、最初の語 開羅娑婆訶 から逐語解説を始めます。
開羅娑婆訶
梵語推定形:kaira śravaḥ または kāra śravaḥ
意訳:「成就せしめよ」「目的を果たさせよ」
注釈:
「開羅」は「成就・達成」の意味を含む可能性
「娑婆訶」は呪文や経典で語尾に置かれ、願いの実現を強める語
「ソワカ(svāhā)」に相当し、祈願完了の印
婆婆訶南無阿
梵語推定形:babaḥ namo ā…
意訳:「そわか、南無、阿…」
注釈:
「婆婆訶(babaḥ)」:語尾強調、祝福・成就の印
「南無(namo)」:帰依の意。「…に帰命する」
「阿(ā)」:後続の仏や菩薩を示す語頭音写
では 南無阿閣波陀 を逐語解説します。
南無阿閣波陀
梵語推定形:namo akṣobhya
意訳:「阿閦仏に帰命したてまつる」
注釈:
「南無(namo)」:帰依・帰命の意
「阿閣波陀(akṣobhya)」:阿閦仏(不動の仏)の音写
全体で、「阿閦仏に帰依いたします」という意味の祝詞句
南無尼乾陀
梵語推定形:namo nirdhā または namo nīḍhā(音写からの推定)
意訳:「尼乾陀に帰命したてまつる」
「南無(namo)」:帰依・帰命の意
「尼乾陀(nirdhā / nīḍhā)」:おそらく特定の菩薩名や尊号の音写
語尾で「…に帰命したてまつる」と強調
「ソワカ(svāhā)」に近い機能で、成就の印として用いられる
搜揭夷獨娑婆
梵語推定形:sukṛti īdu svāhā(音写からの推定)
意訳:「衆苦を離れて安楽ならしめよ、ソワカ」
注釈:
「搜揭夷(sukṛti)」:善行、功徳
「獨(īdu)」:独自に、または特定の対象に向けての祈願
「娑婆(svāhā)」:語尾の祝福・成就の印、ソワカに相当
全体で、衆生の苦悩を取り去り、安楽をもたらす祈願句として機能
これで「開羅娑婆訶」から「搜揭夷獨娑婆」までの逐語復元が完了しました。




