タンパク質はダイエットにも効果的
タンパク質は筋肉や臓器の他、肌や爪、髪の毛などの体のあらゆる部位を構成しています。
脂肪になりにくく、脂肪燃焼効果や基礎代謝維持効果があるため、ダイエットや筋トレには欠かせません。
その他、女性に嬉しい肌のハリや髪のツヤにも効果的です。
ダイエットをするときにタンパク質中心の食事にすると効果的です。
その理由は主に3つあります。
- 三大栄養素の中で最も脂肪になりにくい
- CKK(コレシストキニン)の分泌を促し食欲を抑える
- 脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化させる
それぞれ詳しく解説していきます。
脂肪になりにくい
三大栄養素には炭水化物・脂質・タンパク質があります。
その中でタンパク質は一番脂肪になりにくいといわれています。
もし過剰に摂取したとしても尿として排出されます。
ただし過度な摂取はカロリーオーバーになるだけでなく、腎臓に負担をかけ腎機能低下のリスクがあるので適正量を摂取することが重要です。
CKKの分泌促進
CKK(コレシストキニン)は消化管ホルモンの1つで十二指腸などから分泌されます。
消化に時間のかかるタンパク質や脂質などを十分に消化させる作用があり、胃の中の食事をゆっくり十二指腸に送る働きがあります。
また脳内の満腹中枢に働きかけて、満腹感を感じることで食欲を抑えて、食事の食べ過ぎを抑制する効果があります。
リパーゼを活性化させる
体に蓄えられた脂肪=中性脂肪を減らすことがダイエットの目的であるという方が多いと思います。
中性脂肪はそのままの形では燃焼させることができず減らせません。
エネルギーとして中性脂肪を燃焼させるためには中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールに分解する必要があります。
そして分解をするために必要になるのがリパーゼとよばれる酵素になります。
タンパク質はリパーゼを活性化させる働きがあるので、中性脂肪を減らすためには重要な栄養素となります。
ただし脂肪を分解させてもエネルギーとして消費されなければ、また脂肪になるので適度な運動は必要です。
脂肪になりにくかったり脂肪燃焼の効果があるタンパク質ですが、そもそもタンパク質は筋肉の主要な構成要素です。
体重を減らすために食事を制限しタンパク質摂取量も減ってしまうと筋肉も減り運動そのものが難しくなったり、代謝が落ちて逆に脂肪を蓄えやすい体になることがあります。
また運動したあとは筋肉を回復させるためにタンパク質が必要になります