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ちょう円流八法図

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ちょう円流八法図

梵字による基礎練習

と45度に書けていますか(E↓Fの線は、どうしても腕の都合でFのところで45度よりも筆が
立ちやすいですから注意しましょう)。
③C↓Dの線は、へりが直角になっていますか。
④円は、bとdが一番太く、aとcの部分が一番細く(一点で交わる)なっていますか(そのようになっていないと、正しい運筆をしていなかったことになります)。
⑤全体に、かすれやぶれがありませんか。
これらの基本運筆が自由に、ひと息に書けるようになったら、次は、それぞれの交叉部から、いろいろな方向に接続または連続させて書く練習をしましょう。また、その交叉部から逆方向へ筆を入れて接続させる練習もしましょう。これらは、実際に梵字を書くときの大切な基本練習です。
さて、以上で八法図による基本運筆は終わりました。こうした基本運筆を繰り返し繰り返し練習しているうちに朴筆に慣れ、自由自在に運筆できるようになります。
①墨を筆先につけすぎると、線にムラができて、きれいに見えません。うつわのへりで墨を少落とし、さらに試し書きをしてから書くようにしましょう。
②線のかすれをなくすには、筆が途中で浮かないように何度も練習して筆に慣れることです。
書道用の下敷き(フェルト)を用意するか、紙を数枚重ねて下に敷いても効果的です。
③線に、縦じまができることがあります。これは、筆先かぶれるためです。筆を運ぶ方向に少し傾けると、滑らかな線が書けます。円を書くときなどは、どの方向でも滑らかに書けるように、筆を進む方向に少し倒して書くとよいでしょう。何回も練習して自分で力の入れ具合、運筆の速さなど、自分に適した書き方を会得することが大切です。
3、基本点線画の運筆法
朴筆に慣れたところで、実際の梵字を構成する点、線画の基本的な運筆法にはいりましょう。
説明図には筆の運びがわかりやすく目に入るように片方に輪郭線を描いてみました。
太い方の輪郭線は、紙面に対して45度に構えた板状の筆先の上部、すなわち左上の先端にあたりです。
朴書体梵字は、朴筆の幅が梵字の大きさを決めますから、このことを頭に入れて運筆すること
が大切です。輪郭線を正しくたどりながら練習してください。

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