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南無最勝金剛大阿闍梨耶靖雄大覺尊

がっしょう (虚心合掌)

若唵

底底

怛吒把帝

じゅんてい

あばらじった阿鉢羅爾多

若衍底

帝摩尼

準胝婆準胝

(五唱)

(秘密印)

(60)

いしょうこんごうぶつ南無最勝金剛佛母ゆんてんださつまかさつ肛觀世音大菩薩摩訶薩

さったなん

さんみゃくさんぼ

がつしょう (虚心合掌)

だちなん謨 颯哆南 三藐三勃陀俱胝南 怛姪他

たにゃた

やれい折房

しゅれい主戾

じゅんてい準胝

そわ

娑婆訶

(準胝印)

(五唱)

請。諸佛賢聖。

犬悲觀世音菩薩。

れんみん

憐愍覆護。受

さんごうろっこんたしょざい我奉請。顯現道場。受我懺悔。三 %。受我懺悔。三業六根多諸罪。

けんげんどうじょう

じゅがさん

過去今生。及未來世。一切惡業。三業六根。三

ゆいがんそんしゃ

障三毒。今日嚴淨道場。誠心懺悔。不敢覆藏。

ぶかんふくぞう

かんぜおんばさつまかさつ けんげんどうじょう こうりん惟願尊者。觀世音菩薩摩訶薩。顯現道場。降臨

さんごうろっこん さんよくしんじん れいとくしょうじょう寶塔。放勝光明。照觸身心。令得清淨。三障永すっさん どうりしゅう除。絶三惡道。永離衆苦。成無上道。虚空有盡。 我願無窮。法性有邊。願心無極。盡入如來。願性海中。懺悔發願。已歸命禮。觀世音菩薩及一。 切三寶。

(59)

明池。告金剛手名

若有惡人。

供養一切如來全身大舍利。依此功德。

しょうみょうもうじゃ

どくじゅ

墮地獄。受苦無期時。有子孫。稱名亡者。讀誦・

此陀羅尼咒。洋銅熱鐵。

忽然變成。

はちくどくち八功德池。

生白蓮華。覆寶蓋頂上。破地獄門。

かいばだいどう開菩提道。

必定往生。極樂世界。上品上生。一切種智。顯發。菩薩位。此故頂禮。

至心懺悔。法弟「山田登圧倒」稽首歸

命十方三世三寶。本師釋迦牟尼如來等。

上所奉

(58)

餘。持戒精進

。念定總持。

かいしっくだく皆悉具足。

我今當誦。一切如來心秘密全身舍利寶篋印陀羅

尼咒。

さらばた たぎゃ薩囀怛他議多

たたぎゃた薩轉但他議多

うしゅにしゃ塢瑟把沙

駄靚だと

ほだら畝捺囉尼に

ちしゅっちてい

地瑟恥帝

吽吽

娑婆訶

だ娑駄靚

尾部使多た し

ほうこう

爾時世尊。 世尊。

在一時。

摩伽陀國。

無垢園中。

いいち

まかだこく

むくえんちゅう

寶光

明爾みょうち明池。

こくこんごうしゅぼさつげん

告金剛手菩薩言。

(57)

もんしじゅじ聞此咒時。

じゅじどくじゅしゃ受持讀誦者。

聖女の祈り

 

 

聖女の祈り

黄昏の聖堂。ステンドグラスを透かして落ちる光が、赤や青の影を床に散らしていた。
祭壇の前にひとりの女が跪いている。白き衣をまとい、静かに祈りを捧げるその姿は、まるで永遠の花のように揺るぎなかった。

 

「正しき人の唇は叡智を告げ、その舌は正義を語る……」
彼女は声なき声で、古より伝わる言葉を胸に繰り返した。誘惑に打ち勝つ者は幸いである、と。試練を超えた者だけが、真に人生の王たりうると。

主よ、すべての善良の源泉である方よ――。
聖らかに燃える炎よ、どうか憐れみ給え。

その祈りは、静けさの中に滲み、聖堂の奥深くにまで染み渡るようだった。

彼女は人々から「聖女」と呼ばれていた。
清らかで、静かにして淑やか。慈悲に溢れ、情に厚く、その眼差しに触れるだけで、人は救われたような安らぎを覚える。

ああ――と人々は心の内で嘆じた。
純潔なる白百合よ、と。

彼女はただ、ひとひらの花弁のように静かにそこに佇んでいた。

 

私は、その光景を遠くから見守っていた。
聖堂の奥、祭壇の前に跪く彼女の姿は、ひとつの幻のようでありながら、確かな現実の輝きを放っていた。

沈黙の中で、彼女の唇が微かに動く。
「正しき人の唇は叡智を告げ、その舌は正義を語る……」
その言葉は声にこそならなかったが、不思議と私の胸奥に届いていた。彼女の祈りが大気を震わせ、見えぬ炎のように空間を満たしてゆくのを、私は確かに感じていた。

ああ、この人は――清らかで、静かで、慈悲に満ちている。
その立ち姿を見ているだけで、心の澱が洗われてゆくようだった。

人は彼女を「聖女」と呼ぶ。だが私には、それ以上のものに見えた。
純潔なる白百合。
冬の夜を照らす灯火。
その存在そのものが、私にとっての救済であった。

私はただ、そこに立ち尽くすことしかできなかった。
彼女を崇めるためでも、言葉を交わすためでもない。
ただ見守ることが、私に許された唯一の祈りであるように思えただ。

私は、彼女の姿を見つめながら、かつての自分を思い出していた。
あの暗い牢獄の中で、絶望に沈み、己の罪を呪い続けていた日々を。
人を傷つけ、裏切り、最後にはすべてを失った。私には、生きる理由などどこにも残されてはいなかった。

そんな私の前に現れたのが、彼女だった。
鉄格子越しに差し出されたのは、非難の言葉でも、冷たい視線でもなかった。
ただひとつ、白百合のように清らかな眼差し――。

「あなたにも、まだ光はある」
その一言で、私は打ち砕かれた。
罪に覆われた心が、初めて震えた。赦されることなど決してないと思っていた。だが彼女は、赦すのではなく、ただ「信じる」という形で私を包んだのだ。

今、祭壇に跪く彼女を見ている。
静かに祈るその姿は、あの日と何も変わらない。
清らかで、静淑で、慈悲に溢れ、情に深い。

人は彼女を「聖女」と呼ぶ。
だが私にとっては、それ以上の存在だ。
もし彼女がいなければ、私はとっくに死んでいただろう。
いや、あの日すでに死んでいた心を、彼女が蘇らせてくれたのだ。

ああ、純潔なる白百合よ――。
私はただ、この命が尽きるまで、彼女を見守り続けたいと思った。
それが、罪深き私にできる唯一の贖いなのだから。