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仏教

不動明王 破壊と再生を司り、悪を滅する

不動明王について:
    • 概要:

      不動明王は、大日如来の化身であり、五大明王の中心的な存在です。密教における重要な明王で、その恐ろしい姿は、煩悩や魔を打ち破り、人々を救済する強い意志を表しています。

    • 起源:

      不動明王の起源は、インド神話のシヴァ神とも言われています。サンスクリット語では「アチャラナータ(Acalanatha)」と呼ばれ、「動かない守護者」という意味を持ちます。

  • 信仰:

    不動明王は、真言宗、天台宗、日蓮宗など、様々な宗派で信仰されています。特に、真言宗の開祖である空海によって日本に伝えられ、広く信仰されるようになりました。

  • ご利益:

    不動明王は、現世利益をもたらす仏として信仰されており、厄除け、煩悩退散、学業成就、商売繁盛、健康祈願など、様々なご利益があるとされています。

  • 特徴:

    不動明王は、右手に剣、左手に羂索(けんさく)という縄を持ち、背後には炎を背負った姿で描かれることが多いです。また、忿怒相(ふんぬそう)と呼ばれる怒った表情が特徴的です。

  • 縁日:

    毎月28日は不動明王の縁日とされ、特に初不動の日(1月28日)は多くの参拝客で賑わいます。

  • 代表的な寺院:

    成田山新勝寺、高幡不動尊金剛寺、瀧谷不動尊などが有名です。

不動明王の真言:

不動明王を信仰する際には、真言を唱えることが一般的です。代表的な真言には、中咒(慈救咒)や小咒(一字咒)があります。

不動明王の姿:
  • 右手に剣:煩悩や魔を断ち切るための智慧の剣を表します。
  • 左手に羂索:迷いや苦しみから人々を救い出すための縄を表します。
  • 背後の炎:煩悩や魔を焼き尽くすための火炎を表します。
  • 忿怒相:煩悩を断ち切るための強い意志を表します。
  • 磐石:不動明王が座っている岩盤は、煩悩の重さを表しています。
  • 髪:不動明王の慈悲が一人一人に届くことを表しています。
不動明王の教え:
不動明王は、私たちに「智慧」と「慈悲」の大切さを教えてくれます。困難に立ち向かい、迷いを断ち切り、正しい道へと導いてくれる仏として、古くから人々に信仰されています

大日の光   Light of the Great Sun 大日如来 Vairocana

大日の光   Light of the Great Sun
大日如来 Vairocana

 

命のはじまり 光のなかに
真理の声が 静かに響く
曼荼羅を超えて 心が旅立つ
すべては一つの 輝きの中
オン・アビラウンケン・バザラダトバン

Oṃ a vi ra hūṃ khaṃ vajra-dhātu vaṃ

 

大日の光 胸に宿りて
慈悲と智慧が 世界を織る
分かたれたもの いま結ばれて
わたしはあなたに 還ってゆく
オン・アビラウンケン・バザラダトバン

Oṃ a vi ra hūṃ khaṃ vajra-dhātu vaṃ

In the birth of life, within the light
The voice of truth softly resounds
Beyond the mandala, the heart begins its journey
All is one, within the shining glow
オン・アビラウンケン・バザラダトバン

Oṃ a vi ra hūṃ khaṃ vajra-dhātu vaṃ

 

Light of the Great Sun, dwelling in my heart
Compassion and wisdom weave the world
What once was apart, now reunited
I return to you — where all things start

オン・アビラウンケン・バザラダトバン

Oṃ a vi ra hūṃ khaṃ vajra-dhātu vaṃ

准胝の光 ― 七億の母に祈るとき

 

准胝の光 ― 七億の母に祈るとき

深い山あいに、霧のように漂う香があった。
それは俗世の穢れを払い、道を歩む者の心を静める香。ひとりの修行者が、その香煙の中に静かに座していた。

「ナモ・サッタナン、サンミャク・サンモダクチナン、タニヤタ、オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ……」

その声は、風のように、また水の流れのように、谷を渡って消えていく。
彼が念じていたのは、「七億の仏の母」――准胝観音。その名を持つ菩薩は、過去無量の仏を生み出した清浄の母とされ、三つの眼と十八の腕を持つ異相の尊容を誇る。

彼女の手には、数々の法具があった。蓮華、法輪、数珠、三鈷杵、そして無明を断ち切る剣。
その十八の腕が意味するのは、どんな困難にも応える慈悲の広さ。
その三つの眼は、過去・現在・未来を貫いて衆生を見つめていた。

彼、修行者は名もなき者だった。だが心に煩悩の嵐を抱え、道に迷っていた。
だからこそ、准胝の名を呼んだ。
そしてその夜、夢の中で彼は見た。
ひとりの母が、七億の子らを抱く姿を。血も涙も超えた、大いなる母性の光を。

その慈光は、病に伏せた者の体をあたため、
その祈りは、命の灯火を永らえさせ、
その手は、新しい命を迎えようとする者の背をそっと撫でる。

――醍醐の帝の子が、この祈りの中に生まれたという。
理源大師・聖宝が、夜毎に准胝に祈りを捧げたという。
そして朱雀、村上という天皇が、母なる観音の慈悲に包まれてこの世に現れたという。

「我が祈り、ただ清浄にあれ」
修行者は再び祈った。

准胝の名は、山に響いた。
やがて彼の心からは、ひとつまたひとつと、重しのような迷いが剥がれていった。
その顔には、微かな笑みが浮かんでいた。

清浄とは、母なるものに包まれること。
母とは、すべての命に道を開く光。

彼は知った。
准胝とは、道の途上で出会う「もうひとつの母」なのだと。

 

 

准胝の光  Light of Cundi 准胝観音  Juntei Kannon

 

准胝の光  Light of Cundi

准胝観音  Juntei Kannon

霧深き山 香煙ただよう
無言の祈り 風にとけゆく
三目十八臂 慈悲の姿
名もなき者よ 母を呼べ

オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ
Namosattanam samyaksanmodaktinan taniyata on sharey shurei juntei sowaka

七億の子を抱く その手のぬくもり
清き祈りよ 迷いを溶かし
母なる光よ 道をひらけ

 

In misty mountains, sacred smoke sways
A silent prayer dissolves in the breeze
Three eyes, eighteen arms — a form of grace
O nameless one, call the Mother’s name

Om Sharei Shurei Cundi Sowaka
She holds seven hundred million souls in her arms
Pure is the prayer that melts all delusion
O Light of the Mother, open the path

オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ
Namosattanam samyaksanmodaktinan taniyata on sharey shurei juntei sowaka

 

ナンダ龍王とウパナンダ龍王

 

ナンダ龍王とウパナンダ龍王

Dragon King Nanda and Dragon King Upananda

 

だれか龍のたる呻吟の声を聞い

たことがあるか

だれかの憂いにみてる孤独の魂に ふれたことがあるか

だれかの怒りと期待と絶望にいろ

どられた壮大な夢を聞いたことがある?

かれは待たねばならぬのだ

千年 二千年 三千年

あき果て滄海の淵にひとりひそ

みかれはしだいに老ゆる

月光ゆらめく波濤に御爛たるその

を洗わせつつたる銀河に長嘯し

ときに力いかづちのごとく身の内

にみちみちるときひとり雲をよんで穹の

果てに駆け、あまさかるにする

だれかのかなしみといかりと期待

絶望にみつる心を知っているか、

 

 

 

Have you ever heard the groaning of a dragon?

Have you ever touched someone’s lonely, sad soul?

Have you ever heard someone’s grand dream colored with anger, hope, and despair?

He must wait.

A thousand years, two thousand years, three thousand years

Hidden alone at the edge of the ocean, at the end of his life,

He slowly grows older.

When the moonlight shimmers and the waves wash over the galaxy,

When his body is filled with power like a thunderbolt,

he calls the clouds alone and runs to the end of the sky,

and becomes pure.

Do you know someone’s heart filled with sadness, anger, hope, and despair?