○横変死の囚縁
肉体障害の因縁が更に強くなり、悪化したもので、必ず、横死、変死をする。自殺、他殺、
事故死のいずれかをまぬがれることができない。
多く、三代以内の血縁中に、同じ因縁で亡くなった縁者を持っているのが特徴である。このホトヶをさがし出して解脱成仏させなければ、必ずこの因縁の結果通りとなる。縁者でなく、他人のホトヶであることも少なからずある。
圭影 二十」△
この因縁は、精神病の場合と、精神病でない頭部の障害、の二種に分けられる。
すなわち、精神病（ノイ？－ゼ、脳梅毒など）と、頭部の怪我、または脳溢血、脳軟化症
等の病気で、程度の軽い因縁の人は年中、頭痛、肩こり、不眠症などに悩まされる。
肉体障害の因縁をあわせ持つ人は、脳溢血から中気になったり、頭の釦⑥で手足がきかな
くなったりする。脳性小児マヒなどもこの因縁のあらわれである。
朧囃丿載妬胆囃匝噺 ～白土二三」○……」
前記の脳障害の因縁の系列に入る因縁に、この二重人格の因縁がある。
酒を呑むと、ガラリと人が変わってしまって、全く別人のようになってしまう。
酒乱はこの因縁である。表面意識がアルコールで麻疹すると、遺伝している潜在意識や深
層意識が浮かび出て、別の性格が入れかわって出て来るのである。異常性格・同性愛なども
この因縁である。
この因縁は、家運衰退の因縁にも深い関連、があり、二、三代前の縁者で、非常に不幸な、
恵まれない死に方をした人か、あるいは、他人で、その家に非常な怨念を抱いて死んだ者の
いることが特徴である。
