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仏教

怒れる戦神と笑う福の神 “The Wrathful War God and the Smiling God of Fortune”

 

怒れる戦神と笑う福の神

“The Wrathful War God and the Smiling God of Fortune”

青黒き影 空を裂き
戦の嵐 吼える神
血煙に揺れる 三つの瞳
剣を振るい 勝利を誓う

けれど今は 笑顔の神よ
五穀の波に 風が舞う
福を運ぶ 打ち出の小槌
米俵に立ち 人を守る

 

A shadow dark as night, slicing the sky,
A storm of war, a god’s fierce cry.
Three burning eyes in crimson haze,
Sword held high in victory’s blaze.

But now he smiles, a god of grace,
The golden fields, the winds embrace.
A lucky mallet, fortune’s call,
Standing tall, he blesses all.

 

大黒天

大黒天(だいこくてん、Mahākāla[1]、[マハーカーラ]、音写:摩訶迦羅など)とは、ヒンドゥー教シヴァ神の異名であり、これが仏教に取り入れられたもの[1]七福神の一柱[1]

 

大黒天

怒れる戦闘神が笑顔の福の神へ変貌を遂げる

大黒天(だいこくてん)とは?

もとはヒンドゥー教の破壊神シヴァの化身で、破壊と戦闘を司る神マハーカーラが前身とされています。そのため、初期の大黒天は大日如来の命で荼枳尼天(だきにてん)を降伏させるなど戦闘色の強い神であり、大黒天に祈ると必ず戦いに勝つといわれました。

 

日本では「だいこく」が日本神話の祭神・大国主命(おおくにぬしのみこと)と通じることから習合されるようになりました。五穀豊穣と財福の神として独自に発展し、七福神の1人に数えられるようになったといわれています。

ご利益

財福、福徳を与えるとされています。

大黒天(だいこくてん)の像容

本来は青黒い肌で3つの目の怒りの表情で、腕も複数本あり武器を持っていました。しかし広く一般的に知られる像容は頭巾をかぶり、福袋と打ち出の小槌を持って米俵に乗る姿です。また毘沙門天と弁財天と融合し、それぞれ3つの顔を持つ三面大黒天像も造られました。

有名寺院と像

・奈良県:西大寺
・滋賀県:金剛輪寺明寿院
・福岡県:観世音寺

大黒天(だいこくてん)の真言

オン マコキャラヤ ソワカ

大黒像が左手に持つご利益の福袋の中身には七宝が入っています。(七珍ともいいます。)法華経によると、①金②銀③瑠璃(るり)④瑪瑙(めのう)⑤真珠⑥ シャコ⑤マイカイの7種類です。「提婆達多品。第12」にも「七宝の妙塔を礼拝して供養せん」と説かれている様に、七宝が特別的に価値のあるものと証明さ れています。

大黒天の姿と形

大黒天

本来の大黒天は一面二臂で、青黒か黒色の体で忿怒相です。

現在の大黒天は烏帽子・袴姿で右手の拳を腰に当てるか打ち出の小づちを持ち、左手で大きな袋を左肩に背負い、米俵の上に立つ姿で表現されています。

大黒天の御利益

僧侶の説明のイラスト

大黒天は財福と厨房の神と言う特徴を持ちながら、五穀豊穣御利益があるということで信仰されています。

五穀豊穣は商売繁盛にもつながることから、恵比寿天と共に信仰されることも多く、共に商売繁盛の縁起を担ぐために景気の良い神として知られているのです。

大黒天の使いはネズミ

ネズミのイラスト

日本書紀には大国主がスサノオの娘の須勢理毘売命(スセリビメ)に求婚した時に、スサノオの計略によって焼き殺されそうになった時に鼠が助けたという説話があることから、大黒天の使いはネズミであると言われています。

大黒天は豊穣の神として米俵の上に乗りますが、米を食べるネズミも管理していると言われています。

大黒天の黒は陰陽五行では北の方向を指し、子の方向になるからネズミだとも言われています。

大黒天の真言

大黒天の真言は

  • おん まかきやらや そわか

大黒天信仰

僧侶の説明のイラスト

大黒天は恵比寿天と同様に、商売をしている方が商売繁盛の神様として信仰しているということが多いです。

また農業に従事している方の五穀豊穣の神として信仰されています。

五穀豊穣信仰

大黒天の五穀豊穣信仰

五穀豊穣とは米、麦、粟(あわ)、豆、黍(きび)または稗(ひえ)の五穀が豊かに実ることです。

我が国では豊かな四季と自然に恵まれて狭い国土ながらも作物が豊かに実る環境があります。

これからの時代は我が国では人口が減り、国民の高齢化が進みますので生産者の人口も減り、食料の自給率が減るばかりです。

お金を出せば世界中から物資が自由にしかも大量に入ってくる時代に、物作りをしていても利益が少なく苦労ばかりの第一次産業は敬遠されて廃れていっています。

先人達が積み上げてきた知恵や工夫も後継者が居なくて消失するか、外国に流失することは誠に残念なことです。

今一度物を作る喜び、そして生きる喜びを大黒天信仰で呼び覚ましたいものです。

商売繁盛

商売繁盛のイラスト

物を作って売るのに、価値ある物で良い物がたくさんできれば商売繁盛につながります。

作っても利益が出ない、損をしてしまうようでは作る喜びは失せてしまいます。

千客万来、たくさんの客が来ることで店が賑わい、賑わう店に惹かれてまた多くの客が来るのです。

作る人も、そして消費する人も共に幸せになれるような社会をめざすのが大黒天の信仰です。

七福神と大黒天

七福神のイラスト

七福神の中で大黒天が米俵に乗って米を配り、稲作の豊作を授ける神であるのに対し、恵比寿天は釣り竿と鯛を持って漁業の豊漁を授ける神であるのです。

七福神は大衆に対して、いろんな福を授ける賑やかな神である中で大黒天も笑顔を振りまいて七福神の力を更に強力にしているのです。

弥勒菩薩の誓い  Promise of the Future – The Vow of Bodhisattva Maitreya

未来の約束—弥勒菩薩の誓い

漆黒の宇宙の果て、遥かなる須弥山の頂を越えた天空に、兜率天という世界があった。そこには、一人の菩薩が静かに座している。

弥勒——彼は、未来に仏となることを約束された存在。やわらかな微笑を浮かべ、右足を曲げ、左膝の上に乗せている。右手の指先を頬に当て、深い思索に沈んでいた。その瞳には、遠い未来の世界が映っていた。

「五十六億七千万年後、私は地上に降りる。だが、その時まで、人々はどれほどの苦しみに耐えなければならないのだろうか……」

彼の心をよぎるのは、救いを求めながらも、なお迷い、苦しみ続ける人々の姿だった。釈迦が示した道を歩めなかった者たち。煩悩に囚われ、欲望の波に溺れながらも、ほんのわずかな光を求める者たち。

彼らの声は、時を超えて弥勒のもとへと届いていた。

「オン・マイタレイヤ・ソワカ」

静かに唱えられる真言が兜率天に響く。その言葉は、まるで慈悲の光のように、未来の人々の心へと届けられる。

この世は、今もなお苦しみと混沌に満ちている。神も仏も遠く感じられ、救いの手がどこにも見えないと嘆く者たち。だが、約束された未来には、必ず光が訪れる。その光こそが、悟りを開いた弥勒如来の姿である。

だが、弥勒の役割は救世主として現れるだけではない。

「共に修行をしよう。私を信じる者は、この兜率天へと導かれ、ここで学び、悟りへと近づくことができるのだ」

彼の言葉を信じる者は、死後、兜率天へと往生することができる。そして、弥勒とともに修行を積み、五十六億七千万年後、彼が仏として降臨する時、共に生まれ変わり、新たな世界へと歩み出すことができるのだ。

釈迦の教えに辿り着けなかった者たちにとって、弥勒の存在は最後の希望だった。

静かに目を閉じる弥勒。その胸の奥には、未来に生きるすべての魂を救う誓いが燃えていた。遥かなる時の彼方、弥勒の慈悲が届くその日まで——。

 

Promise of the Future – The Vow of Bodhisattva Maitreya

At the end of the pitch black universe, in the sky beyond the peak of Mount Sumeru, there is a world called Tushita Heaven. There, a bodhisattva sits quietly.

Maitreya – he is a being who is promised to become a Buddha in the future. With a gentle smile, he bends his right leg and places it on his left knee. He places the fingertips of his right hand on his cheek and is lost in deep thought. His eyes reflect a world of the distant future.

“I will descend to the earth in 5.67 billion years. But how much suffering will people have to endure until then…”

What crossed his mind were the images of people who, while seeking salvation, continue to lose their way and suffer. Those who could not walk the path shown by Shakyamuni. Those who are trapped by worldly desires and drowning in the waves of desire, but still seek a glimmer of light.

Their voices reached Maitreya across time.

“On Maitreya Sowaka”

The mantra recited quietly echoes through Tushita Heaven. The words reach the hearts of people of the future like a ray of compassion.

The world is still full of suffering and chaos. People lament that God and Buddha seem far away, and that there is no sign of salvation. However, in the promised future, light will surely come. That light is the form of the enlightened Maitreya Buddha.

However, Maitreya’s role is not just to appear as a savior.

“Let us practice together. Those who believe in me will be led to this Tushita Heaven, where they can learn and approach enlightenment.”

Those who believe his words can be reborn in Tushita Heaven after death. Then, by practicing together with Maitreya, 5.67 billion years later, when he descends as a Buddha, we can be reborn together and set out into a new world.

For those who could not reach the teachings of Shakyamuni, Maitreya’s existence was their last hope.

Maitreya quietly closes his eyes. Deep in his heart burns a vow to save all souls living in the future. Until the day, far away in time, when Maitreya’s mercy reaches them…

 

未来の約束—弥勒菩薩の誓い

未来の約束  Promise of the Future

夜空の彼方 光は遠くも

 

迷いし魂 風に揺れる
須弥の頂 響く願い
静かに待つ 慈しみの声

オン・マイタレイヤ・ソワカ
時を超えて 君を迎えよう
五十六億の祈りの果てに
必ず来る 光の時よ

 

Beyond the night sky, the light feels so far,
Wandering souls, swaying in the wind.
A prayer echoes from the peak of Sumeru,
A gentle voice, quietly waiting.

On Maitreya Sowaka,
Through time, I will welcome you.
At the end of five point six billion prayers,
The light shall come, a destined time.

 

 

未来の約束—弥勒菩薩の誓い

 

漆黒の宇宙の果て、遥かなる須弥山の頂を越えた天空に、兜率天という世界があった。そこには、一人の菩薩が静かに座している。

弥勒——彼は、未来に仏となることを約束された存在。やわらかな微笑を浮かべ、右足を曲げ、左膝の上に乗せている。右手の指先を頬に当て、深い思索に沈んでいた。その瞳には、遠い未来の世界が映っていた。

「五十六億七千万年後、私は地上に降りる。だが、その時まで、人々はどれほどの苦しみに耐えなければならないのだろうか……」

彼の心をよぎるのは、救いを求めながらも、なお迷い、苦しみ続ける人々の姿だった。釈迦が示した道を歩めなかった者たち。煩悩に囚われ、欲望の波に溺れながらも、ほんのわずかな光を求める者たち。

彼らの声は、時を超えて弥勒のもとへと届いていた。

「オン・マイタレイヤ・ソワカ」

静かに唱えられる真言が兜率天に響く。その言葉は、まるで慈悲の光のように、未来の人々の心へと届けられる。

この世は、今もなお苦しみと混沌に満ちている。神も仏も遠く感じられ、救いの手がどこにも見えないと嘆く者たち。だが、約束された未来には、必ず光が訪れる。その光こそが、悟りを開いた弥勒如来の姿である。

だが、弥勒の役割は救世主として現れるだけではない。

「共に修行をしよう。私を信じる者は、この兜率天へと導かれ、ここで学び、悟りへと近づくことができるのだ」

彼の言葉を信じる者は、死後、兜率天へと往生することができる。そして、弥勒とともに修行を積み、五十六億七千万年後、彼が仏として降臨する時、共に生まれ変わり、新たな世界へと歩み出すことができるのだ。

釈迦の教えに辿り着けなかった者たちにとって、弥勒の存在は最後の希望だった。

静かに目を閉じる弥勒。その胸の奥には、未来に生きるすべての魂を救う誓いが燃えていた。遥かなる時の彼方、弥勒の慈悲が届くその日まで——。

 

 

 

 

 

 

七倶胝仏母  Mother of Seven Koṭis of Buddhas

七倶胝仏母  Mother of Seven Koṭis of Buddhas

闇を裂く 黄金の光
慈悲の声 風に乗せて
三つの目が 真理を映し
十八の手が 道を示す

七億の仏よ 光となれ
苦しみを越えて 今旅立つ
祈りの言葉は 空を巡り
世界を満たす ジュンテイ・ソワカ、

Juntei Sowaka

 

Golden light that tears through the dark,
A voice of mercy rides the wind.
Three eyes reflect the ultimate truth,
Eighteen hands that guide the way.

Seven hundred million Buddhas, shine as light,
Transcend the suffering, now set forth.
Words of prayer echo through the sky,
Filling the world—Juntei Sowaka.