UA-135459055-1

虚空蔵求聞持法

虚空蔵求聞持法とは決められた作法に則って虚空蔵菩薩の真言「のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか」を1日1万回ずつ100日かけて100万回唱えるという修行法です。

一日中堂に籠って真言を唱え続け、しかもその数を数えながら唱え続けるのですから、とにかく集中することが大切なのですが、悪魔や睡魔が次々と襲い掛かるのを振り切りながらの修行では、途中で数が分からなくなってしまってやり直すこともあるのです。

この修行法を成満した者はあらゆる経典を瞬時に理解して記憶する能力が得られるという修行法で、膨大な量の経典を記憶するための修行として知られているのですが、成満することが大変に困難で、一歩間違えば発狂、死と隣り合わせの荒行です。

虚空蔵求聞持法は何が起こっても途中で絶対に止めてはいけないという荒行で、常に短刀を準備しておいて、止めるのなら切腹という覚悟が必要なのですから、挑戦したけれど気が狂ってしまって廃人になってしまったということもあるのです。

 

虚空蔵菩薩とは

虚空蔵菩薩

梵名のアーカーシャガルバは「虚空の母胎」という意味を持ち、その漢訳が「虚空蔵」であることから、「虚空」とは宇宙につながる大空のような空間のことで、「蔵」は入れ物を意味し、広大な宇宙のような無限の智慧と記憶と慈悲を持った菩薩であります。

虚空蔵菩薩が無限の智慧と記憶と慈悲を持った菩薩であるが故に、虚空蔵菩薩を信仰すれば無限の智慧と記憶力を授かりますし、虚空蔵求聞持法を修法すれば無限の記憶力が身に付くのです。

空海と虚空蔵求聞持法

山野を修行する弘法大師空海のイラスト

弘法大師空海も若い時に大学を飛び出して求道の道を歩みましたが、高知の室戸岬の洞窟、御厨人窟に籠もって虚空蔵求聞持法を修したという話は有名です。

山岳修行の日々を過ごし、高知の室戸岬の崖上に座禅を組み、虚空蔵求聞持法を修行していた時に明けの明星である金星が口の中に飛び込んでくるという不思議な体験をしました。

明けの明星が口の中に飛び込んでくるという体験こそが虚空蔵求聞持法の真髄であり、明けの明星は虚空蔵菩薩の化身とされて、明星天子、大明星天王などと呼ばれることもありますので、この体験こそ虚空蔵菩薩と一体化した瞬間であり、轟音がして明星が飛来して、体が爆発して粉々に飛んでいくような物凄い体験なのです。

 

 

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*