UA-135459055-1

人間は神になる!?『ホモ・デウス』とは  おすすめ 本

高瀬
「世界的なベストセラーについてです。」

世界的なベストセラー『ホモ・デウス』。
先月日本版が発売され、幅広い人気を集めています。

読者
「視野がすごく広い。」

読者
「未来の話を書いている。
今回楽しみに待っていた。」

人類の未来を読み解くこの本は、あのビル・ゲイツやノーベル賞作家のカズオ・イシグロも注目。

著者はイスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏。
世界で800万部が売れた大ベストセラー「サピエンス全史」では、人類250万年の歴史を「小麦に人間が家畜化された」などといった、独自の視点でひもとき、衝撃を与えました。
そのハラリ氏が、私たちに示した未来の人類の姿とは…。

ベストセラー『ホモ・デウス』

高瀬
「著者ハラリさんへの単独インタビューを行った、おはBizの豊永キャスターとお伝えしていきます。
ハラリさんはどんな方なんですか?」

豊永
「深い思考に裏打ちされた荘厳な僧侶という、そんなイメージですね。
ただ、実際お会いして、話しをすると、熱い情熱を持った方でその説得力に圧倒されました。」

和久田
「書店で並んでいるのを見かけますが、上下巻で500ページ以上あるんですよね。
ちょっと読むのが大変かなと思っていました。」

豊永
「大丈夫です。
忙しい方にも、インタビューとイラストを中心に8分間でエッセンスを分かりやすくまとめました。」

「人類は、神へとアップグレードしている」

歴史と宗教が複雑に絡み合う国、イスラエル。
ハラリさんはこの地で、人類の歴史や未来を考え続けています。
タイトル、「ホモ・デウス」に込められたメッセージとは?

ユヴァル・ノア・ハラリ氏
「ホモ・デウスは神の人、神聖な人という意味です。
ラテン語でホモは人類、デウスは神。
今人類は、神へとアップグレードしているのです。」

今、世界では、AIやバイオテクノロジーの技術が急速に進化しています。
牛肉の成分を含むトマトや2倍のスピードで成長するトラフグ。
どちらも、DNAの書き換えによって生まれました。
ハラリさんは、人類が歴史上はじめて、神だけが許された領域に踏み込み、その力を使って、みずからを自分を作り変えようとしているのだと言います。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏
「人類は神の力だと信じられてきた能力を手にしようとしています。
これまで私たちは技術によって周りの環境を変えてきましたが、自分自身を変えることはありませんでした。
バイオテクノロジーとAIは、私たち自身を変える可能性があるのです。
身体や脳、考えを変化させ、新たな人類が生まれようとしているのです。」

ホモ・デウス以外は“無用者階級”

一方ハラリさんは、テクノロジーの進化によって、人間は単にAIにデータを提供するだけの存在になるおそれがあると警鐘を鳴らしています。
将来、人間社会にはこれまでにない格差が生まれ、一部のエリート、ホモ・デウス以外は社会的な価値を持たない“無用者階級”と呼ばれる層に落ちぶれてしまうというのです。

ハラリさんは本のなかで次のように語っています。

(『ホモ・デウス』より)
“私たちは新しい巨大な非労働者階級の誕生を目の当たりにするかもしれない。
社会の繁栄と力と華々しさに何の貢献もしない人々だ。
この無用者階級は失業しているだけではない。
雇用不能なのだ。”

ユヴァル・ノア・ハラリ氏
「AIを使えばコンピュータによって多くの作業が行われるため、人間は労働市場から追い出され、多くの人が経済的価値や政治力を失い、“無用者階級”となります。
バイオテクノロジーによって、経済的でなく、はじめて生物学的な不平等が生まれるのです。」

歴史的な転換点にいる

和久田
「『無用者階級』……。
用がないと言われるとちょっと…、かなり厳しい表現ですね。」

豊永
「確かに厳しいですよね。
ただ、ハラリさんが言いたいことというのは、歴史的な転換点に私たちがいるということなんですね。
人類の進歩を列車に例えてみます。
歴史をひもとくと、産業革命などいろいろな変革の『駅』がありました。
乗り遅れても、後から走って列車に飛び乗ることができました。

ところが今の変革期を離れるのは『最終列車』になります。
1度乗り遅れると、もう2度と追いつけない、そういう段階にきてしまっているというわけなんです。

無用者階級に陥らずに私たちが幸せになるには何が大切なのか。
ハラリさんに聞きました。」

「自分が何者であるのか」

ユヴァル・ノア・ハラリ氏
「最も大切なことは、自分自身を知ることです。
自分が何者であるのかを理解することです。」

自分を知る努力を怠ると、日々の選択をAIに支配され、欲望すら操作されるようになってしまう。
それを防ぐには、みずからを知り、判断することだとハラリさんは説いています。

さらに、これからの未来を生きる子どもたちは、より厳しい自己変革が求められると言います。

(『ホモ・デウス』より)
“現在、子どもたちが学校で習うことの大半は、彼らが40歳の誕生日を迎えるころにはおそらく時代遅れになっているだろう。”

“人間が取り残されないためには、一生を通して学び続け、繰り返し自分を作り変えるしかなくなるだろう。”

ユヴァル・ノア・ハラリ氏
「今一番大きな問題だと感じているのは、子どもたちのことです。
彼らは歴史上はじめて、自分が成長したときの世の中を予測できない世代となります。
彼らに伝えたいことは、人生を通じて変化すること。
そのために、柔軟な心を持つことが、とても大切だということです。」

考え抜くこと・学び続けること

高瀬
「普段AIなどよく伝えていますが、行き着く先がどういう世界なのかというのがやはり気になるところです。
これを見ていると、あんまり明るくないなと…。」

和久田
「ちょっと暗い未来を想像しちゃいますね。

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

新品価格
¥2,052から
(2019/8/29 08:57時点)

続・守護霊を持て―家運をよくする不成仏霊供養のしかたSyuyu Kiriyama Hold a guardian spirit 桐山靖雄 著

登録情報

  • 単行本: 239ページ
  • 出版社: 平河出版社; 新装版 (1980/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4892030155
  • ISBN-13: 978-4892030154
  • 発売日: 1980/10
  • 梱包サイズ: 18.6 x 12.8 x 2 cm

桐山靖雄 著

わたくしのいう霊障とは、単に迷信的な霊の障りではない、四谷怪談のお岩さまのよう
なものを考えてもらっては困るのである。
ともかく、結論としては、因縁のあらわれというのは、霊というものの存在に深いかか
わりがあるということである。ということは、人間それ自体の生の営みに、霊というもの
が、深いかかわりがあるということである。結論をいえば、良き因縁は良き霊の影響、悪
しき因縁は悪しき霊の影響によるものということになる。『チ″ンネルをまわせ』を書い
てから三年の間、わたくしは苦しみ抜いてこのことを考え追求してきた。そうして、つか
んだ成果を、わかりやすく書いたのがこの『守護霊を持て』である。
『続・守護霊を持て』で秘伝の一郎を公開
昭和五十五年(一九八〇年)四月の発行である。
これは、前著『守護霊を持て』をさらに詳しく解がこの本である。
『守護霊を持て』を読んで、実際に霊障の恐ろしさを知ったので、拝み方を教えてほしい、霊障と
なっている不成仏霊を成仏させることは誰にでもできることではないにしても、霊を供養して、霊
障を軽減させることはできるのではないか。そういう手紙がぞくぞくと、わたくしのところにも、
出版社のほうにも、ずいぶん寄せられた。そこで、そういう要望に応えて、秘伝の一部を公開したの『霊障を解く』で、自宗に対するまちがった批判に答える
『守護霊を持て』や『続・守護霊を持て』が出て、守護霊ブームが起こったが、よその教
団が、阿含宗について大変間違った見方をして、的はずれの批判を繰り返しているので、
阿含宗の基本的問題を明らかにして、教団の内外に応えようとしたものである。と同時に、
霊的存在による霊障を一歩進めて解説している。『霊障を解くI家運をよくする正しい先祖の
まつり方』が出たのは、昭和五十六年(一九八一年)十二月であった。

Written bySyuyu Kiriyama

My spirit is not just a superstitious spirit, like the rocks of the Yotsuya Kaidan
It’s not easy to think about something.
In any case, the conclusion is that the manifestation of kinship is deep in the existence of the spirit
There is a difference. That means that the spirit of the human life itself
But there is a deep connection. In conclusion, good ties are the effects of good spirits, evil
This is because of the influence of evil spirits. Write “Changnel”
I have been thinking and pursuing this for the past three years. Then, maybe
It is this “Have a guardian spirit” that wrote the results in a clear manner.
The secret Ichiro is released in “Continuing with the guardian spirit”
Issued in April 1980 (Showa 55).
This book is a more detailed solution to the previous book “Hold the guardian spirit”.
I read “Hold the guardian spirit” and I really knew the horror of spirituality.
Even if it is not possible for anyone to make a Buddha spirit that has become a Buddha,
Can you reduce obstacles? When such a letter is thrilled,
A lot of the publishers also received it. Therefore, in response to such a request, answering the wrong criticism of self-sect by “Resolving Spiritual Disorders” that released part of the secret
The “Guardian Spirit” and “Continue / Hold the Guardian Spirit” came out, and the guardian spirit boom occurred.
The group has made a very wrong view of the Aobu sect and has repeatedly criticized it.
It was intended to clarify the basic problems of the Agon sect and respond to the inside and outside of the cult. At the same time
Explains the spiritual damage caused by spiritual existence. “The right ancestor to improve I’s luck
The Festival was issued in December 1981 (Showa 56).

 

続・守護霊を持て―家運をよくする不成仏霊供養のしかた

新品価格
¥1,404から
(2019/8/28 08:20時点)

桐山 靖雄 チャンネルをまわせ―密教・そのアントロポロギーTurn the channel-Esoteric

桐山 靖雄
チャンネルをまわせ―密教・そのアントロポロギー

チャンネルをまわせ―密教・そのアントロポロギー

中古価格
¥800から
(2019/8/22 12:09時点)

 

  • 単行本: 445ページ
  • 出版社: 平河出版社 (1992/03)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4892030074
  • ISBN-13: 978-4892030079
  • 発売日: 1992/03
  • 梱包サイズ: 19 x 13.8 x 3.2 c

桐山靖雄著者より


『チャンネルをまわせ』の意義
この本は、昭和五十年(一九七五年)に出版された。
この本でわたくしは、密教から阿含教へとチャンネルを回したわけである。わたくしの
密教と阿含経との中間点に位置するのがこの本である。運命を形成する要素は因縁である。ではその因縁を構成するのは何んであるのか、真剣に考えはじめた。この本の中では、因縁に「チャンネル」とルビを振っている。それは、人間を動かす代表的なチャンネルとして因縁というものを、もう歩掘り下げて考えはじめていたからである。`
この本は、二つの柱から成っている。
一つは、心理学者、L・ソンディの「運命心理学」である。
もう一つは、運命のもとになる因縁に深いかかわりのある不成仏霊の存在である。
ソンディ心理学によると、人間の運命を決定する因子として、「家族吟無意識Lというものが設定されている。この家族的無意識というのは、「個人のなかに抑圧されている祖先の欲求が、恋愛・友情・職業・疾病、および死亡における無意識的選択行動となって、個人の運命を決定する」というものである。
これは、そのまま、それまでのわたくしの持論である因縁論になる。そこで、わたくしはこれを紹介すると同時に、そのソンディ理論の欠陥をも、この本の中で書くことにした
のである。ソンディ博士は、ユングとも並び称せられるほどの大心理学者であり、その大心理学者の理論に欠陥があるというのは大変なことであるが、それは、わたくしに霊視能力が出てきたことによって出来たのである。霊視能力をもったことにより、ソンディ理論の欠陥を発見することができたのだ。
わたくしは、その頃から、霊視能力が出てきていた。以前から偶然的に霊視能力があらわれて、人に憑いている霊やその霊障を見ることがよくあったが、この頃から意志的に、系統立てて、そういうものが見えるようになってきた。それが、ソンディ理論の欠陥の補足というかたちになってあらわれたので、そういう意味で、わたくしの一つの進歩を示すきわめて歴史的な転機としての本ということができる。この本の中にK少年の話か出てくるが、この実在する少年の背後霊をわたくしははっきりと見ていたわけである。霊障となっている不成仏霊をはつきりと捉えた上で、その少年を指導し、この本を書いたわけである。しかし、この本では霊障という通俗的な言葉を使わなかったが、それは、わたくしのいう霊障というのは、一般にいう幽霊のような意味とは根本的にちがっているからで誤解を招くおそれを避けて、この言葉を使わなかったのである。この本では、K少年の例でいえば、曾祖父の抑圧意識が、少年の深層意識に入り込んでいるという表現を用いたが、この曾祖父とK少年は、血がつながっていないのである。それなのに、ソンディ流にいうと、抑圧意識が伝わってい
る。それはどうして伝わったのか? DNAという遺伝子機構を通らずにどうして伝わったのか? 一種の霊的バイブレーションを想定するしかない。そしてそれをわたくしは見たのである。そのわたくしの見たものを、わたくしはと 霊障 名づけたのである。この
本ではその「霊障」を心理学的に説明したわけである。
後にベストセラーとなった『守護霊を持て』の守護霊や、『霊障を解く』の霊障の深層心理学的解明を試みたのがこの本であった。この『チャンネルをまわせ』で突きとめた成果をもとに、非常に通俗的にわかりやすく書いたのが『守護霊を持て』その他である。
ところで、この「チャンネルをまわせ」の中で使った主要文献の佐竹隆三著『運命心理学入門』という本は、あとで知ったことだが、力富崇志氏の御父君の経営される黎明書房から刊行された本だったのである。力富氏とお会いした時、そう聞かされて、非常にびっくりしたものである。力富氏との出会いに、何かわたくしは因縁的なものを感ずるのである。
守護霊ブームと霊障ブーム
『守護霊を持て』でわたくしは、全国的な守護霊ブームや霊障ブームをつくり出したわけであるが、その源は『チャンネルをまわせ』である。この『チャンネルをまわせ』を書いた時点で、すでに実質的には『守護霊を持て』を書きはじめていたといって過言ではない。
『守護霊を持て』の中で紹介した霊障を指導した実例も、すでにこの『チャンネルをまわせ』の中に先駆的な形で出しているわけである。K少年の例はまさにそれに該当する。
以後の執筆の源となったという意味において、あるいはわたくし自身の霊視能力がその頃開眼されたということ、この二つの意味でこの『チャンネルをまわせ』は、非常に大きなわたくしの転換期を象徴する所産であった。
わたくしの本は、すべて有機的につながっている。一つのテーマを何年にもわたって何冊の本かで追求してゆく。その中の一冊だけ読んで、鬼の首でもとったように批判されて
も困るのだ。むずかしい本は読まず、やさしく通俗的に書いた本だけ読んでの批判は、見当ちがいである。

 

Significance of “Make Channel”
This book was published in 1950.
In this book I turned the channel from Buddhism to Aokyo. My
This book is located at the midpoint between Esoteric Buddhism and Kyo Ago. The elements that make up fate are related.
Then, I began to think seriously about what constitutes the relationship. In this book,
Waving “Channel” and ruby ​​on the edge. It is a representative channel that moves people
This is because I have begun to dig deeper into the relationship. `
This book consists of two pillars.
One is “fate psychology” by psychologist L. Sondy.
The other is the existence of an immoral Buddha who is deeply involved in the cause of fate.
According to Sondi psychology, as a factor that determines human fate,
Things are set. This family unconsciousness means that “the ancestors who are suppressed in individuals.
The previous desire has become an unconscious choice behavior in love, friendship, occupation, illness, and death,
“Determine the fate of an individual”.
This becomes the relationship theory that is my own theory. So I
At the same time to introduce this, also decided to write the defects of Sondi theory in this book
It is.
Dr. Sondi is a major psychologist who is also called Jung.
It’s hard to be flawed in my theory, but it means that
It was made possible by coming. By having the spiritual celebration ability,
I was able to discover it.
From that time on, I had a spiritual ability. Accidental spiritual ability
I often watched the spirits and psychic spirits crawling on people.
Systematically, you can see such things. That is a supplement to the defects of Sondy theory
In that sense, in that sense, it is a very historic transition that shows my progress.
It can be called a book as a machine. There is a story about K boy in this book.
I clearly saw the spirit behind the boy in existence. The immoral Buddha spirit
The book was written by teaching the boy after catching it. But with this book
Did not use the common word of spirituality, but that is what I mean by spirituality
The general meaning of ghosts is fundamentally different, so avoid misleading,
I did not use this word. In this book, the example of K-boy is the great-grandfather’s awareness of oppression
However, this great grandfather and boy K
Are not connected. Nevertheless, in the Sondi style, the awareness of oppression is transmitted.
The How was it transmitted? Why is it transmitted without passing through the genetic mechanism of DNA?
Was it? “There is no choice but to assume a kind of spiritual vibration. And I see it
It was. What I saw was that I named “Soul Disorder L. This.
In this book, the “spirit” was explained psychologically.
The best-selling guardian spirit of “Have a guardian spirit” and the deeper layers of spiritual disability
It was this book that attempted psychological elucidation. The results of this “Make Channel”
Based on the fruits, the words that are very popular and easy to understand are “Hold the guardian spirit” and others.
By the way, the main document used in this “Make Channel” book by Ryuzo Satake “Fate Psychology”
The book “Introduction to Gaku”, which I learned later, was run by Reimei Shobo, run by Takashi Rikitomi’s father.
It was a book published by. When I met Mr. Rikitomi, he told me so
It’s a chestnut. In my encounter with Rikitomi, I feel something related.
The
Guardian spirit boom and psychic boom
In “Holding a guardian spirit”, I created a nationwide guardian spirit boom and a spiritual disability boom.
However, the source is “Make Channel”. Write this “Make Channel”
At that point, it was no exaggeration to say that we had already started to write “Have a guardian spirit”.
Yes.
The actual example of teaching the spirits introduced in “Holding the guardian spirit” has already passed through this “Channel”.
It is in a pioneering form in Se. The example of K boy is exactly that.
In the sense that it became the source of subsequent writing, or my own spiritual ability
In the two meanings that the eye was opened at the time, this “Make Channel” is very large
It was a product that symbolized the turning point of me.
All of my books are organically connected. What a theme over the years
Pursuing with books. I read only one of them and was criticized as if I took it at the head of the demon
Is also in trouble. Do not read difficult books, but read criticisms of reading books that have been written gently and universally.
It is wrong.

発売1ヵ月で異例のベストセラー、中国SF『三体』は何がすごいのか

7月上旬に日本で発売された中国発の長編SF『三体』が快進撃を続けている。出版元の早川書房によると、発売1ヵ月で販売10万部を突破。国内市場では10万部を超えればベストセラーと呼ばれるが、海外の翻訳SFがベストセラーになることは「記憶にないぐらい、極めてまれ」(早川書房の編集者)という。ツイッターなどSNSで「読んだ」「すごかった」と書き込む人も目立つため、一体どんな作品なのか気になっている人も多いだろう。『三体』はいったい、どこがすごいのか。

三体

新品価格
¥2,052から
(2019/8/24 10:32時点)

 

国の力や勢いを測るモノサシといえば、一般にはGDP(国内総生産)が知られている。ある一定の期間にその国で生み出された付加価値の総額だ。GDPの値が伸びていれば、その国の経済は成長しているし、伸びていなければ、成長が鈍化したなどと言われる。だから、その速報値にみんな一喜一憂する。

ただ注意しなければならないのは、GDPの値はあくまでも結果に過ぎないということだ。結果に一喜一憂するのも、なんだか数字に踊らされているようでカッコ悪い。やはり優秀なビジネスパーソンともなれば、スマートに未来を予測してみせたいところだ。

とはいえ、未来を見通すにも新しいモノサシは必要である。ある国の潜在能力を見抜くにはどうすればいいだろうか。

それはその国の「妄想力」を測ればいい。

どうやって? 具体的には、その国のSF小説を読むのである。