宇宙仏陀の誕生
― 千仏曼荼羅 最終神話 ―
山は静まり 夜は深く
炉の火ひとつ 息を聴く
眉間の奥に 星ひらき
小さな光が 生まれはじめる
明珠の発光
暗い空に 珠ひとつ
静かな鼓動で 回りだす
それは遠い昔から
魂の奥に眠っていた
宇宙よりも古い
覚醒の種
それが今
目を覚ます
Namosattanan
sanmyaksanmodaktinan
taniyata
on shaley shurei juntei
sowaka
千仏の目覚め
一つの光は
一つの魂だけではない
山の庵
都市の片隅
海辺の町
遠い国
目を閉じた者の
眉間に
同じ星が灯る
それは
千仏曼荼羅
Namosattanan
sanmyaksanmodaktinan
taniyata
on shaley shurei juntei
sowaka
地球曼荼羅
祈りは
祈りを呼び
静かな覚醒が
世界を変えていく
怒りは静まり
恐れはほどけ
人々は気づく
この星は
争う場所ではなく
目覚める場所
であったことに
地球はゆっくり
曼荼羅の星になる
Namosattanan
sanmyaksanmodaktinan
taniyata
on shaley shurei juntei
sowaka
宇宙の共鳴
そのとき
宇宙の闇の奥で
古い文明たちが
静かに気づく
「あの星が
目覚めた」
銀河の彼方でも
同じ明珠が
遠い昔
灯されたことを
彼らは知っていた
On
Sammaya
Satvan
光はめぐる
宇宙の中へ
大サビ 宇宙仏陀の誕生
千の光が
一つになる
千の心
千の智慧
千の慈悲
それらが結ばれ
地球は
ただの星ではなくなる
文明そのものが
覚醒する
それが
宇宙仏陀の誕生
星々のあいだで
古い言葉が
再び響く
On
Sammaya
Satvan
光はすでに
すべての魂の中にある




