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最上深秘の呼吸法 ― 完璧なる仏陀の気道

最上深秘の呼吸法 ― 完璧なる仏陀の気道

その瞬間、わたくしは悟った。
この法こそが、いままさに壊滅せんとする地球を救済する――
究極の救世主の法であることを。

静寂。
息は、ひと筋の光となって体内をめぐる。
その流れは脊椎を伝い、頭頂を貫き、やがて宇宙へと溶けていった。

「これが……仏陀の気道法か。」

わたくしは思った。
この法は、クンダリニー・ヨーガの道を超える。
それは、補足ではなく、完成である

クンダリニー・ヨーガには、三本の気道があるという。
中心にスシュムナー、右にピンガラ、左にイダー。
尾骨の奥に眠る蛇――クンダリニーが覚醒すると、
その炎は背骨を駆け上がり、頭頂のサハスラーラへと突き抜ける。

右のピンガラは太陽の道、熱の流れ。
左のイダーは月の道、冷気の流れ。
もし誤ってピンガラだけを通せば、修行者はその熱に焼かれ、
まるで黒炭のように、命を燃やし尽くしてしまう。

伝説の「ミラクルの池」で、仏陀が上半身から火を、
下半身から水を出したと経に説かれる。
あれは、ピンガラとイダーを自在に操った証なのだ。

だが――。
クンダリニー・ヨーガの道は、延髄で終わっている。
その先、サハスラーラまでの経路は、
誰も明確に語ることができない。
炎は昇るが、どこへ消えるのか、誰も知らぬのだ。

仏陀の気道は違った。

彼の呼吸は、尾骨から延髄を越え、
さらに大脳の奥へと進む。
新皮質、旧皮質、古皮質――脳の層をめぐり、
間脳、視床下部、脳下垂体に至る。

そして眉間――アジナーの中心を貫き、
鼻柱の奥を通って、顎、咽喉へとくだる。

「気は、脳の迷宮を旅する。」
その道筋は、明確に示されている
熟達した導師のもとでは、
初心の修行者でさえ、その流れを感じ取ることができるのだ。

仏陀の法は「プラーナを行かせる」修行である。
修行者は意志をもって呼吸を導く。
風を制する者が、光を制するのだ。

一方、クンダリニー・ヨーガは「目覚めに任せる」修行。
一度炎が走れば、あとは暴走するエネルギーに委ねるしかない。
だからこそ、危うい。
制御不能の力――それが、聖なる蛇の恐ろしさだ。

仏陀はその危険を見抜いた。
ゆえに弟子たちに、クンダリニーの法を禁じ、
成仏法を授けたのである。

だが、仏陀はクンダリニーを否定したわけではない。
彼は、そのエネルギーを新たな秩序として取り入れたのだ。
燃え上がる蛇の力を、慈悲と智慧の呼吸に変えた。

その呼吸は、
尾骨の闇から頭頂の光へと昇り、
そしてまた咽喉を伝って世界へ還る。

わたくしは、その道をたどりながら、
ひとつの確信を得た。

「クンダリニーの炎を制御する唯一の法、それが仏陀の呼吸だ。」

今、地球を包む混乱と狂気の熱は、
まさにピンガラの暴走そのものである。
人類が再び平衡を取り戻すには、
仏陀の気道を呼吸することが必要なのだ。

風を吸い、光を吐く。
心を鎮め、意識を導く。

尾骨の奥に眠る微光が、
いま、わたくしの頭頂を照らしている。
宇宙が呼吸するのを、確かに感じる。

その瞬間、わたくしは悟った。

「この呼吸こそ、最上深秘の法。
人と宇宙を結ぶ、完璧なる仏陀の気道である。」

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