しじんそくほう
連はどのようなものであるか。
まず、四神足法について見てみよう。
四神足法解說
欲神足法
人間の生命力の、とくに肉体上における根源的諸条件を、完全なものにする修
行法。
勤神足法
欲神足法で得た能力をベースに、肉体上の基本的諸条件を、さらに飛躍的に向上させる修行法。
心神足法
第二章
親神足法
肉体的能力の向上発達を基に、精神的能力を充実させ、さらに段階的にこの量力を飛躍向上させていく。
すなわち、脳の欠陥部分を補強するための準備段階として、古い脳を人に進化させる修行法である。ワニとウマの獣性の脳を霊性の脳に変えていくのである。
新しい脳である新皮質を向上させるとともに、霊性の場である間脳を開く。
同時に、間脳に付属する視床下部と、古い脳辺縁系との神経回路を補充強化する修行法である。知性と霊性の完全なる融合だ。
以上が、四神足法の概略である。
四神足法を成就したとき、その修行者は、仏陀に準ずる大聖者となる。『業を超え、因縁を解説し、生者、死者ともに解脱成仏させる大聖者である。
七科三十七道品の釈尊の成仏修行法は、大きく分けて、「教え」と「法」の二種に分類できる。
「法」の中心は、四神足法である。
いや、中心というより、法は、四神足法のみである。
五力法も修行法であるが、これは、四神足法の補助のようなもので、四神足法に対し、つぎのように付随される。
(四神足法)(五力法)
欲神足 精進力(信力)
動神足念力
心神足定カ
親神足慧力
四神足法、五力法以外の道品、すなわち、四念住、四正断、七覚支、八正道
クンダリニー・ヨーガと成仏法の直督「地
は、「教え」である。これらの教えは、四神足法について、つぎのように付随される。
(なお、五根法は、五力法のベースとなる瞑想と実践である)
四念住欲神足
四正断勤神足
七党支心神足
八正道視神足
ただし、観神足を体得した聖者には、もはや教えは不要であって、八正道は、 他の三神足修行者にすべて対応される教えである。
四神足法とクンダリニー・ヨーガ
さて、以上の四神足法の修行は、どのようになされるのであろうか?
それは、クンダリニー・ヨーガのチャクラの開発からはじまるのである。
その関係はつぎのとおりである。
ムーラーダーラ・チャクラ
欲神足
スヴァーディシュターナ・チャクラ
動神足マニプーラ・チャクラ
心神足
アナーハタ・チャクラ
ヴィシュッダ・チャクラ
アージュニャー・チャクラ
観神足サハスラーラ・チャクラ
以上であるが、ここに非常に重大なことがある。
それは、四神足法は、クンダリニー・ヨーガのチャクラを開発しただけでは不十分だということである。チャクラを開発すると同時に、各チャクラを統合して
機能させていく技法が必要なのである。わたくしはいま、非常に重大葉を使ったが、それはそれ以上、絶対に必要なポイントなのである。
それは、どういうことか?
チャクラは、チャクラを覚醒、発動させる技術によって活動を開始し、チャクう特有の力を発生する。しかし、それだけでは、四神足法が目的とする神力(超常的能力)にまではとうてい、至ることができない。どうしても、これらのチャクラを統合して、さらにパワーを加圧、加増して、重点的にはたらかせる技法が必要なのである。
それは、二つの技法である。
1、各チャクラが発生したエネルギーを、自由にコントロールし、かつ、自分
の必要とする場所に自在に送達させることのできる回路を持つ。
とくに、脳に対しての回路が重要である。
2、その回路作製を可能ならしめるための神経経路を補強、さらに、新たにつ
くり出す。
しんかしっししようかこれは、とくに、「新皮質と視床下部をつなぐ神経経路を補強する」とい
うことにも、必要欠くべからざる技法なのである。
この二つの技法は、クンダリニー・ヨーガにはないものである。
ただし、まったくないのではなく、これに類似した技法がひとつある。
ナデイ
それは、スシュムナー管と、ピンガラ、イダーという気道を使う法である。
クンダリニー・ヨーガというのは、だれもが体内に持つクンダリニーと名づけ
る強大な生命の根源力を目ざめさせて、これにより、超常的体力を獲得し、特殊な精神領域に到達しようとするヨーガである。
びていこつクンダリニーは、脊柱のいちばん下部、尾低骨のチャクラ(ムーラーダーラ)
の部分に、蛇が三巻き半、とぐろを巻いたようなかたちで眠っている。クンダリ
ニーというのは、「巻かれているもの」という意味である。
リンガクンダリニーは、そこにあるスヴァャンプーという男根のまわりに巻きついて
らせんクンダリニーの目ざめとともに、スシュムナー管の両側にあるピンガラとイダーという二つの気道が開き、クンダリニーのエネルギーは、この二つの気道をも、螺旋状に上昇していく。この二つの気道は、その後のクンダリニーの力を調節するはたらきをする。
びていこっスシュムナー管は、脊柱の中空部にある生気の通る路で、尾骶骨から脳の下部の活動にまで届いている。また、スシュムナー管の内側には、ヴァジリニーとよばれる気道がある。
いて、その頭部で、スシュムナー管の入口を閉ざしている。
ばれる気道があり、さらにその内側には、クモの糸のように細かいチトリニとよ
特殊な瞑想・思念・ムドラー・マントラ詠唱などの動作によってチャクラが発動し、クンダリニーが目ざめると、クンダリニーは噴火した火のような激しい勢いで、スシュムナー管を上昇していく。クンダリニーを Serpent fire (サーペント・ファイア、蛇の火)とよぶのも、そこからきているのである。
クンダリニー・ヨーガの目的は、聖なるものと一体となる至高の境地を目ざす
ので、スジュムナー管、ピンガラ・イダーの両気道を上昇するクンダリニーのエ
ネルギーは、最終的に、サハスラーラ・チャクラにまで到達して、その目的を達するのである。
以上が、クンダリニー・ヨーガの気道の技法とされるものである。
四神足法も、このクンダリニー・ヨーガの技法を、そのまま使ったらよいのではなかろうか?
そうはいかないのである。単にチャクラを目ざめさせ、そのエネルギーを発動させただけでは、四神足法の目的を達成することはできないのである。久そうふくラを統合し、そのエネルギーをさらに増幅して目的のものに集中する方法が、どうしても必要なのである。
では、クンダリニーを覚醒させ、これを使ったらいいではないか。
わたくしは、阿含経はもとより、釈尊にまつわるさまざまな伝説に至るまで、
あらゆるものを分析した結果、釈尊の成仏法には、クンダリニー・ヨーガのクンダリニー覚醒法がもちいられた形跡を発見することができなかった。(彼自身は、
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第二章 クンダリニー・ヨーガと成仏法の真髄「四神足法」
る。 釈尊は、だれでもが実行できる修行法を教えた。一心に修行さえすれば、だれでもが成仏できる方法を教えたのである。だから、チャクラを使うことはとり入れたが、クンダリニー・ヨーガの覚醒法はとり入れなかったのである。クンダリニー・エネルギーは使ったけれども、その方法はまったくちがっていたのであ
なぜか?
クンダリニーの覚醒は、あまりにも激烈、過激すぎて、完全な脳を新しくつく
りあげるのには適切でないのである。クンダリニー・ヨーガは、人間の脳の欠陥を是正する方法ではなく、そこを通り抜けて一挙に、別次元の高度の意識領域に突入してしまう方法なのである。
これは危険すぎるし、かつ、ごく限られた特殊な人にしかもちいられない方法であった。
では、どのようにしたのであろうか?