UA-135459055-1

仏教

チャクラが生む奇蹟 ― クンダリニーの書

チャクラが生む奇蹟 ― クンダリニーの書

霧の山中。
夜明け前の静寂のなかで、炎のような呼吸を繰り返す青年がいた。
その傍らで、老いた導師が低くつぶやいた。

「――クンダリニー・ヨーガは、三千年の眠りを越えて、なお燃え続けている火なのだ」

青年は目を閉じ、師の声に耳を澄ませた。

「人の身のうちには、七つの泉がある。古の聖者たちはそれを“チャクラ”と呼んだ。
それは、肉の中に潜む力の源泉。覚醒すれば、常人には見えぬ力が流れはじめる」

師は掌を胸にあてた。
「チャクラとは“輪”ではない。回転する“状態”そのものだ。
力が生じた瞬間、波紋のように放射する――それが“チャクラ”の真意だ。
それは物質ではなく、力の光――“か”の状態。
充実すれば、やがて光を帯び、色を発し、魂の花弁のように輝くのだ」

師は静かに息を吸い込み、続けた。

「だが、この神秘の源は今では解剖学でも明かされている。
チャクラのすべては、内分泌腺――すなわち生命を司る腺の座に一致している。
ゆえに、ヨーガとは幻想ではなく、生理と霊性の合一だ」

青年の胸に、微かな熱が灯った。

第一の輪 ― ムーラーダーラ

「第一のチャクラは、ムーラーダーラ。性腺と腎臓のあたりに眠る」
師の声が地の底の響きのように重く響く。

「これが覚醒すれば、肉体は三倍の力を持ち、病は逃げ、生命は燃え立つ。
だが同時に、強烈な欲望が目覚める。
その炎をオージャス――知恵の光に変えねば、己は焼き尽くされる」

青年は下腹に手を当て、内なる火の揺らめきを感じた。
それは恐ろしくも甘美な、原初の震えだった。

第二の輪 ― スヴァーディシュターナ

「次は副腎。英雄ホルモンの源だ」
師の声は風のように強くなった。

「このチャクラが開くと、人は勇者となる。恐怖を知らぬ者となる。
死すら超え、信念の剣を持つ者となる」

青年の背筋に、炎の柱が昇った。

第三の輪 ― マニプーラ

「へその裏に太陽がある。太陽神経叢――ソーラー・プレクサスだ」

師は青年の腹を指した。

「これが覚めれば、内臓の声を聞くことができる。
胃も肝も腸も、意志ひとつで動く。
己の身体だけでなく、他者の病を癒すことも可能だ。
――“太陽”の名はそのゆえんだ」

青年の中で、何かが輝いた。
無数の光線が臓腑を照らし、体が透明になるような感覚。

第四の輪 ― アナーハタ

「胸に宿るは、愛と共感の力。心臓、肺、胸腺の座」

師は掌を胸に置いた。

「このチャクラが開けば、不可視の光を見る。
赤外線も、紫外線も、風の音も、草の鼓動も――
天地のささやきが聞こえるようになる。
その感覚は天災を予知し、他者の苦しみを知る」

青年の心臓が、ゆるやかに響いた。
それは、宇宙の心拍と重なっていた。

第五の輪 ― ヴィシュッダ

「喉の中心、甲状腺の座。
ここが開けば、霊なる声を聴く」

師の瞳が光った。

「聖なるものの言葉を受けとり、過去の魂とも対話できる。
死者の意識は消えぬ。
この空間に残る波動と同調すれば、その心が語り出すのだ」

青年の耳に、かすかな声が響いた。
それは誰の声とも知れぬ――しかし、懐かしい声だった。

第六の輪 ― アージュニャー

「眉間の奥、脳下垂体の座。
ここに知性が宿る。純粋思考の門だ」

師は弟子を見つめ、低く言った。

「このチャクラが開けば、記憶は消えぬ。
見るもの、聞くものすべてが、光の文字として残る。
思考は言葉を介さず、直に真理をつかむ。
それが“第三の眼”のはたらきだ」

青年の眉間に、蒼白い光がともった。

第七の輪 ― サハスラーラ

そして、師は天を仰いだ。

「頂の光――松果体。
ここが開くとき、人は仏陀の覚醒に至る。
この光は“ムルダ・ジョーティス”、頭の中の光明と呼ばれる」

青年の頭頂が灼けるように熱くなった。
やがて、それは炎ではなく、透明な光となり、
全身がひとつの光の塔に変わった。

その瞬間、師は静かに微笑んだ。

「見よ。チャクラとは、輪ではない。
生命の歌、光の振動だ。
クンダリニーは、それを貫く竜の息。
七つの花は、七つの覚醒。
その果てに――“汝自身が仏陀”であると知るのだ」

青年は深く息を吸い、
闇の中に光の息を吐いた。

――山が、息をしはじめた。

ピンガラとイダーを使う仏陀の秘法

ピンガラとイダーを使う仏陀の秘法

いい気持で眠っているゴジラを叩き起こすようなバカな真似はしないほうが賢明で あろう。

仏陀の法では、怪物クンダリニーを、ごくおだやかに、上機嫌(?)に目ざめさせ るのである。 どのように? 道教はクンダリニーを知らない。しかし、クンダリニーには到底およばないけれど も超常的な強い「気」のエネルギーを呼び起こす経穴(ツボ)を知ってこれを使っている。

これは道教の最極秘伝になっていて、これを知る人はごく稀である。(アンリ・マー スペロがその著書で、ちょっとこれにふれている)

この経穴(中国でツボと呼ぶ部位は、チャクラの一種であるとわたくしは考えてい る)は、クンダリニーのチャクラから、少し離れたところにある。道教は、いまいっ たように、このチャクラを使って強い「気」を呼び起こすのである。クンダリニーの 代わりといってよいだろう。クンダリニーそのものは、知らないのである。

いつしか消えてしまったのであろうかと、わたくしは考えている。いうならば、クン ダリニーという巨大モーターを起動させるための始動用小型モーターだけが、道教に 伝えられたと考えるわけだ。

クンダリニーという過激きわまるエネルギーを、みごとにコントロールして使う仏 陀のこの秘法には、ただただ感嘆するしかないのである。

だが、仏陀の秘法はこれだけではないのである。さらにおどろくべき秘技を、 仏陀はわれわれに教示するのである。

それは、ひと口にいうと、ピンガラとイダーの気道を、アクセルとブレーキに使う のだといったらよいであろう。ただし、これが、クンダリニー・ヨーガのピンガラ、 イダーそのものであるかどうかは、わからない。

或いは、仏陀があたらしくつくり出した気道であるのかも知れない。というのは、 クンダリニー・ヨーガのピンガラとイダーは、前にのべたように、脊柱を通るスシュ ムナー管の両側を上昇するのであるが、仏陀のこの二つの気道は、その反対側の、腹 部を上下するからである。しかし、わたくしは、この二つの気道の果たす機能からし

て、やはりこれはピンガラとイダーであって、仏陀がこのように変えられたのであろ うと思っている。したがって、この二つの気道を、やはり、ピンガラとイダーという 名称で呼ぶことにする。

いま、この二つの気道の機能からして、といったが、どういう機能を持っているの か?」 ピンガラ気道は、クンダリニー・エネルギーにたいし、発動・昂揚の機能を持つ。 イダーの気道は、沈静・凝縮の機能を持つ。 つまり、さきにいったように、アクセルとブレーキの役目を果たすのだ。 それは、つぎのように使われる。

二本のスシュムナー管

仏陀の法では、スシュムナー管がもう一本ある。つまり二本あるのだ。クンダリニ ー・ヨーガと正反対、尾祇骨から会陰を通って、腹部の正中線を真っ直ぐ、臍輪を経 て咽喉に至る気道である。目ざめたクンダリニーは、背部のスシュムナー管とともに、 この腹部スシュムナー管をも上昇する。(上昇するというより、上昇させるのだ)

この腹部スシュムナーのクンダリニー・エネルギーを、コントロールしつつ、各チ ャクラを開発、覚醒するのが、仏陀のピンガラ、イダーの両気道である。 つまり、臍輪から約五ないし八センチ(人によって個人差がある)ほど下の辺で、 腹部スシュムナーから分岐し、各チャクラおよび関連臓器、神経を行って上昇し、ま た、下降する。あるいは、咽喉からさらに脳の内部を、鼻柱の奥ふかく、眉間の深部 へと上昇し、脳のチャクラ、神経経路等を行り、延髄の小脳部分で、背部スシュムナ ー管と合流する。

この二つの気道の技法は、チャクラの開発・覚醒にぜったい必要で、これなくして チャクラの完全な開発・覚醒は不可能といってもいいであろう。殊に、視床下部、間

脳の辺の神経経路の増強には、不可欠の技法である。 まさに、神技というしかない微妙きわまる技法である。 では、この神技ともいうべき仏陀の法の修行は、どのようになされるのであろうか。 それは大別して、三つの法から成り立つ。 1、クンダリニーを覚醒する修行法 2、チャクラを開発する修行法 3、ピンガラ、イダーの気道を開発する修行法 である。 それは、特殊な呼吸法、独特な瞑想・観想、マントラ詠唱、ムドラー(手印、ポー ズ) などから構成される。その一つ一つについて解説しよう。ただし、本書は教習書 ではないので、実技の詳細については、著者の別の本(『求聞持聡明法秘伝』その他) を参照、または、著者に就いて実際に習得してほしい。

 

覚醒の蛇 ― 四神足の詩 Serpent of Awakening

 

覚醒の蛇 ― 四神足の詩
Serpent of Awakening

夜明け前 山はいまだ息をせず
霧の底 光は眠る
呼吸を越え 生命が震える
龍はまだ 目覚めを待つ
oṁ usu-niṣa tadyat hodāra tiṣṭhati sarva tathāgata sadā bodhi nija nija-seso svāhā nijaseso svāhā saṁzāi icchaji mahādakṣa saṁzāi icchaji mahādakṣa mukuen-cyuḥ bhaukō koku-kongō-shubosatsu-gen miyō-chi mon-shiju-ji ju-ji-doku-ju-sha svāhā

我は汝の中に在り 沈黙の火よ
光なき光が 骨を登る
仏陀の掌に 龍は安らぐ
静寂こそが 覚醒の息

Before the dawn, the mountain holds its breath,
In the depths of mist, the light still sleeps.
Beyond all breath, life starts to tremble,
The serpent waits — its awakening near.

oṁ usu-niṣa tadyat hodāra tiṣṭhati sarva tathāgata sadā bodhi nija nija-seso svāhā
nijaseso svāhā saṁzāi icchaji mahādakṣa saṁzāi icchaji mahādakṣa
mukuen-cyuḥ bhaukō koku-kongō-shubosatsu-gen
miyō-chi mon-shiju-ji ju-ji-doku-ju-sha svāhā

I am within you — the silent flame,
A lightless light climbs through the bone.
Within the Buddha’s palm, the dragon sleeps,
Stillness itself becomes the breath of dawn.

oṁ usu-niṣa tadyat hodāra tiṣṭhati sarva tathāgata sadā bodhi nija nija-seso svāhā
nijaseso svāhā saṁzāi icchaji mahādakṣa saṁzāi icchaji mahādakṣa
mukuen-cyuḥ bhaukō koku-kongō-shubosatsu-gen
miyō-chi mon-shiju-ji ju-ji-doku-ju-sha svāhā

 

仏仏

千手観音

千の手と千の目で一切の衆生を救う観音菩薩

千手観音(せんじゅかんのん)とは?

別名 千手千眼観自在菩薩(せんじゅせんげんかんじざいぼさつ)とも言い、生きとし生けるものすべてを漏らさず救う、大いなる慈悲を表現する菩薩です。千の手と手のひらの千の眼によって悩み苦しむ衆生を見つけては手を差し伸べる広大無限な功徳と慈悲から「大悲観音」、または観音の王を意味する「蓮華王」とも称されます。阿修羅や金剛力士などが属する二十八部衆を配下とします。

 

観音の中でも功徳が大きく、観音の中の王という意味で「蓮華王」と呼ばれることもあります。阿修羅や金剛力士などの二十八部衆を配下にしています。また六観音の一つに数えられ餓鬼道に迷う人々を救うといわれています。

ご利益

災難除け、延命、病気治癒などあらゆる現世利益を網羅し、特に夫婦円満、恋愛成就に功徳があるとされています。子年の守り本尊でもあり、子年生まれの人の開運、厄除け、祈願成就を助けるとされます。

千手観音(せんじゅかんのん)の像容

十一面四十二臂(ひ)で表されることが多く、四十二本の手のうち四十本それぞれが二十五の世界を救うことを示します。手には宝剣、髑髏杖、水瓶など実に様ざまな持物(じもつ)を持ち、多種多様な徳を表しています。

有名寺院と像

・奈良:唐招提寺
・京都:三十三間堂

千手観音(せんじゅかんのん)の真言

オン・バザラ・タラマ・キリク

 

 

虚空蔵菩薩 無限の智慧と慈悲の心を人々に与える菩薩

虚空蔵菩薩 無限の智慧と慈悲の心を人々に与える菩薩

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)とは?
虚空蔵とは宇宙のような無限の智慧と慈悲の心が収まっている蔵(貯蔵庫)を意味し、人々の願えを叶えるために蔵から取り出して智慧や記憶力、知識を与えてくれるとされています。

真言宗の開祖・弘法大師は虚空蔵菩薩の真言を100万遍唱えるという虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)を行ったそうですよ。無限の記憶力がつき、仏の智慧を体得することができるといわれています。求聞持法の本尊像のほかに、増益(ぞうやく)や除災を願って行う修法の本尊である五大虚空蔵菩薩があります。これは虚空蔵菩薩の持つ智慧を5方に配し、金剛界五仏の変化した姿としたものです。

ご利益

成績向上、記憶力増進、頭脳明晰、商売繁盛、技芸向上のご利益があります。また、丑・寅年の守り本尊です。丑・寅年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の像容

1つの顔に2本の腕を持つ、菩薩形の像です。右手に剣、左手に如意宝珠を持っているのが一般的です。五仏宝冠を戴いた坐像として表現されます。

 

 

 

 

 

 

文殊菩薩 智慧を司る学問の神様として有名な菩薩

 

文殊菩薩

智慧を司る学問の神様として有名な菩薩

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とは?

正式名称は文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)といいます。「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名な菩薩です。モデルとなった人物が存在し、古代インドにあるコーサラ国の首都・舎衛国(しゃえこく)のバラモン階級の者だったといわれています。仏教の経典を書物にまとめる作業などに関わったといわれていますよ。ただし、本来は学問などの知恵を司るのは虚空蔵菩薩であり、文殊菩薩は物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味する「智慧」を司っています。

釈迦如来の左脇侍として普賢菩薩と共に三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られることもあります。

ご利益

智慧明瞭、学業成就のご利益があるとされています。また、卯年の守り本尊です。卯年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の像容

左手に剣と右手に経巻を持ち、獅子の上に置かれた蓮華台の上に座るのが一般的です。梵篋、金剛杵を立てた蓮台などを持つこともあります。

有名寺院と像

・奈良県:安倍文殊院

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の真言

オン・アラハシャ・ノウ

文殊菩薩(もんじゅぼさつ、: mañjuśrī〈マンジュシュリー〉、: mañjughoṣa[1]〈マンジュゴーシャ〉、: ‘jam dpal〈ジャンペル〉)は、大乗仏教の崇拝の対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる[2]。その他、非人救済などの慈善事業を司るほか、日本真言律宗では慈母供養の象徴としての一面も重視された。

文殊は文殊師利(もんじゅしり)の略称。また妙吉祥菩薩(みょうきっしょうぼさつ)などともいう。曼殊室利等とも音写し、妙徳菩薩(みょうとくぼさつ)、妙首菩薩などとも訳す。文菩薩とも書く。三昧耶形は青蓮華(青い熱帯睡蓮の花)、利剣、梵篋(椰子の葉に書かれた経典)など。種字はマン (मँ maṃ) 。

AI による概要

文殊菩薩は、

仏教で「智慧」を象徴する菩薩です。釈迦如来の脇侍(わきじ)として普賢菩薩とともに祀られるほか、単独でも信仰されます。一般的には、右手には智慧の象徴である剣、左手には経巻(またはそれを載せた蓮華)を持ち、獅子(ライオン)に乗った姿で描かれます。

主な特徴

智慧の菩薩: 「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、学業成就や合格祈願にご利益があるとされています。

姿:

代表的な姿: 右手に剣、左手に経巻(または蓮華)を持ち、獅子に乗っています。

童子形: 密教では、純粋無垢な子どもの姿で表される「五髻文殊(ごけいもんじゅ)」も一般的です。

役割: 釈迦如来の左脇侍(わきじ)として、仏の智慧を象徴する存在です。

聖地: 中国の五台山や、日本では葛城山などが聖地とされています。

信仰と文化

学問の神様: 知恵を司ることから、学業成就を願う人々に広く信仰されています。

仏像: 興福寺や法隆寺など、各地に有名な文殊菩薩像があります。奈良の安倍文殊院の像も有名です。

日本への伝来: 平安時代前期に伝わりました。

文殊菩薩(モンジュボサツ)とは? 意味や使い方 – コトバンク

文殊菩薩 もんじゅぼさつ 仏の知恵を象徴する菩薩。 インドに実在した人ともいわれる。 普賢(ふげん)菩薩とともに諸菩薩の…

コトバンク

文殊菩薩 – 仏像

文殊菩薩(もんじゅぼさつ、mañjuśrī〈マンジュシュリー〉、mañjughoṣa[1]〈マンジュゴーシャ〉、‘jam dpal〈ジャンペル〉)は、大乗仏教の崇拝の対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる[2]。その他、非人救済などの慈善事業を司るほか、日本真言律宗では慈母供養の象徴としての一面も重視された。

 

 

文殊菩薩

智慧を司る学問の神様として有名な菩薩

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とは?

正式名称は文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)といいます。「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名な菩薩です。モデルとなった人物が存在し、古代インドにあるコーサラ国の首都・舎衛国(しゃえこく)のバラモン階級の者だったといわれています。仏教の経典を書物にまとめる作業などに関わったといわれていますよ。ただし、本来は学問などの知恵を司るのは虚空蔵菩薩であり、文殊菩薩は物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味する「智慧」を司っています。

釈迦如来の左脇侍として普賢菩薩と共に三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られることもあります。

ご利益

智慧明瞭、学業成就のご利益があるとされています。また、卯年の守り本尊です。卯年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の像容

左手に剣と右手に経巻を持ち、獅子の上に置かれた蓮華台の上に座るのが一般的です。梵篋、金剛杵を立てた蓮台などを持つこともあります。

 

文殊菩薩(もんじゅぼさつ、mañjuśrī〈マンジュシュリー〉、mañjughoṣa[1]〈マンジュゴーシャ〉、‘jam dpal〈ジャンペル〉)は、大乗仏教の崇拝の対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる[2]。その他、非人救済などの慈善事業を司るほか、日本真言律宗では慈母供養の象徴としての一面も重視された。

文殊は文殊師利(もんじゅしり)の略称。また妙吉祥菩薩(みょうきっしょうぼさつ)などともいう。曼殊室利等とも音写し、妙徳菩薩(みょうとくぼさつ)、妙首菩薩などとも訳す。文菩薩とも書く。 三昧耶形は青蓮華(青い熱帯睡蓮の花)、利剣、梵篋(椰子の葉に書かれた経典)など。種字はマン (मँ maṃ) 。

文殊菩薩は卯年生まれの守護本尊で、あなたを守り生きるための智慧を授ける!

卯(ウサギ)年生まれの方の守護本尊である文殊菩薩は、悟りの智慧と困難を克服する智慧を授けることで幸せへの道筋を示してくださいます。智慧は、受験や昇進試験などに臨む時の大いなる力となり、手に持つ五智の宝剣は、あなたに害をなす苦労や災難を断ち切る力を持ち、立ち塞がる困難を打破する助けとなるのです。

 

文殊菩薩

智慧を司る学問の神様として有名な菩薩

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とは?

正式名称は文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)といいます。「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名な菩薩です。モデルとなった人物が存在し、古代インドにあるコーサラ国の首都・舎衛国(しゃえこく)のバラモン階級の者だったといわれています。仏教の経典を書物にまとめる作業などに関わったといわれていますよ。ただし、本来は学問などの知恵を司るのは虚空蔵菩薩であり、文殊菩薩は物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味する「智慧」を司っています。

 

釈迦如来の左脇侍として普賢菩薩と共に三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られることもあります。

ご利益

智慧明瞭、学業成就のご利益があるとされています。また、卯年の守り本尊です。卯年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の像容

左手に剣と右手に経巻を持ち、獅子の上に置かれた蓮華台の上に座るのが一般的です。梵篋、金剛杵を立てた蓮台などを持つこともあります。

有名寺院と像

・奈良県:安倍文殊院

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の真言

オン・アラハシャ・ノウ

 

普賢菩薩

あらゆる場所に現れ、命あるものを救う慈悲を司る菩薩

普賢菩薩(ふげんぼさつ)とは?

普賢とは「全てにわたって賢い者」という意味で、あらゆるところに現れ命ある者を救う行動力のある菩薩です。

 

文殊菩薩とともに釈迦如来の右脇侍として三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られる場合もあります。文殊菩薩の智慧とともに修行を司る菩薩として、明晰な智慧で掴み取った仏道の教えを実践していく役割を果たすとされています。また、女性の救済を説く法華経の普及とともに女性に多く信仰を集めました。

 

ちなみに普賢菩薩から派生した仏に延命のご利益のある普賢延命菩薩があります。

ご利益

女性守護、修行者守護、息災延命、幸福を増やす増益のご利益があるとされています。また、辰・巳年の守り本尊です。

普賢菩薩(ふげんぼさつ)の像容

白象に乗っている姿が一般的です。3つや4つの頭の象に乗っている場合は普賢延命菩薩像の可能性が高いです。

有名寺院と像

・京都府:岩船寺

普賢菩薩(ふげんぼさつ)の真言

オン・サンマイヤ・サトバン

普賢菩薩(ふげんぼさつ、 समन्तभद्र [samantabhadra, サマンタバドラ]、: ཀུན་ཏུ་བཟང་པོ་ [kun tu bzang po])は、大乗仏教における崇拝の対象である菩薩の一尊。文殊菩薩とともに釈迦如来脇侍として祀られることが多い[1](参照:釈迦三尊)。法要では四七日の仏とされる。

普賢菩薩(ふげんぼさつ)は、文殊菩薩と共に釈迦如来の脇侍(わきじ)として仕える菩薩であり、「すべてにわたって賢い」という意味を持つ存在です。特に、人々を救済し、実践を重んじる「慈悲と理知」を司り、延命の徳を備えるとされています。仏像では、6本の牙を持つ白い象に乗る姿で表現されることが多く、法華経では特に女性の救済と悟りの道を説いたことから、女性からの信仰も集めています。 
役割と象徴
  • 慈悲と知恵の実践: 普賢菩薩は、仏の慈悲や知恵を実際に人々へ施す役割を持ち、それを実践する菩薩とされます。 
  • 白象に騎乗: 6本の牙を持つ白い象に乗る姿は、清らかな悟りや、あらゆる困難を乗り越えて悟りへ進む精進を表します。 
  • 法華経の守護者: 法華経(ほけきょう)では、普賢菩薩勧発品(かんぱつぼん)に登場し、法華経を護る人々を守護することを誓っています。 
  • 女性の救済: 法華経の教えにおいて、女性も悟りに至れることを説いたことから、女人往生(にょにんおうじょう)や女性の精神的な成長を促す菩薩としても崇拝されています。 
ご利益と信仰
  • 延命・長寿: 延命の徳を備えているとされ、健康運や長寿への願いが込められています。 
  • 開運・厄除け: 総合的な開運、運気上昇、および厄除けの願いも叶えるとされています。 
  • 守り本尊: 辰(たつ)年と巳(み)年の守り本尊とされており、これらの干支生まれの人の信仰を集めます。 

 

 

 

普賢菩薩 あらゆる場所に現れ、命あるものを救う慈悲を司る菩薩

 

勢至菩薩  偉大な智慧の光を持つ菩薩

 

勢至菩薩

偉大な智慧の光を持つ菩薩

勢至菩薩(せいしぼさつ)とは?

正しくは大勢至菩薩といいます。智慧の光ですべてのものを照らし、人々を迷いや苦しみから救うとされています。大勢至菩薩と表記されることもあります。智慧とは物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味します。

 

阿弥陀如来の右脇侍として観音菩薩と共に三尊で表され、独尊で祀られることはほとんどありません。

 

浄土信仰の高まりとともに流行する来迎形式の阿弥陀三尊の場合、観音菩薩が死者の霊をのせる蓮台を持ち、勢至菩薩が合掌をする姿でつくられます。その姿勢は、立像・坐像のほかにひざまずいた姿の跪像もみられます。

ご利益

智慧明瞭、家内安全、除災招福のご利益があるとされています。午年の人々を守る守護本尊であり、午年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるともいわれています。

勢至菩薩(せいしぼさつ)の像容

手を合わせているか水が入っている水瓶(すいびょう)を持っている姿が一般的です。

有名寺院と像

・京都府:清水寺
・奈良県:法隆寺

勢至菩薩(せいしぼさつ)の真言

オン・サンザンサク・ソワカ

 

 

 

 

 

 

 

大日如来 すべての生き物の根本となる仏

 

 

大日如来

大日如来

大日如来

すべての生き物の根本となる仏

大日如来(だいにちにょらい)とは?

大日とは「大いなる日輪」という意味です。太陽を司る毘盧舎那如来がさらに進化した仏です。密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指します。また、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。

 

大日如来には悟りを得る為に必要な智慧を象徴する金剛界大日如来と、無限の慈悲の広がりを象徴する胎蔵界大日如来という2つの異なる捉え方があります。金剛とはダイヤモンドのことを指し、智慧がとても堅く絶対に傷がつくことがないことを意味しています。また、胎蔵とは母親の母胎のようにすべての森羅万象が大日如来の中に包み込まれている様を意味しています。この2つが揃って大日如来を本尊とする密教の世界観が出来上がるのです。

ご利益

現世安穏、所願成就。また、未・申年生まれ守り本尊です。

大日如来(だいにちにょらい)の像容

本来、如来は出家後の釈迦の姿をモデルとしているため装飾品は身に付けていませんが、大日如来だけは別格で豪華な装飾品や宝冠を付けています。また、螺髪(らほつ)ではなく、髪を結い上げています。

 

金剛界、胎蔵界の姿でそれぞれ印の形が違います。金剛界の大日如来は、左手の人差し指を立て、その人差し指を右手で包みこむ智拳印の印相をしています。一方、胎蔵界の大日如来は、腹の前で両手の全指を伸ばして組み合わせる定印です。

有名寺院と像

・奈良県:円成寺

大日如来(だいにちにょらい)の真言

金剛界:オン バサラダトバン
胎蔵界:オン アンビラウンケン

大日如来(だいにちにょらい、サンスクリット: Mahāvairocana[1])は、大乗仏教における信仰対象である如来の一尊。真言密教の教主たるで、密教本尊である[2][3]。日本密教においては[4]一切の諸仏菩薩本地とされる[5][注 1]

胎蔵曼荼羅の胎蔵界大日如来(中央)

名称

Mahāvairocanaマハーヴァイローチャナ摩訶毘盧遮那まかびるしゃな音写し、大遍照[2][3]、大日遍照、遍一切処などと漢訳する[3]。摩訶毘盧遮那如来、遍照如来とも呼ばれる[6]

概説

胎蔵曼荼羅
金剛界曼荼羅

大乗仏教では三身説をとるが、姿・形をもたない宇宙の真理たる法身仏、有始・無終の存在で衆生を救う仏である報身仏(人間に対する方便として人の姿をして現れることもある)、衆生を救うため人間としてこの世に現れる応身仏釈迦如来)と説明される。大日如来は法身仏であるとされる。台密では釈迦如来は人間を救うために現世に現れた大日如来の化身であると解釈する。東密では、顕教釈迦如来と大日を別体としている[5]

大日(だいにち)」は、仏教の「大日如来」を指すことが多いですが、その他にも、企業名や地名としても使われています 
大日如来
大日如来(だいにちにょらい)は、密教における最高位の仏です。 
  • 「大日」の意味: 「大いなる日輪(太陽)」を意味し、宇宙そのものを表すとされます。
  • 真言密教: 真言宗では最高位の仏であり、宇宙の真理そのものを体現する存在として、中心的な信仰の対象です。
  • ご利益: 現世安穏、諸願成就のご利益があるとされています。
  • 梵字(ぼんじ): 大日如来を表す梵字は「バン」で、未年と申年の守り本尊です。 
企業名
  • ダイニチ工業株式会社: 新潟県に本社を置く暖房機器や生活家電のメーカーです。石油ファンヒーターや加湿器で高いシェアを誇ります。
  • 大日産業株式会社: 自転車の企画から製造、卸売までを行う会社です。
  • 株式会社大日製作所: 金属部品加工などを行う会社です。 
地名・施設名
  • 大日駅: 大阪府守口市にある大阪メトロ谷町線と大阪モノレールの駅です。
  • イオンモール大日: 大日駅に隣接する大型商業施設です。 
その他
  • 日輪: 仏教では、民間信仰の太陽神(天照大神)と同一視されることもあります。 
AI は不正確な情報を
炎の守護者 ― 不動明王の誓い 『倶利伽羅の焔(ほのお)』 “Flame of Kurikara”

不動明王(ふどうみょうおう、अचलनाथ acalanātha[2])は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。大日如来の化身とも言われる。また、五大明王の中心となる明王でもある。

真言宗をはじめ、天台宗禅宗日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されている。大日如来降三世明王軍荼利明王大威徳明王金剛夜叉明王、金剛愛染明王らと共に祀られる。

概要

密教の根本尊である大日如来の化身であると見なされている。「お不動さん」の名で親しまれ、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれる。アジアの仏教圏の中でも特に日本において根強い信仰を得ており、造像例も多い。真言宗では大日如来脇侍として、天台宗では在家の本尊として置かれる事もある。縁日は毎月28日である。

真言・種子・三昧耶形

真言

不動明王の真言には以下のようなものがある。 一般には、不動真言の名で知られる、小咒(しょうしゅ)、一字咒(いちじしゅ)とも呼ばれる真言が用いられる。

「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」
(namaḥ samantavajrānāṃ hāṃ)
(すべての諸金剛に礼拝する。ハーン。)

また、長い真言には、火界咒(かかいしゅ)と呼ばれる真言がある。

「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン」
(namaḥ sarvatathāgatebhyaḥ sarvamukhebhyaḥ sarvathā traṭ caṇḍamahāroṣaṇa khaṃ khāhi khāhi sarvavighanaṃ hūṃ traṭ hāṃ māṃ)

その中間に位置する、慈救咒(じくじゅ)と呼ばれる真言も知られる。

「ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」[3]
(namaḥ samantavajrānāṃ caṇḍa-mahāroṣaṇa sphoṭaya hūṃ traṭ hāṃ māṃ. [4])
(すべての諸金剛に礼拝する。怒れる憤怒尊よ、砕破せよ。フーン、トラット、ハーン、マーン。)

種子

種子(種子字)はカン (हांhāṃ)、あるいはカンマン (ह्म्मांhmmāṃ)

印相

  • 不動根本印 – 右指を左指の上に交互に乗せていき、掌の内で十指を交叉させる。この状態で人差し指を立てて合わせて、親指で薬指の側を押さえる。
  • 不動剣印

三昧耶形

三昧耶形は利剣(倶利伽羅剣)、あるいは羂索。

不動明王

破壊と再生を司り、悪を滅する

不動明王(ふどうみょうおう)とは?

語源は「動かない守護者」を意味し、インド神話のシヴァ神の別名です。シヴァは暴風雨の威力を神格化したもので、破壊的な災害を起こす半面、雨によって植物を育てます。その破壊と恵みの相反する面は不動明王にも受け継がれているのです。不動明王は仏法の障害となるものに対しては怒りを持って屈服させますが、仏道に入った修行者には常に守護をして見守ります。

 

大日如来の化身として、どんな悪人でも仏道に導くという心の決意をあらわした姿だとされています。特に日本で信仰が広がり、お不動様の名前で親しまれています。そして、五大明王の中心的存在です。五大明王とは、不動明王を中心に降三世明王(ごうざんぜみょうおう)・軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)・大威徳明王(だいいとくみょうおう)・金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)の5体のことを指し、不動を中心に東西南北に配されます。不動明王の脇侍として八大童子のうちの矜迦羅(こんがら)・制多迦(せいたか)の2童子が配されることも多いです。ちなみに不動明王の持っている龍が巻きついている炎の剣が単独で祀られている場合があります。不動明王の化身とされ、倶利伽羅竜王(くりからりゅうおう)などと呼ばれています。

ご利益

除災招福、戦勝、悪魔退散、修行者守護、厄除災難、国家安泰、現世利益のご利益があるとされる。また、酉年生まれ守り本尊です。酉年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

不動明王(ふどうみょうおう)の像容

背の低い、ちょっと太めの童子型の造形が多く、怒りの表情をしています。目は天地眼(てんちげん)といって右目を天に向けて左目を地に向けていますよ。口は牙上下出といって右の牙を上に出して左の牙を下に出しています。炎の光背を背にし、手には剣と羂索(けんじゃく)を持っています。剣は大日如来の智慧の鋭さを表現しています。羂索とは煩悩を縛り悪の心を改心させる捕縛用の縄のことです。

有名寺院と像

・京都府:教王護国寺(東寺)
・千葉県:成田山新勝寺
・神奈川県:浄楽寺

不動明王(ふどうみょうおう)の真言

ナウマク・サマンダ・バザラ・ダン・カン

起源

AI による概要

不動明王は、密教における明王の一尊で、大日如来の化身とされています恐ろしい形相で描かれることが多いですが、これは煩悩を断ち切り、人々を救済しようとする慈悲の現れとされています。日本でも広く信仰されており、「お不動さん」「不動尊」として親しまれています。

不動明王について
    • 密教の明王:

      不動明王は、密教における明王の一尊で、大日如来の化身とされています。明王は、仏法を破壊や煩悩から守り、人々を救済する役割を持つとされています。

    • 忿怒相:

      不動明王は、右手に剣、左手に羂索(けんさく、縄)を持ち、炎を背負った忿怒の相で表現されることが多いです。これは、煩悩を断ち切るための力強い姿を表しています.

  • ご利益:

    不動明王は、厄除け、煩悩退散、学業成就、立身出世、商売繁盛、健康祈願、修行者守護など、現世利益をもたらすと信じられています.

  • 信仰:

    不動明王は、真言宗、天台宗、日蓮宗など、日本仏教の様々な宗派で広く信仰されています。特に日本では「お不動さん」や「不動尊」として親しまれています.

  • 起源:

    不動明王の起源は、インド神話のシヴァ神であるという説があります。シヴァ神は破壊と創造を司る神であり、不動明王にもその両面が受け継がれているとされます.

  • 不動明王の真言:

    不動明王を拝む際には、真言を唱えるのが一般的です。代表的な真言には、慈救呪(じくしゅ)や火界呪(かかいしゅ)などがあります.

不動明王の象徴的な要素

  • 剣:

    右手に持つ剣は、煩悩や障害を断ち切ることを象徴しています.

  • 羂索:

    左手に持つ羂索は、人々を救い、迷いや苦しみから引き上げることを象徴しています.

  • 炎:

    背後に燃え盛る炎は、不動明王の強い意志と、煩悩を焼き尽くす力を表しています.

不動明王の

 

 

無量の光、無量の命 ― 阿弥陀如来の誓い

 

阿弥陀如来

命あるものすべてを救うべく誓いを立て、極楽浄土に導く

阿弥陀如来(あみだにょらい)とは?

無限の寿命を持つことから無量寿如来ともいいます。限りない光(智慧)と限りない命を持って人々を救い続けるとされており、西方極楽浄土の教主です。四十八願(しじゅうはちがん)という誓いを立て、その中には「南無阿弥陀仏」と唱えたあらゆる人々を必ず極楽浄土へ導くとあり、広く民衆から信仰されました。ちなみに他力本願も四十八願の誓いから来ており、本来は阿弥陀様にすがって極楽に行こうという意味です。

 

阿弥陀三尊として聖観音と勢至菩薩と並ぶ姿が多いです。さらに二十五菩薩を従え、雲に乗って往生者を迎えにやってくるといわれています。そのほか来迎の様子をあらわす場合もあります。

ご利益

極楽往生、現世安穏のご利益があります。また、戌・亥年生まれ守り本尊です。

阿弥陀如来(あみだにょらい)の像容

釈迦如来と同じく装飾品は一切ないです。来迎印という印は、極楽浄土に迎えに来たことを意味していますよ。この印相は施無畏・与願印に似ていますが、第1指ともう1本の指をねじるのが特徴です。

 

特殊な例としては、宝冠阿弥陀像、裸形阿弥陀像、斜めうしろを振り返る姿をしている見返り阿弥陀などがあります。

有名寺院と像

・神奈川県:高徳院
・京都府:浄瑠璃寺
・京都府:平等院

阿弥陀如来(あみだにょらい)の真言

オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン

阿弥陀如来の真言は「オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン」です。この真言は、阿弥陀如来の光明と慈悲を象徴し、唱えることで現世安穏や極楽往生のご利益があるとされています。

阿弥陀如来真言(おん あみりた ていせい から うん)

    • オン (oṃ):帰命、帰依を表す聖音。
    • アミリタ (amṛta):不死、甘露を意味し、阿弥陀如来の功徳を象徴。
    • テイ (te):神聖な光、輝きを意味する。
    • ゼイ (je):浄化、清浄を意味する。
    • カラ (kara):行為、働きを意味する。
  • ウン (hūṃ):仏の種子字で、真言の締めくくり。

この真言を唱えることで、阿弥陀如来の加護をいただき、心の平安や幸福を得られるとされています。また、極楽浄土への往生を願う信仰とも深く結びついています。

阿弥陀如来(あみだにょらい)は、大乗仏教における重要な仏の一尊で、西方極楽浄土の教主とされています念仏を唱えることで人々を極楽浄土に導くと信じられています。

阿弥陀如来について:
    • 西方極楽浄土:

      阿弥陀如来は、西方にあるとされる極楽浄土という理想郷の教主です。この浄土は、苦しみのない平和な世界とされています。

    • 衆生救済:

      阿弥陀如来は、すべての生きとし生けるものを救済する誓願を立てたとされ、特に念仏を唱える人々を極楽浄土へ導くとされています。

    • 無量寿仏、無量光仏:

      阿弥陀如来は、梵語のアミターバ(無量光)やアミターユス(無量寿)を漢字で表したもので、「無限の光」「尽きない寿命」という意味を持ちます。

    • 念仏:

      阿弥陀如来への信仰は、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と念仏を唱えることで、極楽浄土への往生を願う「念仏信仰」として広まりました。

  • 浄土宗、浄土真宗、時宗:

    念仏信仰は、鎌倉時代に浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派の成立に繋がりました。

阿弥陀如来の姿:
  • 立像、坐像:

    阿弥陀如来の像は、立像と坐像があります。立像は、人々をすぐに救済するために、空中に立っている姿で現れるとされます。

  • 来迎印:

    阿弥陀如来は、来迎印という手の形を結ぶことがあります。これは、亡くなる人を極楽浄土へ迎えに来る姿を表しています。

  • 印相:

    阿弥陀如来は、印相と呼ばれる手の形で、その人の信仰の深さや往生の仕方を示すとも言われます。

阿弥陀如来と日本:
  • 奈良時代: