覚醒の叙事歌
― 宇宙に目覚める魂 ―
山の夜 火はゆらぎ
杉の風 庵を渡る
息を観れば 闇はほどけ
心の空に 星が灯る
眉間の奥に 光ひとつ
静かな闇に 珠が生まれる
遠い宇宙の はじまりより
魂に眠る 覚醒の種
思いは風に 流れてゆき
心の空に 星がひらく
明珠の光 静かに広がり
新しい道が いま始まる
見えぬ川が 流れはじめる
生まれ死ぬ波 果てしなく
だがその中に 門はひらく
光の岸へ 渡る道
迷いの鎖 ほどけるとき
心は流れに 入ってゆく
仏の教え 灯となり
須陀洹の道が ひらかれる
輪廻を越えて 空へ行け
迷いの夜を 越える者
すべての苦は 波の彼方
魂は 光となる
生まれぬ世界 死なぬ世界
静かな空が ひらかれる
星の彼方で 風は歌う
覚者は 宇宙に目覚める




