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聖典 1

爾時世尊。憐愍衆生。覆護一切。重請觀世音菩

薩。說消伏毒害咒。爾時觀世音菩薩。大悲熏心。

承佛神力。白。既此咒。而行持者。一切業障惡

因。消滅断壞。而說破惡業障消伏毒害陀羅尼咒。

我今受持讀誦。

そのとき、世尊は衆生をあわれみ、すべてを覆い護ろうとして、観世音菩薩に重ねて請い、毒害を消し伏せる呪を説かしめた。
そのとき観世音菩薩は、大いなる悲しみに心を薫じ、仏の神力を承けて申し上げた。
「すでにこの呪を行じ持つ者は、一切の業障と悪因を消滅し断ち壊すであろう」と。
そして「悪業の障を破し、毒害を消伏する陀羅尼呪」を説かれた。

われはいま、この呪を受け持ち、読み誦しよう。

 

 

陀呼膩 摸呼膩 → dhuni dhuni / mukhuni?
→ 「振い清めよ、除けよ」の意。

姿摸 呼脂 → smara huṣi?(未詳、呼びかけの句か)

分茶梨 般茶梨 → pañcari, pañcari
→ 「五つに破れ、裂けよ」=悪を打ち砕く意。

闘婆膩 航婆膩 → duḥpāṇi, ghaṃpāṇi?
→ 「悪手を持つ者を滅せよ」?

阿囉婆 私膩 → arava svāni?(音義難解、魔の名か)

休樓休樓 → huru huru
→ 「振い落とせ、追い払え」。

分茶梨 輸鞞帝 般茶 茶梨 → pañcari subhite pañca cari
→ 「五種の行を守れ」あるいは「五つの悪を断て」。

周樓周樓 → juru juru / śuru śuru
→ 「走れ走れ/急げ急げ」の呪句。

膩般茶梨 豆富豆富 兜兜 → nipañcari tuhu tuhu du du
→ 「五つを断て、滅せよ、滅せよ」。

機般 般茶囉 → kīrṇa pañcara
→ 「散じて砕け」。

婆私膩 矧墀 診墀 膩珍墀
→ vasini śinci śinci nichiṃci
→ 「灌げ、灌げ、注げ」=加持の意。

薩婆阿婆耶羯 娑訶
→ sarva abhaya gāte svāhā
→ 「一切の無畏を成就せよ、ソワカー(成就あれ)」。

多薩婆婆娑陀伽 阿婆耶 卑離陀閉殿
→ sarva vasataga abhaya vṛddhāpitaṃ
→ 「一切の縛りを解き放ち、無畏を増長させたまえ」。

全体的な意味

悪鬼・障害・毒害を打ち砕き、五つの煩悩を断ち切り、恐怖を取り除き、衆生に無畏と安らぎを与えるための消災・護身の陀羅尼です。
「振い清めよ(dhuni dhuni)」「滅せよ(tuhu tuhu, du du)」など、破邪・調伏系の句が繰り返されています。

意訳(祈りの言葉)

すなわち、かくのごとし。
すべての災いを振い清め、
毒と恐怖を打ち払いたまえ。

五つの迷いを砕き、
悪しき手を持つものを滅ぼし、
心に潜む魔を縛りなくせ。

光の加持を注ぎ、
善き行を守り、
清らかな道を速やかに開かせたまえ。

すべての恐怖は去り、
すべての縛りは解かれ、
無畏と安らぎが満ちるように。

成就あれ、成就あれ。

この意訳は、呪句の「振い落とせ」「砕け」「灌げ」「無畏」などの語を、
現代人にも響く祈りの調子に直したものです。

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