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十句観音経

全文

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観世音。南無仏。(かんぜおん。なむぶつ。)
与仏有因。与仏有縁。(よぶつういん。よぶつうえん。)
仏法僧縁[注釈 1]。常楽我浄[注釈 2]。(ぶっぽうそうえん。じょうらくがじょう。)
朝念観世音。暮念観世音。(ちょうねんかんぜおん。ぼねんかんぜおん)

念念従心起[注釈 3]。念念不離心[注釈 3][注釈 4]。(ねんねんじゅうしんき。ねんねんふりしん)— 『延命十句観音経』

注:()内はよみがな。原文テキストは”小林正盛[注釈 5] 編『真言宗聖典』, 森江書店, 大正15, p.113”。旧字体を新字体に改める。

口語訳

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観世音菩薩に帰依します。
我々は仏と因縁でつながっています。[注釈 6]
三宝の縁によって、「常楽我浄」を悟ります。[注釈 7]
朝にも夕べにも観世音菩薩を念じます。観世音菩薩を念じる想いは我々の心より起こり、また観世音菩薩を念じ続けて心を離れません。

 

 

 

 

延命十句観音経えんめいじっくかんのんぎょう

観世音かんぜおん 南無仏なむぶつ

観世音菩薩よ。仏に帰命きみょういたします。

与仏有因よぶつういん 与仏有縁よぶつうえん

私たちは,仏の原因を持っています。私たちは,仏とえにしに結ばれています。

仏法僧縁ぶっぽうそうえん 常楽我浄じょうらくがじょう

仏法僧ぶっぽうそう三宝さんぽうともえにしで結ばれています。

永遠で,平安なる,不滅の本体,浄らかなる観世音菩薩かんぜおんぼさつよ。

朝念観世音ちょうねんかんぜおん 暮念観世音ぼねんかんぜおん

あしたに観世音菩薩を念ぜよ。暮れに観世音菩薩を念ぜよ。

念念従心起ねんねんじゅうしんき 念念不離心ねんねんふりしん

観世音菩薩は私たちの心からあらわれます。

観世音菩薩は私たちの心を離れずにいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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