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『日の国の法』  それが──「日の国の法」であった。

『日の国の法』

 それが──「日の国の法」であった。

 ノストラダムスの予言詩にあった「日の国の法と金星の法が競い合う」という謎の一節。人々の間では長く意味不明のまま語り継がれてきたが、その答えは思いがけないところに眠っていた。

 それは、はるか古代、日本の神々が授けた秘儀、「息吹き永世の法」に他ならなかったのである。

 私はかつて、まだ修行の途中にあった頃、幾つかの息吹き長世の法に触れたことがある。だが当時の私には、それが真に神の法であるかを見極める素養もなく、ただの古神道の断片としか思えなかった。そして月日は流れ、私の意識の彼方からも、いつしかそれは消えていた。

 ──だが、すべてはクンダリニーの覚醒によって変わった。

 あの日、突如として私の身に訪れた激烈な衝撃。息を吸うたび、全身を凍てつかせる冷気が走り、次の瞬間には骨の芯まで焼き尽くすような熱が駆け巡る。氷の息と灼熱の吐息が交互に現れ、まるで天地の二極が私の内にせめぎ合っているかのようだった。

 あまりの寒熱に、思わず声を上げた。からだ中の細胞が引き裂かれるような感覚──それは、恐怖でありながらも、どこか懐かしくもあった。

 やがて、私は気づいた。この呼吸こそが、失われた「息吹き永世の法」だったのだと。

 その呼吸法は、肺と心臓を極限まで鍛え、血流を清浄にし、肉体の力を異常なほど高めながら、精神を深く鎮め、頭脳を新鮮な光で満たす。定に入り、その技を極めれば、人は神と一体となり、三百年の寿命を得るとも伝えられていた。

 私は再びこの法を追い始めた。古代神道の行法に基づき、クンダリニー・ヨーガのチャクラ理論を融合させた修法を完成に近づけつつある。だが、それは言葉だけでは伝えきれない。あまりにも精妙で、もし誤れば命を損なう危険すら孕んでいる。

 ──それでも私は願う。この日の国に再び、神の息吹が甦ることを。

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