三宝(さんぽう、さんぼう、梵: tri-ratna・ トリラトナ)とは、仏教における「仏法・僧」(ぶっぽうそう)と呼ばれる3つの宝物を指し、仏と、法と、僧(僧伽)のこと。この三宝に帰依し、その上で授戒することで正式に仏教徒とされる。なお、3つという数については、3を聖数とする習俗や信仰とのかかわりも指摘されている。
三宝にも上記の他にもさまざまな理解がある。上座部仏教においては、涅槃を独自に発見した「仏」(釈迦)、その仏の説いた教え「法」、その教えを受けることで四向四果に達した者の集団である「僧伽」、であるとされる。ただし、一般には出家僧の集団がサンガと同一視される。
預流向・預流果・一来向・一来果・不還向・不還果・阿羅漢向・阿羅漢果のこと
四沙門果と煩悩の関係は以下の通り
四沙門果 | 煩悩 |
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預流果 | 三結(有身見・疑・癡)が絶たれている。 |
一来果 | 三毒(貪・瞋)が薄まっている。 |
不還果 | 五下分結(三結+貪・瞋)が絶たれている。 |
阿羅漢果 | 五上分結(色貪・無色貪・慢・掉挙・無明)が絶たれている。 |
四向四果 |