大日如来の光 Light of Vairocana
暗き闇を貫いて
無限の光、胸に届く
金色の像、揺らぐことなく
宇宙の真理、今ここに
智慧の光よ、魂を照らせ
愛も慈悲も、すべてを包む
我が身の内に、真実宿り
大日如来、永遠に輝け
Piercing through the darkest night,
Infinite light reaches my heart.
The golden form stands unwavering,
The truth of the cosmos, here and now.
Oh light of wisdom, shine on my soul,
Embracing all with love and compassion.
Within myself, the truth unfolds,
Vairocana’s light, eternal and bright.
大日如来の物語
深い闇の中、一筋の光が差し込んだ。その光は、ただ明るいだけでなく、あらゆるものを照らし出す智慧そのものだった。大日如来、その名は宇宙の根源を象徴し、すべての存在を生み出す力そのものを表していた。
密教の教えによれば、大日如来は法身仏として、宇宙の絶対者であり、その本質は光で表される。この光は、単なる物理的な光ではなく、絶対の智慧そのものだった。万物を生成し、発展させる力は、愛や慈悲などさまざまな形で解釈されるが、密教はそれを「智慧」と見なした。完全なる智慧の中には、愛も慈悲もすべてが包含されると考えたのだ。
空海はその著書『広付』の中で、この大日如来の本質を「智身」と名づけ、法身と智身が完全に平等であり、あらゆる世界に遍満していると説いた。草木や山河、大地に至るまで、すべての存在がこの智慧の光に包まれているという。それは、永遠に真実を語り続けるマンダラの教えそのものだった。
ある日、一人の修行者がこの教えを求めて山に登った。彼は長い間、迷いと苦しみの中にいた。しかし、山頂に立った瞬間、彼は大日如来の光を感じた。その光は、彼の心の中にまで届き、すべての疑問を解きほぐしていった。彼は悟った。この宇宙全体が、大日如来の智慧の光に満ちていることを。
彼は山を下り、人々にこの教えを広め始めた。彼の言葉は、まるで光のように人々の心を照らし、彼らもまた智慧の光に目覚めていった。大日如来の教えは、時代を超えて人々の心に灯り続け、永遠の真理として語り継がれていった。
そして今も、その光は消えることなく、宇宙の隅々まで広がり続けている。大日如来の智慧の光は、すべての存在を照らし、真実の道を示し続けているのだ。




