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シュタイナー

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輪廻転生とカルマ   シュタイナーは晩年になってからようやく、西洋にもふさわしい形で輪廻転生とカルマの現実性を伝えるという彼の二番目に大きな使命に全霊をかけられるようになりました。

 

彼が神智学に取り組んでいた時よりずっと後になってからこの仕事に取り掛かったのは、偶然の事ではありません。シュタイナーの主張は、多くの東洋の教えにわずかな類似性しかみませんし、誤解を招くようなことも望んでいませんでした。しかし、これに関する素晴らしい(そして必要な)序論は、『神秘的科学』の「眠りと死」という章の中に見ることができます 。

陳腐なメタファーかもしれませんが、睡眠が「小さな死」であうのは真実で、私たちは毎晩寝ている間、肉体を離れ精神世界に触れます。

ただ、朝起きたときにはそのような経験を忘れてしまうのです.

これと同じように、私たちは死後、次に生まれ変わるまで精神世界に触れ  、生まれ変わる間際に、忘却の川と呼ばれるレテ川の水を飲んで精神世界でのことを全て忘れてしまうのです。

ウィリアム・ワーズワースが言うように、人間の死と転生は「単なる睡眠と忘却」に過ぎないのです。

誕生の際に新たな生を受けることは、朝、睡眠から目覚めるのと何ら変わらないというわけです。

輪廻転生は意識の進化の道理にかなっており、その逆も然りです。

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