成仏法の階梯 ― グルとともに ―
薄明の中、山の庵にひとりの青年が座していた。名前はラユ。俗世を捨て、この聖なる地へと導かれてから、すでに三年が経っていた。沈黙と瞑想の日々の中で、彼は今、運命的な出会いを迎えようとしていた。
「おまえは四つの階梯を知っているか?」
それは突如として現れた老聖者の第一声だった。肌は日に焼け、眼差しは深い森の奥を見通すように鋭かった。
「四つ……の階梯……?」とラユは問うた。
老聖者は微笑んだ。
「預流、斯陀含、阿那含、阿羅漢。この四つの道を歩むとき、魂はついに覚醒に至る。おまえにも、それができる。」
ラユは黙ってうなずいた。だが、その道がいかに困難かは、彼自身、すでに身に染みて知っていた。
「この修行はな、脳を――いや、おまえ自身を“殺す”修行だ。」
老聖者の言葉に、ラユの背筋が凍る。
「大脳辺縁系と新皮質脳――それらは人間の記憶や思考、感情を司る。だが、それに囚われていては、間脳は目覚めぬ。そして“第三の目”は、開かぬのだ。」
ラユは瞳を閉じた。師の声は、深く彼の心に沁みていく。
「だが誤解してはならぬ。殺すとは、滅ぼすことではない。閉ざすことで、真の創造性を開くための準備をするのだ。新皮質脳はやがて、霊性の力に照らされて蘇る。より高次の知性、神性の創造力をもって。」
老聖者の手がゆっくりとラユの額へ触れた。
「この道を進むには、“成仏法”を学ばねばならぬ。それは七つの科目と三十七の道品――釈尊が残した真の霊性完成の法。その核心が、阿含経にだけ残されている。」
ラユの心は、初めて確信に包まれていた。これこそが、自分が求めてきた本物の道なのだと。
「七科三十七道品――まず、四念住。己の身を見よ。感覚を見よ。心の動きを見よ。そして法を見よ。」
師の声は静かに、しかし力強く続く。
「次に、四正断。五根と五力。七覚支。そして八正道。そして――四神足。おまえの修行は、“tapas”すなわち練行をも含む。これは常人の道ではない。」
そのとき、風が庵の扉を揺らした。自然さえも、この対話を見守っているかのようだった。
「このすべての道を、おまえがどう歩むか。それを決めるのは――グルだ。」
老聖者のまなざしが、ラユの心の奥を見透かす。
「グルなくしては、この霊性の道は進めぬ。わたしはおまえを受け入れよう。だが、試練はこれからだ。」
ラユは深く頭を垂れた。
それは、魂の新生への第一歩だった。
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