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梵字 聖語としての梵字の歴史

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聖語としての梵字の歴史

まず、梵字、梵語、悉曇、サンスクリット、種子、梵字仏、文字仏など、本書に出てくる梵字
に関する用語を整理しておきましょう。ともすると混乱することかおりますから、正しく理解し
ておくことが大切です。
古代よりインドで使われている言語「サンスクリョト」を「梵語」といいます。この梵語を記
すときに用いる文字が「梵字」です。梵字の書体は時代とともに変化しましたが、ふつう日本で
梵字といえば、その中の一書体である「悉曇梵字」をさします。
さて、前述しました上うに、仏、菩薩、明王、天部などの諸尊を象徴表示する梵字を「種子」

しかし、実際にいつ頃ブラーフミー文字が誕生したかについては定説はありません。ブラーフ
ミ上又字で書かれた現存最古のものは、有名なアショーカ王の詔勅刻文で、時代的には紀元前三
世紀中頃のものといわれています。
アショーカ王(在位紀元前二六八-二三二年)はマウリア朝の第三代目の王で、インド半島の
南部を除くインド全土を統一して大帝国を築きました。王は仏教に深く帰依し、仏教の信仰と保
護を領民に告示するため、石刻の詔勅文を全土に設置しました。詔勅文は石柱や岩石に刻まれ、
梵語(実際は梵語方言のプラークリット語)が使われていますが、なかにはギリシヤ語やアラム
語(当時の西アジア世界における国際語的な言語)などでヽ記されているものも発見されている .

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