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meditation

「マインドフルネス」の最前線──「意識の活用」を目指す自由なコミュニティThe Forefront of “Mindfulness”: A Free Community Aiming for “Utilization of Consciousness”

「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」、さらに「SR(代替現実)」まで、コンピュータを使って現実世界の認知を変化させる「xR」技術が日々進化を続けています。

さらに、瞑想やヨガのような伝統的な技法を体験できる機会も増え、私たちのまわりには、かつてないほど「意識をコントロール」するためのテクノロジーが存在しています。では、そのテクノロジーをどのように活用すれば、よりよい未来につなげられるます。

「意識の活用術」を探るコンシャスネス・ハッキング

コンシャスネスは「意識」、ハッキングは「活用術」のような意味合いです。

ハッキングという言葉から、悪者がコンピュータを乗っ取るような行為を連想するかもしれませんが、それは「クラッキング」と呼ばれるべきもの。

コンシャスネス・ハッキングは「意識の活用術」といったところでしょうか。

xR技術や瞑想のような存在が身近にあったとしても、それをどう活用してよいか分からなければ、間違った方向に進んでしまうかもしれません。また、まだ知らない、自分に合った画期的な方法があるかもしれません。

コンシャスネス・ハッキングのコミュニティ・イベントでは、意識の活用術に興味がある人たちが集まり、全員で瞑想をしたり、共通のテーマについて考えたりして、交流と情報交換をおこなっています。

既存の宗教だけにとらわれるのではなく、かといってアメリカ的な消費や欲求にとらわれるのでもなく、より自分自身の精神を高めるために精進している人、自分の道を求めている人ですね。

 

マガリ:なるほど。では、日本ではどのようにしてコンシャスネス・ハッキングがスタートしたのでしょうか?

山田剛さん/「コンシャスネス・ハッキング TOKYO」共同設立者

山田剛(以下 山田):ブレインマシンの「マインドスパ(※1)」を開発しているラリー・ミニケス社長が、タナーと同じようにアメリカのコンシャスネス・ハッキングへ頻繁に参加していたんです。

そして「いろいろな都市で開催されているから、東京でもやってみれば?」という話を私に振ってきたんですが、私はアメリカのイベントに参加したことがなかったので、何をやってよいのかよく分からなかったんです。

そんなとき、ちょうどタナーが日本の大学院に留学していて、「それならタナーと一緒にやればいいじゃないか」とラリー社長からタナーを紹介され、まずはFacebookのグループを作って、手探り状態からスタートして……という感じです。

※1:ヘッドフォンとLEDゴーグルがセットになった、音と光の刺激によって瞑想状態へと導くことができる装置。

マガリ:私も一回目の「コンシャスネス・ハッキング TOKYO」に参加させていただきましたが、年齢も国籍もさまざまな人が大勢集まっていて本当に驚きました。SNSで見かけるスピ系のイベントとか、自己啓発系の集まりとは違う雰囲気だったのを覚えています。

 

山田:イベントの告知を英語と日本語の両方でおこなっているため、タナーの人脈もあって、参加者は英語スピーカーと日本語スピーカーが半々くらいでしょうか。

コンシャスネス・ハッキングのコンセプトに共感した方たちが集まって、すごくバラエティに富みながら、不思議とバランスが取れていたように思います。

 

マガリ:たしかに。日本で開催されるイベントに英語を話す人がたくさん参加しているというのが私には新鮮で、恥ずかしながら再発見でした。第1回目のイベントは全員で瞑想をおこない、体験を共有し合うという内容でしたね。

 

タナー:コンシャスネス・ハッキングでは、ほとんどすべてのアクティビティやレクチャーの後に、必ず意見交換をしています。ディスカッションがとても大切だと考えているんです。

 

マガリ:日本はアメリカほどディスカッションやグループ・カウンセリングが身近な存在ではないので、大勢のなかで会話をすることに苦手意識を持っている人も多いと思います。

タナー:そうですね。でも、私のような外国人は日本の文化や生活から学ぶ部分がたくさんあります。

ディスカッションというアメリカのスタイルにこだわるのではなく、日本では日本なりの方法で、自分たちのクリエイティビティを表現しやすい形があれば、それがオリジナルなコンシャスネス・ハッキングの形になると思います。

そこから生まれた日本独自のスタイルを海外へ持っていくことも考えていきたいですね。

 

マガリ:自由に交流できるコミュニティ・イベントだと、参加する人はほかの参加者がどんな雰囲気の人たちなのか心配になることもあると思います。たとえば、ディスカッションが成立しないような自己主張が強い人がきた場合はどうしますか?

山田:さまざまな意見が交換されることが大切なので、仮に自分が納得できない意見を主張されたとしても、それが何かの批判でない限りは「セッション」と思って受け止めていただければと私は思います。

もちろん、すべてうまく収まるように祈りますが(笑)。

コンシャスネス・ハッキングでは、誰かの意見に対する批判や否定をすることなく、それぞれが安心して意見をアウトプットをしてほしいですね。全員がオープンマインドな状態で参加できる場にしたいです。

瞑想もテクノロジーも意識をコントロールするためのツールのひとつ

マガリ:アメリカのコンシャスネス・ハッキングのイベントはどのような雰囲気ですか?

タナー:5月にサンフランシスコで「Awakened Futures Summit」というコンシャスネス・ハッキングのイベントが開催されたときは、約500名の参加者が集まって、いろいろな考え方や角度からの意見を共有することができました。

イベントのテーマは「(コンピューターによる)テクノロジーと瞑想とサイケデリックの融合」です。

 

マガリ:なかなか壮大なテーマですね!

 

タナー:そうですね(笑)。そのイベントでサンフランシスコ大学の教授が発表していた話がとても印象的でした。それはテクノロジー、瞑想、サイケデリック体験などで得られる、さまざまな経験を「メディスン」と呼び、そのメディスンが自分自身の変化や癒やしへつながっていくという考え方

マガリ:メディスンは「薬」という直接的な意味ではなく「何かしらの変化を与えるもの」の比喩でしょうか?

 

タナー:その通りです。どのような方法であれ、自分に何かしらの変化があったという経験そのものが、自分自身の意識や価値観の変化につながっていくのです。

 

マガリ:なるほど。でも、瞑想やサイケデリック体験は他人のコントロールを受けづらいけれど、xRのようなテクノロジーは、作り手が自由に世界をクリエイトし、コントロールできますよね。

それは、我々が神になるような怖さがあるとも思うんです。

たとえば、本来は自由に情報を発信できるはずだったインターネットの世界でも、Googleが神のように君臨し「Googleに否定される=インターネットに存在しない」のと同じような意味合いを持っています。

国家や企業の意思が、個人の意識や価値観へ介入することはないのでしょうか?

 

タナー:倫理のあり方についてはコンシャスネス・ハッキングでも課題とされています。

たしかに、Googleの検索結果で表示されるものはGoogleが選んだ情報だけですし、FacebookのようなSNSは心理学的な技術を使って、人々が夢中になるように設計されています。

でも、その事実を知っていれば、客観的に眺めることもできるはずです。

山田:私はテクノロジーも瞑想も手段であり、ツールのひとつだと思っています。

ツールはすべてにおいて諸刃の剣です。過去には、瞑想やヨガを通じてマインドコントロールがおこなわれていたこともありますよね。でも、私たちはマインドコントロールの危険性を理解しつつ、意識変容のポジティブな可能性を探求していくことも大切ではないでしょうか。

山を登るとき、いくつもの登山道がありますが、どの道を登っても山頂というゴールはひとつです。

意識の世界も同じように、テクノロジーの登山道、瞑想の登山道、アートや哲学の登山道など、それぞれの道の特徴を捉えながら、自分の好きな道で、自分が必要とする意識の山頂を目指すのが理想ではないでしょうか。

コンシャスネス・ハッキングでは、さまざまな道を紹介しています。

イベントは毎回テーマや内容が変わり、テクノロジー的な内容に限らずバラエティに富んでいます。

イベントを通じて、自分に合った手段で意識が変容する感覚を体験できれば、日常生活においての人生観・価値観も変容するし、変容できると思います。それがコンシャスネス・ハッキングです。

 

タナー:私たちがクリエイトする世界は、私たち自身の行動の結果です。私たちの行動が、私たちの世界をクリエイトし、それは私たち自身を表しているものです。

コンシャスネス・ハッキングを通じて、よりよい未来を皆さんと作り上げていきたいと考えています。

 

マガリ:最後に「コンシャスネス・ハッキング TOKYO」に期待することはありますか?

 

タナー:私はいつか日本を去ることになると思うので、そのときまでにコミュニティが独り立ちしていてほしいです。ボランティア・スタッフは常に募集しているので、運営に興味があれば積極的に関わってほしいですね。

 

山田:私はもう上の世代ですので(笑)、「コンシャスネス・ハッキング TOKYO」の運営は、早めに次の世代にバトンを渡したいと思っています。スマホやITなどのテクノロジーをネイティブに使いこなす若い世代が中心となって、日本にトランス・テック(Transformative technology)のムーブメントを起こしていってほしいです。

多分、そのときには、テクノロジーだけでなく、伝統的なもの、アナログ的な要素も融合していくのではないでしょうか。「コンシャスネス・ハッキング TOKYO」が、その中心的コミュニティのひとつに成長していくことを期待しています。

“XR” technology that changes the real-world cognition using a computer evolves day by day, from “VR (virtual reality)”, “AR (augmented reality)”, “MR (mixed reality)” and “SR (alternative reality)” Is continuing.

In addition, there are more opportunities to experience traditional techniques such as meditation and yoga, and there are technologies around us to “control consciousness” like never before. So how you use that technology can lead to a better future.

Consciousness hacking that explores the use of consciousness

Consciousness means “consciousness” and hacking means “utilization”.

The term hacking may remind you of the act of a bad guy taking over a computer, but it should be called “cracking”.

Is consciousness hacking like “how to use consciousness”?

Even if you are close to something like xR technology or meditation, if you don’t know how to use it, you may move in the wrong direction. There may also be groundbreaking methods that suit you and you don’t know yet.

At the consciousness hacking community event, people who are interested in the use of consciousness gather to meditate and think about common themes to exchange and exchange information.

It’s not just about existing religions, but rather about American consumption and desire, but people who are devoted to raising their own spirits and those who are looking for their own path. .

Magari: I see. So how did consciousness hacking start in Japan?

Go Yamada / Co-founder of “Consciousness Hacking TOKYO”

Tsuyoshi Yamada (Yamada): The president of Larry Miniques, who develops the brain machine “mind spa (* 1)”, participated in American consciousness hacking as often as Tanner.

And I told the story, “Because it is held in various cities, so why not do it in Tokyo?”, I have never participated in an American event, so what can I do? I wasn’t sure.

At that time, Tanner was studying at a graduate school in Japan, and then Tanner was introduced by President Larry, saying, “I should do it with Tanner.” First, I made a Facebook group and started from groping. I feel …

* 1: A set of headphones and LED goggles that can be brought to a meditation state by stimulating sound and light.

Magari: I participated in the first “Consciousness Hacking TOKYO”, and I was really surprised that there were many people of all ages and nationalities. I remember that the atmosphere was different from the events of spin-related events that I see on SNS and self-development gatherings.

Yamada: Because the event is announced in both English and Japanese, there are Tanner’s connections, so there are about half of English speakers and Japanese speakers.

I think that people who sympathized with the concept of consciousness hacking gathered together, and they were wonderfully balanced with a wide variety.

Magari: Certainly. It was fresh and embarrassed to rediscover the fact that many English speakers participated in events held in Japan. The first event was about meditation and sharing experiences.

Tanner: Consciousness hacking is an exchange of ideas after almost every activity and lecture. I think discussion is very important.

Magari: In Japan, discussions and group counseling are not as familiar as in the US, so there are many people who are not good at talking.

Tanner: That’s right. But foreigners like me have a lot to learn from Japanese culture and life.

Rather than sticking to the American style of discussion, in Japan, if there is a form that is easy to express their creativity in a Japanese way, I think that it will be the form of original consciousness hacking.

I would also like to think about bringing Japan’s unique style born out of it overseas.

Magari: If it is a community event where people can interact freely, I think that people who participate may be worried about what other people are like. For example, what if someone with a strong self-assertion doesn’t hold a discussion?

Yamada: It is important that various opinions are exchanged, so even if you claim an opinion that you are not convinced of, I think that it can be taken as a “session” unless it is a criticism of something. The

Of course I pray that everything fits well (laughs).

In consciousness hacking, I would like each to output their opinions with peace of mind without criticizing or denying someone’s opinions. I want to be a place where everyone can participate in an open-minded state.

Meditation and technology are both tools for controlling consciousness

Magali: What is the atmosphere of American consciousness hacking events?

Tanner: When a consciousness hacking event called “Awakened Futures Summit” was held in San Francisco in May, about 500 participants gathered to share opinions from various ways of thinking and angles. It was.

The theme of the event is “Fusion of technology, meditation and psychedelic”.

Magari: It’s a magnificent theme!

Tanner: That’s right (laughs). The story that the professor at the University of San Francisco announced at the event was very impressive. It is called the “medicine”, which is a variety of experiences obtained through technology, meditation, psychedelic experience, etc., and the idea that this medicine leads to its own change and healing

Magali: Is medicine a metaphor for “something that changes” rather than the direct meaning of “drug”?

Tanner: That’s right. Whatever the way, the experience of having some sort of change leads to changes in one’s own consciousness and values.

Magari: I see. But meditation and psychedelic experiences are difficult to control, but technologies like xR allow creators to freely create and control the world.

I also think that we are afraid of becoming God.

For example, even in the Internet world, which should have been able to transmit information freely, it has the same meaning as Google reigning like a god and “denied by Google = not existing on the Internet”.

Isn’t the intention of the state or company intervening in individual consciousness and values?

Tanner: Consciousness hacking is also an issue regarding ethics.

Certainly, only Google information is displayed in Google search results, and SNS like Facebook is designed to engage people using psychological technology.

But if you know that fact, you should be able to look at it objectively.

Yamada: I think that technology and meditation are both means and tools.

The tool is a double-edged sword in all. In the past, mind control was performed through meditation and yoga. But it is also important that we understand the dangers of mind control and explore the positive possibilities of changing consciousness.

When climbing a mountain, there are many mountain trails, but the goal of the summit is one no matter which way you climb.

In the same way, in the world of consciousness, while capturing the characteristics of each path, such as the mountain path of technology, the mountain path of meditation, and the mountain path of art and philosophy, Isn’t it ideal to aim for?

Consciousness hacking introduces various ways.

Every event has a different theme and content, and it is not limited to technical content, but it is rich in variety.

If you can experience the sensation of changing your consciousness through means that suit you, you will be able to change and change your sense of life and values ​​in your daily life. That is consciousness hacking.

Tanner: The world we create is the result of our own actions. Our actions create our world, which represents ourselves.

We want to create a better future with you through consciousness hacking.

Magari: Do you have any expectations for “Consciousness Hacking Tokyo”?

Tanner: I think I’ll leave Japan someday, so I hope the community will stand alone by that time. Volunteer staff are always recruiting, so if you are interested in running, I would like you to be actively involved.

Yamada: I am already an older generation (laughs), so I would like to pass the baton to the next generation as soon as possible to operate “Consciousness Hacking TOKYO”. I would like the younger generations who use smartphones, IT, and other technologies natively to play a central role in creating a Transformative technology movement in Japan.

Perhaps at that time, not only technology but also traditional and analog elements will be fused. I expect “Consciousness Hacking TOKYO” to grow into one of its core communities.

チャグラが生む奇蹟  輪廻転生法   A miracle created by chagras

チャグラが生む奇蹟

 クンダリニー・ヨーガが超常的能力を生み出す源泉は、「チャクラ」である。

 クンダリニー・ヨーガは三千年の歴史を持つ。

 そんなにも古い時代に、クンダリニー・ヨーガは、人間の体の中に、七ヵ所の

「力の湧き出る泉」を発見し、この泉を自由に制御して、超人的能力を発生させ

る技術をつくり出した。そうして、この「力の湧き出る泉」を「チャクラ」と名

づけた。

 チャクラとは、どういう意味か?

 英国、およびアメリカ、インドに本拠を持つ神智学協会発行の6The Chakras9

の中で、リードビーターは、それをForce Centefと訳している。〃力の中心”

である。そうして、つぎのように解説している。

Chakraという語はサンスクリット語で、輪を意味し、文学的な表現をすれば、〃法の輪の回転”である。 と。

 また、別なヨーロッパのヨーガの指導者は「幅」であるといっている。

 わたくしの考えは、このほうに近い。しかし、これを、輪といったり帽といってしまったら間違いであって、それ は、車輪の中心から八方に放射状に出ている支柱、すなわち幅には似ているけれ ども、幅そのものではなく、また輪でもなく、幅の状態なのである。すなわち、 放射状の波動、というものが最も適切と思われる。

 それは、もの、そのものではなく、もの、の状態を示すもので、力をあらわ しているのである。それは、ある刺激によってひとつの力が生じた状態なのであ る。その状態が、幅のように放射されたかたちをとっているわけだ。

 それは、力が充実したとき、さまざまな色をともなって、かすかに光って見え る。霊光に似ているが、オ上フは、チャクラのように多彩な色を発しない。

 

 チャクラが、どうして、超人的ともいうべき特殊な力を発生するのか?

 長い間、それは神秘的な謎とされていたが、近代生理学の登場によって、その 謎は解けた。

 チャクラの揚所は、すべて、内分泌腺と一致するのである。

 クンダリニー・ヨーガの熟達者は、特殊な修行によって得た力でその場所を刺 激し、ふつうの人間の持たない力を発生させるのである。内分泌腺がその力の発 生源なのである。

 これを、近代医学による内分泌腺と対照すると、のようになる。

 ただし、この、チャクラと近代医学の解剖学的対照は、わたくしの修行体験に よってわたくしが分類したもので、欧米のヨーガの指導者たち(およびその系統

の人たち)の対照分類のしかたと、だいぶちがうところがある。わたくしは、わ たくしの修行体験によって、このほうが正しいと信じているが、あるいは、これ はリードビーター氏がいっているように、人種、民族別による体格、体質の相違

によるものであるのかもしれぬ。氏はその著書の中で、チャクラの大小、色彩、

位置、形状など、有色、白色、東洋、西洋の民族、人種の相違によってかなりち

がうものがあり、また、おなじ民族、人種でも、多少の個人差が見られる、との

べている。たしかにそのとおりだと、わたくしも思っている。

 

 

チャグラの機能

 チャクラは、ホルモンを分泌する内分泌腺と同一の場所にあり、ホルモンが持

つ驚異的な力を発現させる場所であることをのべた。

 では、各チャクラは、どのような力を発揮するのであろうか。

 クンダリニー・ヨーガの秘伝として伝えるところのものを記してみよう。

1ムーラーダーラーチャタラ

内分泌腺の性腺、腎臓の部位である。

このヂャクラを覚醒すると、体力が異常に増進して、ふっうの人の三~五倍の

精力を持つようになる。三日、四日の徹夜くらい平気になる。いっさいの病気

を受けつけず、健康体そのものとなる。病弱だった者は、その悪いところが、み

ななおってしまう。このチャクラにを集中してそのエネルギーが

発動したとき、㈲死の刑人でも床を蹴って立ち上がるだろう。男女ともにじっさ

いの年齢より十歳以上若べなる。

 そのかわり、強烈な性欲と生殖力を持つようになるので、そのエネルギーを、

オージャスという知能のエネルギーに変える方法をあわせもちいる。

 2、スヴァーディシュターナーチャクラ

 闘いのホルモン、英雄ホルモンを湧出させる副腎の部位である。

 このチャクラが覚醒して于不ルギーが発動すると、気力が充実し、勇敢になっ

て、積極果敢な行動力を発揮するようになる。なにものをも恐れず、なにごとに

も惑わず、大胆不敵、不動の信念を持ってどんな困難にもひるまない。生死を超

越した超人的手腕力量を発揮する。

怖印・JIい0叶|,叫↓1 66

3、マニプーラーチャクラ(ナービーチャクラ)

ヨーガの奥義書である「ヨーガースートラ」にこうある。

臍輪に綜制をほどこすことによって、体内の組織を知ることができる。

この章について、佐保田鶴治博士は、

(自在力 第29節)

 臍輪というのは、実際の臍の孔ではなくて、そのあたりにありと想像され

る神秘な車輪状の部位のことで十六の幅をもっていると言われる。一説で

は、後世のハターヨーガで説く六つのチャクラの中の下から三番目にあるマ

ニプーフーチャクラのことであるともいう。いずれにせよ、肉眼で見える部

分ではなく、幽体に属するものとされている。臍輪は気体(生命エネルギー

からなる身体)の中央にあるから、これに綜制を行なうと、身体内の組織が

 

 と解説されておられるが、これは、多少ともちがう。

 博士は、「そのあたりにありと想像される神秘な」といわれるが、この部位

は、決して空想的な場所ではない。たしかに神秘的とも思われる偉大な力を発揮

するけれども、医学的にはっきり確認されているのである。

 それは、医学的には、ソーフー・プレクサスと名づけられた「太陽神経叢」の

ことである。腹腔神経叢、内臓動脈軸叢ともいわれ、腹腔動脈より出る上腸間膜

動脈の起始部にある交感神経の大きい神経叢である(図2、七五頁参照)。胃の裏

側にあって、さながら太陽の光線のごとく各臓器に神経を送っているので、この

名前がつけられた。

 すなわち、ここから出る神経は、食道、胃、腹部血管、肝臓、輸胆管、豚臓、

副腎、腸等に分布している。また、この神経叢は大小内臓神経、迷走神経、第

輪廻慨川|町問J 68

十二胸神経節、第一腰神経節などが集まっており、内臓の神経としては最も重要

な叢である。

 チャクラというのは、いずれも、いままで、空想的、神秘的場所とのみ考えら

れてきた。これらの部位は、決してそういうものではなく、さきにのべたよう

に、内分泌腺、神経群、酵素などに深い関係があり、じっさいに、医学的見地か

ら見ても非常に重要な場所であり、大切なはたらきをする場所なのである。

 「綜制をほどこすことによって、体内の組織を知ることができる」とあるが、こ

の綜制というのは、特別な修行を経た特殊な集中力をいう。この組織を知る、と

いうのは、単に組織を知るだけではなく、組織を自由にコントワールすることが

できるという意味である。じっさいにこの臍輪に綜制を集中すると、この太陽神

軽搬に属する内臓器官-―‐それは食道から、胃、肝臓、原臓、牌臓、副腎、腸に

至るまで、すべてを自分の思うようにコントロールできるのである。これらの内

臓器竹が、どんな状態にあるかをすぐ知り、少しでも異常があるようであれば直

ちに正常に戻してしまう。そういう力の訓練が、この臍輪のトレーニングであ

甲状腺・唾液腺の部位である。

 感覚器官の増幅が、高い次元に向かってなされる。

 聖霊と交流し、聖なるものの声を聞くことができるようになる。

 また、自分にとっで不可解な、理解できぬことなどを、天地にみちた、すぐれ

た心、智慧の于不ルギーに同化して、そこから聞くことができる。つまり、人の

肉体はほろびても、その人の持っていた心のエネルギーは、この空間に痕跡をと

どめているので、このチャクラでその心の波動と同じになれば、その心が持って

いたすべてのもの、意識も知能もみな自分と同化して、自分のものになるという

ことである。

 つまり、それは、霊界(四次元の世界)との交通の道が開けることを意味する

のである。

6、アージュニヤー・チヤクラ

脳下乖体の部位である。

 極度に発達した知能を持つ。

 一度、目にふれ、一度、耳にしたことは、ぜったいに忘れることのない記憶

力。

 どのように複雑な構造でも組織でも、瞬間的に分析し、推理し、理解して、本

質を把握してしまう演鐸と帰納の力。

 コトバという間接思考を経ない純粋思考から発する超飛躍的な創造力。

 究極には、仏教でいう「常楽我浄」の四徳を完成し、仏陀の感性に到達する。

 7、サハスラーラーチャタラ

 松果腺・松果体・視床下部の部位である。

 これを体現すると、仏陀の覚醒に到達する。すなわち、霊性の完成である。

 このチャクラは、「頭の中の光明」宮守會?喘oE)とよばれる。このチャクラ

が目ざめた刹那、この部位に光明があらわれて、燦然とかがやくからである、と

いう。(極秘口伝あり)

The miracle of Chagra

“The source of Kundalini Yoga’s extraordinary ability is Chakra.

Kundalini yoga has a history of 3,000 years.

In such an old age, Kundalini Yoga has seven places in the human body.

Discovered a fountain of power, and freely controlled this fountain to generate superhuman abilities

We have created a technology that Then, this “spring where power is sprouting” is called “chakra”

I gave it.

What does chakra mean?

6The Chakras 9 published by Theosophical Society based in the UK, USA and India

The lead beater translates it as Force Centerf. The center of repulsion ”

It is. Then, it explains as follows.

The word “Chakra” is a Sanskrit word that means a circle and, if expressed in literary terms, “rotation of the ring of 〃 法”.

Also, another European yoga leader says that it is “width”.

My idea is closer to this. However, if this is called a ring cap, it would be a mistake. The heel is a strut that protrudes radially from the center of the wheel, that is, it resembles the width, but the width itself is not. It ’s not a ring, it ’s not a ring, it ’s a width. That is, radial waves seem to be most appropriate.

It shows the state of things, not the things themselves, and represents the power. It is a state where a force is generated by a certain stimulus. That state takes the form of radiation like a width.

】 It looks faintly shining with various colors when power is fulfilled. Similar to Holy Light, Ohgami does not emit as many colors as chakra.

Why does the chakra generate special power that can be called superhuman?

For a long time, it was a mysterious mystery, but with the advent of modern physiology, the mystery was solved.

The chakra lifts all coincide with the endocrine glands.

ク Kundalini Yoga proficiency stimulates the place with the power gained through special training and generates ordinary human power. The endocrine glands are the source of that force.

This contrasts with the endocrine glands from modern medicine.

However, this anatomical contrast between chakras and modern medicine was classified by me according to my training experience, and Western yoga leaders (and their strains)

There is a place that is quite different from the method of contrast classification. I believe that this is the correct one based on my training experience, or, as Mr. Reedbeater says, this is the difference in physique and constitution by race and ethnicity.

It may be due to. In that book, he wrote about the size of the chakras, colors,

The position, shape, etc., color, white, oriental, western ethnicity, race

There are things that can be violated, and there are some individual differences in the same ethnic group and race.

It is. I certainly think that is the case.

Chagra functions

The chakra is in the same location as the endocrine glands that secrete hormones.

I mentioned that this is a place where you can express tremendous power.

What kind of power will each chakra exert?

Let’s write down what is said to be a secret of Kundalini Yoga.

1 Mueller Darah Chatara

The endocrine gland, the site of the kidney.

When you awaken this jakukura, your physical strength will increase abnormally, three to five times that of ordinary people

Become energetic. 3 days, 4 days all night is ok. All kinds of illness

It does not accept and becomes a healthy body itself. For those who are sick, the bad part is

It ’s going to happen. Concentrate on this chakra and its energy

When activated, even a dying prisoner will kick up the floor and stand up. For both men and women

Be younger than 10 years old.

Instead, it has strong libido and fertility, so its energy

We also use a method of changing to the energy of intelligence called Ojas.

2. Svadisterner Chakra

This is the part of the adrenal gland that produces the fighting hormone, the hero hormone.

】 When this chakra awakens and Uru-rugi is activated, the spirit is enriched and brave

And will be active in daring action. I am not afraid of anything and everything

But don’t be fooled, you’ll endure any difficulties with fearlessness and immobility. Life and death

Demonstrate the superhuman hand skills that surpassed.

Scared seal / JI 0 leaf |, shouting ↓ 1 66

3. Manipura Chakra (Narby Chakra)

This is in “Yoga Sutra”, a mysterious book of yoga.

You can know the tissues in your body by applying a strain to the umbilical ring.

About this chapter, Dr. Tsuruharu Sabota

(Freedom Section 29)

The umbilical ring is not an actual umbilical hole but is imagined around

This mysterious wheel-shaped part is said to have 16 widths. In one theory

Is the third from the bottom of the six chakras to be discussed in later generation Hatha Yoga.

It is also said to be Niphu Fu Chakra. In any case, the part visible to the naked eye

It is said that it belongs to a ghost body, not a minute. The umbilical ring is gas (life energy

In the center of the body), and when it is constrained, the tissues in the body

It is explained that this is somewhat different.

Dr. is said to be “mysterious to be imagined”, but this part

Is never a fancy place. Demonstrating great power that seems to be mysterious

However, it is clearly confirmed medically.

It is medically the “Solar Plexus” named Sofu Plexus

That is. Also called celiac plexus or visceral artery plexus, superior mesentery exiting from celiac artery

It is a large sympathetic plexus at the origin of the artery (see FIG. 2, page 75). Back of stomach

Because it is on the side, nerves are sent to each organ just like the sun’s rays, so this

A name was given.

That is, the nerves coming from here are the esophagus, stomach, abdominal blood vessels, liver, bile duct, pork,

It is distributed in the adrenal glands and intestines. This plexus is composed of large and small visceral nerves, vagus nerve,

Rinne Yodogawa | Town Question J 68

Twelve thoracic ganglia, first lumbar ganglion, etc. are gathered, most important as internal organs nerves

It is a plexus.

チ ャ Chakras have been considered only as fantasy and mysterious places so far.

I have been. These parts are by no means like that.

Are closely related to endocrine glands, nerve groups, enzymes, and so on.

It is a very important place, and an important place to work.

“ It is possible to know the tissues in the body by applying the system ”

綜 is a special concentration through special training. To know this organization

It ’s not just about knowing the organization,

It means you can. In fact, if you focus on this umbilical ring, this sun god

Internal organs belonging to light transport — from the esophagus to the stomach, liver, organs, kidneys, adrenal glands, intestines

Everything can be controlled as you wish. Of these

Immediately know the state of the organ bamboo and if there is any abnormality,

It will return to normal soon. This kind of strength training is the training of the umbilical ring.

This is the site of the thyroid and salivary glands.

Amplification of sensory organs is made toward higher dimensions.

You will be able to interact with the Holy Spirit and hear the holy things.

Also, I found a mysterious thing that was incomprehensible and incomprehensible to me.

You can assimilate it with your heart and wisdom of wisdom. In other words

Even though the body is fragile, the energy of the heart that the person has left a trace in this space.

So if this chakra is the same as the heart’s vibration, that heart has

Everything that you had, consciousness and intelligence are assimilated with you and become yours

That is.

In other words, it means that the road of traffic with the spirit world (four-dimensional world) is opened.

It is.

6. Arjunya Chiakura

It is a part of the subcerebral divergence body.

Has extremely developed intelligence.

Once you have touched your eyes and once heard, you will never forget the memory

Power.

・ ・ ・ In any complex structure or organization, analyze, infer, understand,

The power of deduction and inductiveness to grasp the quality.

«Super-creative creativity that originates from pure thinking that does not go through indirect thinking called Kotoba.

Ultimately, the four virtues of “Joraku Gajo” in Buddhism will be completed to reach the sensitivity of Buddha.

7. Sakhasla Ratchatara

It is the part of the pineal gland, pineal gland, hypothalamus.

When this is embodied, the Buddha’s awakening is reached. That is the completion of spirituality.

Is this chakra “Miyamei in the head” Miyamori Kaoru? It is called Panty oE). This chakra

A moment when he woke up, the light appeared in this area,

Say. (There is a secret secret story)

 

実践 輪廻転生瞑想法〈3〉あなたも仏陀になれる水晶龍神瞑想法

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それは瞑想からはじまる It begins with meditation

 

 

それは瞑想からはじまる

 わたくしは、前章で紹介した『間脳思考』で、エレクトロニクスと霊性を結

ぶものはなにかと質問されて、それは瞑想からはじまると答えた。

 そのあと、話がだいぶ進んでから、

「それでは、間脳の開発をするのも、瞑想ですか?」

 と聞かれた。わたくしは、

「いいえ」

 とかぶりをふった。

「瞑想じやないのですか?」

「いいえ」

とわたくしは、これにもかぶりをふった。

彼は、けげんそうな表情でわたくしを見つめた。

そこでわたくしは答えた。

 「それは瞑想からはじまるのです」

 なるほど、というように彼はうなずいた。わたくしは説明した。

 それは瞑想からはじまるのだが、瞑想だけではないのだ。霊性の完成は、瞑

想だけでは不可能なのである。心の安定、欲望の調節、本能の抑制、といった程

度のものでは、とうてい到達できない境界である。思念、想念の変化くらいで

は、絶対に行き着くことのできない次元なのだ。

 なぜか?

 霊性完成の到達点は、カルマからの超越である。

 カルマとはなにか? いうならば、地球における引力のようなものである。

地球上に存在するものすべて、地球引力の支配下にある。いかなるものも、引力

から逃れることはできない。いや、地球という存在そのものが、引力によって

成り立っているのである。人間におけるカルマもそのとおりである。人はすべ

て、輪廻のカルマの絶対的な規制を受けている。このカルマから、もろもろの

「因縁」が生じて、人間を繋縛しているのである。いや、カルマと因縁によっ

が、霊性の完成である。いうならば引力からの脱出である。反重力の修行なの

だ。その修行によって自分の存在の次元が変わるのである。

 存在とはなにか? それは究極のところ”波動”である。〃自分”という波動

を変えてしまうのだ。それにより”カルマ”という波動を越えてしまうのである。

 人間という存在の波動を変える原点は、間脳の視床下部にある。ここの波動を

変えることにより、全身の波動が変わり、特殊な精神波動と肉体波動を持つ存在

になる。それは、カルマの規制を受けない、ふつうの人間とはまた異なった、高

度な霊的存在とよぶよりほかない存在となるのである。これが成就すると、特

殊な「霊光」が発生するようになる。この特殊なオーラの発生は、全身の波動が

変化したことを示すのである。オーラについてはまたあとでのべるが、このオー

ラの発光源は間脳なのである。瞑想だけでは、以上のような”次元の変化”は

不可能である。もちろん、心の安定、集中、まったく新しい高い次元へのメディ

テイト等、瞑想はこの修行に絶対必要なものである。しかし、それはひとつの

手段にすぎない。瞑想は、大脳辺繰系と新皮質脳しか動かすことができない。だ

から瞑想だけではだめなのである。間脳をはたらかす瞑想でなければ、オーラは

発生しない。したがって、カルマを越えることはできないのである。

 では、なにが必要なのか?

 特殊なtaPas(練行)である。

 学者はtapasを苦行と訳しているが、わたくしはこれを、練行と訳したい。そ

してこの練行が絶対に必要なのである。

思念による王者の相承

 チベット密教のニンマ派では、古くから解脱の完成に三つの方法があると説

いている。

                 

一、思念による王者の相承  

二、象徴による持明者の相承     

                       ガンダク ニェッ ギ ギ ユー 八

三、耳を通した言葉による人の相承  gang zag snyan gyi brgyud pa

 である。

 霊界の法の世界において、法の完成者タターガタ(如来)が常恒に法を説いて

いる。

 一の「思念による王者の相承」とは、この法身タターガタが、言葉や象徴と

いう原価なしに、直接相手の心に自分の心を伝達するものである。この場合、

心、というのは単なる思念の心ではなく、パワーを主としたものと思うべきで

ある。これによって、相手はたちどころに仏陀として完成するのである。

 これは最高であり、理想的なものであること、もちろんである。「王者の」、と

いう所以である。

 二の「象徴による持明者の相承」とはどういうものかというと、象徴とは、あ

亘目葉、かたち、音、色などに複雑な思想の内容を圧縮して詰め込んだものを

いい、また、持明者(征だF)とは、純粋な心で実相をそのまま見ることがで

きる真如の世界に到達した者たちのことである。この相承(方法)では、真如の

理解を持つ持明者たちは、導師から象徴を示されることで、密教の深奥に到達

する教法を授けられるのである。

 以上のすぐれた方法に対し、ふつうの人間は、霊感はなかなか得がたく、ま

た象徴だけでは深い密教の教法を即座に理解することはできない。そこで、ラ

マが、いろいろな言葉をもちいてくわしく説き明かし、弟子に理解させていく。

いわゆる「口頭伝授」である。これが、三の「耳を通した言葉による人の相

承」である。

 以上の三つの方法を、わたくしは、つぎのように分類する。

一思念による王者の相止間脳系霊的バイブレーシン

ニ、象徴による持明者の相承匹トトド新皮質系=マントラ、タントラ、言葉、

      音楽、象徴

三、耳を通した言葉による人の相承トト大脳辺繰糸=言葉、マントラ、音楽

 これは、チベット密教だけではない。世界中のいかなる宗教でも、究極至上

のものに到達するためには、この三つの方法しかないであろう。

 しかし、究極至上のものに到達するためには、この三つだけでは不十分なの

である。欠けているものがある。なにが欠けているのか? さきにのべた練行

tapasである。

 だが、そういうと、一は最高理想のものなのであるから、他のなにものも必

要ないのではないかといわれるかもしれない。そうではないのである。その最高

理想のものを受けるために、tapasは必要なのである。

練行とはなにか

 では、その練行tapasとはどんなものか?

 それには、ひとっの例として、わたくしの修行体験をお話しするしかないと

思われる。

それを見ていただくことにしよう。

いまから四十年以上前に刊行した『密教・超能力の秘密』からの抜粋である。

求聞持聡明法の秘密

 私は定に入っていた。

 ひたすら、ふかい綜制に入っていた。

 修するは求聞持聡明法。三度目の修法であった。

 最初は真言宗密教の行法に拠った。完全な失敗であった。それは集中力

を高めるという効果はあったが、それ以上のものではなかった。つぶさに

この行法を検討して、私は、しょせん、真言宗密教の求聞持聡明法に、大

脳皮質の構造を一変するごときシステムはないとの結論を得た。すくなく

とも、従来のままの行法に、それだけの力はない。求聞持聡明法を成就し

て、悉地を得たという弘法大師空海は、あとにのこしたこの行法以外に、

必ず、なんらかの秘密技術を体得しているのに相違なかった。彼ののこし

 

 サヘト・マヘトでバスをおりたとき、

「ここはいいな」

 とまず思ったのは、もの乞いや、もの売りのすがたがまったくなかった

ことであった。

 どの仏跡も、もの乞いともの売りが喧噪をきわめ、これがどれだけ聖地

のイメージをそこねていたことか。

 祇園精舎の入り口の前の広場に、二階建て、白塗りの寺院があった。そ

の前に数名の人が群れ、その中心に、六十歳なかばと思われるがっしりと

した体格の一人の憎が立っていた。バスからおりたリンポーチエをみとめ

ると、満面に笑みをたたえ、大きく手をひろげて近づいてきた。二人は手

をにぎり合って、なつかしそうに話しはじめた。

 やがてひき合わされたところによると、リンポーチエの先輩すじにあた

る聖師で、メチワラーサンガラターナというかたであった。

 「スリランカの出身で、非常な学僧です。去年、ここへ寺院を建てたのだ

そうです。わたしもここへ来るまで知りませんでした」

 そう、リンポーチエがいった。

 「仏陀が十八年間説法されたこの精舎のそばで、生涯を終えるのが、わた

くしのかねてからの念願でした」

 サンガラターナ師は、あたりに響きわたるような大きな声で語った。や

やなまりのある英語であった。がっしりとした頑丈そうな体格で、声が大

きいのは健康なのだろう。八十一歳という年齢を聞いてびっくりした。ど

うみても六十歳代としかみえないのである。

 師が先に立って、精舎を案内してくださった。われわれが師をガイドに

得たことはじつにしあわせであった。観光会社がつけてくれたガイドも、

この地のことにはあまり知識がなく、リンポーチエにしても、数年前に一

度しか来たことがなかったのである。他の仏跡地のように、サヘトーマヘ

トには案内人がいないのである。もし、サンガラターナ師がおられなかっ

たら、われわれは、祇園精舎をただあるきまわるだけで、ひとつひとつの

 

 

た求聞持法の行法は、その秘密技術のヒントになるべきもののみをつらね

たに過ぎず、その秘密技術は‘おそらく、自分白身の訓練努力によって

みずからが発見せよとつきはなしているのにちがいなかった。それを発見

するだけの努力をし、発見できるだけの資質のあるもののみがそれをわが

ものとする資格かおるのだ、と、つめたく未来を見すえている不世出の知

性の目を、私は行法次第のなかに感じた。それゆえにこそ、宗教者として

ゆたかな天分を持つ興教大師覚鏝が、七たびこれを修して失敗し、八度目

にしてようやく悉地成就を得たという難解の行法となっているのである。

そうでなければ、覚鏝ほどの才能が、なんで七たびも失敗しようか。

 (中略)

 二度目の修法に、私は、古代ヨーガの技術をとり入れた。ひしひしと感得

するものがあった。五〇日のその行で、求聞持法の成就はみられなかった

が、私の考えのまちがいでなかったことがよくわかった。この方法で、求

聞持法はかならず成就する。つよい確信を得た。この技法を積みかさね、

延長してゆけばよい。これしかない。ぜったいの自信を得た。

 この、私の技法によれば、従来のごとく、山にこもって五〇日ないし

一〇〇日、明星を拝しつづける必要がなかった。常住坐臥、閑寂の部屋な

らば、時、ところをえらばなくてもよいのであった。ただ、最初の三日な

いし七日間、山居して明星とあい対し、これをふかく脳裡にとどめておけ

ばよかった。あとは、三〇日、五〇日、一〇〇日、よしんば1000日か

かろうとも、日常の生活の行忙のうちにトレーニングを積みかさねてゆけ

ばよいのであった。この発見はすばらしいものであった。これでなくて

は、法はついに民衆と無縁のものになってしまう。五〇日、一〇〇日、特

定の山にこもらねば成就しないというのでは、ごくかぎられた人たちのみ

しか参加することはできない。民衆と無縁になってどこに法の存在価値が

あろう。私は、このシステムによって、この法を完成せねばならぬ。法の

ために、民衆のために、どうしてもI。

 そして、三度目の必死の修法に私は入っていた。

 

 それは、ほぼI〇〇日目、私の法のシステムでいって百度目のトレーニ

ングのときであった。真言宗に伝わる求聞持法の九種の印明、それに、古

代ヨーガに伝わる特殊な呼吸法、古代ヨーガの秘法から私か創案した特殊

な手印とポーズ、この三つによるトレーニングで、私のからだと大脳皮質

と脳髄は、微妙な変化をおこしつつあることが感じられていた。チャクラ

の開発も順調にすすんでいた。機が熟しつつあることを、私の六感は感じ

ていた。

 夜明け、

 まどろんだような感じであった。しかし、ねむりではなかった。しびれ

の感覚であった。かるい失心、めまいに似ていた。忘我の一瞬であった。

その刹那、

 「ああツー」

 と私は苦痛の叫びをあげていた。脳髄の一角に電流がながれた感覚が

走った。落雷があったと感じた。目の前を紫電が走った、つぎの瞬間、眼

前でフラッシュをたかれたように、私の視野は真っ暗になった。失明!

という考えが、チラリと脳裡をよこぎった。と、そのときであった。頭の

内奥、深部に、ポッカリとあかりがともったのだ。そして、それは、私の脈

傅とおなじリズムで、しずかに、しずかにまたたきはじめた。ちょうど、

この修法をはじめる数十日まえ、山にこもって見つめたあのときの暁けの

明星のように’-それはつめたく、黄ばんだ白さでまたたいた。

 「そうか!」

 私は力いっぱい膝をたたいた。                 、

「そうか! これが明星だったのか!」

 私は目をみはって叫んだ。私はついに明星の秘密を発見した!

第三の発見---視床下部の秘密

 私は幼少のときから剣道をしこまれた。藩の剣術師範の家柄に生まれ、

若年の折、江戸お玉ヶ池の千葉門で北辰一刀流を学んだという祖父に、は

                                                                              

 

じめて木剣を持たされたのは三歳ごろであったろうか? そのとき私は、

祖父の顔をゆびさして「目ン目がこわい!・」といって泣いたそうである。

そのころ八〇歳を過ぎていた祖父は、ほんとうの好々爺になりきってお

り、私は2  だん、父よりも母よりもなついていたが、そのときばかりは、

木剣のむこうに光った剣士鳥羽源三郎源 靖之(祖父の名)の目に、ひとた

まりもなくちぢみあかってしまったものらしい。めったに泣いたことのな

い私か一時間ちかくも泣いていたという。〃それでもあんたは木剣だけはは

なさなかったよ”と、いまでも老母がはこらしげに語ってくれるのだが

、私は、のち、三段にまで昇り、健康を害してやめたが、剣の天分が

あるといわれ、少年時代、そのころ盛んであった各地の剣道大会に出場し

てかぞえきれぬほどの優勝をしたのは、この祖父の血を受けたものであろ

う。私は剣道が好きであった。防具のはずれの肘を打たれて腕かなえ、思

わず竹刀をとり落としたりするときはつらいとは思ったが、苦にはならな

かった。面金を越えて深くあざやかに面をとられたときは、目からパッと

火が出て、プーンときなくさいにおいを嗅いだ。ほんとうに目から火が出

るのである。けっして形容詞ではないのだ。これは剣道修行の体験者なら

ばみなご存知のはずである。

 その火なのだ。そのときの私の視野をかすめた閃光は。

 しばらくしてわれにかえった私はそれに気がついたのだった。そうだ。

あの火はあのときの火とおなじだ。そして目から火が出ると同時に面金の

なかでかいだあのなつかしいキナくさいにおいもいっしょにかいだような

気がしたのだが-、しかし、”目から火が出る”ほどのこの衝撃は、いっ

たいどうしたということであろうか? 外部から私の頭部を打ったものは

なにひとつない。すると、私の頭の内部でなにごとがおこったというので

あろうか。それともあれはなにかの錯覚であったのか?

 私は、ふたたび一定のポーズをとり、頭をある角度からある角度にしず

かに移しつつ特殊な呼吸法をおこなって、定にはいっていった。と、なん

の予告も感覚もなしに、さっきとおなじ場所に火を感ずるのである。同時

に頭の深部にある音響が聞こえはじめた。私は、またさっきの電撃に似た

痛覚を頭の一角に感じるのかとひそかにおそれつつ、少々、「おっかなびっ

くり」にそれをやったのであったが、今度はぜんぜん痛みもなにも感じな

かった。そうして頭の内奥の上部に”明星”が2  たたびまたたいた。

 まさに、私の脳の内部に一大異変が生じていることにはまちがいは

なかった。しかし、それはどういう異変であろうか?

 それは一種の化学反応によるショックであったのだ。

 脳の深奥、「視床下部」に異変が起きたのである。すべての秘密は、間脳

の内部の視床下部にあった。ここが秘密の原点だったのである。

 私がさきの章で内分泌腺の機構について図までかかげて説明したのは、

これを知ってほしいためであった。専門学者はさぞかし片はらいたく思わ

れるのにちがいなかろう。それを承知でおくめんもなく素人の私かあえて

それをしたのは、この視床下部の秘密を読者に知ってほしいためであった。

 すべての内分泌腺を統御しているのは視床下部である。そしてここが、

ヨーガでいうブラーマーランドラ(梵の座)であり、サハスラーフーチャク

ラなのである。今までのヨーガの指導者のいうように、それは、松果腺、

松果体ではない。視床下部が、サハスラーラーチャクラなのである。もっ

とも、視床下部のすぐそばに松果体があるので、それを見あやまったので

あろう。もっとも、松果体自身もある重要な役わりを受けもつ。けれど

も、サハスラーフーチャクラそのものは松果腺ではなく、視床下部であっ

た。

 視床下部はいまいったように、下垂体系を通じて全内分泌器官を統御す

る。それでは、なにをもって統御するのかというと、もちろんそれは”神

経”である。したがって視床下部には重要な神経がたくさん集まってい

る。私は、古代ヨーガのなかから、この部分を動かすポーズとムドラーを

創案してここにつよい圧力をくわえ、同時に、強烈な思念(念力)を集中し

ていた。百日のあいだ、たえまなく、私はここに、物質的、精神的、両面

にわたるつよい ルギーを集中した。その結果-、ここの神経縁組に

一大異変が生じたのだ。その異変により、神経縁維が異常分泌をおこした

か、それともそこにある分泌液、神経液に変化がおきたのか、そのいずれ

であるかはわからぬが、それらの分泌液が複雑に混合し合って、化学反応

をおこしたのだ。あの火は、その化学反応による衝撃が、視床の神経をは

げしく打って、網膜に閃光を走らせたのだ。その衝撃はここの神経線維に

シナプスをむすび、その火はいつでも私の思うまま私の脳の内奥に明星を

またたかせることとなった。同時に私の脳の構造も一変した。求聞持聡明

法の成就である。求闘持聡明法とは、脳の内部の化学反応による脳組織の

変革であったのだ。         (『密教・超能力の秘密』平河出版社)

 わたくしのいう練行tapasが、どのようなものであるか、だいたいおわかりい

ただけたことと思う。いまから考えると、これは「求聞持聡明法」そのものの成

就ではなかったかもしれない。まったく新しい法の開発ではなかったかと思う。

 そのいずれであるかは別として、霊視・霊聴、ホトケの現形といった霊的な

超常的パワーをわたくしにあたえてくれたことだけはたしかであった。

 そしてまたそれは、それだけのことではなかった。つぎの次元への大きな飛

躍台となるものだったのである。それはおよそ『密教・超能力の秘密』刊行後十

年のちに起きた。

 

 

一九八〇年十一月、わたくしはインド仏跡巡拝の旅に出た。その旅行におい

てそれは起こった。

 一九八一年七月発行の『一丸九九年カルマと霊障からの脱出』単河出版社)よ

りの抜粋である。

 

白銀の輝きにみちたバイブレーション

 

   五目、六日、七日、と旅程は順調にすすんでぃった。

   しかし、日を経るにしたがって、わたくしのこころは沈んでぃった。

   仏跡のひとっひとっみなすばらしいものではあったが、わたくしのここ

  ろひそかに期待していたような感動はあたえてくれなかったのである。ま

ことに不遜ないいかただが、このわたくしがこうしてインドまできたの

だ。なにかあるはずだ、そう気負っていたものが崩れおちていた。

 八日目。

 仏跡巡拝さいごの日であった。

 仏陀終焉の地、クシナガラ。

 仏陀が十八年間説法されたという祇園精舎サヘトーマヘト。

 これでおわりであった。あとの旅程は、デリーから、エローフ、アジャ

ンタの石窟寺院で、仏教にゆかりはあるが、仏跡そのものではない。

 わたくしのこころは、もはや仏跡からはなれていた。だから、その朝、

道路事情が非常にわるいため、クシナガラかサヘトーマヘトか、いずれか

一方にしぼらねばならなくなったと聞かされたとき、わたくしは、どちら

でもよい、と思いながら、なに気なく、

 「サヘト・マヘトにしよう」

 といったのだ。

 それを告げた秘書が、

「やはり、そうですか」

 といったが、わたくしはべつに気にもとめなかった。

 動き出したバスの中で、秘書がこういった。

 「前から、リンポーチエがいっておられたんです。桐山先生には、どこを

おいても、サヘト・マヘトにはかならず行っていただきたい、と。ですか

ら、さっき先生のご決定を聞いて、やはりそうかと思ったんです」

 「  うむ、リンポーチエがそういっていたの?」

 「はい、日本にいるときからそうでした。カトマンズに出迎えられたとき

も、くりかえしていっておられました。さっきも、ぜったいにサヘト・マ

ヘトにするよう、先生に申し上げてくれといっておられました」

 わたくしはうなずいたが、べつにふかくは考えなかった。しかし、その

サヘトーマヘトに、真っ向からわたくしを叩きのめすすさまじい衝撃が待

ちかまえていたのである

 

遺跡について、くわしいことはなにひとつ知ることはできなかったであろ

う。師はわが家の庭のごとく、愛情をこめて、あれこれと指さしながら説

明して行く。

 小高い丘の上に立って、わたくしは師の説明を聞いていた。

 そのとき、突然、それがやってきたのだった。

 師の大きな声が突然すうっと遠のいたかと思うと、右ななめ前方から、

があんと、頭から頬にかけてなぐりつけられたような衝撃を感じたのだ。

 目の中を白い閃光が飛んだ。剣道で力いっぱい面を打たれたとき、目の

中を走るあの閃光に似ていた。わたくしは思わずくらくらとして、額に手

をあてた。一種のバイブレーションであることはわかった。わたくしも密

教の修行者として各地の霊場をあるき、何度か霊的なバイブレーションを

うけている。しかし、こんなすさまじい叩きつけるようなバイブレーショ

ンははじめてであった。しかもまったく無防禦だったので、完全に不意を

つかれたという感じだった。どこでも霊場へ入るときには、それなりの心

がまえをして入る。だからつよいバイブレーションをうけてもうけとめら

れるのだが、ここでは全く無防禦だったので、その衝撃はことにつよかっ

たのだ。数秒つづいたように感じたが、それはほんの一瞬のようであっ

た。師の大きな声がふたたび耳によみがえってきた。

 「待ってください」

 わたくしは手をあげて師を制した。

 「ちょっと待って。わたくしはいま、ものすごいバイブレーションを感じ

たのです。それはものすごいバイブレーションで、そう、あの方向からき

ました。あれはなんですか? あの凹地はI」

 わたくしは、その衝撃がきたと思われる方向をゆびさした。五十メート

ルほど前方に、雑草の生いしげった凹地があった。そこから、それがきた

と思われた。

 「ああ、あれですか」

 と師はうなずいた。

 

 

「あれは、ミラクルの池です」

「ミラクルの池?」

「そう、ミラクルの池。仏陀が奇蹟をおあらわしになった。そこであそこ

を、ミラクルの池とよぶのです」

 「そのミラクルとは、どんなミラクルなのですか?」

 「それは、仏陀が空中を浮揚してこの池の上に立ち、上半身を火に、下半

身を水にかえたのです」

 「ほう、それはどういうことですか?」

 それはですね、と師の説明によると、こうであった。

 スラバスティの大長者スダッタ(須達多)が、仏陀のために大金を投じて

ここに土地を求め、大精舎を建立した。仏陀の名声は四方につたわり、教

えを乞うもの腫を接した。

  この附近には、ジャイナ教その他の外道の寺院がたくさんあった。それ

らの寺院の指導者たちは、仏陀の名声をねたみ、いろいろ、仏陀を中傷、

  批難した。中でもとくに、仏陀を口のうまい山師にすぎないといい2  らし

た。口さきで理論を説くだけで、なに一つ神通力を持っていない、要する

に口舌の徒であるという批難であった。当時のインドの宗教界では、指導

者となるためには、なんらかの神通力を持つことが、必須の条件とされて

いた。ところが、仏陀は、無用に神通力をあらわすことをきらって、この

地に来てから一度もその力を示すことがなかったのである。

 他の教団の指導者たちは、これを、仏陀にその力がないからだと考え、

これを攻撃したわけである。仏陀が大神通力の持ちぬしであることを知っ

ている高弟たちは、一度、ぜひその力を示されるようおねがいしたが、仏

陀は承知されなかった。いよいよ神通力などないと思いあがった他教団の

指導者たちは、白分たちのパトロンである他の長者や勢力者たちを通じ

て、スダッタに、仏陀と神通力の試合を申し入れた。負けたほうがこの地

を去るという条件である。スダッタもついにことわりきれず、仏陀に試合

を懲憑した。あるいは、スダッタも仏陀の神通力を見たかったのかも知れ

 

ない。仏陀もスダッタの立場を考慮され、ついにこれを承諾された。

 その日、他の教団の指導者たちが、これみよがしにさまざまな神通力を

競い合ったさいごに、仏陀がすがたをあらわされた。

 仏陀は三層の高楼の露台にそのおすがたをあらわされたのである。いか

なる神通力をあらわされるのかと群衆が固唾をのんで見守るなか、なんと

仏陀は露台の手すりを無雑作に乗り越えられ、空中に足を踏み出されたの

である。一瞬、手をはなされる。仏陀墜落! とみるまに、仏陀はそのま

まゆっくりと空中を浮揚して、庭園にむらがる大衆の頭上を越え、きよら

かな清水をたたえた庭園の池の上に立たれたのである。微風に小波をたて

る清涼池の水の上に、仏陀はしずかに立っておられるのである。群衆が思

わずわが目をうたがったつぎの瞬間、仏陀の上半身は火炎となって燃えあ

がり、下半身は玉のような水と化したのである。

 目のあたりに見る大神通力に、なみいる他教団の指導者や、土地の勢力

者をはじめ、すべてのひとびとはその場にひれ伏して、頭をあげ得なかっ

た。

 わたくしは、額に手をあてて師の説明を聞いていた。途中からふいに、

やわらかなバイブビションとともに、ひとつの概念-思考の流れがし

ずかにわたくしの脳髄ふかく流れこんでくるのを感じたのである。わたく

しは、自分の思念をまったくとめて、それをすなおにうけいれていた。突

如、さいごに、すさまじい戦慄が走った。全身の血がいっぺんにひいてゆ

くような、名状しがたい恐怖感の襲撃だった。それがおわったとき、師の

説明もおわった。

 「先生、その、上半身が火となって、下半身が水となる、というのは、ど

ういうことでしょうか?」                    ’

 とだれかがわたくしに質問した。

 「ああ、それはね、全身のチャクラが、すさまじいパワーで、エネルギー

を放射したのでしょう。空中浮揚をするために、仏陀は全身のチャクラに

すさまじいエギルギーを集中した。池の上に降り立って、その于不ルギー

 

 

を放射したのでしょう。そのエネルギーの放射が、炎のように見えたのだ

ね。チャクラがエネルギーを放射すると、全身が炎につつまれたように

なって見えます。これは、ヨーガースートラなどにも書いてある。そうい

うとき、しばしば、からだが透明状になることがある。下半身が水になっ

たというのは、仏陀のおすがたがそのとき、透明になったので、池の水が

反映して、水のように見えたのでしょう。このミラクルは、クンダリニー・

ヨーガの最高の技術をみせられたものと、わたくしは考えます。そういえ

ば、わたくしは、以前、仏陀は、クンダリニー・ヨーガの熟達者たった、

と文献を引用して本に書いたことがあります」

 そう、わたくしは説明しながら、はやく、ひとりになって、思考をまと

めたいと思っていた。さきほど流れこんできたあの思念の流れII-あれは

いったいなんであったのか? 必死に、わたくしは、それを散らすまいと

してみつめつづけていた。はやく、ひとつのものにまとめたいと思ってい

た。

 それができたのは、それから数時間後、ラクノウという都市に着いて、

ホテルに入ったときであった。

 わたくしは、あわただしく自分の室に入って、シャワーを浴びると、す

ぐに定にはいった。ミラクルの池でのあの体験を、もう一度再現しようと

思ったのである。

 定にはいると、すぐに手がはげしく動いた。「自動書記だな」と直感し

た。これは、霊的状態になって手が無意識に動き、文字を書くのである。

すぐに、ノートを、と思ったが、あいにく、このホテルは、宿泊するので

はなく、午後九時発の夜行列車に乗るまでの三、四時間を、休息と食事のた

めに入ったので、トランクその他、筆記用具を入れた鞄はすべて、みんな

の荷物といっしょに、下のロビーに預けてしまっていた。手もとには何も

ない。しかし、とりにいっているひまはない。時機を逸したら、もう二度

とこの手の動きはもどって来ないかも知れぬのだ。

 わたくしはあわただしく座を立って、机のひき出しをさがした。あっ

た! さいわい、ホテルのメモ用紙が数枚あった。ボールペンもある。む

しやぶりつくようにペンをにぎると、それは勢いよくメモの上を走った。

 最初、それは、脈絡のない単語や名詞の羅列であった。しかし、それ

は、ミラクルの池のあの思念の流れと一致していた。わたくしは、食事も

とらず、出発までの時間を挙げてこれに傾注した。整理して、さいごに書

きあげたのがつぎの文章であった。

 それは突然ななめ前方からやってきた。

 一瞬、目がくらむほどの衝撃だった。

 そんなことなどぜんぜん予期しておらずまったく無防備だった自分は、

あっというまにその衝撃に叩きのめされてしまったのだ。

 修行、学問、そんなものはなんの役にも立たぬものであることを思い知

らされた。

 こころひそかに誇っていたこれまでの自分の修行も教学も、あっという

まに消しとんでしまった。叩きのめされてしまった。

 これなんだ、これでなくてはならないのだ。これしかないのだ。目もく

らむようなあの白銀の輝きにみちたバイブレーションー

 一〇〇年の修行も万巻の教学も、ただ一瞬のこの霊的バイブレーション

に如かぬことを思い知らされた。

 これがそれだったのだ。これが究極のそれだったのだ。このためにこそ

わたくしはここにやってきたのだ。

 おお、サヘトーマヘト、聖なる地、

 あなたはここに待っていてくださった。

 わたくしがいまあなたから受けたものを、これからわたくしはひとびと

にあたえねばならぬ。

 

 いま、わたくしは聖者であることをつよく自覚する。

 すべてのひとびとがこの聖なるバイブレーションを受けることのできる

聖地を、わたくしはひがしの国につくらねばならぬ。この輝きにみちたサ

ヘトーマヘトの地を、そのまま、日本の国にうつさねばならぬ。それがわ

たくしの使命だったんですね。それをかならずはたすことをわたくしはあ

なたに誓います。

 そうですか。

 もう一度、わたくしはこの地に来なければならないのですね。だが、そ

のときなにが起きるのでしょうか? そのとき起きる或ることを、わたく

しは非常なおそれの感情とともに予感します。

 

 ああ、あの一瞬の霊的バイブレーショック!゛

 一〇〇年の苦行も万巻の書物も、このバイブビ・Iションなくしては、路

傍の石ころにも劣るのだった。このバイブレー’ショッをあたえることので

きる聖者こそ、査]の導師だったのだ。理解できました。

 聖師よ、ありがとう!

                       昭和五十五年十一月八日

                        ラクノウのホテルにて

                            急拠しるす。

書き終えて、わたくしは虚脱状態になった。

                 (『一九九九年カルマと霊障からの脱出』)

 -土のサヘートーマヘートにおける状況は、奇しくも、阿含宗の記録映画

「おお、サヘト・マヘト、聖なる地」に収録されているので、読者はぜひ、機会

をつくってごらんいただきたい。

 ところで、以上の文章をお読みになって、「求聞持法」(としておく)成就のと

きのわたくしの状態と、サヘートーマヘートにおいて霊的バイブレーションを

--

る。前者は内部から、後者は外からのものであったが、衝撃の内容はまさしく

同種のものであったのだ。もっとも、後者は、前とはまったく比較にならぬす

さまじいものであったが.

 賢明な読者はすでにお気づきであったろう。これが、チベット密教のいう

「思念による王者の相承」であることを-。思念による王者の相承とは、じつ

に、霊的バイブレーションによる伝達だったのである。

 わたくしは、これによって、解説に至る四つの階梯のうちの、第三の境地に

達したことを自覚したのであるが、これは、間脳開発の練行tapasを成就してい

なかったら、絶対に得られなかったものである。内なる受容の態勢がととのっ

て初めて、外よりの王者の相承が発せられるのである。

 

It begins with meditation
I connected electronics and spirituality with the “Diencephalon Thinking” introduced in the previous chapter.
When asked what the animal was, he replied that it began with meditation.
After that, after much progress,
“So, is it also a meditation to develop a diencephalon?”
I was asked. I,
“No”
I covered it with a cover.
“Do n’t you meditate?”
“No”
I also covered this.
He stared at me with a grim expression.
So I answered.
”It starts with meditation”
I see, he nodded. I explained.
It starts with meditation, but not just meditation. Completion of spirituality is meditation
It’s impossible by just thinking. Stabilization of mind, adjustment of desire, suppression of instinct, etc.
It is a boundary that can’t be reached at all times. Thoughts, changes in ideas
Is a dimension that can never be reached.
why?
The point of completion of spirituality is transcendence from Karma.
What is karma? In other words, it is like an attraction on the earth.
Everything that exists on the earth is under the control of the earth’s attraction. Anything is attractive
I can’t escape. No, the Earth itself is
It is made up. The same is true for human karma. All people
And under the absolute regulation of reincarnation karma. From this karma,
A “fate” arises and binds humans. No, depending on the relationship between karma and
But the completion of spirituality. In other words, it is an escape from attraction. Anti-gravity training
It is. The dimension of one’s existence changes by the training.
What is existence? It ’s ultimately “wave”. The wave of “I myself”
Will change. As a result, the wave of “karma” is exceeded.
The origin that changes the wave of human existence is in the hypothalamus of the diencephalon. Wave here
By changing, the wave of the whole body changes, and there is a special mental wave and physical wave
become. It is also different from ordinary humans who are not subject to karma regulation.
It will be nothing but a spiritual being. When this is accomplished,
A special “spirit” will be generated. The occurrence of this special aura
It shows that it has changed. I’ll talk about Aura later.
La’s light source is the diencephalon. By meditation alone, the above “dimensional changes”
Impossible. Of course, mind stability, concentration, mediation to a whole new high dimension
Meditation, such as Tate, is absolutely necessary for this practice. But that is one
It is only a means. Meditation can only move the limbic system and the neocortical brain. Is
So meditation alone is no good. Unless it is a meditation that works between the brains,
Does not occur. Therefore, karma cannot be exceeded.
So what do you need?
It is a special taPas.
Scholars translate tapas as penance, but I want to translate this as practice. So
And this practice is absolutely necessary.
The consensus of the king by thought
The Tibetan esoteric Ninma school has said that there are three ways to complete the liberation since ancient times.
It is.
S
1. The consensus of the king by thought
2. Symbolic bearer’s consensus
Gonak Neggi Giyu 8
3. Human zong sang gyi brgyud pa through words heard through the ears
It is.
In the world of law in the spirit world, the perfector of the law, Tatagata (Nyorai) always preached the law
Yes.
‘One of the thoughts of the king ’s companion’
It conveys your mind directly to the other person’s mind without any cost. in this case,
You should think that the mind is not just a mind of thought but a power
is there. As a result, the other party is completed as a Buddha.
This is of course the best and ideal. “The King”
That is why.
2) What is the “sympathy of the bearer with the symbol”?
Compressed and packed contents of complex thoughts into Watameha, form, sound, color, etc.
Good, and the demon (the F) is able to see the reality as it is with a pure heart
Those who have reached the true world. In this agreement (method)
The demonstrators who have an understanding reach the depths of esotericism by showing the symbol from the teacher
You will be given a teaching method.
For the above-mentioned superior methods, it is difficult for ordinary human beings to get inspired.
It is not possible to immediately understand the deep esoteric doctrine with just the symbol. So La
Ma will explain in detail using various words and let the disciples understand.
This is so-called “oral transfer”. This is the third aspect of the human phase
It ’s a
I classify the above three methods as follows.
The spiritual vibrasin of the king’s intermittence by a thought
D, symbolic bearer’s companion Totodo neocortical system = mantra, tantra, language,
Music, symbol
3. Human compliment by words through the ears Toto Cerebral area spinning = words, mantras, music
This is not just Tibetan Buddhism. The ultimate in any religion in the world
There are only these three ways to get to that.
However, these three are not enough to reach the ultimate.
It is. There is something missing. What is missing? Sakini
tapas.
But in that case, one is the best ideal, so everything else is necessary.
It may be said that it is not necessary. That is not the case. Its best
Tapas is necessary to receive the ideal.
What is training?
So what is the training tapas?
As an example, we have to talk about my training experience.
Seem.
Let’s see it.
This is an excerpt from “Secret of Esoteric / Super Power” published more than 40 years ago.
The secret of the solicitation
I was in the middle.
ひ I was in a fussy system.
To repair, use the method of finding a request. It was the third training.
First, it was based on Shingon Buddhism. It was a complete failure. It ’s concentration
Was effective, but not more than that. Crushing
After studying this practice, I was convinced that Shingon Buddhism was a major
We conclude that there is no system that completely changes the structure of the brain cortex. Scoop
However, there is not much power in the conventional manner. Fulfilled the law
Kōbō Daishi Kukai, who had obtained a remote area,
He must have acquired some secret technology. His saw

When I took a bus at Saheto Mahhet,
“This is good”
The first thing I thought was that there was no way of selling or selling things.
Was that.
In every Buddha site, there was a quarrel between merchandise and merchandise.
Was that image of that?
In the square in front of the entrance of Gion Seiya, there was a two-story white-painted temple. So
Several people gathered in front of him, and at the center of it was a 60-year-old man
One hate of the physique was standing. Watch Rimpochie from the bus
Then he smiled with all his face and approached with his hands wide open. The two are hands
I started talking and seemed nostalgic.
According to a meeting with Mr. Rinpotier
It was a saint who was called Mechiwala Sangaratana.
“I ’m from Sri Lanka and I ’m a very priest. I built a temple here last year.
That’s right. I didn’t even know until I came here. ”
That’s right, Rinpochie said.
“Wat is the end of my life near this Seisha where the Buddha was preached for 18 years.
It was a long-cherished desire. ”
Mr. Sangalatana spoke with a loud voice that resonated. And
It was a fluent English. A solid and sturdy physique with a loud voice
I think it’s healthy. I was surprised to hear that he was 81 years old. Do
You can only see it in your sixties.
The teacher took the lead and guided me through the Seisha. We guide the teacher
What I got was really happy. A guide provided by a tourist company,
There is not much knowledge about this place, and even Rimpouche is
I had only come. Like other Buddha sites, Sahe Tomahe
The guide has no guide. If there is no Sangaratana
Then we just go around Gion Seisha,

Only the ones that should be hints of secret technology
It ’s just that secret technology,
He must have been trying to find it. Discover it
Only those who make the effort to discover and have the qualities to discover
The ignorance that is looking for the future
I felt the sexual eye depending on the conduct. Therefore, as a religious person
Kokukyo Daishi Kakujo, who has a rich temperament, failed to fix this seven times and failed eight times.
In the end, it has become a tricky practice of finally achieving a certain fulfillment.
If not, why will the talent as awakening fail seven times?
(Omitted)
In the second training, I adopted ancient yoga techniques. Perseverance and perception
There was something to do. No fulfillment of the Hearing Law was found on that line on the 50th
However, I realized that my idea was not wrong. In this way,
The law of hearing is always fulfilled. I got a good conviction. I piled up this technique,
Just extend it. only this one. I got a lot of confidence.
According to my technique, it ’s 50 days to stay in the mountains as usual.
There was no need to continue to worship Meisei on the first day of the month. Permanent residence, quiet room
If you don’t have time, you don’t have to. Just the first three days
For seven days, stay in the mountains and meet Meisei and keep it in your brain.
It was good. After that, 30 days, 50 days, 100 days, or 1000 days of Yoshiba
Karumo, keep training while you are busy in your daily life.
It was all right. This discovery was wonderful. Not this
The law will eventually become unrelated to the people. 50 days, 100 days, special
If you don’t live in a certain mountain, you can’t fulfill it.
You can only participate. Where the value of the law is unrelated to the people
I will. I have to complete this law with this system. Legal
For the sake of the people, I must.
And I was in the third desperate training.

‘It ’s almost 100 days, my law system is the 100th trainee
It was at the time of Nine kinds of seals of the solicitation method passed down to the Shingon sect,
A special breathing method that was passed down to the Yo-Yo, a special idea that I created from the secret method of ancient Yoga
Training with these three signs and poses, my body and cerebral cortex
It was felt that the brain was undergoing subtle changes. Chakra
The development of was well underway. My six senses feel that the time is ripe
It was.
breaking Dawn,
It was a dull feeling. But it wasn’t a sleep. Numbness
It was a sense of It was similar to a faint heart loss or dizziness. It was a moment of forgetfulness.
That moment,
“Oh two”
And I was crying in pain. A sense of current flowing through one corner of the brain
Ran. I felt there was a lightning strike. The next moment, Shiden ran in front of me
My field of vision became dark, as if I had flashed before. Blindness

 

 

 

 

 

クンダリニー・ヨーガ

◎クンダリニーについて

クンダリニーとは、宇宙エネルギー、根源的生命エネルギーで、目覚めることによって、精神的・霊的進化、解脱をもたらすといわれています。

クンダリニーは、スシュムナー・イダー・ピンガラと呼ばれる3つの気道が、背骨の最下部で合流しているところに「とぐろを巻いた蛇が眠っている」とされるエネルギーで、サーペント・パワー(蛇の力)ともいわれています。

クンダリニーは、はじめは熱として感じられることが多く、蛇にたとえられるとおり、熱感が蛇のように背中を這い昇っていくように感じられます。震動や、風が吹き抜けるように上昇していくように感じる場合もあります。また、内的視覚によって、光として感じる場合もあります。

クンダリニーは、身体中央の気道(ナーディ)であるスシュムナーを上昇していきますが、その過程にチャクラというエネルギー・センターがあり、そのチャクラを貫いて上昇していきます。そして、頭頂のサハスラーラ・チャクラに達することで解脱するといわれています。
この解脱のプロセスについて、クンダリニーを女神とし、頭頂には男神がいると解釈し、その両者の結合、すなわち女性原理と男性原理の結合を、解脱と解釈する思想もあります。

◎チャクラについて

チャクラとはサンスクリット語で「輪」という意味で、ヨーガにおいてはエネルギー・センターのことをいいます。チャクラには、気の通り道が密集しています。クンダリニーが上昇するとき各チャクラを浄化し、活性化して貫いていきます。
主なチャクラには以下の7つがあります。

主な7つのチャクラと、身体の位置関係

1 ムーラダーラ・チャクラ — 尾てい骨
2 スヴァーディシュターナ・チャクラ — 生殖器
3 マニプーラ・チャクラ — へそ
4 アナーハタ・チャクラ — 胸
5 ヴィシュッダ・チャクラ — 喉
6 アージュニャー・チャクラ — 眉間
7 サハスラーラ・チャクラ — 頭頂

①ムーラダーラ・チャクラ

人体の一番下部にあるチャクラで、尾てい骨の位置にある。色は赤。地の元素(筋肉・骨など)と関係がある。また、副腎とつながっていて、副腎はストレス反応に関連したホルモンを分泌する。ストレスによって免疫力が低下した場合は、このチャクラを強化することによって、疲労回復および健康体を得ることができる。
このチャクラの部分が汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、物欲、肉体への執着、怒り・嫌悪が生じるともいわれる。

②スヴァーディシュターナ・チャクラ

位置は性器の付け根あたり。色はオレンジ。水の元素(体液など)と関連している。性ホルモンを分泌する卵巣・精巣とつながっている。情緒・詩情と関係している。また、このチャクラを浄化することによって、禁欲修行をするのに大きな助けとなり、性欲を超えられる。
逆に、このチャクラの部分が汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、性欲、無智(物の考えにくい状態)、恨み(じめっとした憎しみの感情)が生じるともいわれる。

③マニプーラ・チャクラ

位置はほぼヘソのあたり、太陽神経(しんけい)叢(そう)。色は黄色。火元素(体温、食物消化の力)と関係する。自律神経の集まる部分である太陽神経叢を刺激することにより、自律神経が安定し、リラックス効果を得ることができる。また、浄化、強化することにより学問・才能も開花してくる。
このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、食欲、貪り、学問・才能への執着が生じるともいわれる。

④アナーハタ・チャクラ

胸の中央に位置するチャクラ。色は緑色。風元素(気・生命エネルギー)と関係する。肺、呼吸と関連し、胸腺とつながっている。胸腺は免疫系の機能に不可欠な細胞を作り出す。このチャクラを浄化することで、名誉、高貴さが得られるともいわれる。
このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、プライド・卑屈、執着・愛著、が生じるともいわれる。

⑤ヴィシュッダ・チャクラ

位置はのど。色は青色。空元素(身体の中の虚空の部分、ないしは宇宙エネルギー)に関連する。言葉・声・音と関係している。ホルモンでは甲状腺。また、権力・地位と関連している。
このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、妬み・嫉妬心、地位欲・権力欲が生じるともいわれる。

⑥アージュニャー・チャクラ

眉間に位置するチャクラ。色は藍色。脳の下部にある脳下垂体につながっている。脳下垂体は多くの体内ホルモンの活動に指示を与える。このチャクラを開発するとインスピレーションが働くようになる。また、現実世界での成功が得られる。
このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、慢心・自己満足・支配欲・
善悪の(固定)観念、現世願望が生じるとされる。

⑦サハスラーラ・チャクラ

頭頂に位置するチャクラ。色は紫色で解脱の門といわれる。これよりも下位のチャクラが浄化され、このチャクラにエネルギーがスムーズに集中することで、解脱を得ることができるとされる。

こうして、各チャクラが浄化され活性化されると、そのチャクラに対応した能力が開発されるといわれています。逆に汚れると、そのチャクラに対応した煩悩・欲望が生じるのです。また、各チャクラは、

ツボ クンダリニー チャクラ

⑤ヴィシュッダ・チャクラ

位置はのど。色は青色。空元素(身体の中の虚空の部分、ないしは宇宙エネルギー)に関連する。言葉・声・音と関係している。ホルモンでは甲状腺。また、権力・地位と関連している。
このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、妬み・嫉妬心、地位欲・権力欲が生じるともいわれる。

天突のツボは、呼吸器にこもる熱を取って、気管支や肺の環境を整える働きがあります。

 

のどが痛くなりやすい方は、気管支から肺にかけてが少し弱っているか、体質的に弱い場合が多いです。

 

呼吸器の健康を保つには、この「天突」のツボが効果的なので、日常的に刺激してみましょう。

 

「天突」のツボは、呼吸器全般の働きをスムーズにする効果もあり、暖めながら刺激するとさらに効果がアップします。

 

風邪を引いているときは、暖めるといかにも効きそうなですね。
さらにのどが痛くなる、咽頭炎や扁桃体炎になってしまった方も、暖めたながらゆっくり優しく刺激すると、辛い症状が和らぐので実践してみて下さい。

 

是非ツボの位置を覚えて刺激してみましょう。

 

『仏陀(メシア)の法』  瞑想にいい

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著者・桐山靖雄
1991年4月25日発行
定価1,456円(税別)
平河出版社

輪廻転生瞑想法〈1〉―Reincarnation Meditation Method <1>-The Ruyi Hoju Religious Secret Method Reborn as an Ideal Self

説明
内容(「BOOK」データベースより)
これはあなたの幸せな未来の設計図です。来世は現世の結果。この世をよりよく生きれば来世もよりよいものとなる。この本には、自分が理想とする人間に転生する方法「輪廻転生瞑想法」が説かれている。この瞑想法を実践することで、理想的な来世の設計図を自分で描き、それにしたがって思う存分にすばらしい人生を送ることができるようになる、すばらしい法である。わたくしはこの「輪廻転生瞑想法」が、多くの人に生きる希望をあたえるものだと確信している。花を見つめる瞑想から、理想の自分への第一歩を踏み出そう。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
桐山/靖雄
阿含宗管長、中国・国立北京大学名誉教授、中国・国立中山大学名誉教授、中国・国立佛学院(仏教大学)名誉教授、サンフランシスコ大学終身名誉理事、モンゴル国立大学学術名誉教授・名誉哲学博士、モンゴル科学アカデミー名誉哲学博士、タイ王国・国立タマサート大学ジャーナリズム・マスコミュニケーション学名誉博士、ロンドン大学SOAS名誉フェロー、チベット仏教ニンマ派仏教大学名誉学長・客員教授、スリランカ仏教シャム派名誉大僧正、ミャンマー仏教界最高の僧位・法号を授受、中国国際気功研究中心会長(北京)、ダッチ・トゥリートクラブ名誉会員(ニューヨーク)、日本棋院名誉九段、中国棋院名誉副主席(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

ニつの修行からなりたつ輪廻転生瞑想法
この「輪廻転生瞑想法」は二つの修行からなりたってぃる。
その第一は瞑想そのもので、第二の修行は日常の生活のあり方を正しくする
ということである。それぞれについて解説してぃこう。

[一、深層意識をつかう瞑想法]
わたくしが教える瞑想次第に則って、自分が望む来世の境遇・状況を明確に
強く観想していく。
どのような家庭に、どのような人間として、どのような能力・素質を持って
生まれていくかという人生の設計図を創り、それをありありと念じるのである。
人間の意識は表面意識・潜在意識・深層意識の三層に大きく分けることがで
きる。この深層意識の領域に霊魂の宿る揚がある。換言すれば、脳のある部分
に霊魂がおさまっているのである。そして人が臨終を迎えると、霊魂は肉体を
離れて霊的世界へ行き、やがて転生する。
霊魂は魂塊ともいう。魂とは霊魂全体を、院はその核をさす。鶏卵にたとえ
るならば、卵全体が魂になり、黄身が塊にあたる。この院の中に、その人のあ
らゆる記憶が詰まっている。それは現在の人生における経験だけではなく、前
世、前々世、三世前、四世前、五世前……というような、これまでのすべての
過去世における記憶が残されているのである。
いや、人間としての記憶だけではなく、さらには生命の進化の記憶も保存さ
れている。

 

Reincarnation meditation method consisting of two trainings
”This“ Reincarnation Meditation Method ”consists of two practices.
The first is meditation itself, the second is to correct the way of daily life
That’s what it means. Let’s explain each one.

[Meditation method using deep consciousness]
Clarify the circumstances and circumstances of the afterlife that I want in accordance with the meditation that I teach
I think strongly.
What kind of family, what kind of person, what kind of ability and quality
I make a blueprint of my life as if I will be born, and I think it will be.
The human consciousness can be broadly divided into three layers: surface consciousness, subconsciousness, and deep consciousness.
Yes. There is a soul dwelling in this area of ​​deep consciousness. In other words, some part of the brain
The soul is subdued. And when a person comes to an end, the soul
Go away to the spiritual world and eventually reincarnate.
The soul is also called the soul mass. The soul refers to the entire soul and the inn refers to its core. Parable for eggs
The whole egg becomes the soul and the yolk hits the mass. In this house, the person’s
Lots of memories are stuck. It ’s not just about your current life experience,
All the past, such as the world, the pre-morte, the pre-third, the pre-four, the pre-fifth …
The memories of the past world are left behind.
No, not only memories as human beings, but also memories of the evolution of life are preserved
It is.

実践輪廻転生瞑想法(1) 理想の自分に生まれ変わる如意宝珠敬愛秘法

平河出版社2012/09/20 – 65 ページ
本書は、瞑想者が「輪廻転生瞑想法」を、より明確に習得できるように映像化してDVDにおさめたものである。書籍の実践部分をもとに、「瞑想の基礎トレーニング」、瞑想の基本となる「花の瞑想法」、「輪廻転生瞑想」のひとつである「如意宝珠敬愛法」を映像化してある。

ツホ   督脈 大椎(だいつい)  クンダリニー

 

 

督脈 大椎(だいつい)
第七頸椎と第一胸椎の棘突起の間にあります。
首を前に曲げると首と背中の付け根にぴょこんと飛び出る大きな骨があります。
それが第七頸椎の棘突起と呼ばれる骨です。
この大きな骨の下にあるツボが「大椎」です。

大椎は全身の陽気が集中するツボです、風邪のツボでもあり大椎を刺激するのは全身の暖房のスイッチをONにするのと同じです!!
肩こりに効くツボこれは、血行をよくしてくれるツボなので、
全身にもいいとされますが、
首周りのコリを取るにはとても役に立つツボです。

クンダリニーは、脊柱の最下部に、「三巻き半のとぐろを巻いた竜のような形」をして固着し

ている。あるショックでこれが動きはじめると、クンダリニーは脊柱の中心にある「スシューム

ナー管」を通って上昇しはじめる。カラー口絵(脳幹・脊髄系の機能)の図に示すごとく、スシュ

ームナー管は頭頂の″間脳″まで通じている。その間脳めがけてクンダリニーは上昇をはじめる

のである。私はいま、あるショックでクンダリニーが動きはじめると、といったが、思ってもみ

ない偶然のショックでクンダリニーを動かした人を見た実見談が、Readbeater氏とCrater氏に

よって報告されている。二階から足をすべらせて階下に落ち、尾低骨を打って失心した中年の女

性が、そのショックからさめると、突然、超能力を発揮しはじめたという。この女性の場合は霊

感的透視力による予知能力であったということである。もちろん、彼女はそれまでヨーガなど全

く知らず、超能力などに興味のない平凡な家庭婦人だったわけである。あきらかに、尾削骨を打

ったショックによるクンダリニーの発現であろうという。もうひとりは男性で、やはり事 故に

よる尾削骨のショックで人格が一変し、霊能力の発現を見たということである。そういう事故だ

ったら大いに遭ってみたいという人もあるかも知れないが、クンダリニー・ヨーガは、そんな痛

い目や危険な目に遭わずに、クンダリニーを目ざめさせるわけである。

 

輪廻転生瞑想 Reincarnation Meditation



 

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