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スサノオの歌 Song of Susanoo

スサノオの歌 Song of Susanoo

高天原に嵐が吹く
乱れる風に神々泣く
追われし影は地上の果て
出雲の空に運命映す

ヤマタノオロチ、剣を振れ
命の火を守るため
クシナダヒメと夢を織り
伝説は今も響き渡る

A tempest rages in Takamagahara
The gods weep in the restless air
A shadow cast to the earth below
Destiny gleams in Izumo’s glow

Yamata no Orochi, wield the blade
To shield the spark, let fear cascade
With Kushinada, weave dreams anew
The legend lives, its echo true

スサノオの物語

高天原――そこは神々が集う神聖な世界。天照大神の弟、スサノオはその地で名を知られる存在だった。しかし、彼の名声は決して誉れ高いものばかりではなかった。

スサノオの性格は荒々しく、時にその行動は神々の間に混乱をもたらした。高天原の穏やかな日々を乱すような振る舞いの数々は、ついに姉である天照大神の怒りを買うこととなる。ある日、彼女は深い悲しみと怒りを胸に告げた。

「スサノオ、これ以上この高天原を汚すことは許さない。お前はここを去るべきだ。」

その言葉には逆らう術もなく、スサノオは高天原を追放されることとなった。天から追われる身となった彼がたどり着いたのは、地上の出雲の地だった。

ある日、スサノオは川辺で一組の老夫婦に出会う。彼らの顔には深い悲しみが刻まれていた。話を聞けば、この地を荒らす恐ろしい怪物――ヤマタノオロチが毎年娘を生贄に要求しているという。老夫婦の最後の娘、クシナダヒメもまたその運命から逃れることはできないというのだ。

「娘を守りたいか?」スサノオは静かに問いかけた。

「もちろんです、どうか助けてください!」と涙ながらに老夫婦は答えた。

スサノオは胸中に湧き上がる怒りを抑え、剣を携え立ち上がった。そして、巧妙な計略を巡らせ、ヤマタノオロチを待ち受ける。

八つの頭を持つ恐ろしい怪物が現れたとき、スサノオの剣が光を放つ。激しい戦いの末、スサノオはヤマタノオロチを見事に退治する。そして、その巨体の尾を切り裂いたとき、不思議な輝きを放つ剣が現れた――天叢雲剣(のちの草薙剣)。その剣は神々の加護を宿す特別なものだった。

スサノオはクシナダヒメを救い出し、彼女を妻に迎えた。その後、二人は幸福な家庭を築き、オオクニヌシをはじめとする多くの子孫をもうけた。スサノオの荒ぶる魂は、愛と家族によって少しずつ穏やかに変わっていったという。

スサノオの名は、乱暴さゆえに恐れられる一方で、勇敢な英雄としても語り継がれている。彼の物語は、荒ぶる力も正しく使えば人を救い、未来を拓くことができるという教訓を後世に伝えている。

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