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仏教

無量の光(むりょうのひかり) The Light Beyond Measure

 

阿弥陀如来の誓い The Vow of Amida Buddha

無量の光(むりょうのひかり)
The Light Beyond Measure

果てなき時の 闇を照らして
名もなき願い 宇宙に響く
迷いの海に 灯るひとすじ
それは法蔵の 祈りの声
オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)

南無阿弥陀仏 十声の光
無量の命 導くは彼方
極楽の風よ いま胸に満て
我らを救う 阿弥陀の名

オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)
Through endless time, a light breaks the dark
A nameless vow echoes through the stars
In seas of sorrow, a single flame glows
It is Hōzō’s voice, a prayer that flows
オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)

〈Chorus〉
Namu Amida Butsu — ten sacred calls
To the far-off land where mercy falls
O breeze of paradise, fill our chest
In Amida’s name, we find our rest
オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)

無量の光(むりょうのひかり) The Light Beyond Measure

 

阿弥陀如来 Amitābha

無量の光(むりょうのひかり)
The Light Beyond Measure

果てなき時の 闇を照らして
名もなき願い 宇宙に響く
迷いの海に 灯るひとすじ
それは法蔵の 祈りの声
オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)

南無阿弥陀仏 十声の光
無量の命 導くは彼方
極楽の風よ いま胸に満て
我らを救う 阿弥陀の名

オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)
Through endless time, a light breaks the dark
A nameless vow echoes through the stars
In seas of sorrow, a single flame glows
It is Hōzō’s voice, a prayer that flows
オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)

〈Chorus〉
Namu Amida Butsu — ten sacred calls
To the far-off land where mercy falls
O breeze of paradise, fill our chest
In Amida’s name, we find our rest
オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)

灯火の名を呼ぶ者 ― 阿弥陀の名にすがりて

 

《灯火の名を呼ぶ者 ― 阿弥陀の名にすがりて》

風が冷たい谷を渡る夕暮れ、人里離れた山のふもとに、ひとりの老いた旅人が倒れていた。名を**信成(しんじょう)**という。かつては町の役人であったが、失政により人を傷つけ、名を捨ててさすらいの身となった。

「私は、取り返しのつかぬことをした……もう、生きる資格などない」

痛む足を引きずり、信成は岩陰に身を横たえる。胸に重くのしかかるのは、過ちの記憶、裁けぬ罪、そして孤独。

――そのときだった。

耳に、どこからか届く声があった。

 

「ただ、名を呼びなさい」

 

それは風の中の幻聴か、それとも遠い昔に聞いた誰かの言葉だったか。老いた心に、その言葉が、灯火のようにともる。

彼は、かすれた声で唱えた。

 

「なむあみだぶつ……」

 

もう一度。震える声で。

「なむあみだぶつ……なむ……あみ……だぶつ……」

 

すると不思議なことに、涙が溢れた。まるで、凍っていた川が、春の陽射しに溶けるように。苦しみが、ほんの少し和らいだ気がした。

 

その夜、夢の中に光が現れた。

光の中に坐す一人の仏。その顔は怒りでもなく、憐れみでもない、ただ、深い慈悲と静寂に満ちていた。

仏は微笑み、こう語った。

 

「そなたが名を呼ぶたび、我はそなたのそばにいた」

 

目覚めた信成は、頬をぬらす涙を拭わず、ただ、深く合掌した。

あの夜を境に、彼はどこか穏やかな目を持つ老人として、村人たちに慕われるようになった。朝には念仏を唱え、誰彼なく手を差し伸べ、静かに生を全うしていったという。

 

――その葬の日。

遠くの空に、蓮の花が咲いたという噂が村に広がった。

それはまるで、極楽浄土へと導かれる者の魂が、蓮に乗って旅立ったかのように。

 

「名を呼ぶ者は、必ず救う」

阿弥陀如来の誓いは、今もこうして、ひとりひとりの心の中で果たされている。

 

阿弥陀如来

もちろんです。以下に、**阿弥陀如来(あみだにょらい)**について、仏教の教義・歴史・信仰面などを含めて詳しくご説明します。


🟨 阿弥陀如来とは?

● 基本情報

  • 正式名称:阿弥陀如来(阿弥陀佛/梵名:アミターバ Amitābha / アミターユス Amitāyus)
  • 意味
    • アミターバ(Amitābha)…「無量光仏」=はかり知れない光の仏
    • アミターユス(Amitāyus)…「無量寿仏」=はかり知れない寿命の仏
  • 属性:光と寿命を無限に持つ仏。すべての衆生(しゅじょう=生きとし生けるもの)を救済するために誓願を立てた存在。
  • 役割:西方極楽浄土の教主(仏国土の主)であり、念仏を唱える者を救い、死後は極楽浄土へと迎え入れるとされる。

🟩 阿弥陀如来の誓願 ― 四十八願(しじゅうはちがん)

🔷 誓いの物語:法蔵菩薩の願い

阿弥陀如来はもとは法蔵菩薩という修行者で、『無量寿経』によると、無数の仏の教えを学び、衆生を救うために「四十八の誓い(四十八願)」を立てました。

🔶 最も有名な誓願(第十八願):

「もし我が仏国土に生まれたいと願い、『南無阿弥陀仏』と十回でも名を称える者がいれば、必ず極楽に生まれさせる。もし叶わないなら、私は仏とはならない」

この誓いにより、念仏信仰(阿弥陀仏の名を唱えること)が広まりました。


🟦 念仏と「他力本願」

● 念仏の意味

  • **「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」**とは、梵語の「ナモー・アミターユス・アミターバ」に相当。
  • 意味は「私は阿弥陀仏に帰依します」「阿弥陀仏にすべてを委ねます」という信仰告白です。

● 他力本願(たりきほんがん)

  • 本来の意味は「阿弥陀如来の力(本願)によって救われる」という教え。
  • 現代の俗語としての「他力本願(=人任せ)」とは異なる意味。

🟨 極楽浄土とは?

  • 阿弥陀如来の仏国土で、西方十万億土の彼方にあるとされる。
  • 苦しみのない世界で、蓮華の中に生まれ変わり、最終的には成仏できる。
  • 修行に適した場所であり、仏や菩薩たちがともにいる。

🟥 阿弥陀如来のご利益(霊験)

願い事 ご利益(加護)
往生願望 極楽浄土への導き(死後の救済)
現世利益 安らぎ、苦悩からの救済、安穏
年守り 戌年・亥年の守り本尊
心の拠り所 念仏を通しての安心と信心

🟩 阿弥陀如来の姿と印相(いんそう)

  • 姿勢:座像または来迎像(手を差し伸べて迎える姿)
  • 装飾:釈迦如来と同じく、装飾品なし(質素な如来形)
  • 印相来迎印(らいごういん)
    • 阿弥陀如来が極楽から人々を迎えに来るときの手印
    • 特徴:人差し指と親指を交差させるような形で、柔らかな施無畏印・与願印に近い

🟪 真言(しんごん)・マントラ

オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
(oṃ amṛta teje hara hūṃ)

  • 意味:「無量の光(智慧)と命(慈悲)を備えた仏よ、我らを導き給え」
  • 使用:密教における念誦や護摩祈祷、瞑想法などで唱えられる

🟫 日本での信仰と阿弥陀信仰の発展

  • 平安時代以降、とくに末法思想(仏の教えが衰える時代)の流行とともに、阿弥陀信仰が高まりました。
  • 浄土宗(法然)、**浄土真宗(親鸞)**が登場し、「ただ念仏すれば救われる」という教えが庶民に広く浸透。

🟧 関連する経典

経典名 内容
無量寿経 阿弥陀仏の四十八願と極楽の描写
観無量寿経 阿弥陀仏の観想と救済の具体的方法
阿弥陀経 念仏を唱えることで極楽に往生できるという教え

もしよければ、次のような関連トピックも解説できます:

  • 「極楽浄土と地獄の違い」
  • 「阿弥陀如来と観音・勢至菩薩の三尊関係」
  • 「阿弥陀仏を讃える詩・和讃の紹介」
  • 「浄土宗と浄土真宗の違い」

ご希望があれば、どうぞお知らせください。