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摩利支天(まりしてん)は、陽炎を神格化した仏教の守護神で、古代インドの女神マーリーチに由来します。陽炎のように捉えられず傷つかないという特性から、日本では武士の守護神として信仰され、勝負や必勝、開運勝利、除災の神様として信仰を集めています。
摩利支天の特徴と信仰
- 由来: 古代インドの女神「ウシャス」が元とされ、サンスクリット語の「マリーチ(陽炎)」を音写したものです。
- ご利益:
- 勝利: 陽炎のように実体がないことから、戦場で身を隠し、敵から身を守る神として武士に信仰されました。
- 開運・厄除け: 陽炎は捉えられないため、どんな災難からも人々を隠し守ってくれるとされています。
- その他: 交通安全、財福、健康長寿など、様々なご利益があるとされています。
- 信仰対象: 武士だけでなく、現在では受験生、スポーツ選手、交通関係の従事者など、多くの人々が参拝しています。
摩利支天像の姿
- 姿: 猪に乗っている姿や、弓矢など武具を持っている姿で表されることが多く、三面六臂(三つの顔と六本の腕)や一面二臂(一つの顔と二本の腕)など様々な姿があります。
- 持ち物: 扇は「隠れる」ことを、針と糸は悪人の目を縫うことを象徴していると言われています。
摩利支天を祀る寺院
- 建仁寺塔頭 禅居庵(京都): 日本三大摩利支天の一つです。
- 徳大寺(東京): 上野広小路に位置し、別名「下谷摩利支天」とも呼ばれます。




