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観音菩薩と勢至菩薩は、阿弥陀如来の両脇侍(わきじ)として、慈悲と智慧を象徴する二大菩薩です。観音菩薩は「慈悲」を表し、勢至菩薩は「智慧」を表し、それぞれ宝冠に阿弥陀の化仏(けぶつ)や水瓶を頂くなどの違いがあります。阿弥陀三尊の構成要素として、往生者を極楽浄土へ導く役割を担い、慈悲と智慧の力で私たちを導きます。
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観音菩薩(かんのんぼさつ)
- 阿弥陀如来の慈悲を象徴します。
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- 私たちを悩みや苦しみから救い、大いなる慈しみと悲しみをもって衆生を教化します。
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- 頭頂の宝冠の正面には、化仏(阿弥陀仏の化身)が表現されています。
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勢至菩薩(せいしぼさつ)
- 阿弥陀如来の智慧を象徴します。
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- 智慧の光で人々を迷いから救い、悟りの世界へと導きます。
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- 頭頂の宝冠の正面には、水瓶(ほうびょう、ほうびん)が表されています。
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- 仏壇などに阿弥陀如来を祀る際、その両脇に観音菩薩と勢至菩薩を配したものが「阿弥陀三尊像」です。
- 一般的に、向かって左側(阿弥陀如来の右側)が慈悲を象徴する観音菩薩、向かって右側(阿弥陀如来の左側)が智慧を象徴する勢至菩薩とされます。
- 阿弥陀三尊は、臨終の際に阿弥陀如来が観音・勢至の両菩薩とともに極楽浄土から迎えに来るという「来迎(らいごう)」の姿で描かれることがあります。
- このとき、観音菩薩は蓮台に載せて極楽へ運ぶ魂に合掌し、勢至菩薩は合掌を捧げるとされます。




