はじめに
しょうめいそう仏教は輪廻転生から脱することを最終目標にするわけであるが、わたくしは釈尊の教法をさらに進めて、輪廻転生を利用するという考えにたどりつき、このほどその方法を完成させた。それが釈尊の成仏法をもとに編んだ瞑想法、「輪転生瞑想法」である。これを実践するならば理想的な来世を迎えることができる。
「阿含経」には、釈尊が弟子たちに、
「よい境界に生まれたければこのような修行をして、悪行をおこなわないようにしなさい」
と指導されている箇所がいくつもある。とくに在家の弟子には、よい来世が得られるように指導されていた。
したがって、わたくしの指導する輪廻転生瞑想法は、その釈尊のご指導を発展させたものなのである。わたくしの提唱する輪廻転生瞑想法は、人は解脱しないかぎり輪廻転生をくり返すのだから、その方法を逆に利用して、いまよりもよいシステム
境遇の人間に生まれ変わろう、というものである。
釈尊の説かれた輪廻を解説する教法は仏教の根幹であり、絶対にゆるがせにできない。しかし、その法をたもちつつ、同時に輪廻転生を利用するというのも、 わたくしはひとつの選択肢だと思うのである。
たしかにこの世には苦しみがあふれているが、同時に喜びもある。たとえ苦労をしても人間に再び生まれて、思う存分に生きたいという人も多いのではないか。
それで、この瞑想法を創案したのである。
輪廻を絶つことを選ぶか、よい来世に生まれるほうを選ぶかは、あなたしだいなのである。
わたくしも、自分の人生を振り返ってみると、あのときはああすればよかった、と後悔することばかりである。しかし、この瞑想法にもとづけば、理想的な来世の設計図を自分で描き、それにしたがって思う存分にすばらしい人生を送ることができるわけであるから、じつに楽しいのである。
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