第三の脳
― 閉ざされた門 ―
加速していく 思考の渦
正しさだけが 積み上がる
満たされないまま 増えていく欲
理由をつけて 飲み込んでいく
止まらない この内側
誰もブレーキを知らないまま
気づけばもう 引き返せない
“便利”という名の迷路の中
だが その奥で 呼んでいる
音にならない 静かな声
触れれば崩れる この“自分”が
恐れとなって 道を塞ぐ
それでもなお 引き寄せられる
理由もなく ただ深くへ
落ちていくのか 還るのか
境界だけが 揺れている
Namosattanan
sanmyaksanmodaktinan
taniyata
on shaley shurei juntei
sowaka
開け 閉ざされた門よ 今
壊せ “私”という幻想を
見る者もなく 見られるものもなく
ただ一つの“場”へと還れ
思考は止み 欲は消え
名も形も すべてほどけて
第三の脳が 完全に目覚めるとき
世界そのものが 呼吸しはじめる
もう戻らない あの場所へは
分かれていたすべてが 一つになる
光でも闇でもない その中心で
“在る”という真実だけが 残る
Namosattanan
sanmyaksanmodaktinan
taniyata
on shaley shurei juntei
sowaka




