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《覚醒の航路》 ”Path of Awakening”

《覚醒の航路》 ”Path of Awakening” 2

静寂の中 風は囁く
深き闇に 光が揺れる
眠る星よ 道を示せ
魂の鼓動 今響け

目覚めよ 燃え上がる炎
導け 永遠の流れ
この身を超え 宇宙へと舞え
覚醒の航路 進みゆく

 

 

Whispers in silence, the wind softly speaks
Light gently flickers in the deepest dark
Sleeping stars, show me the way
Let my soul’s heartbeat echo now

Awaken now, let the fire rise
Guide me forth, in the eternal flow
Beyond this body, to the endless sky
On the path of awakening, I shall go

 

覚醒の航路

静寂の中、修行僧・慧真(えしん)は蓮華座に腰を下ろしていた。瞳を閉じ、ゆっくりとした呼吸の中で、彼は自身の内なる宇宙に意識を向ける。今日こそ、師より授かった最後の秘技——ピンガラとイダーの開発法——を完成させる日なのだ。

「慧真、お前は既にクンダリニーを覚醒させ、七つの大チャクラを巡る気の流れを掴んだ。しかし、それだけではまだ未熟だ。ピンガラとイダー、この二つの気道を開発しなければ、真なる覚醒は得られぬ。」

師の言葉が脳裏に響く。慧真は深く息を吸い込み、胸腔に振動を生じさせた。声なき声が体内を震わせ、横隔膜を通じて腹腔へと響き渡る。これはただの呼吸法ではない。体の奥底に眠るエネルギーを揺り動かし、気道を開拓するための秘術であった。

やがて、慧真は微かな光の粒を感じた。それは彼の体内に点在する「小チャクラ」、すなわち気道を形成する星々だった。師はこう言っていた。

「お前の体の中には、無数の星がある。大チャクラが太陽のように中心を成すのに対し、小チャクラは星座のように道を指し示す。お前はそれを辿り、ピンガラとイダーを開くのだ。」

慧真の意識は、体の内なる星々をたどる旅へと向かう。星の光は彼を導く羅針盤のように輝き、一つひとつの星を経るごとに気の流れが変化していく。まるで夜空を航海する船乗りのように、彼は慎重に、だが確実に、気道を切り開いていった。

そしてついに、彼は到達した。気の流れが完全に開かれ、ピンガラとイダーが彼の体内に明確な道を作り出す。エネルギーが螺旋を描きながら昇り、彼の精神と肉体はかつてないほどの調和を得る。

慧真の口元に微かな笑みが浮かんだ。彼はついに、仏陀の法の奥義に辿り着いたのだ。

しかし、師の言葉が脳裏にこだまする。

「だが忘れるな。覚醒は終わりではない。これをいかに制御するかが、お前の次なる試練となる。」

慧真は目を開けた。朝日が山の端から顔を覗かせ、静かに世界を照らし始めていた。覚醒は新たな始まり。彼は再び目を閉じ、次なる修行へと意識を向けた。

 

 

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