守護霊から守護神へ―――二十一世紀の新しい宗教形態
その日、私はいつものように霊視を行っていた。一人のOLの祖霊を辿っていると、ふと、窈窕たる美貌の若い姫君が現れた。彼女は楚々とした姿で、まるで古の宮廷から抜け出してきたかのようだった。私は試しに彼女を守護霊としてそのOLに授けてみた。
すると、驚くべき変化が起こった。それまで容色衰えたみすぼらしい女性としか形容できなかったそのOLが、次第に輝きを増し、見違えるような美女へと変貌していったのだ。彼女はやがて青年実業家に見初められ、玉の輿に乗ることとなった。まるで守護霊の姫君と同じような境遇に至ったのである。
「守護霊を授かれば、その家、その人の運は強くよいものとなる」
私はそう確信していた。しかし、守護霊を授けるたびに、より強力な守護力が必要だと感じるようになった。その思いが、やがて「守護神」という存在を追求するきっかけとなった。
守護神を授けるためには、三つの法が不可欠だった。仏陀釈尊の成仏法、チベット仏教の秘法、そして古代神法。この三つが揃って初めて、完全無欠の守護神を生み出すことができる。
まず、仏陀釈尊の成仏法によって、先祖の中から徳と力のある霊格の高い霊を選び、完全に因縁解脱させる。次に、チベット仏教の秘法を用いて、その霊を遷し、最後に古代神法によって神力加持を行う。つまり、神を生み出すのである。
この三つの法を体得するまでに、私は約二十年の歳月を費やした。特にチベット仏教の秘法は、サキャ・ツァル派の大座主であるチョゲ・ティチン・リンポチェ猊下から直接授かったものだ。その時の厳かな儀式と、深遠なる教えは今でも鮮明に覚えている。
そしてついに、私は守護神を授けることができるようになった。先祖の中から選び出した霊格の高い霊を、完全に因縁解脱させ、神格を与えてお社に祀る。一家の守護神として拝むことで、その家は繁栄し、その人は強運を得る。
これは、二十一世紀の新しい宗教形態――いや、信仰形態だと私は思う。守護霊から守護神へ。その道のりは長く、険しかったが、今では確信を持って言える。
「守護神は、人々の運命を変える力を持つ」
私はこれからも、この力を求め、人々の幸せを願いながら、守護神を授け続けていくであろう。




