た力で、このチャクラを刺激し、“魔法”のような力を発揮するのである。
それは、内分泌験ホルモンが、その力の発生源だったのだ。
チャクラを、近代医学による内分泌腺と対照してみよう。(表1)
チャクラの効能
チャクラは、ホルモンを分泌する内分泌腺と同一の場所にあり、ホルモンが持つ驚異的な力を発現させる場所であることをのべた。
では、各チャクラは、どのような力を発揮するのであろうか。
クンダリニー・ヨーガの秘伝として伝えるところのものを記してみよう。(図4
26)
1、ムーラーダーラ・チャクラ
内分泌腺の性腺、腎臓の部位である。
このチャクラを覚醒すると、体力が異常に増進して、普通の人の三~五倍の様がをもつようになる。三日、四日の徹夜くらい平気になる。一切の病気を受けつけず、健康体そのものとなる。病弱だった者は、その悪いところが、みな癒ってしま
う。このチャクラに Sarpyama (サンヤマ)を集中してそのエネルギーが発動したとき、瀕死の病人でも床を蹴って立ち上がるだろう。男女ともに実際の年齢より十歳以上若くなる。
される。 おきなこのチャクラの体現者は、八十歳の剣にして三十歳の壮者をしのぐ精力を持つと
そのかわり、強烈な性欲と生殖力を持つようになるので、そのエネルギーを、オージャスという知能のエネルギーに変える方法をあわせ用いる。(それもチャクラ
によって、ホルモンを使うのである)
2、スヴァーディシュターナ・チャクラ
闘いのホルモン、英雄ホルモンを湧出させる副腎の部位である。
このチャクラが覚醒してエネルギーが発動すると、気力が充実し、勇敢になって、積極果敢な行動力を発揮するようになる。
なにものをも恐れず、なにごとにも惑わず、大胆不敵、不動の信念をもってどんな困難にもひるまない。生死を超越した超人的手腕力量を発揮する。そのために、このホルモンを「英雄のホルモン」 とよぶのである。
3、マニブーラ・チャクラ
ヨーガの奥義書である『ヨーガ・スー
トラ」にこうある。
きた。だが、これらの部位は、決してそういうものではなく、さきに述べたように、内分泌腺、神経群、酵素などに深い関係があり、実際に、医学的見地からみても非常に重要な場所であり、大切なはたらきをする場所であるのである。
「Samyama を向ければ、体内の組織を知ることができる」とあるが、このSamya-maというのは、特別な修行を経た特殊な集中力をいう。
この「組織を知る」というのは、単に組織を知るだけではなく、組織を自由にコントロールすることができるという意味である。
実際にこのナービ・チャクラに Samyama を集中すると、この太陽神経叢に属する内臓器官――それは食道から、胃、肝臓、膵臓、脾臓、副腎にいたるまで、すべてを自分の思うようにコントロールできるのである。それは、ホルモン分泌もおなじことで、これらの内臓器官が、どんな状態であるかをすぐに知り、少しでも異常があればすぐに正常にもどしてしまう。
また、それは、自分のからだだけではなく、他人のからだも自由にコントロールする力を持つから、他人の病気なども即座に癒してしまうのである。
4、アナーハタ・チャクラ
胸腺・心臓・肺臓の部位である。
このチャクラの体現により、いちじるしい感覚器官の増幅が見られる。
究極の力では、不可視光線(赤外線、紫外線)を見ることができ、超音波を聞くことができる。その結果、天災地変を予知することができるようになる。
それは、その超感覚と高度の知能の結合によるものである。それらは、自分の肉体を思うままに統御する能力から来る。マニプーラ・チャクラとの結合である。
5、ヴィシュッダ・チャクラ
甲状腺・唾液腺の部位である。
感覚器官の増幅が、高い次元に向かってなされる。
聖霊と交流し、聖なるものの声を聞くことができるようになる。
また、自分にとって不可解な、理解できぬことなどを、天地にみちた、すぐれた
心、智慧のエネルギーに同化して、そこから聞くことができる。つまり、人の肉体はほろびても、その人の持っていた心のエネルギーは、この空間に痕跡をとどめているので、このチャクラでその心の波動と同じになれば、その心が持っていたすべてのもの、意識も知能もみな自分と同化して、自分のものになるということである。
つまり、それは、霊界(四次元の世界)との交通の道が開けることを意味するのである。
6、アージュニャー・チャクラ
極度に発達した知能を持つ。
一度、目にふれ、一度、耳にしたことは、ぜったいに忘れることのない記憶力。
どのように複雑な構造でも組織でも、瞬間的に分析し、推理し、理解して、本質
を把握してしまう演繹と帰納の力。
コトバという間接思考を経ない純粋思考から発する超飛躍的な創造力。
究極には、仏教でいう「常楽我浄」の四徳を完成し、仏陀の感性に到達する。
7、サハスラーラ・チャクラ
松果腺・松果体・視床下部の部位である。
これを体現すると、仏陀の覚性に到達する。すなわち、霊性の完成である。
くでんこのチャクラは、「頭の中の光明」 (Mūrdha-jyotis) とよばれる。このチャクラが目ざめた刹那、この部位に光明があらわれて、燦然とかがやくからである、という。(極秘口伝あり)
このチャクラはすべてのチャクラを統合してこれを自由に制御する。すべてのチャクラを自由に制御することができるようになると、彼はしだいに変身する。
クンダリニー・ヨーガでは、これを聖なるものと一体になる、と形容する。
このチャクラに、聖霊が宿り、聖霊と交流するようになるといっている。このチャクラを完成した修行者を、超人、大師、救済者と呼ぶ。超人は物質世界を超越し、時間と空間の制限を受けなくなる。
インドでは、仏陀が超人であるとして、このチャクラの完成者であることを、形
にくけいを以て示している。それは、仏像の頭頂がまるで帽子でもかぶったように大きく盛り上がっており、これを「肉閣」と呼ぶ。サハスラーラ・チャクラの修行が完成し
て頭骨がこのように発達していることを示すのである。
以上、クンダリニー・ヨーガの奥義として伝えられるものに、わたくしの体験による私見を加えて記述した。
クンダリニー瞑想のしかた
どのようにしてチャクラを動かすのであろうか?
それは、
こころ意念
と、
呼吸




