いいね、じゃあ続きを書いていくね。今度は恋の相手となるキャラをしっかり登場させて、愛染明王の登場にももっと深い意味を持たせるよ。
「愛を、悟れ」 第二章 ― 再会と兆し
新学期。まだ少し肌寒い春風が吹くキャンパスの中庭で、遥はいつものようにお気に入りの本を読んでいた。ふと顔を上げると、向こうのベンチに座る一人の女子学生が目に入った。
黒髪を後ろでゆるく結び、静かな瞳でノートを見つめる姿。どこか見覚えがあるような…遥の心が、妙にざわついた。
図書館で偶然隣に座ったのが、彼女——**七海(ななみ)**だった。
「この本、好きなんですか?」
声をかけられた瞬間、遥は言葉を失った。まるで空気の波が変わったかのように、彼女の存在がすっと自分の中に入り込んでくる。
「うん、何度も読んでる。…君は?」
「実は、初めて。でも何となく、惹かれて。」
笑う彼女の声が、あの日の愛染明王の声と重なる。
それからというもの、遥と七海は自然と会話を交わすようになった。話していると心が落ち着く。しかし、遥の胸の奥には、ずっと引っかかっている感覚があった。
——彼女、ただの人じゃない。
ある日、七海がふいに言った。
「ねぇ遥くん、煩悩って、なくなれば幸せになれると思う?」
「え?」
「もし、全部の欲や執着が消えたら、人は本当に自由になれるのかなって」
その言葉に、遥の背中を冷たい風が撫でた。まさに、あの夜、愛染明王が語っていたことと重なっていたのだ。
「もしかして君…」
言いかけたその時、七海の瞳の奥で、淡く赤い光が揺れた——まるで、炎のように。
夜、夢の中に再び現れた愛染明王は言った。
「彼女は




