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梵字 5  Sanskrit character 1  siddhamātṛkā, シッダマートリカー

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梵字を書くときは、まず朴筆を左上から右下に向かって、紙面に45度の角度で点を打ちます。この点を、
ア 命点、略してア点、または命点、あるいは発心点といいます。すべての悉曇文字は、ア宇とその点画が基本となり、そこから変化したものですから、点がなければ悉曇文字ではないということがいえます。ア点は、すべての梵字の起筆点なのです。ア点の打ち方は、字形によって異なります。
の尖針形は、ほんの少しだけ筆を動かす程度で、本書では般若菩薩の種子のみに使います。

 

②横線画

ア点の尖頭が形に顕われた尖頭形、埋もれた埋頭形
があります。
この二つの横線画は、ともに咄の刀先形のア点を打
ち、朴筆を碓さずに斜め上に少し上げ、右へ引きなが
ら少しうねらせたものです。㈲は、ア点の先端があら
われ、つのが出ているような形になり圭すが、剛はア
点をそのままなぞって書きますから、ア点は完全にかくれてしまいます。‥心卯のいずれも、横線
はきれいなうねりを出してください。

 


縦線画は、字形によって次の㈲吊の二つに分けられます。
書き出しは、左へ少し丸みをもたせてから縦線に入ります。縦線は、圭っすぐに適当なところ
までt‥き、終筆は一心のように左へ丸みをもたせて寄せる形と、圧のように丸みをもたせて右下45
度の方向に自然に引いて細く止める形があります。なお、㈲は次の鴬点画へと続けて書きます。

 

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