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密教占星術の秘法 5

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範囲の社会事象の予知はし難い。 結局は、個人の吉凶可否の占断にとどまって

とうねんじょう

もっとも、密教の二十八宿暦法には、「当年星」(年の星)がある。

「星供法」(当年星に供養して転禍成福を祈る密教の秘法。俗に、星まつり、 という)に、当年星を定めて、供養をする。 これは、当年所属星という意味 で、その一年間、その人の運命を支配する星をいう。 人の年齢により、九曜の 一つに属当する。だから、これは、人によりみな違うので、わたくしのいう 「歳星」とは違うのである。

わたくしのいう「歳星」とは、たとえば、九星術でいう「中宮」にあたる星 である。 九星術では、今年、五黄土星が中宮に入るので、五黄土星の歳、とい うことになる。この「星」にあたる星が、二十八宿にはない。

なお、この二十八宿の当年星と、九星術との間に、ひとつの関連があるの

 

 

 

で、それを前頁に示すことにする。

るのである。

る。

る。

しかし、これでは、個人個人の当年の星は決まるが、社会全体の、いうな らば、世界全体にわたる) 当年星 (歳星)とはならない。

わたくしは、二十八宿法が持っている社会事象の予言には、どうしても、社 会全体の当年星を把握しなければならぬと考えたのである。

十数年にわたる苦闘がはじまった。

かぞえきれないほどの試行錯誤があった。

過去三〇〇年にさかのぼって、 主な出来事が符合しているかどうかを検証す

十のうち、七まで符合していても、三ちがっていたら、それは採用できな い。 十のうち、八以上、符合していたら注目する価値があろう。

気の遠くなるような作業であった。

そして得たものが「天津三九宿法」であった。

くわしいことは、ここでは書けない。 近く書く予定の「天象三九秘宿法解 説」にゆずるとして、ここでは、結論をのべておこう。

九星術は、星も深い意味を持つが、場所(宮)にさらに深い意味があ

「天象三九秘宿法」では、場所は関係なく、星じたいに深い意味があ

2、二十八宿星を九つのグループに分類した。 つまり、「九道」のグルー プである。「九道」とは、さきにのべた成・盛・安・・・・・ 友・親である。八道”とは異なる)

この九つのグループのそれぞれに、一つの「主星」を選定した。

「この「主星」が「歳星」になるのである。

「歳星」は、特殊な動線によって毎年移動してゆく。

3、最も重要なものは、この「動線」「星の移動の仕方」である。これが、 ここの法の大極秘伝になっている。

以上は、すべて一つの原理・原則にのっとって制定されているが、それは、宿 曜経、摩登伽経、舎頭諫経、宝星経、孔雀経、大集日蔵分星宿品等を参考に

した上で、現実の星座の星の動きをも勘案してできあがった。

いずれ、一冊の書物にまとめて発表するつもりでいる。

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