ファー ウェイの 新型 スマートウォッチの 完成度は? 実際に 使って みた
8月6日、ファーウェイからスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」が発売された。同社のスマートウォッチは多機能な上にバッテリー駆動時間が長いのが特徴。「HUAWEI WATCH 3」はどんな仕上がりだろうか。使用感をレビューする。
◆剛性感のあるボディ

サイズは縦46.2×横46.2×厚さ12.15mm、重量はベルト抜きで約54g。ケースサイズは46mmと普段から49mmケースの時計をしている筆者の腕にはちょうどいいが、一般的にはちょっと大き目サイズかもしれない。ディスプレイは1.43インチの有機ELで解像度は466ピクセル四方。発色がよく見やすいうえ、タッチ操作も快適に行える。
本体材質はステンレススチールとセラミックで、スマートウォッチながら洗練されたデザイン。レザーベルトもしっかりしていていい感じだ。ボタンは回転式クラウン(リューズ)のホームボタンとその下にサイドボタンの2つを備えている。クラウンは滑らかだが剛性感もあり、回転させると音量やディスプレイの表示などを調整できる。
防水は5ATMに対応しており、水深50mでの耐水性を備えている。プールや海水浴は問題なさそうだが、スキューバダイビングや水上スキーなどには適していないとのこと。
◆iPhoneアプリにも対応

設定やデータの確認は「HUAWEI Health」アプリで行う。iOSのApp StoreやAndroidのGoogle Playから無料でダウンロードできる。Bluetoothで接続したら、「HUAWEI WATCH 3」で計測したデータをアプリで表示できるようになる。
「HUAWEI WATCH 3」は100種類のワークアウトモードに加えて、様々な健康管理モニタリングが可能。血中酸素や心拍数を計測でき、しかも設定を有効にすれば24時間計測し、記録してくれる。さらには、体表温度計測も可能。手首の所で測るので体温よりは低い温度になるが、24時間計測することで体温の推移を把握できる。
このご時世なので、自分の体調はリアルタイムで把握しておきたい。体力のある人は軽症の場合は不調を感じないこともある。そんな時でも、血中酸素濃度や体温に異常があれば迅速に対応することが可能だ。
ストレスモニタリング機能では身体の状況から、ストレスの度合いを計測してくれる。スコアが高くなってきたら、深呼吸するなどしてストレスを軽減させよう。内蔵の「呼吸」アプリを利用してもいい。
◆緊急時の対応に注目


転倒を検知して救急先に通報したり、指定した連絡先に自動的に通知を送ることも可能。上ボタンを5回連続で押すと110番や119番などに接続できる緊急モードに切り替えられる。血圧が高くて、いつひっくりかえるかわからない筆者にとっては心強い機能だ。
今後のソフトウェアアップデートで手洗い検出機能にも対応するとのこと。「HUAWEI WATCH 3」の内蔵マイクと各種センサーを利用して、手を洗っていることを検知し、20秒間洗ったときに通知を出してくれる。通知が出なければ、短すぎるということ。これもウィズコロナ時代には地味に心強い機能と言えるだろう。
◆睡眠の質をチェックする機能も

睡眠をモニタリングする機能も備えている。夜くらい時計を外したいとか、昼間に連続利用するので充電したい、というのもわかる。しかし、睡眠モニタリングはスマートウォッチの大きなメリットの1つだ。睡眠時間はもちろん、睡眠の深さを認識し、睡眠の質をチェックできる。
年を取るほどに実感するが、仕事のパフォーマンスは睡眠の質に比例することが多い。最悪なのが睡眠時間がそこそこ長いのに、睡眠の質が低いケース。これはせっかくの時間を無駄にして、健康を損なっている可能性があるので寝具や運動、寝る前の行動などを見返したい。

ヘルスケア機能を紹介してきたが、もちろんスマートウォッチとしての機能も網羅している。ウォッチフェイスはたくさん用意されているし、ユーザーの画像や動画まで設定できる。Bluetoothで接続した端末の通信機能を利用し、かかってきた電話を受けることも可能。その際、設定を有効にしておけば、拳を握って開くだけで電話に出られるのも面白い。
◆駆動時間は使い方によって異なる


バッテリー駆動時間は、スペック表によると特定の条件で超長時間バッテリー持続モードにすると14日間持つそう。一般的なスマートモードは約3日間とのこと。とは言え、iPhoneとペアリングした場合は、半分の約1.5日になる。
レビューのために色々な機能をオンにしてヘビーに使っていたので、その時は1日でバッテリーが切れる感じだった。このあたりのさじ加減はユーザーによって調整すればいいだろう。
ワイヤレス充電器の電源はUSB-Aなのでモバイルバッテリーからでも充電できる。毎晩充電するという習慣がない場合は、充電器を持ち歩いた方が安心だ。

気になる価格は5万4780円(税込)。スマートウォッチとしては安くはないが、日常で身につけるガジェットにはこだわりたい、というなら有力候補になることは間違いないだろう。<文/柳谷智宣>
【柳谷智宣】
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「Wi杯」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる




