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光の道

 

光の道

ある日のこと、一人の若き行者が山奥の寺に訪れた。彼の名は玄真。長年、自分自身の苦しみに囚われ、因縁の鎖から逃れられずにいた。しかし、ある夜、夢の中で釈迦牟尼如来の声を聞き、この寺を訪れることを決意したのだ。

寺の住職は静かに玄真を迎え入れ、仏舎利供養の教えを説いた。
「自分だけを顧みる者は、因縁から解き放たれることはない。人を助け、功徳を積むことが、解脱への道だ」

玄真はその言葉を胸に刻み、日々修行に励んだ。初めは自分自身の怒りや迷いに苦しんだが、次第に心が洗われ、光が見え始めた。彼は悩める人々を助け、仏舎利供養を広めることに力を注いだ。

ある日、村で飢饉が起こり、多くの人々が苦しんでいた。玄真は寺の食糧を分け与え、人々を救おうとした。しかし、食糧は限られていた。彼は悩み、仏前にひざまずき、祈りを捧げた。

その時、再び釈迦牟尼如来の声が聞こえた。
「功徳の種を焼き尽くすな。如来の加持力を信じ、悩める人を救え」

玄真はその言葉に力を得て、村人たちと共に食糧を分け合い、飢饉を乗り切った。その行為は村人たちの心に深く刻まれ、仏舎利供養の教えが広まっていった。

時が経ち、玄真は多くの人々を導く立派な行者となっていた。彼は常に「わが身、わが身」と言いながら生きることを戒め、人々を救うことに力を注いだ。彼の元には悩める人々が集い、因縁解脱の道を歩む者たちが増えていった。

そして、彼は最後の日を迎えた。静かに座禅を組み、心穏やかに息を引き取るその瞬間、彼の体は光に包まれ、虚空へと消えていった。村人たちは彼を「光の行者」と呼び、その教えを後世に伝え続けた。

玄真の物語は、仏舎利供養の尊さと、因果の大法を悟ることの重要性を伝える。自分だけを顧みるのではなく、人を助け、功徳を積むことが、真の解脱への道なのだ。光の道を歩む者たちは、永遠にこの世を照らし続ける。

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