている時にはかなりよく追従してくれるのだが、全身サイズくらいに小さくとらえた場合は瞳の認識が難しかった。

瞳AFを使わない場合のAFポイントは、画面の縦約88%、横100%の領域で最大4779ポジションと広範囲で自由度が高い。このポジションは十字キーで選択できるのだが、さすがにこの多さでは細かく選ぶのには時間がかかってしまう。そこでファインダー撮影時には背面液晶部分を指でなぞるとAFポイントが連続的に動かせる「タッチ&ドラッグAF」機能を装備。“左指で操作したい”、“大きな液晶画面全体をなぞるのは面倒”といったユーザーの操作スタイルに合わせて画面を4分割し、左上エリアでの操作、右上エリアでの操作といったぐあいに操作エリアを指定できるのが便利だ。

画質はフルサイズらしい滑らかな階調が感じられるもので、発色は鮮やかだが、色が濃すぎたりはせずに抜けのいい印象。オートホワイトバランスでも発色が寒色に偏りすぎないところも好印象だ。高感度でのノイズも少ないが、ISO100といった低感度では、上位機種のEOS Rと比べてわずかに暗部にカラーノイズが残るが、多くのシーンで気にならないレベルだ。

入出力端子として、USBはType-Cを採用。バッテリーの充電も可能だが、カメラを動作させながらの給電はできない。ほかにHDMIミニ出力や、マイク、ヘッドホン端子も装備しているので本格的な動画撮影でも便利に使えそうだ。

バッテリーは薄型の「LP-E17」を採用。公称で約250枚の撮影が可能と少なめだ。本体底面のバッテリー収納ドア内に、SDメモリーカードスロットもシングルで併設されている。

USB Type-C、HDMIミニ出力、マイク入力、ヘッドホン出力、リモコン端子を備える

USB Type-C、HDMIミニ出力、マイク入力、ヘッドホン出力、リモコン端子を備える

バッテリーはLP-E17。シングルードスロットで記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II、UHS-Iカード対応)

まとめ

一番気になってしまったのはレンズのラインアップ。まだ若いシステムなので本数が少ないのは理解できるのだが、そのほとんどが超高画質を狙った高価で大きなレンズで、この軽快な”カジュアルフルサイズ“に似合うレンズが乏しいのだ。特に、各社ともに揃えている「標準ズーム」と呼ばれる28〜80mm前後の使いやすい焦点域の安価なレンズが用意されていないのが気になる。「RF24-105mm F4L IS USM」という高画質タイプのレンズが標準ズームとして用意されているが、これは価格.com最安価格で113,000円前後と高価で、重量も700gとせっかくのEOS RPの軽快さを生かせるとは言い難い。

キヤノンとしてはRF35mm F1.8 IS STMを標準レンズとして推奨しているのだが、初心者も大きなターゲットとして考えているとみられるEOS RPのキャラクター的には単焦点広角レンズだけで撮影をしろというのは不親切に感じる。できることなら明るさと外装の質感をちょっと妥協してでも、ボディとセットで実売20万円以下くらいで揃えられる入門用標準ズームレンズを用意してほしい。

朝焼けの時刻に公園でのスナップ。暗めの露出でも、暗部の階調がとても豊かで影の部分のディテールがよく再現されている
RF28-70mm F2L USM使用、ISO100、F5.6、1/320秒、ホワイトバランス:太陽光、JPEG
撮影写真(6240×4160、12.8MB)

逆光状態で池の鴨を撮影。揺れる水面の質感描写に満足。絞り開放状態での撮影だが、AFは逆光状態でもスムーズに動作した
RF28-70mm F2L USM使用、ISO100、F2、1/1250秒、ホワイトバランス:太陽光、JPEG
撮影写真(6240×4160、6.05MB)

フルサイズ用で驚きのF2.0を実現したレンズで人物を撮影。肌の質感の滑らかさ、髪の毛の柔らかな再現、コートの生地の細かな折り目の再現など、バランスのよさが際立つ。モデル:山口奈々美
RF28-70mm F2L USM使用、ISO125、F2、1/200秒、ホワイトバランス:5500K、Adobe Photoshop Lightroom Classic 8.3.1で現像
撮影写真(6240×4160、11.3MB)

カフェ店内でのひとコマ。キットレンズの35mmF1.8は、0.5倍までのマクロ撮影が可能。広角レンズだが、近接撮影と明るいF値と併せてボケを生かした表現も楽しみやすい
RF35mm F1.8 MACRO IS STM使用、ISO320、F1.8、1/80秒、ホワイトバランス:オート、JPEG
撮影写真(4160×6240、4.63MB)

晴天の日の撮影。キットの35mmレンズは絞り込んでシャープな表現も楽しみやすい。もちろん、カメラの解像力も十分だ
RF35mm F1.8 MACRO IS STM使用、ISO100、F9、1/320秒、ホワイトバランス:太陽光、JPEG
撮影写真(6240×4160、19.5MB)

曇りの日に、街角の植え込みの花を撮影。35mmキットレンズとの組み合わせは軽快で、街歩き撮影の時にも気軽に連れ出せる。発色のビビッドさにも満足だ
RF35mm F1.8 MACRO IS STM使用、ISO100、F4、1/125秒、ホワイトバランス:オート、JPEG
撮影写真(6240×4160、4.60MB)

EOS RP ボディ

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EOSRP-35MISSTMLK キヤノン フルサイズミラーレス一眼カメラ「EOS RP」RF35 MACRO IS STM レンズキット Canon

ソニー、フルサイズ対応の超望遠ズーム「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」

ソニーは、35mmフルサイズ対応の「α」EマウントGレンズとして、超望遠ズームレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を発表。7月26日より発売する。

望遠200mmから超望遠600mmまでをカバーし、ズーム全域での高解像と美しいぼけ描写を実現したのが特徴。Eマウントのズームレンズとして初めて望遠端600mmまでをカバーしており、高い解像性能と高速・高精度ながら静粛なAF性能を備え、野鳥などの野生動物や航空機、鉄道、スポーツシーンなど、望遠から超望遠領域が求められる撮影に適している。

また、1.4倍と2倍のテレコンバーター(別売り)に対応しており、最長1200mmまでの超望遠撮影が可能。ズーム動作時もレンズの長さが変わらないインナーズーム方式を採用することで、さまざまな撮影環境における高い防塵防滴性能を確保。加えて、ズーム動作時の重心の変化が少なく、安定した操作性も実現している。

さらに、光学式手ブレ補正機構を内蔵し、流し撮りに対応したMODE2に加え、スポーツなど動きが不規則で激しい動体撮影時にフレーミングを安定させるMODE3に対応する。

主な仕様は、焦点距離が200-600mm、レンズ構成が17群24枚、開放絞りがF5.6-6.3、最小絞りがF32-36、絞り羽根が11枚、最短撮影距離が2.4m、最大撮影倍率が0.2倍、フィルター径が95mm。

このほか、本体サイズは111.5(最大径)×318(長さ)mm。重量は約2115g。

価格は278,000円(税別)。

TAMRON 超望遠ズームレンズ SP AF200-500mm F5-6.3 Di キヤノン用 フルサイズ対応 A08E

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キヤノンEOS Kiss X10  キヤノンから、エントリーデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X10」登場

キヤノンから、エントリー向けデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X10」が登場。ラインアップとして、ボディ単体に加え、「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」が付属する「EF-S18-55 IS STM レンズキット」、「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」と「EF-S55-250mm 1:4-5.6 IS STM」が付属する「ダブルズームキット」を用意する。

なお、ボディカラーはブラック、ホワイト、シルバーの3色を用意するが、ホワイトモデルとシルバーモデルは、「EF-S18-55 IS STM レンズキット」のみの販売となる。また、「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」(シルバー、ホワイト)の単品販売はしないという。

「EOS Kiss X10」は、「EOS Kiss X9」(2017年7月発売)の後継モデルと位置づける機種。可動式液晶モニター搭載のデジタル一眼レフカメラで世界最軽量(2019年4月9日現在、同社調べ)という、重量約449g(ブラック/シルバー。バッテリー、カードを含む)の小型ボディを実現し、「エントリーユーザーでも簡単に撮影を楽しめる」という。

仕様面では、有効約2410万画素でAPS-Cサイズ相当のCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC 8」の組み合わせによって、解像度の高い静止画撮影や4K動画の撮影を実現。レンズの収差などを補正する「デジタルレンズオプティマイザ」をカメラ内に搭載し(カメラ内に一度に登録できるレンズは最大3本)、高画質な撮影が可能という。

さらに、光学ファインダーをのぞきながら、最高約5.0コマ/秒の連写が可能。ライブビュー撮影時では、各画素が撮像と位相差AFの両機能を兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」によって、約0.03秒の高速AFに対応するとのことだ。

加えて、「デュアルピクセルCMOS AF」が進化し、ライブビュー撮影時の測距エリアが拡大した点も特徴。対応レンズ装着時、撮像面の約100%(縦)×約88%(横)の測距エリアに対応し、AFエリア任意選択時は、ピントの位置を最大3975のポジションから選択できる。

また、サーボAF/動画サーボAF設定時においても、被写体の瞳を検知してフォーカスを合わせる「瞳AF」(「顔+追尾優先AF」「瞳AF:する」時に機能。ワンショットAF、サーボAF、動画サーボAFで使用可能)が作動し、動く人物の表情も快適に撮影できるという。

このほか、バリアングル式の背面モニターは3.0型で、約104万ドット。外部記録媒体は、SD/SDHC/SDXCメモリーカードをサポート。動画撮影は4K記録(24p/25p、センサー中央部の画素をクロップして撮影。AFはコントラストAF)に対応。バッテリーは「LP-E17」を使用し、撮影可能枚数の目安はファインダー撮影が約1070枚、ライブビュー撮影が約320枚。

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超絶コスパで業界騒然のシネマカメラ「BMPCC4K」レビュー!

Blackmagic Designは、約68万円のハイエンドシネマカメラ「Blackmagic URSA Mini Pro」やスタジオ機材、キメ細やかなカラーグレーディングが可能な編集ソフト「DaVinci Resolve」などを販売するメーカーです。完全なる“ガチ勢”であり、プロフェッショナル向けの映像制作ソリューションを提供する会社です。

そんな同社が「エントリーユーザーにもシネマカメラ並みの性能を体験してほしい」という思いで販売しているのが「ポケットシネマカメラシリーズ」。その最新モデルとなるのが「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」(以下、BMPCC4K)です。4K DCI(4096×2160)での撮影に対応し、プロ用シネマカメラと同等のCinemaDNG RAW(非圧縮、3;1、4:1)、ProRes(422 HQ、422、422 LT)といったコーデックに対応することで、カラーグレーディングを始めとした本格的なポストプロダクション作業に適した映像データを撮影できるのが特徴です。

「BMPCC4K」で撮ってみた!

非圧縮ムービーの撮影ができる「BMPCC4K」の力を発揮させ豊かな色の映像を作ることを目指して、赤い五重塔や紅葉などを撮影してきました。

撮影日の気温は3℃くらいで、晴れ時々曇りというコンディションでした

撮影日の気温は3℃くらいで、晴れ時々曇りというコンディションでした

今回の撮影に使用したレンズはオリンパスの「ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」です。「BMPCC4K」は手ブレ補正機能を搭載していないため、レンズ内手ブレ補正を搭載しているレンズをチョイスしました

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの製品画像
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「BMPCC4K」で実際に撮影した映像、および編集している様子は以下の動画から確認いただけます。編集ソフトは付属の「DaVinci Resolve」と「Adobe Premiere」を使用しました。

設定次第では「BMPCC4K」単体でもコントラストが高くハッキリした色の動画を撮影できますが、今回はポストプロダクション前提で撮っているため、Logで撮影を行なっています。Logで撮影したデータはポストプロダクションでの可変幅を大きくするために撮って出しの状態ではコントラストが低く色もハッキリとしない映像になりますが、これを後から編集することで自分好みの映像を作り上げられます。

つまり、本機の本領は“撮って出しではなく編集ありき”で発揮されるというわけ。そのため、編集ソフト「Davinci Resolve」が付属するんです。上記の動画では動画編集の作業風景も収めていますが、極端な話、編集により赤色の落ち葉を青色に変えてしまうことすらできます。それくらい自由自在に編集できるほど高ビットレートの映像データを撮影できることが「BMPCC4K」の特徴です。

ちなみに、筆者は最初にCinemaDNG RAWで撮影したものの、ファイルサイズが大きすぎて自前のPCで編集できないという問題に直面し、再撮影をすることに……。こういうこともあるので、記録データの形式は編集するPCのスペックを確認してから決めましょう。

同梱ソフト「DaVinci Resolve」の推奨環境

同梱ソフト「DaVinci Resolve」の推奨環境

「BMPCC4K」フォトレビュー

「BMPCC4K」は動画撮影に特化したミラーレスカメラです。静止画の写真撮影も可能ですが、一般的なスチルカメラでシャッターボタンがある位置に録画ボタンがあるなど、動画撮影メインで使用することを前提に作られた製品です。

盛り上がった筋肉を連想するようなデザインがいかにも頼もしいですが、カーボンファイバー・ポリカーボネート製の外装は手に持った際にややチープな印象を受けました。とはいえ、15万円前後という価格のシネマカメラであることを考えれば不満はありません。

決してポケットサイズではありませんが、4Kシネマカメラを標榜する製品としてはコンパクトです

決してポケットサイズではありませんが、4Kシネマカメラを標榜する製品としてはコンパクトです

センサーサイズはフォーサーズ(4/3型)で、4K(4096×2160)/60pでの動画撮影が可能です。13ストップという広いダイナミックレンジを持ち、CinemaDNG RAW(非圧縮/3:1/4:1)、ProRes 422(HQ/LT)などのコーデックで撮影が可能。MP4やMOVなどに比べてデータ圧縮がない、もしくは圧縮率が低いため、編集時に思い通りの映像加工ができます。

なお、センサーシフト式の手ブレ補正は非搭載です。

レンズマウントはマイクロフォーサーズ規格で、オリンパスやパナソニック製の同規格のレンズが取り付けられます。また、アダプター(別売り)を装着すればキヤノンやニコン、ペンタックスのレンズにも対応します

ディスプレイサイズは5インチ(1920×1080)で、タッチ操作に対応。日中、太陽の下で見ても視認性は高く、一般的なカメラに比べて画面面積も広いので実用的なレベルでフォーカス合わせなどに使用できます。

背面に広がる大きなディスプレイは、シンプルでわかりやすいUI。十字キーやジョイスティックでの操作を潔くあきらめている分、タッチ操作は快適です

ファンタム電源対応のミニXLR入力(1系統)を備えスタジオ用マイクに対応するほか、USB Type-C経由で接続した外付けSSDに映像を記録できます。

もちろん、基本的なマイク入力、ヘッドホン端子、HDMI出力などのポートもきっちり備えています。

ポート類はカメラ左側にまとめられています

ポート類はカメラ左側にまとめられています

記録メディアはSDメモリーカードとコンパクトフラッシュに対応。SDメモリーカード(UHS-II)はProRes/30p、コンパクトフラッシュ(CFast)には12-bitのRAW/60pで記録できます。

三脚などに取り付けたまま、メディアの交換が可能な設計

三脚などに取り付けたまま、メディアの交換が可能な設計

軍艦部のボタン類はやや小ぶりながら、余裕を持って配置されているので押しづらさはありません。

グリップはボリューム感あり。筆者を含め、平均的な日本成人男性の手の大きさにはちょうど握りすいサイズです

レンズマウント下部には排熱用のスリットがあります。このおかげか、熱暴走による撮影中断は起きませんでした。とは言え、今回の撮影は秋の涼しい日で最長でも3分くらいしか連続撮影をしていないので、真夏の炎天下などでは状況が異なるかもしれません。

三脚を取り付けるネジ穴は金属製。このあたりは抜かりのない作りです

三脚を取り付けるネジ穴は金属製。このあたりは抜かりのない作りです

まとめと感想

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キヤノン「EOS Kiss X10」 そのとくちょう

初心者向けシリーズとして大人気のEOS Kiss

EOS Kiss シリーズ

キヤノンが展開する初心者向け一眼カメラシリーズ「EOS Kiss」は、長い歴史を保有するベストセラーシリーズです。

カメラを始めるときにまず目に入るのはこのEOS Kissシリーズともいえるほど、EOS Kissシリーズは有名で、これまで数多くのカメラマンの一眼カメラデビューを支えてきました。

EOS Kissシリーズの特徴は、小さく軽い携帯性に優れたボディや初心者でも簡単に扱うことができる操作性などが挙げられます。

今回ご紹介していくEOS Kiss X10EOS Kiss Mでも、EOS Kissシリーズ伝統の携帯性と操作性を伝承している代表モデルです。

一眼レフながら小型・軽量のボディを実現

一般的に一眼レフというのはミラーレス一眼やコンデジと比較して大きく・重い印象があるかと思います。

しかし、EOS Kissシリーズでは伝統的に一眼レフカメラでも小型・軽量のボディが採用されています。

EOS Kiss X10では、可動式の液晶となるバリアングル液晶を採用しているデジタル一眼レフカメラとして世界最軽量の約466gを実現し、携帯性に優れています。

優れたAF性能を実現

EOS Kiss X10では従来モデルより一番改善された点としてピントを合わせるためのオートフォーカス性能が挙げられます

最新の映像エンジンである「DIGIC8」を搭載し、あらゆる画像生成に関する処理能力が向上させました。それに伴ってオートフォーカス性能も従来モデルよりも進化しています。

瞳を検知して追従し続ける新機能も搭載され、決定的瞬間を逃すことなく、ピントが正確で美しい写真へと仕上げてくれます。

EOS Kiss X10は一眼レフ、EOS Kiss Mはミラーレス

まず両モデルにおける最大の違いは「一眼レフ」であるか「ミラーレス一眼カメラ」であるかです。

EOS Kiss X10は、一眼レフとしてカメラ内部にミラー機構が存在しますが、EOS Kiss Mではミラーレス一眼として一眼レフで存在するミラー機構を取り除いています。

ミラー部の有無で性能に大きな違いが生じることはありませんが、後ほどご紹介するようにレンズマウントの違いや、ファインダー形式の違いは存在します。

 

2つのモデルの外観を比較

ここからは実機を使用して2つのモデルを比較しながら特徴をご紹介していきます。

まずは大きさやデザイン性など外観面をご紹介していきます。

EOS Kiss Mはミラーレスとして小型・軽量

EOS Kiss M 小型 軽量

小型・軽量ボディで携帯性に優れているのはEOS Kiss Mの方と言えます。

先ほどもご紹介した通り、EOS Kiss Mではミラーレス一眼カメラとして、単純に一眼レフで搭載しているミラー機構を取り除いていることからシンプルな構造によって小型・軽量化を実現しています。

そしてEOS Kiss MはEOS Kiss X10に比べて、想像以上に薄いボディという印象を受けます。

奥行きが抑えられたボディであることから、鞄の中に収納するような場面でも、収納に困ることなく持ち運びにも向いているカメラとなります。

EOS Kiss X10は握りやすいグリップ部が特徴的

Canon EOS Kiss X10 グリップ

一方でEOS Kiss Mよりも大きいEOS Kiss X9に外観面でメリットはないのかと言われるとそういう訳ではありません。

撮影時においてカメラのホールド感というのは非常に重要になります。特に暗い環境などでシャッタースピードが落ちやすい際、手持ち撮影ではカメラの安定性が重要になります。

EOS Kiss X10では、撮影時の持ちやすさが強く意識され、シャッターを切るために握る右手のグリップ部が深めにデザインされ、優れたホールド感を実現しています。

携帯性を求めるのであればEOS Kiss Mがおすすめ

EOS Kiss M Kiss X10 携帯性

先述の通り、単純にカメラとしての携帯性を求めるのであればEOS Kiss Mがおすすめです。

一眼カメラの場合、レンズを取り付けた利用が前提となりますが、EOS Kiss Mで使えるEF-Mマウントのレンズはどれもが小型化を実現しているため、撮影時における携帯性でも優れていると言えます。

2つのモデルの性能を比較

外観面では携帯性に違いが見られたところで、ここからはデジタルカメラとしての撮影性能について比較していきます。

クラス的には同じの2モデルですが、どのような違いがあるのか検証していきます。

使用できるレンズマウントが異なる

EOS Kiss X10 Kiss M マウント

性能の前に確認しておかなければいけない点があります。

EOS Kiss X10とEOS Kiss Mは、同じEOS Kissシリーズに属しているものの、使うことのできるレンズの種類は全く異なります。

EOS Kiss X10対応のレンズは豊富

EOS Kiss X10 対応レンズ

一眼レフカメラであるEOS Kiss X10では、長年一眼レフシリーズ用レンズとして展開されてきたEFマウントと、APS-Cフォーマット専用のEF-Sレンズに対応しているため、使うことのできるレンズの数は非常に多いです。

レンズキットでも十分良い写真を撮影することができますが、使用することのできるレンズが多いため、新たに別のレンズを購入して楽しむというステップアップした際の楽しみ方で有利となります。

EOS Kiss M対応のレンズは少ない

EOS Kiss M 対応レンズ

一方でEOS Kiss Mでは、ミラーレス一眼カメラ専用となるEF-Mマウントのレンズのみ使用することが可能です。

キヤノンのミラーレス一眼といえば、フルサイズセンサーを搭載したEOS Rシリーズが勢いをつけているところですが、EOS Rでは更に新しくRFマウントという新規格を採用しているため、EF-Mマウントは中途半端な位置にいると言えるでしょう。

特に望遠側のレンズはほぼ皆無と言えるほどで、最大でもダブルズームキットに付属されている200mm(35mm換算320mm)となります。

どちらも最新の映像エンジンで高画質を実現

EOS Kiss X10 Kiss M 映像エンジン

画質面を比較してみるとEOS Kiss X10とEOS Kiss Mでは両方ともキヤノンの最新映像エンジンであるDIGIC8を搭載しており、ほぼ同等と言えるでしょう。

先ほども少し触れましたが、一眼レフとミラーレス一眼の根本的な違いはミラー構造の有無だけであると言えるため、同じ映像エンジンや性能を保有している場合、画質に違いはありません。

AF性能や高感度耐性もほぼ同等

EOS Kiss X10 is now on sale

Canon EOS Kiss X10, EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM, 1/20秒, F5, ISO-12800, 焦点距離 24mm, 天王洲アイル地区, スペシャルシーン 手持ち夜景

どれだけの性能を実現するかというのは、モデルによって違いが出てくる場面ですが、EOS Kiss X10とEOS Kiss Mは性能面で非常に近い存在と言えます。

初心者向けモデルとしてAF性能や夜間など暗い場所での撮影で必要となる高感度耐性についても同等の性能となっています。

ただ先ほどもご紹介した通り、選べるレンズに違いがあることで高級レンズを使用することができるEOS Kiss X10では、レンズによって描写力を向上させることが可能です。

連写速度ではEOS Kiss Mが優れている

決定的瞬間を撮影したい場面や、動きのある被写体に対して効果的な機能となる連写速度もカメラによって性能が大きく異なるところです。

EOS Kiss Mは、キヤノンの一眼レフで中位モデル以上でしか実現していない約10コマ/秒の高速連写性能を保有し、非常に優れた連写性能を保有しています。

一方でEOS Kiss X10では、約5コマ/秒の連写性能を保有しており、EOS Kiss Mの半分程度の速度となっています。

約5コマ/秒でも十分な連写速度だと感じるシーンが大半ですが、連写速度は高速であるほど決定的瞬間をとらえやすくなるため、連写速度が速いEOS Kiss Mは動きものなどに有利と言えるでしょう。

ファインダーに大きな違いが

EOS Kiss X10 Kiss M ファインダー

一眼レフであるEOS Kiss X10とミラーレス一眼であるEOS Kiss Mでは、ファインダーの仕組みが全く異なるものとなっています。

一眼レフカメラでは、ミラーで反射した映像をファインダーに映し出す「光学ファインダー」が採用されていますが、ミラーレス一眼ではミラー構造を持たないため、センサーで受信した情報を基にファインダー内の液晶に映し出す「電子ビューファインダー」を搭載しています。

光学ファインダーでは、見たままの状態を映し出しますが、電子ビューファインダーの場合は、一度映像化していることもあり、モデルによっては僅かなライムラグが生じる可能性があります。

しかし、電子ビューファインダーでは、ファインダー内の液晶に映し出すことから撮影設定による露出の変化や、フィルターによる変化なども反映されるため、仕上がりが撮影前から正確に分かるというメリットがあります。

2つのモデルの価格を比較

これまでEOS Kiss X10とEOS Kiss M両方のモデルの外観、性能を比較してきましたが、販売されている価格というのも気になるところだと思います。

はじめてのカメラであればできる限り低価格でリスクを最小限に抑えたいものです。EOS Kissシリーズの2モデルの価格も比較していきます。

 

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