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女性のメイク「20年間」でこんなに変わった! 渋谷と丸の内で調査、今後はどうなる?

この20年間でメイクも大きく変わりました。カネボウ化粧品美容研究所が発表したレポートからは、東京を代表する2つの街の特徴が読み取れます。

メイクはこの20年で「やわらかくなった」

 渋谷と丸の内。東京を代表する2つの街の「メイク」が、20年間で大きく変わった――。カネボウ化粧品(中央区日本橋茅場町)の美容研究所が発表したレポートが、ネット上で話題を呼び、「メイクってすごい!」などの声が上がっています。

渋谷における、1999年と2019年とのメイク比較。左右のモデルは同一人物(画像:カネボウ化粧品)

 1998(平成10)年以降、都内で「定点観測調査」を行う同研究所では、それぞれの街を象徴する女性(渋谷:学生、丸の内:会社員)を比較。さらに、1999(平成11)年2月と2019年1~2月とを比べた結果、「渋谷、丸の内ともに、メイクがやわらかくなった」と考察しています。

 

 特に面白いのは「眉」の変化。渋谷も丸の内も、1999年は、整然とした細眉だったのに対し、2019年は、ふんわりとした太眉が主流となっており、「エリアや年齢による大きな差が見られない」といいます。

 では、街ごとには、どのように変化しているのでしょうか。

渋谷は、今も昔も「憧れ」に近づくメイク

 1999年ごろの渋谷はストリートカルチャーが花開き、「ギャル文化」が育まれ、カリスマと言われた歌姫のファッションやメイクを真似た女性が続出していました。

「日やけ肌にハイライトをきかせ、角度のついた細い眉、ブルーやシルバーの目もと、血色感のない唇に、ブリーチやメッシュといった髪色も特徴的でした」

 一方、大規模な再開発のさなかにある2019年の渋谷は、「韓国のドラマや歌手などの影響を受けていると思われるメイクが目立ちます」とのこと。

「白く仕上げた肌、眉はストレートで眉尻が下がり、まぶた上下にはオレンジ~赤系のアイシャドウ、唇にはややマットでダークなローズ系の赤い口紅をつけている姿が多く見られました。チークは控えめで頬にはあまり血色感が感じられません。ヘアスタイルはワンレンか、前髪を薄めにとってカールさせた『すだれ前髪』が主流のようです」

丸の内は、きちんとメイクから肌なじみメイクへ

 

丸の内は、きちんとメイクから肌なじみメイクへ

 一方、渋谷に比べると年齢層が高く、落ち着いた雰囲気の丸の内。2019年現在は「ナチュラルな肌、ピンクベージュ系の目もとや口もと、頬にはさりげない血色感が感じられます」といいます。

「メイク自体は強くはないものの、アイラインとマスカラをしっかりと丁寧につけているため、地味な印象にはなっていません」

丸の内における、1999年と2019年とのメイク比較。左右のモデルは同一人物(画像:カネボウ化粧品)
 

 対して、丸の内再開発前の1999年は、近隣に金融系企業が多かったこともあり、スーツやジャケットに身を包んだ、エレガントなメイクの女性が散見されたそうです。

「メイクは、マットな肌と角度のついた細い眉、ローズ系の口もとやパープルのアイシャドウなどが特徴。ヘアスタイルはひっつめたお団子や、ソバージュ、ハーフアップにバレッタ留め、ワンレングス、ストレートシャギーなどさまざまで、バブルの名残が感じられます」

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