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薬師如来

 

 

薬師如来の光

東方に広がる浄瑠璃の界――そこには、万物を包むように静かに輝く光があった。その中心に立つのは、薬師瑠璃光如来。優しいまなざしで現世を見つめ、苦しむ者たちを救うため、尽きることのない慈悲の光を放っている。

「病に苦しむ者、心に痛みを抱える者よ、私の元へ来なさい」
その声は、風のように静かでありながら、世界の隅々まで響き渡る。薬壺を手にしたその姿は、ただ見るだけで心の重荷が軽くなるようだった。

薬師如来には、十二の大願があった。その一つ一つが、生きる者たちの安泰と癒しを願うものだった。「私はこの願いを胸に、すべての苦しみを取り除こう」と誓いを立てたあの日から、如来は病める者のために、そして困窮する者のために、その力を惜しむことなく注いでいる。

ある日、薬師如来の光を慕う者が、遠くから歩み寄ってきた。彼の背後には、日光菩薩と月光菩薩が静かに立ち並び、三尊の荘厳な姿を形作っていた。その輝きは、まるで夜空に満ちる月と太陽のように清らかで、眩しかった。さらに、その周囲を守る七仏薬師と二神将の強き存在が、如来の力を象徴しているかのように配置されていた。

「オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ……」
信徒たちの声が静かに響き渡る。真言が唱えられるたびに、空気が浄化され、病と苦しみは浄瑠璃の光に溶けていくようだった。

薬師如来の光に包まれたその場所は、まさに現世の安息の地だった。病を癒し、命を照らすその存在は、ただ一人のためだけでなく、すべての者のために輝き続ける。

「どうか、この光を忘れないでください」
薬師如来の微笑みが浮かぶと、人々は再び力強く歩き出す。未来に向けて、その足取りにはもはや迷いはなかった。薬師如来の慈悲が、現世の安らぎを約束していたからだ。

 

薬師如来の詩

東方に輝く浄瑠璃の界、
その主は薬師瑠璃光如来。
病の苦しみ、心の痛み、
全てを包む慈悲の光。

十二の願いを胸に抱き、
生ける者へ癒しを誓う。
衣食住の不足を満たし、
現世の安泰をもたらす尊き仏。

日光、月光、脇に侍り、
三尊の姿は清らかに。
七仏薬師の守護に囲まれ、
二神将と共に力を示す。

オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ、
響く真言、浄化の響き。
病を癒し、命を照らす、
薬師如来よ、安らぎを与えたまえ。

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