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お霊遷しの法  第二章守護神を持て

みたまチベット仏教―――お霊遷しの法

チベット仏教と阿含宗とのかかわりについて書くにあたり、まず、訂正しておか

なければならぬことは、それはチベット密教ではなく、チベット仏教と呼ばれなくてはならないということである。

チベット仏教は、密教の要素が非常に深い。そこで、チベット密教とひと口にいわれてきたのであろうが、実際には「顕教」の部分も、緊密かつ高度に構成されているのである。

そしてその顕教の部分は、日本の大乗仏教と違って、釈尊の根本仏教に非常に近いのである。

この点、日本の仏教界は、認識を改めなければならぬ点が、多々あると思われ

 

わたくしが、真言密教を離れて釈尊の根本仏教へと進み、同時に、チベット仏教と深いかかわりを持つようになったのは、密教の部分に惹かれると同時に、教学の

面でも、根本仏教に近いと感じたからである。

チベット仏教にわたくしが惹かれたのは、

第一に、七科三十七道品に近い修行法を、純粋に保っていること

第二に、霊的に非常に強い法を持っていること

である。

チベット仏教が持つさまざまな法について、ここでは、具体的に説かない。他日の機会を待ちたい。尊い法ゆえに、誤りなく伝えなければならないからである。決して法を惜しんだり、もったいぶったりしているのではない。ただ、読者が、わたくしが、ほんとうにチベット仏教の秘法を伝授され、体得しているのか、と疑義を

由緒正しいチベット仏教の法脈を継承している事実

わたくしは、第一章のべたように、チベット仏教界の至宝、サキャ・ツァル派大阪チョゲーディチン大座主下を大型として、一九九三年十一月六日十一日までの六日間、チベット仏教の義、金剛界・胎蔵界の両部の伝法灌頂受けた。このとき、あべペット仏教の最高位「金剛大阿闍梨耶」を授けられ、「ンテンベル智勝光明大覚者」の法号をいただいた。

チャゲ・ディチン大主下は、当時のチベット仏教界において、法脈正しい ・新の法を伝授し得るただ一人の大同閣梨である。これまでに、チョゲ・ イチン現下より金・貯画部の法を受けられたのは、サキャ・ティチン(サキャ派お一人。わたくしは二人目である。因みに、第十四世ダライ・ラマ法王現

ディアン主下より金剛界の伝授を持受された。

守護神を持て

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それはそうであろう。チョゲ・ティチン大座主猊下が、金・胎両部の秘法を授け

られたのは、サキャ・ティチン (サキャ派大座主) 猊下のほかには、わたくし一人しかいないのであるから――。

いずれ、いつの日か、わたくしが弟子に秘法伝授した時には、このツォクシンの 「末席に、わたくしの肖像と法号が記されるであろう。

以上が、わたくしのチベット仏教における法脈であるが、チョゲ・ティチン大座主現下から授かった秘法のおかげで、祖霊に神格を与えて、神さまとすることがで 「きるようになったのは、間違いない。すなわち、わたくし自身が、霊力において 「守護霊を持て』のころより、格段に進化したのである。

 

 

 

ながよ古代神法————息吹き永世の法

また、わたくしは古代神法も修行して、神界最高の法である息吹き永世の法も体

「得している。祖霊から神を生み出すには、自分が守護神より高い神格にならなけれ

「ばできない。それには、息吹き永世の法を行なう必要があるのである。わたくしは、息吹き永世の法を中心とする古代神法により、神力加持をもって神を生み出すことができるのである。

息吹き永世の法とは、古代の神々が用いた秘法である。

日本列島に神霊の気がみちみちていた時代、神々が用いた霊法があった。

これを「息吹き永世の法」という。

わたくしはこの法について、いまから三十数年前、一九七二年発行の『密教・超

能力の秘密』で、つぎのようにのべている。

能力の秘密』で、つぎのようにのべている。

この橋(当時私が修行していた修行法をいう)は、古代ヨーガと密教の秘密のかけ橋であったとわたくしは前の文章で書いたが、さらに、わがくにの古代神道にまでその道が通じていたとは、さすがのわたくしにもまったく思いがけぬことであった。

古代神道に、「息吹き永世の法」(または息吹き長代ともしるす)と称せられる秘法があった。一種の呼吸法であるが、『神人合一”の秘術として、 代々、皇室につたえられていた。一部民間にも伝承されたが、いつの時代からか、消滅してしまったのだ。戦乱の時代、皇室衰微のときに絶えたのであろう。名のみ残って、実体の法は無く、ゆえに幻の秘法とされてきた。こう

いうことは、よくあることで、たとえはちがうが、足利時代にさかんであっ

た「田発の舞」などがそうである。舞の型はのこり、絵図などもあるが、一

本足の竹馬に乗って舞う技術が、いったいどのようなものか皆目わからず、 いまはただその竹馬に片足をかけて舞うだけであるという。 かいもく

息吹き永世の法も、それで、わたくしも以前、修行中に、これが息吹き永世の法であるという二、三の法に接したが、世にいうほどの秘法とも思われず、さりとて、わたくしにもそれが本当のものであるか、そうでないかを見

きわめるほどの神道の素養もなく、そのまま過ごしてきたことであった。

ところが、クンダリニーの覚醒に際して、わたくしは、まったく思いがけず、この息吹き永世の呼吸法を発見したのである。

んねっ息吹き永世の法の特徴は、この法成就するや、寒熱自在の息を長嘯す、とあるように、定に入ると、凍るようにつめたい息と、熱風のように熱い息とを交互に、自在に吐くのである。この、寒熱自在の息は不思議な力があっ

て、法の通りにこれを息吹くと、いかなる病気も、怪我もたちどころに痛みが去り、快適におもむくとされている。瀕死の病人にむかい息吹くとき、神の新鮮な生命力を吹きこまれて、たちどころによみがえり、元気充実す、という。おかしたる罪けがれも一切浄化される。天地四方にむかって息吹くときは、悪霊、怨念、低級の霊、すべての障害が消滅して、天下太平が実現する。「是レ神ノ息吹キ也」とある。修行者が常時これを修行すると、神人合一して三〇〇歳の長寿を得るという。

いまから三十年も以前に書いたものであり、また、他の法について書いた参考程度に説明したものであるから、ごく簡単にのべてある。しかし、おおよそのことはおわかりいただけたものと思う。

ひと口にいうと、神智・神力を獲得する特殊な修行法である。

 

 

 

 

仏陀の成仏法

る。 もうじや仏陀釈尊の成仏法は、「生者の成仏法」と「死者(亡者)の成仏法」に分けられ

仏法という。 「生者の成仏法」というのは、生者、つまり、生きている人間が、この法による修 「行をして因縁解説をなしとげ、仏陀となる法である。仏陀に成る法であるから、成いんねんだつ

成仏法は、仏陀が直説されたただ一つの経典、阿含経にのみ記されている。この法を「七科三十七道品、または「三十七誓提分法」という。わたくしは、これを、

「成仏のための七つのシステム・三十七のカリキュラム」といっている。

釈尊は、一生かけてこの法を説いた。釈尊は、この法以外に法としてはなにも説

 

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さとりいていない。そして彼は、この法を修行しなければ、仏陀としての正覚は得られず、絶対に仏陀になることはできない、と繰り返し説いている。

ある。 これに対し、「死者の成仏法」は、生前の悪因縁、悪業、怨念などのために霊界や冥界に行けず苦しんでいる霊(これを不成仏霊という)を、解脱成仏させる法で

この法は、仏陀の生者の成仏法を体得した導師だけが修法できる。というのは、 生者の成仏法も死者の成仏法も、ともに「因縁解脱法」であって、その違いは、対象が生きている人間か死者であるかの違いだけだからである。死者は自分で解脱のための修行ができないから、この法を体得した導師が法を修して、正覚を廻応するしかない。だから、仏陀の成仏法を体得した導師でなければ、修することができないのである。

この仏陀の成仏法によらない先祖供養は、たんなる慰霊供養にしかすぎない

しある。

仏陀の成仏法こそが、それを解決するただ一つの方法なのだ。

仏陀の成仏法だけが、すべての霊障を消滅させ、完全解脱させることができるの

ひと口に先祖供養というが、各宗旨、宗派によってさまざまな形式がある。だが心なのは、先祖の霊障をとりのぞくということである。先祖の霊障を消滅させる

を持った先祖供養でなければ、完全な先祖供養とはいえない。

それが完全にできるのは、仏陀釈尊の成仏法による先祖供養だけである。

この仏陀釈尊の成仏法による先祖供養は、二つの法から成っている。

一、解脱供養法

一、冥徳供養法

 

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