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梵字   1-1

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梵字仏

 迷いを断ち、真理を体得する修行の魅力
 モノ偏重の文明が生んださまざ主な社会のひずみのなかで、人間としてのぱんとうの生き方を
求めようとすれば、自己中心的な意識を捨て、森羅万象を支配する大自然の理法への順応を説く
仏教の教えが見直されるのは、ごく自然の’』とと思われます。
 仏教は、大自然の法則をしっかりと見極め、その法則にしたがうヴ]とf」そ、人間のぱんとうの
生き方であると教えています。では、どうしたら、この理法を体得できるのでしょうか。仏教は、
そのための実践的な修行の方法を詳細に説いております。
 わたくしたちの身近なとf』ろで、さまざ主な形でこの修行が行なわれています。たとえば、写
経、写仏、坐禅、瞑想などは、そのなかでも最も一般的なものといえ主しょう。このぱかにも念
仏、唱題、読経、水行、滝行など、実にさまざまな修行があります。
 これらの修行は、もちろん、お釈迦さまがさとられた「真理」に  歩でも近づきたいとの願い
から行なわれてきました。自分を見失いがちな現代人によって、ゞ」の仏教の修行が、すぐれた精
神修養法としても注目され、ひろく一般に普及しているのは、たいへん喜ばしいf]とです。
 脚光をあびる梵字仏書写修行
 ところで、近年、すぐれた実践行の一つとして、脚光を浴びるようになったのが、梵字仏の書
写です。梵字は、世界でもっとも美しい文字といわれ、仏教経典の原典の記述に使用され、その
聖典、聖句を伝えた神聖な文字とされています。その梵字の種子は、一字で諸仏諸尊をあらわす
象徴とされ、その一宇、二子には深い哲学的な意義がこめられているところから、古来、信仰の
対象となってきました。それは種子の中に、仏さまのお姿を示す「形相」、仏さまの「さとり」、
それに「三昧耶」といわれる仏さまの本誓(仏が衆生を救済しようとする誓い)など、一尊のも
つすべてが包蔵されているからなのです。
 つまり、梵字の種子は、無量無辺の功徳が包蔵されている真に霊験あらたかな仏であるという
ヴ]とができます。種子は、ヴ」れを拝するだけでも大きな功徳があるといわれているのは、そのた
めです。わたくしたちは、この神聖な梵字仏を書写するI-―すなわち、その種子によってあらわ
されるご本尊さまを書写造顕するIのですから、さらに大きな功徳が得られるといえましょう。
真の幸福をよびこむ修行
梵字仏書写は、たいへん次元の高い修行法であり、霊格の高い仏さまをおつくりす

ることになります。これから始められる読者のみなさんは、このことをよくご理解いただき、筆
を持つ指先に精神を集中させ、真心を’』めて、一心に書写を繰り返されることが大切です。やが
て、心が統一され、おのずと仏さまと一体の境地にはいることができるでしょう。
 梵字仏の書写造顕は、ときにいっさいの災いを消滅させ、病苦を除き、迷いを断じて、道をひ
らき、わたくしたちをさとりへと導いてくださるといわれています。この浄行によって、あなた
は、心の中の浄菩提心を目ざめさせ、ぼんとうの自分の姿を見つめ、人間としての真の生き方を
見いだすことができるでしょう。
 このことは、梵字の仏さまに手をとっていただき、仏と一体となり、仏のご加護がいただける
ということです。一人でも多くのかたが、この梵字仏書写をお始めになられることをおすすめ致
します。

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