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73 第二章 関の開発法

それは瞑想からはじまる

わたくしは、前章で紹介した「間脳思考」で、エレクトロニクスと霊性を結

ぶものはなにかと質問されて、それは瞑想からはじまると答えた。

そのあと、話がだいぶ進んでから、

「それでは、間脳の開発をするのも、瞑想ですか?」

と聞かれた。わたくしは、

「いいえ」

とかぶりをふった。

「瞑想じゃないのですか?」

「いいえ」

とわたくしは、これにもかぶりをふった。

彼は、けげんそうな表情でわたくしを見つめた。

そこでわたくしは答えた。

「それは瞑想からはじまるのです」

なるほど、というように彼はうなずいた。わたくしは説明した。

それは瞑想からはじまるのだが、瞑想だけではないのだ。重性の完成は、既

想だけでは不可能なのである。心の安定、欲望の調節、本能の抑制、といった程

度のものでは、とうてい到達できない境界である。思念、想念の変化くらいでは

、絶対に行き着くことのできない次元なのだ。

なぜか?

◎霊性完成の到達点は、カルマからの超越である。

カルマとはなにか? いうならば、地球における引力のようなものである。

地球上に存在するものすべて、地球引力の支配下にある。いかなるものも、引力から逃れることはできない。いや、地球という存在そのものが、引力によって成り立っているのである。人間におけるカルマもそのとおりである。人はす べて、輪廻のカルマの絶対的な規制を受けている。このカルマから、もろもろ の 「因縁」が生じて、人間を緊縛しているのである。いや、カルマと因縁によっ

て、人間が成立しているのだ。このカルマと因縁の繋縛から完全に解脱したときが、霊性の完成である。いうならば引力からの脱出である。反重力の修行なのだ。その修行によって自分の存在の次元が変わるのである。

存在とはなにか? それは究極のところ『波動”である。『自分”という波動 ・を変えてしまうのだ。それにより『カルマ”という波動を越えてしまうのである。

人間という存在の波動を変える原点は、間脳の視床下部にある。ここの波動を変えることにより、全身の波動が変わり、特殊な精神波動と肉体波動を持つ存在 「になる。それは、カルマの規制を受けない、ふつうの人間とはまた異なった、高 「度な霊的存在とよぶよりほかない存在となるのである。これが成就すると、特殊な「霊光」が発生するようになる。この特殊なオーラの発生は、全身の波動が変化したことを示すのである。オーラについてはまたあとでのべるが、このオーラの発光源は間脳なのである。瞑想だけでは、以上のような『次元の変化”は不可能である。もちろん、心の安定、集中、まったく新しい高い次元へのメディテイト等、瞑想はこの修行に絶対必要なものである。しかし、それはひとつの

手段にすぎない。瞑想は、大脳辺縁系と新皮質脳しか動かすことができない。

 

手段にすぎない。瞑想は、大脳辺縁系と新皮買脳しか動かすことができない。だから瞑想だけではだめなのである。間脳をはたらかす瞑想でなければ、オーラは発生しない。したがって、カルマを越えることはできないのである。

では、なにが必要なのか?

特殊なtapas (練行)である。

学者は tapas を苦行と訳しているが、わたくしはこれを、練行と訳したい。そしてこの練行が絶対に必要なのである。

思念による王者の相承

チベット密教のニンマ派では、古くから解脱の完成に三つの方法があると説いている。

じみようしゃ二、象徴による持明者の相承ギャルワゴンパーギューパ rgyal ba dgongs pa’i brgyud pa rig ‘dzin brda’i brgyud pa キューバ

三、耳を通した言葉による人の相承gang zag snyan gyi brgyud pa

いる。 である。 霊界の法の世界において、法の完成者タターガタ(如来)が常恒に法を説いて

一の「思念による王者の相承」とは、この法身タターガタが、言葉や象徴という総介なしに、直接相手の心に自分の心を伝達するものである。この場合、 心、というのは単なる思念の心ではなく、パワーを主としたものと思うべきである。これによって、相手はたちどころに仏陀として完成するのである。

これは最高であり、理想的なものであること、もちろんである。「王者の」、という所以である。

(この「余徴による持明者の相承」とはどういうものかというと、象徴とは、ある言葉、かたち、背、色などに複雑な思想の内容を圧縮して詰め込んだものをいい、また、持明者(rig’dzin)とは、純粋な心で実相をそのまま見ることがで

 

輪転生想法 76

 

 

一、思念による王者の相承

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第二章 開の開発

 

輪転生類想法 74

 

 

 

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第二章 関の開発法

 

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